糸島徒然田舎暮らし- Play Around In The Nature -

福岡の片田舎、海沿いの小さな町での田舎暮らしを徒然に綴る

高速道路無料化の社会実験・・・?

2010年07月02日 | 旅行
今週から始まった高速道路一部路線無料化の社会実験(長いな・・・)の中に、安房峠道路って含まれてたんですね。

つい最近、料金所の自動収受機をETC対応にしたばかりのような気がするのはきのせい?

なんか、コストの問題がとか色々言ってますけど、相変わらず無駄にお金を使ってるもんですなぁ。


この路線は個人的にもよく使うので無料になるのは嬉しいんですが、安房トンネルのように、作るのに滅茶苦茶お金と労力がかかっていて(良く知らない方の為にウィキペディアの説明を)、かつこの区間を通行する事でとんでもなくメリットを受けられる道路っていうのは無料にしなくてもいいんじゃないのでしょうか。
今までの料金だって、冬場に飛騨高山~松本を短時間で抜けられると考えれば安い設定ですし(元々冬場は通行止だったし)、そもそもここを無料化にしたって通る人は限られているんだから余り意味がないかと。

観光で松本方面まで来た人が「お、安房トンネルが無料になったぞ、どうせだから行ってみよう」って思いますか・・・?行くつもりの人は初めからお金取られようが何だろうが行くと思いますよ。松本から高山まで往復3時間。たかだか千数百円安くなったからってそんなに足伸ばさないでしょう。またその逆も然り。


と書いている最中に思いつきましたが、沢渡辺りまで来た人が関東方面に戻る前に平湯温泉まで足を伸ばそうか、って人は増えそうですね。そう考えると確かにメリットを受ける人達もそれなりにいる事になるのかな?って限定的過ぎじゃい!!


けどなぁ、なんだかもの凄い税金の無駄遣いをしてる気がするのは気のせいでしょうか?

そもそも、なんで日本の高速がアホらしい&国民が怒るべきかって言えば、元々将来的には無料になるという話で作り始めているのに現状では半永久的に無料になりそうもない、しかもその料金がバカ高いっていう2点だけなんですけどね。
キチンと初めの約束通りに然るべき時期が来たら無料にすると、そう明確になっていれば誰もその間は料金取られても文句いわないと思うんですが。その分メリットを受けている訳ですし。それでも文句いう人には「じゃあ使うな」の一言で済むんですし。
ちなみに安房峠道路の償還完了予定は2037年です。27年分の通行料を国民全体で負担するということが今週始まった訳ですが、こういうのって意味あるんですかね?
まぁ、どの地方でも同じような道が無料化になっているのでどこに住んでいようがお互い様なんでしょうが、それにしても長期的な視野に立った政策じゃないですよね。

我が家はお出かけ大好きなので高速道路が無料になればそりゃ恩恵を受けまくるんですが、普段使わない人はどうなるんでしょ?
最低でも毎年一回は関東方面まで高速をフルに使って往復するんですが、新潟や群馬、長野まで高速を走って¥2100って適正料金とは感じません。
だって、福岡の都市高乗っても¥600取られるというのに、50倍以上の距離を走って値段は3倍ちょっとって違和感感じますよね。勿論都市高と幹線高速道路では意味合いも違うので一緒くたに考えちゃいけませんが。
幹線高速なら、日本の物価からいくと100km当り¥500~¥1000くらいは取ってもいいと思うんですけど。
あくまでも受益者負担の考えからいけば、おそらくこの程度の料金で最低限の整備等はできるはずなんですし、また高速を使わない人は全く関係なく負担もなくて済むのでいいと思うんですが・・・

海外では高速道路が無料だったり安かったりするじゃないか!!って話もありますけど、それは前提が全然違う訳で、日本はあくまでも償還後は無料にする、という前提で動いているので、そこで海外の話を持ち出すのはそれこそ筋が通っていないし為政者に対して失礼な話で。

個人的には、高速は今程完璧な管理でなくとも良いから安全面重視での整備を進めて通行料金を半額以下(100kmあたり¥1000以内位でしょうか?)におさめ、その代わり高規格の国道を全国に整備した方が色んな面でメリットがあると思います。

まぁ、今回はあくまでも社会実験という事なので色々とデータを取って解析したら、ってあんな路線ばかりじゃまともなデータと言うかそもそも何のデータを取ろうとしているのか良く分からない社会実験ですが、有権者が民主党の昨年大々的に謳ったマニフェストの内容を忘れかけた頃に、受益者負担原則での適正な料金設定をした方がいいんじゃないでしょうか?(笑)

なんて言いつつも、こんな話をしちゃあ田舎のおいちゃんが飲んだくれた時に話す俺が総理だったら、なんていう与太話になっちゃうんですが、有権者が忘れちゃいけないのは、民主党がもともと高速道路の無料化をマニフェストに謳った根本は「償還すべき時期がきているのであればそうすべき。従って無料化にする。その代わり、償還を先延ばしにしている原因である新設予定の高速道路建設計画を中止する」という、非常に筋が通った話だった筈だと思うんですが。

日本の政治家は、目先の話に注意を引いて何故そうし始めたのかという事をしれ~っとすり替え、国民の意識の矛先を変える事を平気でするので、なんだか信用できないというか絶望してしまうというか。




本気でニュージーランドへの移住&永住を実行するぞ・・・日本の政治の情けなさがマジで怖くなってきた・・・




最後に今週の月曜のニュース、というかこのニュースを見てこの記事を書き始めたんですが・・・
件の安房峠道路、無料化になっても一切交通量に変化がなかったらしいです。
うははは、普通の梅雨の平日じゃ当たり前だっつうの!!


国会議員の皆さんは、もうちょっと真面目に色んな事考えて仕事しようね♪


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