劇団どれみ

自称劇作家どれみ、夫はスイス人、NZ在住。3匹の猫の皆さんも作詞家等としてゆるく活躍中。その歌はラジオで流れたことも

解せないジョーク 解せないファッション

2012-05-31 | どれみのひみつ
例えばの話、人目につくところで一生懸命掃除してたりすることがありますよね。
或いは、庭先の手入れであるとか、家の前での洗車であるとか。
それを見た通りすがりの人に「じゃあ、次は私の家に来て(掃除を)やってくれる?」
みたいに言われたら、どう思います?

ニュージーランドで暮らし始めてから、何度となく言われたことのあるこの台詞、
あれはジョークのつもりなんでしょうか?
初めて言われた時は「はぁ?」でしたよ。
内心一生懸命な姿をコバカにされたようでもあり、
リアクションにも困るというか、とにかく笑えない。

ところが不思議なことに、何度も同じようなことを言われる内に
自分でも、他人が一生懸命掃除している姿を見て「じゃあ、次は家の掃除もお願い」
と言いはしなかったけれど、言いたいような気分になってしまったことがありまして
それでも、言われて嫌な気分になった自分の過去を思い出し、言葉飲み込むみたいな。

で、実際、この手のジョークは、常套句のようなものなのかと、
職場のキウィ(NZ人)女子に確認しましたところ「いるいるいる!そういうこと言う人」
の後に「私もそういうこと言われるのは、好きではない」との回答。
ああ、良かった。
今後もポリシーを持って、この手のジョークは、人には言わない方向で行こうと思います。



あとですね、最初に見たのはかれこれ3年以上前なんですけれど、
何故か中国人の女の子が枠だけのメガネをかけて
あとは普通にしてるんですよ。
枠だけ、つまりレンズ無しですよ。
ダテメガネなら、まだ分かりますけれど...
ってか、分かりませんな、ダテだって。
わたくしの高校生時代も、お洒落な友人が視力2.0のくせにダテメガネをかけてたんで
「こっちは遊びでメガネかけてるわけじゃないんだ」と言ってたもんですからな。
頑固じじぃのように。

とにかく、枠だけメガネを見つけた職場の中国人女子達も「笑いを堪えるのに必死だった」と言って
後でお腹を抱えて笑っていたんですよ、当時はね。

それなのに、それなのに...
今や枠だけメガネは、増殖する一方。
なんと職場の中国人女子の中にも、枠だけメガネをかける人物が現れる始末。
思わず「バカじゃん」と言ってしまったんですが、それをキウィの女子に
「どれみ、これはファッションなのよ」と諭される始末。

しかしながら、わたくしの観察したところ、枠だけメガネをかけているのは主に中国人だけ。
もしかしたら、韓国系の方も若干含まれている可能性あり。
日本でも、枠だけメガネは、流行っているのでしょうか?


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慣れとは恐ろしいもので、こう、一日数人単位で枠だけメガネを見るようになると、
不思議なものでそれもありかと感じ始めている今日このごろ。
男性陣のパンツずり下げファッションに次ぐ、絶対後で後悔する流行にも思えなくないわけですが...

初心、忘るべからず。
最初にヤバイと思ったものは、結構平気期間が来ても、やっぱり手は出しますまい。

どれみ、ラジオに出る!最終回

2012-05-19 | どれみのひみつ


で、生まれて初めてのラジオ、そして生まれて初めてのK市を訪れる旅に出ることになったわたくし。
K市へは、横浜から高速バスが出ているとのこと。

高速バスと言えば、きっと長距離バス。長距離バスと言えば、恐らく片道軽く2~3時間の旅、
さらにはバスもきっと一日数往復しか出ていないはず。(ニュージーランド比)
これは、一日がかりの旅になると思い込んでいたんですが、ちょっと調べて度肝を抜かれたというかね、
まず近いんですな。片道1時間弱。これは海の上を渡るという素晴らしい高速道路のお陰。
でもって、バスも週末なのに一時間あたり3本とか?
ヘタしたら家からシティーに行くバスよりよっぽど多いじゃないですか。てか、ええ、多いですよ。
ピーク時以外、一時間2本ですからな、ここからのバスは。
いえね、家はシティー中心まで車で行けば10分足らずの場所なんですよ。
新宿がシティーだとしたら、代々木八幡くらいの所に住んでるわけですよ。
それなのに、一時間2本て...
とにかく、ビバ日本!さすがジャパン、便利なこと、この上なし。

でもって、初めての高速バス!自動券売機でのチケットの買い方が分からず、
目の前で一台乗り損ねたものの、次のバスでなんとか現地到着。
ラジオ・スターさんのこの日の番組は3時間、この間だったら何時に来てくれても
結構ということでしたので、ああ良かった。

ショッピングビル内にあるガラス張りのスタジオも、かなり分かりやすい場所だったので大助かり。
ちょうど曲がかかっているところに到着したらしく、さっそくスタジオ内に招き入れていただくと、
そこには、ラジオ・スターさんの他、ジェームスさんという音楽通のダンディーな男性が一人、
彼も本日のゲストとのこと。

簡単な自己紹介兼打ち合わせ兼雑談の後、曲が終わってラジオ・スターさんとジェームスさんのお話が
始まると、う~ん、さすが!ラジオを聴いてるみたいでした。
でもって、ラジオ・スターさんはラジオでよく聴く交通情報だとか天気予報だとか
本日の占いみたいなこともされるんですな。

いやぁ、緊張した。何に緊張って、ラジオ・スター様(と、ここから突如様付け。後で気付くが直さないことに。
恐らくあまりの尊敬が敬称に現れたものと思われ...)
のあの美しいお声で、まったく途切れることなく
流暢な日本語で目の前で拝聴する交通情報に、手に汗握ったわけですよ。
自分、絶対無理無理無理...みたいな。
いや、だから自分、それやれって言われてないんだし、緊張する必要全然ないんですけれど...
まぁ、わたくしお得意の勝手に脳内シュミレーションですな、あれは。
ああ、本当緊張した。

で、わたくしの出番はですな、ラジオ・スター様と一緒に観て来た映画「愛と誠」に関する話ですとか
ニュージーランドのお土産話。ええ、文字通り、ニュージーランドのお土産品について
必要以上に熱く語ってしまったかもしれません。あれでは、お店の人が宣伝に来たと思われても致し方なし。
思えば遠いツアーガイド時代、ネタが無くなると、お土産品についてあれこれ喋って
お茶を濁すという悪癖のなせる業かと...
でもって、ツアー中、休憩でバスを降りたお客様が一斉に同じモノを買いに行くんで、
休憩所のお店の人に驚かれた経験もありますな。
あなたは一体あの人達に何を話したのかと...




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しかしながら、ああ楽しかった。

ラジオの後は、ラジオ・スター様と音楽通のジェームスさん、そしてラジオ・スター様に偶然「ランチでも」
と連絡を入れて来られたというイタリア語通訳などで世界を飛び回るスーパーレディーTさんを交えてイタリアンのランチ。

一人で3時間は辛いとのことで、毎回色んなゲストをお招きしたいというラジオ・スター様のお話だったのですが、
確かにゲストがいると3時間なんてあっと言う間でしょうな。
まぁ、わたくしが現場に居たのは、恐らく1時間半程度だったんですが、それも、ものの5分くらいに感じましたからな。
3時間なら、まぁ、10分程度で終わることでしょう、気持ち的に。

そんなこんなで、何故かジェームスさんに、今後ラジオをレギュラー出演するよう熱く説得しているわたくし。
自分、関係者じゃないし...


高速バスが走った海の上の道。どれみ脳内にはユーミンの「中央フリーウェイ」がエンドレスでかかっていた。


どれみラジオに出る その2

2012-05-11 | どれみのひみつ
で、今回の休暇なんですが、いきなり休暇の始まる2日前に、
明後日から休暇を取って良いよと言われたわけで、
さらには、2週間でも3週間でもということだったんで、
それじゃあ3週間いただきましょうと言う感じでね、
突然始まった有給休暇だったわけですな。

で、3週間もあるんだから、その気になれば日本にも帰れるじゃんということで、
その気になって内2週間だけ帰ったわけで。

最初の1週間は準備期間とでも言うんですかね。
チケット探したりだとか、国際免許発行してもらいに行ったりだとか、
友人知人に連絡取って、会合の予定を入れて行く、みたいなね。

突然だったにもかかわらず、学生時代の友人ですとか、かつての仕事仲間との集いの場などなど、
何気にイベントが入って行く中、そう言えばブログを通して知り合った「あのお方」にぜひとお会いしたいと、
とあるラジオ・スターに、ラジオ番組収録現場(?)の閲覧希望メッセージを送ったところ
「どうせなら、観るだけじゃなくラジオに出てみたら」みたいなメッセージが返って来て
どれみ出演前から超緊張!(ってしっかり出る気満々だったわけで)

さらには、ラジオ・スターが超幸運で当てたという
平成版「愛と誠」の試写会にも招待してくださいました。

いやぁ、いつもUチューブ観ながら、日本に行ったら、お笑いでもお芝居でも何でも良いから
是非とも「ライブ」的なものを観てみたいと常々願っていたわたくし、
まさにドリカム-夢が現実に!

と申しますのも、試写会の前には、巨匠三池嵩史を始め、名前だけはよく知っていたイケメン俳優妻不木聡、
そして斎藤工という知らない人3人がトークショーをしてくれるとのこと。

そんなこんなで、試写会当日ラジオ・スターと東京ミッドタウンなる場所で待ち合わせをすることになったわたくし。
でも、ミッドタウンて一体...

いえね、オークランドで言うと、クィーン・ストリートという目抜き通りがあって、
その末端の海の近くをダウンタウン、海を背にどんどん歩いていくとミッドタウン、
さらに坂をもっと上がって行くとアップタウンと呼ばれるエリアに出るわけで。

しかしながら、東京の中の東京、そのど真ん中て一体...やっぱり東京駅とか?
でも、東京で下町と呼ばれるあたりは、浅草とか?徒町とか?でもってアップタウンはどこに当たるのか?
ミッドタウンと言うならば、ダウンタウンとアップタウンの中間地点にあるはずだから...
みたいに思って、検索したら六本木にそういう名前のビルができてたんですな。
ああ、良かった。

でもって、B1のインフォメーション前で待ち合わせということだったんですが、現場へ向う途中
「あ、絶対この人」みたいな人と偶然目が合って、どちらからともなく「そうですか?」と
いう感じで声をかけあったところ、なんと、やっぱりそうでした。
いやぁ、ビックリした。
なんか、ビビビと来たというかね。

しかしながら、想像以上にお綺麗な方だったんですが、その声の美しさと言ったらアナタ!
さすがラジオ・スター、永遠にでも聞いていたいような声ですよ。
で、突然のように声を褒めずにいられなかったわたくしなんですが、
褒め始めてから、あ、声を先に褒めると、まるで外見が...みたいに
勘違いされても困るしと、褒め途中で気付いて、しどろもどろになるありさま。

というのも、その方のブログのイメージから勝手に想像していた声が
実はここだけの話「サザエさん」的なものだったわけで。
だってですよ、ブログで読む限りですけれど、ちょっとズッコケ・キャラなわけですよ。
まぁ実はキャラに偽りナシなことは、後々判明していくんですけれど。

そんなこんなで大人だけが入れるという試写会に連れて行っていただいたわけですが、
で、例のお三方が登場するやいなや、斎藤工を妻不木だと思い込んだわたくし。
だって、このお方、かなりカッコ良かったですぞ。
背も高いし、なんだかオーラも一番出てた気が...工、注目株。

しかしながら、トークショーが始まって、誰が誰かわかると、三人三様にチャーミングな男性陣に
いつもながらの生まれいずる悩み勃発。
あの、「東京03」の中で誰が一番好きかとか、「ライセンス」の藤原と井本、
どっちをとって良いか分からない的なね。
って、誰に順位を決めろと言われたわけでもないんですが...
ちなみにこれが「ピース」なら、一も二もなく又吉ファン。
「ラーメンズ」は、やっぱりどちらか、かなりまよう。
「バナナマン」もね。


いやぁ、しかしながら、それぞれにかなり良い男でしたな、あの人達。
でもって、妻不木氏の言うとおり、良い意味でかなり「ふざけた映画」だったわけですけれど。
もちろん、技術的に、全編マジ撮りすることだってできたと思うんですよ。
中盤、かなりマジだったし。
でもですね、あの映画、もし全部マジ撮りしてたら、実際かなり重い作品になっていたはず。
わたくし自身、「愛と誠」は記憶のかなた、全くストーリーなど覚えていない映画だったんですが
途中で鮮明に蘇りましたな。
あの、不良のたまり場みたいな、酒場みたいな、隠微で奇妙な場所に愛がさらわれて来たあのあたりから...
すっごい子供のころ、これテレビで観たことあるかも的な。
でもって、非常に恐い映画という刻印が押された後、記憶から封印されていた映画だったわけで。



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それが今回、昭和歌謡やら踊りやらを盛り込んだ、アクション・コメディー風に仕上がっており、
ミュージカル好き、昭和歌謡好きのわたくしにとっては、正にドツボだったわけで。

泣いたし笑ったし、本当楽しい映画でした。
賛否両論出ること必至でしょうが、「愛と誠」を知る人にも、知らない人にも観ていただきたいと
何故か今回は、映画の宣伝のようなカタチで幕を閉じることに...

しかしながら、どれみ、次回はいよいよラジオに出る予定。


どれみラジオに出る その1

2012-05-04 | どれみのひみつ
例のごとく、非常に久し振りの更新なわけですが、なんとわたくしこの間に
日本に帰っておりました。(二週間だけ)

いやぁ、しかしながら日本は良いですな。
近所の寂れたスーパーマーケットですら、宝の山に見えます。
欲しかったあんな商品がここに!
みたいなタレ流し風の店内放送に、わたくしほど共感している人もいますまい。

そんなわたくしが、日本に帰るとまず食べたくなるのが、明太子!
そしてモンブラン!

ええ、モンブランが日本の伝統的なケーキでないことは、
百も承知ですけれど、こちらで滅多に食べれないのでね。
っていうか、食べたことないのでね。
本当はあるのかもしれないですけど、とにかくわたくしの行動範囲以内では見つけられないわけで。
大昔、自分で作ろうと思って、チェスナッツの缶詰というのを買ってみたら、
なんだか中国野菜かなんかのチェスナッツ?だったらしく、夢破れて山河アリみたいなことはありました。

しかしながら、あれですな。
前回か前々回の帰国くらいから、あれ?とは思っていたんですが、
日本からきちんとしたモンブランが消えつつないですか?
ちなみにわたくし、たぶん3年に一度くらいのペースで帰ってるんですが...

六本木で行った有名パティシエの経営するらしいカフェには、
それはもう宝石のようなステキなケーキがいっぱいだったですけど(写真参照)モンブランは無かったし
横浜の某ファッションビル内にある小洒落たレストランのケーキメニューにも、モンブラン無し。
学生時代の友人達と入った地元のカフェにも、無かったですな。

どこもかしこも、聞いたこともないような、新しいケーキ類はいっぱいなんですけれどね、
やっぱり昔ながらのアレが食べたい!ってあるじゃないですか?
それがわたくしにとってはモンブランだったわけで。

いやね、風?みたいなのは、あるんですよ。
モンブラン風ワッフルとかね。
買って食べたし。
モカ風味のモンブランとかね。
モカ風味も、それは、それで美味しいんでしょうけれど、わたくし的には邪道。

結局最終日に家から車で5分くらいのお店で見つけるんですけれど、
以外に高く、お持ち帰りしかできないお店だったこともあり、
持ち帰るとなると、やっぱり自分の分だけというわけにもいかなくなるので、
残り少なくなった所持金と相談した結果、
結局その隣のスーパーの中で、モンブラン風スイスロール的なモノを買うことに。
ところがこれが、大ヒット。
大変おいしゅうございました。
生地が、ひょっとしてモカ風味だったんですが。うん。


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て、今回は、なんと日本でラジオに出た話を書くつもりが、モンブランで終わってしまいました。
ええ、出たんですよ、ラジオに!

まぁ、長くなるかもしれないので、続きは次回ということで。


(↑見た目がモンブランに少しだけ似ているため六本木で食べてみたケーキ。味は全然違った。名前すら思い出せない)


(妊婦のMちゃんが食べたアルコールの入っていないスイーツ。やはり難しい名前がついていた)