車いすで快適な生活を!

車いすで楽しく快適に過ごしたいという子をもつ母日記

車いすで北陸線特急電車にのること

2006-07-23 08:52:30 | 福祉情報
先日は、飛行機通院だったので
今回は北陸線特急電車通院について・・・

昨年、福井駅が新しくなったので、エレベータがつきました。
一度利用してみたくて、私と母としょうちんと3人で
電車で滋賀の守山の病院まで行きました。

料金は身障者割引を使用するので、前日に切符を購入しておきました。
(当日でもいいんですが、時間が読めないので)
しょうちんは4歳なので無料。
介護者の私が乗車料金は半額、特急料金は通常料金です。
付き合ってくれた母は、通常料金です。
お金もかかるし、座れると思って自由席にしました。

ルートは
「福井」駅から「米原」駅まで 特急「しらさぎ」で
乗り換えて
「米原」駅から「守山」駅まで 在来線です。
http://mydia.jr-odekake.net/search/mydia.cgi

ここで、不便なのは「米原」駅
新幹線も停まるこの駅にはエレベータがありません。
なので、前日の切符購入時に米原駅でのサポートをお願いしておきました。

当日、福井駅の改札にサポートの方が待っていてくれました。
エレベータで乗車口まで案内してくれます。
自由席なので、場所とり?のため並ぶ必要があります。
一応並んだんだけど、「しらさぎ」の乗り口は、2段上がる必要が
あるので、サポートの駅員さんがスロープをとりつけます。
並んでいても、スロープとりつけるのが最後にだったので
並んでいた意味がなくなってしまいました。

最後にしないと、スムーズに乗客を乗せれないという気持ちは分かる…
でも、並んでいるのを知っているんだから、
「最後になります・・」とか教えてくれるとよかったなぁ。
今後は「指定席」購入するべき…なんだなぁと勉強になりました。

もちろん、みんな一緒に座れる席は空いていなかったので、
母には、どこか座ってくるように言って
しょうちんとデッキにいました。

病院でもリハビリで体力使うので、座りたかったのですが
座席車両の通路には、ところどころ荷物が置かれていて
しょうちんの車いすで通るのは、荷物をどかしてもらったり
飛び出ている足や手をどかしてもらったりしないと通れないのです。
あまり、快く荷物をどかしてくれる人はいません。
露骨に嫌な顔される方…多かった。
たとえ、座れたとしても、車椅子は通路にも置けないから
デッキの部分に置き去りにする必要があります。

正直びっくりしました。
北陸線特急電車は、車いすでは「乗りにくい」
ただ、よく見ると「車椅子席」みたいなエリアを発見。
そこには荷物があったし、そこまで行くのに
嫌な思いもしたくなくなり、デッキで外を見ることにしました。
しょうちんは、お外をみて、トンネル通って、駅に停まって
嬉しくて大興奮してました。

ここでも、「車いす席」を予約することを勉強
でも、料金はますます高くつくのだろうな。

そして、問題の「米原」駅。
降り口には、連絡を受けたサポートの方が待っていました。
でも、スロープなんて持っていません。
どうするのかというと、私と抱えるというのです。
結構深くて狭い階段2段。力が必要です。
お年の方や、妊婦だったら厳しい環境では??

その後、乗り換えです。
新幹線だったら、車いすを抱えるそうです。
在来線だったら、すっごく遠回りして、ホームを降り
線路を渡り、目的のホームまで行けるようになっています。
ただ、遊歩道なみに遠いです。
途中で、間にある線路を3つほど渡るので
必ず、サポートの方が車いすを押す決まりになっているようです。
時間は10分~15分かかったと思います。
なので、乗り換え時間30分ないと引き受けられないそうです。
また、雨の日は厳しいです。ずぶぬれですね。

次は、在来線。
電車到着してびっくり。
ホームとの段差がほとんどないので、少ない力でも乗り込めます。
さすが、都会の電車は違う…。そういえば、山手線もこんなに
苦労しなかった。
混んでいないので座ることができました。
問題は車いす。
置くところはないので、たたんで私の足元に。

無事「守山」駅に到着。
降りるときは、サポートの方がスロープをもって現れましたが
他のお客さんが、さりげなくサポートしてくれて
降ろしてくれました。
こんな素敵な方もいるんですね。

その後は、タクシーで病院まで。
手帳利用して1割引です。

帰りは、学習して
米原駅で「車いす席」「指定席」を購入しようとしたけど
満席でした。
仕方ないので、一番前に並んでおき、
最初に乗せてくれるようお願いしました。
もちろん、座れました。

北陸線特急電車は、「指定席」で車いすも置けるような
席を確保しておくと、もう少し楽しい電車になるだろうな。
でも、雨の日は厳しいし、電車での乗り換えは
少々高くなっても「雷鳥」電車で「京都」駅乗り換えのほうがいいかも。
車いす利用の電車アドバイスあったらどなたか教えてね。

北陸への車いす利用の旅は、飛行機がおすすめかな。
JRのサポートの方もイヤイヤだったのも感じてしまいました。
車いす利用者少ないのかな?

やっぱり田舎は車が便利。
でも、しょうちんは電車で行きたいそうです。
次回のいい勉強になりました。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 育児…反省。。 | トップ | 障害者スポーツ普及体験教室... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (akiyo)
2006-07-23 18:32:00
うーん、日本は設備が遅れてるっていくけど

本当にそうだよね。

きっと人の意識も障害者先進国に比べたら

だいぶ遅れてるんだろうね。

自分も含めて常に心に余裕があって、

どういう形であれ手を必要としてる人らに

自然に手を貸してあげれたらいいなーと思いマス。

そういう教育をせめて小学校くらいから導入されるといいなと思う。

北欧とか教育が進んでるっていうもんね。

行って実際目で見てみたいね。
返信する
そうなの (みほ)
2006-07-24 19:35:59
設備ももちろんだけど、人の意識がすごく遅れてると

思うの。

福祉先進国って、バスに乗るときに、ベビーカーの人を近くにいる人が手伝わなかったら、

バスの運転手に怒られている姿を見たっていうことを聞いたことあるよ。設備以上に人の意識なんだよね。

それくらい、周りの人がサポートしてくれると有難いんだけど、難しいよね。



でもね、私もしょうちんにあえなかったら、どうやってサポートしたらいいかとか、

どう声をかけたらいいかなんて分からなかったはず。

接したことがないから、接し方分からないという日本の現状なんだろうなー。

同じように小学校から、当然そういうお友達がいて

やさしい気持ちの教育…理想だけど。



昨年、しょうちんがバギー乗っているとき、

どうしても階段のある電車から下りれなくて困ったいるとき、

手伝ってくれた人は、外国人のおじさん(ヨーロッパ系?)でした。

それまで、何人の人が通り過ぎたことか。

そのおじさんは、当たり前ーーーのようにサポートしてくれたの。

これぞ真の紳士!なんて思っちゃいました。



やっぱり、akiyoは優しいね。

いろいろな外国を見ていると、

いろいろな感性が身についているんだろうなぁ。

いつも優しいコメントありがとう。

一緒に北欧行けたらいいねー。
返信する
疲れるよね(涙) (kun)
2006-07-24 21:18:33
電車ね、ほんと田舎に行けば行くほど不便になると思います。

設備もだけど、サポ-トの仕方を知らないよね。想像だけど、人口の多い地域に行けば行くほど、設備が整っているから車椅子の人の利用も多い、利用が多いからサポ-トも慣れてくるし、お互い意見を言い合ってよりよいサポ-トができるようになってくるんだと思います。利用の少ないところへ行けば行くほど、人の意識も低下していって、迷惑そうにされることが多いような気がします。

私は、どんどん公共の乗り物を利用します。おばちゃんだから平気(笑)ちゃんとサポ-トしてくれないと苦情も言います。平気(爆)利用する人に言われてはじめて気づくことってあると思うので、次来たときにちゃんとしてもらえるように、びしびし言います。でも、お礼もいっぱい言いますよ。

明日香が車運転できるようになるかどうかわからないから、公共の乗り物には、どんどん乗せて乗り方やマナ-も教えたいし、明日香が一人で乗るようになるときのために、しっかりサポ-トしてもらえるように今から社員教育(笑)しちゃってます。

福祉をより良くしていくためには、そこに住む人が厳しい目で見て、きちんと物を言うことが大事だそうです。不満なのに我慢したりしないで、どこがいけないか、どういう風にして欲しいか、口に出して要求していかないとかわらないんだって。日本人って言わないもんね。

小さな事だけど、これは勇気があれば実践できると思って頑張っています。
返信する
同感です (みほ)
2006-07-25 21:16:47
本当に同感です。

そこに住んでいる人が、きちんと言うことが大切ですよね。でも、なかなか言えない。私も典型的です。

違う方法を探してしまうこと多いです。

それでは、福祉は良くならないですよね。

私もkunさん見習って、きちんと言う時は言う。

お礼もきちんと言うを実行していきたいと思いますっ!

(がんばるぞぉーっ!)

それが、しょうちんが自立するための一つでもありますよね・・・。



そして、私も都会へいくほど、設備もサポートも進んでいると実感します。

地元で、サポートの言葉かけられたことは一度もありません。やはり都会で・・・です。

切ない現実です。



こーーんな福井でも福祉の点数は高いらしいです。

高齢者施設が充実しているらしいのです。

いろいろなこと伝えていけたらいいなー。
返信する

コメントを投稿

福祉情報」カテゴリの最新記事