【折々の花だより】

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ハリストス正教会

2016-12-20 | デジカメ紀行
京都ハリストス正教会


京都府での正教伝道は、明治13(1880)年。
京都市内では、明治22(1889)年に市の中心部「押小路通高倉西入る」に講義所を設立、伝道活動が開始されました。
明治34年12月には現在の聖堂、生神女福音(しょうしんじょふくいん=受胎告知)聖堂が完成、明治36(1903)年5月ニコライ主教の司祷により成聖された。
京都府庁旧本館を手がけた松室重光の設計で、東方正教会の流れをくむ日本ハリストス正教会の本格的な大聖堂としては、現存する最古のもので、京都市指定文化財になっています。

木造銅板葺
平面十字型、船型
ロシア・ビザンチン様式(八角塔とドーム屋根が特徴)

建築面積 217,78㎡
奥行 27,21m
鐘楼尖塔 22,3m

京都聖堂は帝政ロシア時代後期の、聖器物、燭台、シャンデリア、聖像(イコン)などを安置。日露戦争時のロシア兵捕虜が寄贈した奇蹟者聖ニコライの聖像(1905年)、明治期の聖像画家、イリナ山下りんの「至聖生神女之福音」聖像などが彩り、大扉の金具や鍵、ガラス窓のほとんどが、
1世紀余り昔の明治期の職人の手仕事だそうです。




玄関


斜めからみてみると

左手前方、啓蒙所。右手奥、聖所。

  
それぞれの尖塔です。



南側から


北側から



正面鐘塔



(パンフレットより)



内部は、聖人や最後の晩餐(ばんさん)などの出来事を描いた聖像(イコン)30枚を壁のように飾った聖障(イコノスタス)があります。
20世紀初頭にモスクワで制作され、移送されたようです。当時のものは、ロシアでは1917年の革命で多くが失われたとか。

聖障(イコノスタス)




(パンフレットより)


教会を出て近所の散策をしてみると・・・。

バナナ発見!




カフェのようでした。

10月30日、京都非公開文化財特別公開で訪れました。


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