タイトルはないけど・・・

2023-07-09 22:32:33 | Weblog
実は今日私は韓国語能力試験というTOPIKという試験を受けてきた。
まさか、日本滞在が30年以上過ぎた今頃、こんなことをやるとは思いもしなかった。
40歳を超えたあたりから、非雇用立場である自分の状況を考えたときに、これから先の不安定な未来が見えた気がしはじめて、同居人といろいろと話した結果、取れそうな資格はとってみようってことになったのだ。私たちのこのメンタル弱さと内弁慶の性質は社畜生活を維持するには厳しいだろうという見込みだった。
このとれる資格をとったところで、すぐに何かを始めるとは決めていないが、50代までは確実な実力証明書を確保して、社畜以外の逃げ道をつくっておいておきましょうの準備だったのだ。

もっと本当の事をここに並べると去年の11月あたりはハングル検定能力試験というものを受けていた・・・
目標は2級をとることだったが、年数が経ちすぎた母国語の能力は目標を下回って準2級を取ることで、終わってしまった・・・(見苦しい言い訳をさせてもらえばあと3点で2級にたどり着けたはずだった・・・)
去年達成できなかった目標を見直して、ハングル検定の2級レベルが韓国語能力試験というTOPIKの6級に該当することを知り、TOPIKの最高級の6級に今年再チャレンジしてみたわけだ。そして、それが今日だった。
正直な感想としては、6級を取れるのは私の今の能力じゃ低い。でも、世の中でいう「もしかしてもしかしたら」というのがあれば、ゼロじゃないはずの期待が捨てられない。
運も実力のうちと言われてるんだし・・・
ま、結果は約1か月後の発表らしいので、私の勝手な期待と願望の話はここまでとして。

今更、参考書を抱えて勉強するということは本当に面倒くさいことだった。
日中は仕事していて、それ以外の時間を参考書と睨めっこするということは40代のこっちとしては、気が乗らないうえ、眼精疲労が増す日常だった。
参考書を手に入れ、勉強をちゃんと意識しだしたのは2か月くらい前であって、5月くらいまでは今年中に受けるのかなっていう意識だった。
横で私のだらしなさに痺れを切らした同居人が試験の申込を半分脅迫で私にさせ、勉強の資料を準備し私のケツをたたき出したのだ。
私としてはそのスパルタぷりは昔一緒に暮らした教育ママの叔母さんを思い出すくらいだった。
試験まで残り1か月を迎えるときは同居人は言い放った。
「お前は言われないと絶対やらないし、言われてもやらない。!本当タチが悪い!今回6級取れなかったら、参考書代!勉強用の電気スタンド代!ノートPC代!全て請求するからな!払えよ!」
ええええええええなんで?! 私から頼んでもないのに勝手にいろいろ親切に準備してくれてると思ったのになんてことだって思った。あんたはやくざかよ。
言ってることは間違ってないけど、なんか違う気がするぞ!
ただ、わかるのはシンプルに私が6級を取れば、すべてハッピーエンドであることだけが明確だった。
よしっ!やるぞ!と気合を入れてみたものの、集中してできる日もあれば、全然身に入らない日もあり、同居人は手を抜く私の様子を見逃さず、嫌味をいうことを欠かさなかった。
「お前は本当、努力をしないな!」
その同居人の嫌味に逆切れしてみたり、従って勉強をしてみたりと・・・
結局、同居人の止まらない嫌味にも私の怠け癖は治ることなく、時々手を抜き、思い出しては勉強をしてみたりして今日を迎えたわけだったのだ。
ここで文章で書くとこんな感じだが、個人的には毎日が抑圧されている感じで窮屈だった。窮屈感を感じていた分だけ試験を終えた今日は手ごたえ感の云々は置いといてひたすら自由だった。この開放感たまんないなぁ~!がすごい。

そんなわけで、試験を終えた私は久しぶりに尋常じゃない開放感を勝手に感じながら、同居人とお疲れ様会を兼ねて、新宿のお店に飲みに出かけた。
試験の結果発表後はある意味怖いけど、今日しか感じられないこの開放感をどうしても知らせたくて、すごく久しぶりにブログを書いてみた。笑

どこをみても試験を受ける教室には私より若い人たちが席に座っていて、その様子に今更この年齢でその人たちに紛れて試験を受けている自分が少し恥ずかしい気はしたが、普段経験出来ない試験会場の雰囲気にワクワクしていた。
慣れない環境での刺激って、疲れるだけだと思ったけど、案外そうでもない。

一か月後、私はどんな結果を受けてどう思ってどう行動するんだろう。
少し、先の楽しみができた。

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