シンガポールチキンライスという料理の存在を、タブレットを見ていて偶然知った。
家内は、猫のヘルパーとして娘のところだ。
昼は自分でどうにかせねばならぬ。
レシピを見ても簡単そうだし、美味しそうだし、なにより、乏しくなった冷蔵庫の中の材料で事足りるようだし。
早速作ってみる事にした。
炊飯器で作れるらしい。
要するに、エスニック風鶏ご飯だ。
米を研いで、30分ほど笊に上げておく。
ナンプラーを入れるとレシピにはあるが、
そうだ!
我が家には、使い道に困っている『よしる』と『いしる』という、立派な魚醤があるじゃないか。
お前ら、久々の出番だぞ。
トポトポ
塩コショウで下味をつけた主役のもも肉を投入。
そんじゃ、行ってらっしゃい!
炊飯器、ON
ほどなく、旨そうな匂いが、台所から漂ってきた。
ピロロン
炊飯器が炊き上がりを告げるチャイムを鳴らす。
お帰りなさい。
ちょっと見ぬ間に、ご立派になられて。
う~ん。
この匂い、堪んないぜ。
アチチチと喚きながら炊飯器から取り出し、鶏肉をカット。
ご飯を混ぜ合わせる。
ウフフ
おこげが良さげでねーかい?
冷蔵庫に残っていたハムと、あり合せの野菜とともに、カットした鶏肉を添える。
薬味はパクチーと行きたいところだが、無いものはしょうがない。
たっぷりの小ネギを散らす。
これはとりあえず、エスニックである。
レシピにはなかったが、辛みは絶対に必要だ。
柚子胡椒とタバスコの合体ソースをたっぷりと。
角度を変えてもう一枚。
ではでは。
お肉様から・・
はむ
旨い!!
炊飯器で炊いた肉だ。
ぱさぱさかと思いきや、柔らかく、尚且つジューシー。
柚子胡椒とタバスコがいい仕事をしている。相性バッチリである。
もっとかけてもいいぐらいだ。
気になるライスをフォークに乗せた。
モグ
うめえー!
塩加減もバッチリだし、鶏の旨味だらけと言っていいぜ。
よくやった、鶏ご飯、じゃなかった、シンガポールチキンライス。
シンガポール万歳!