禁煙中だ。
4か月とちょっとになる。
別に健康の為ではない。
過日、
家内から禁煙も出来ない根性ナシとなじられた。
わざと私を怒らせて『なにお!そんならやっちゃる!!』と言わしめたいのだろうが、
ヤツの魂胆などお見通しだ。そんな単純な手に引っかかるような私ではない。
言っておくが、過去に4年ほどタバコをやめていた経験はあるのだ。
その時の言い訳を少し書く。
ほぼ同時期に禁煙に取り組んだ知人がいた。
そいつは、1か月もすれば傍でタバコを吸われると、露骨に嫌な顔をしていたものだ。
一方、私はと言うと、
タバコを吸ってる人間がいれば傍に寄って行き、深呼吸などをして、露骨に嫌な顔をされた。
4年間、ずっとこの気分は続いた。
普通はその知人のようにタバコに対する嫌悪感が出てきてもよさそうなもんだが、そうはならなかった。
『俺は心底タバコが好きなのだ!あの香り、煙が喉を通っていく素敵な感触。嫌いになれん。』
と言う結論に4年かけて達し、キッパリと再開した。
以後、禁煙のきの字も言わず誰が何と言っても吸い続けた。
悟ってしまったのだからしかたがない。
それに、喫煙者に対する遠慮会釈ないバッシングへの反発も大きく、余計にむきになって吸った。
「ちゅーことだ。俺は他人とは違うったい。一生かけても嫌いになれん。ニコチンが抜けても、素敵すぎるタバコの記憶が消えん。」
で、うっかり
「ニコチン抜くぐらいなら簡単たい。チョチョイのチョイたい!俺は、そっから先が・・・」
と口走ってしまった。
「ほー、ならチョチョイのチョイって、やってみればいいじゃん。そんで、失敗してみたら。」
売り言葉に買い言葉である。
あれほど気を付けていたのに、まんまと家内の手に乗ってしまった。
わかった!チョチョイのチョイとやっちゃる。
と、威勢よく啖呵を切った。
威勢が良かった割には、自信はまったくない私は、翌日禁煙外来の門をくぐった。
薬に頼った事が功を奏したか、
かろうじて低空飛行ながらも、今日まで続いている。
ただ、
もし明日、私の手にタバコが握られることがあっても、私が特別な体質である事を考慮してもらいたい。
先に言っておく。
4ヶ月経っても、
未だに、
タバコが好きだあ!!
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