囲碁をやってて、負けて悔しいのは「半目負け」。
対局してて「勝ったぞ」と思ってたのに半目負けだと、悔しいってありゃしない。
第26期天元戦で、柳時熏(りゅう しくん)が小林光一天元を3-0で破り天元位奪取した時、3局すべて半目勝ちしている。
半目勝負に強いのが、藤沢里菜。
半目勝負では12連勝している。
里菜「読み切っての半目勝ちは、スリル満点で快感です」
プロのタイトル戦で、アゲハマを交換するということがあった。
19×19路盤で盤面が石で埋め尽くされ、碁笥の石がなくなり、お互いの上げ石を交換するのだ。
いわゆる捕虜交換みたいもの。
終わって数えてみると、半目勝負に。
対局者はお互いに目算しているので、自分が勝ったか負けたかは読んでいる。
ところが、数えてみると思いと違う結果に。
張栩「えっ、アゲハマの交換で石をどこかに落としたかな?」
Tommy「俺のレベルだと、こんなことは よくあるんだ。 あっ、ここに石があった。だから、俺の半目勝ちだ」