東京は夕方から雷と激しい雨。東京南部では1時間に90ミリという記録的な雨だったところとかひょうが降ったところもあるらしいですね。最近へんなお天気~。
雷=稲妻に関するちょっとためになって笑える下らない話。
あのね、「稲妻」って「いねのつま」って書くのに、パソコンで「いなづま」って入力しても変換ができず、「いなずま」だと一発で変換ができるんです。不思議だと思いませんか?そもそも「稲の妻」ってなに?単なる当て字?
実は漢字が当て字なのではなく、稲妻の語源はやはり「稲の妻」だとわかりました。6年前、それを教えてくれた人がいます。
その頃私は、社内のいくつかのシステム開発に関わっていました。一緒に仕事をしていたシステムエンジニア(SE)、プログラマーの方々は社外のシステム会社の方々。それがまた、揃いも揃ってみなウィット溢れる人達でしたので、残業が続く厳しい環境でありながら、結構楽しく仕事をしてました。
ある時、「稲妻」の漢字変換の不思議について私が話をしたところ、SEの一人から、さっそく翌日「昨日の件の報告書」がメールで届きました。彼はSEかつプロボクサー。性格はおだやかでいつもニコニコ、何か言えばひとひねりしてパンチを返して笑わせてくれる、面白い人でした。世の中、いろんな人がいるもんだ
その「報告書」が退職する時パソコンからでてきましたのでそのままご紹介します。これを読むと可笑しいやらなつかしいやらで、当時のことを思い出します。この人、今頃どうしてるのかなあー。まだボクシング続けているのかな。
_________________
【報告書】
<其の壱 ”妻の事なら妻に聞け”>
というわけで、現在私の左斜め後ろの席で作業しております”人妻”に意見を聞いてみる事にしました。(自分の妻では、冷え切った関係上、答えが帰ってこない恐れがある為、他人の人妻にしてみました)
↓
その結果、「当て字じゃないの?」という答えがまさに”稲妻”のような電光石火の速さで帰ってまいりました。というよりも、ほとんど相手にされていなかったようです。
”人妻”恐るべし。
<其の弐 ”金田一親子”>
そこで、私の所有する最も古い国語辞書(金田一京助/金田一春彦 編集)を紐解く事にいたしました。
↓
いなずま【稲妻】 -ヅマ
(名)雲と雲、雲と地上(にあるもの)との間に電気が流れたときに、すじのように見える強い光。 「-が走る」
もう一歩というところですね。しかし、”イナヅマ”とも書くことがわかりました。
”金田一親子”はツメが甘い。
<其の参 goo大辞林>
最後の頼みでインターネットの辞書で引いてみる事にしました。
↓
いなずま ―づま 【稲妻・電】
〔「いなづま」とも書く〕
(1)〔「稲の夫(つま)」の意。古代、稲は稲妻をうけて結実すると信じられたことから〕雷雲の間、あるいは雷雲と地面との間に起こる放電現象によりひらめく火花。稲光。稲魂(いなたま)。稲交接(いなつるび)。[季]秋。《―やきのふは東けふは西/其角》
(2)動きの素早いたとえ。「―のように名案がひらめく」
ということで、漢字が当て字だったのではなく、仮名のほうがもともとは”イナヅマ”だったと考えたほうがよいでしょう。
<其の他 稲妻の使用者>
木村 健吾 (きむら けんご)
その昔、新日本プロレスであまり活躍しなかったプロレスラー。必殺技は”稲妻レッグラリアット”。この技をだす時には必ず「稲妻!!」と叫んでいた。きっと彼は「イナズマ!!」ではなく、「イナヅマ!!」と叫んでいたのだろう。
松本 匡史 (まつもと ただし)
10年以上前に読売ジャイアンツの外野手として活躍。セントラルリーグの盗塁王に輝いた彼は、いつも青い手袋をはめていた為、”青い稲妻”と呼ばれていた。
敵対する阪神タイガースの応援団から”青いゴキブリ”と呼ばれていたのはいうまでもない。
以上
__________________
あはは。何度読んでもくだらなーい。
でもなぜ「いなずま」でしか変換できないのかは未だにわからないのですが。
ところで稲妻の多い今年は豊作かな
雷=稲妻に関するちょっとためになって笑える下らない話。
あのね、「稲妻」って「いねのつま」って書くのに、パソコンで「いなづま」って入力しても変換ができず、「いなずま」だと一発で変換ができるんです。不思議だと思いませんか?そもそも「稲の妻」ってなに?単なる当て字?
実は漢字が当て字なのではなく、稲妻の語源はやはり「稲の妻」だとわかりました。6年前、それを教えてくれた人がいます。
その頃私は、社内のいくつかのシステム開発に関わっていました。一緒に仕事をしていたシステムエンジニア(SE)、プログラマーの方々は社外のシステム会社の方々。それがまた、揃いも揃ってみなウィット溢れる人達でしたので、残業が続く厳しい環境でありながら、結構楽しく仕事をしてました。
ある時、「稲妻」の漢字変換の不思議について私が話をしたところ、SEの一人から、さっそく翌日「昨日の件の報告書」がメールで届きました。彼はSEかつプロボクサー。性格はおだやかでいつもニコニコ、何か言えばひとひねりしてパンチを返して笑わせてくれる、面白い人でした。世の中、いろんな人がいるもんだ
その「報告書」が退職する時パソコンからでてきましたのでそのままご紹介します。これを読むと可笑しいやらなつかしいやらで、当時のことを思い出します。この人、今頃どうしてるのかなあー。まだボクシング続けているのかな。
_________________
【報告書】
<其の壱 ”妻の事なら妻に聞け”>
というわけで、現在私の左斜め後ろの席で作業しております”人妻”に意見を聞いてみる事にしました。(自分の妻では、冷え切った関係上、答えが帰ってこない恐れがある為、他人の人妻にしてみました)
↓
その結果、「当て字じゃないの?」という答えがまさに”稲妻”のような電光石火の速さで帰ってまいりました。というよりも、ほとんど相手にされていなかったようです。
”人妻”恐るべし。
<其の弐 ”金田一親子”>
そこで、私の所有する最も古い国語辞書(金田一京助/金田一春彦 編集)を紐解く事にいたしました。
↓
いなずま【稲妻】 -ヅマ
(名)雲と雲、雲と地上(にあるもの)との間に電気が流れたときに、すじのように見える強い光。 「-が走る」
もう一歩というところですね。しかし、”イナヅマ”とも書くことがわかりました。
”金田一親子”はツメが甘い。
<其の参 goo大辞林>
最後の頼みでインターネットの辞書で引いてみる事にしました。
↓
いなずま ―づま 【稲妻・電】
〔「いなづま」とも書く〕
(1)〔「稲の夫(つま)」の意。古代、稲は稲妻をうけて結実すると信じられたことから〕雷雲の間、あるいは雷雲と地面との間に起こる放電現象によりひらめく火花。稲光。稲魂(いなたま)。稲交接(いなつるび)。[季]秋。《―やきのふは東けふは西/其角》
(2)動きの素早いたとえ。「―のように名案がひらめく」
ということで、漢字が当て字だったのではなく、仮名のほうがもともとは”イナヅマ”だったと考えたほうがよいでしょう。
<其の他 稲妻の使用者>
木村 健吾 (きむら けんご)
その昔、新日本プロレスであまり活躍しなかったプロレスラー。必殺技は”稲妻レッグラリアット”。この技をだす時には必ず「稲妻!!」と叫んでいた。きっと彼は「イナズマ!!」ではなく、「イナヅマ!!」と叫んでいたのだろう。
松本 匡史 (まつもと ただし)
10年以上前に読売ジャイアンツの外野手として活躍。セントラルリーグの盗塁王に輝いた彼は、いつも青い手袋をはめていた為、”青い稲妻”と呼ばれていた。
敵対する阪神タイガースの応援団から”青いゴキブリ”と呼ばれていたのはいうまでもない。
以上
__________________
あはは。何度読んでもくだらなーい。
でもなぜ「いなずま」でしか変換できないのかは未だにわからないのですが。
ところで稲妻の多い今年は豊作かな