杉ミキのちょっといいハナシ、ミキすぎっ

食べて飲んで踊って、時々語るブログ

3月の自分で勝手にグランプリ

2008-03-31 | Weblog
今月のグランプリを発表します。

今回はコメントの多さで
3/25「舞台での笑顔にびっくりされる」に決定
フラメンコのライブの時の私の生き生きした表情に、大変驚かれてしまいました。ごめんちゃい。

準グランプリは、フラメンコつながりでこちら
3/28「今週のおもしろい視点2つ」

ライブを見に来てくれた方々が、舞台を見ても自分の仕事に結びつけたり、そこから何か学ぼうとしたりする姿勢に感動。私自身もお客さんからいろんなものをもらいました

以下、今月の振り返りです
3/6新聞1日物語のすすめ
ソフィアバンク藤沢久美さんのイベントでのトークから。

3/12「好きなことをやりなさい」という言葉の残酷さ
一見優しく見える大人の言葉に、若者は悩んでしまうという話。

3/17異質な世界の本も読む
脳科学者、茂木健一郎さんの記事より。脳にも良い影響を与えることでしょう。

3/30「うまい棒」は結構すごい
久しぶりにうまい棒を食べたらハマりました。ビールにも合うぞ

さて、早いものでもう4月です
新社会人となる方、新たな世界で仕事を始める方、新たな人を迎える立場の方、それぞれ新しい気持ちで頑張って下さい



「うまい棒」は結構すごい

2008-03-30 | Weblog
(「週末の食卓」はお休みします)
この週末に、先週さんざん話題にしたフラメンコの先生の結婚披露パーティーがありました。
先生の人柄が伝わる心温まるパーティーの最後は、恒例のビンゴ大会で締めくくられました。「何が何でも賞品をゲットするのじゃという気合で挑み、くじをひく新郎にキョーレツな念を送っていたところ、なんと!最後の一人で「うまい棒」をもらうことができました。(ほんとは松坂牛が欲しかった

それがこれ。でかっ(となりにあるのはボールペン。)

この中にふつーのサイズのフレイバー違いのうまい棒が40本入ってます。

コーンポタージュ、やさいサラダ、チーズ、サラミ、たこ焼き、なっとう、めんたい、牛タン塩、チキンカレー、の9種類。松坂牛の代わりに牛タン塩味でガマンか、と思いながら食べて始めたら、どれもおいしくて止まらなくなってしまいました

ふと、「うまか棒」ってのもなかったっけ?と思って調べてみたら、うまか棒は明治のアイス。それとこの微妙にドラエもん似のキャラクターは一体・・・?などといろんなことが気になってきたので、さらに調べてみました。こんなときにはウィキペディアで。

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うまい棒(うまいぼう)は、株式会社やおきんが日本で販売している棒状のスナック菓子。製造はリスカ株式会社。標準小売価格は1本10円(消費税別)、卸値は7円50銭である。一部のコンビニやスーパーでは1本9円で販売している。1979年7月発売開始。また最近では台湾でもコンビニエンスストアを中心に販売している。

駄菓子屋の相次ぐ閉店により、コンビニエンスストアやディスカウントストア、スーパーマーケットの販路にシフトした結果、幅広い層の目に止まることとなった。一部のコンビニでは、数十個入っている袋も売られている。

10円という決まった価格の中で製造されているため、原材料費の価格変動に合わせ、その長さは常に予告無く変更されている。真ん中を貫く穴は、スナックの強度を上げ輸送中に製品が崩れる事を防ぐと同時に、食感を良くするために空けられている。
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へ~駄菓子屋の衰退とともに姿を消しつつあるのかと思っていましたが、流通政策や価格政策がうまくいったってことでしょうか。また長さが変わっているとは驚きでも10円という価格を保つために、長さだけじゃなくて相当な企業努力もしているんだろうな、と思ったのでした。

気になるドラエもん似のキャラの名は「うまえもん」だそうですが(笑)、これについては経営陣は何も語ってはくれないようです。

他にもこんなサイトが。
うまい棒 好きな味ランキング チーズとめんたい味が人気。納得。
やおきん公認うまい棒総合サイト うまい棒同盟 こんなにいろんな商品が~

ロングセラー商品にはやはりワケがあるんだと思いながら、朝からぽりぽりとうまい棒を食べてしまうのでした。









今週の面白い視点2つ

2008-03-28 | Weblog
今週、私のフラメンコのライブを通じて、面白いな、と思った視点を2つご紹介します。

ひとつは、「他の事にあてはめて考える」ということです。

昨日のブログに書いた、後輩T岡のライブの感想をもう一度。
「みんなが踊っている時の先生の目が温かかった。先生が踊っている時の、生徒が盛り上げようとしている気持ちがよくわかって最後は感動して泣けた仕事もこんな風にできないものか。
この「仕事もこんな風にできないものか」という発想はすごく大事だと思います。趣味のフラメンコと、生活のための仕事を直接結びつけられるかどうかわからないけど、日々そういうことを考えられる人と考えられない人は、思考力や行動に差がつくはずです。

「仕事もこんな風にできないものか」という発想ができれば、「どうすればそんな風に仕事ができるのだろうか」「趣味と仕事の人間関係に違いはあるんだろうか」などと次々に考えることができます。

もうひとつは、「一般化」です。前述したことと少し似てますが・・・。

このブログによく書き込みをしてくださっているスーパー蕪さんもライブに来て下さいました。彼もフラメンコを見るのは初めて。フラメンコをやっている女性2人と一緒にいらして、2人から解説を受けながらご覧になっていました。

この2人、そのうち熱くフラメンコのことを語りだし、スーパー蕪さんはついていけない領域に・・・。
「すみません、つい熱くなってわからない話をしてしまって
と謝るその女性に、スーパー蕪さんが答えたのが、これ
「大丈夫ですよ、一般化しながら話を聞いていたのでタイクツしませんでした

さすが~
熱く語る2人の話から、昨日私が書いたような「組織におけるリーダーの役割(かたっ)」とか「どうしたら熱い気持ちを持てるか」のようなことを考えていらっしゃったようです。

「他の事にあてはめて考えてみる」とか「一般化する」というのは、日ごろの問題意識や想像力、さらに思考力がないとできないこと。こんなことを考えながら日々過ごすことは大事だと思いましたし、フラメンコライブをみてこんなことを考えていただけるのはとても光栄でした。

今週はT岡とスーパー蕪さんに座布団3枚

フラメンコの先生にみる理想の上司像

2008-03-27 | フラメンコ
先日のライブを見に来てくれた後輩T岡がこう言いました。
「みんなが踊っている時の先生の目が温かかった。先生が踊っている時の、生徒が盛り上げようとしている気持ちがよくわかって最後は感動して泣けた。仕事もこんな風にできないものか。」

初めてフラメンコを見たのに、バックや会場の様子までよく見てます。
先生は、私たちが踊っている時はバックで手拍子をたたき掛け声(ハレオ)をかけて雰囲気を盛り上げてくれていました。先生が踊っている時には、私たちが手をたたき、会場に来ていた他の生徒たちも一緒になってハレををかけて盛り上げました。それが心に滲みたといいます。

以前「フラメンコ仲間はサイコー☆のワケ」を書いた通り、私たちは本当にいい仲間です。そして、その時にも書いたけど、その大きな理由のひとつは、先生にあります。

一人ひとりのレベルや個性を重視して指導してくれる
 先生と同じような動きにならなくても、その人の体型や雰囲気に合わせてその人らしさが表現できていればいい、という考え。
一方で基礎は徹底的に練習をさせる。
 何年も習って上達しても同じ基礎練習を飽きるほどやらされる。
生徒の悪口をゼッタイに言わない。いいところしか言わない。
 変わった人のことも「あの人ほんとーにおもしろいよね」と笑ってほめる。すると生徒も「おもしろい人」と思ってうまく付き合えるようになる。
そして何より先生の圧倒的な技術

他の教室とかけもちをする生徒もいますが、みんな先生が大好きで、ここに集まってきます。まさに良循環。仕事にも通じます。

一方で、昨日書いたような「かけもち禁止」「私と同じように踊りなさい」「この教室だけで学べばよい」方式の閉じた世界だと、先生にいかに気に入られるか、ばかりを生徒が考えるようになります。これも笑えるほど仕事に通じるぅ~。
「先生、あの人、隠れて他の教室にも行ってます。
と告げ口する人が現れて生徒同士が疑心暗鬼になり、必要以上のライバル心が芽生えてきたり、先生が生徒の悪口を言って収集がつかなくなったり・・・などと負の連鎖に。これって先生が悪いんじゃないかな。
会社でも部下の悪口を公言する上司がたま~にいますが、
「本当にできる上司は、部下のいいところを見ようとするので部下がカワイくなってしまい、悪口は言わないものだ。」と、ある方から聞きました。その通り

ところで先日のライブでは、「先生の踊りがフラメンコらしくなくてイマイチだった」と言った人もいました。好みの問題なので構わないのですが、先生が踊ったのは、いわゆる「フラメンコらしい」曲ではなく、本格的な舞台ではあまり踊られない、ややイロモノの軽い曲(フラメンコにもいろんなものがあるのです)。私はそれを
「なるべく生徒達に花をもたせたい
という先生の配慮だったと思っています。まさに理想の上司

フラメンコにおける「閉じている」と「開いている」

2008-03-26 | フラメンコ
今週はこのままフラメンコのことを書きます。先月、「閉じている」と「開いている」を書きましたがそれに関連して思うこと。

フラメンコ教室で先生からこんなことを言われた、という話を時々聞きます。

・他の教室とのかけもちは禁止。来日したスペイン人のクルシージョ(短期講習)も受講禁止。
・教室の発表会以外で自主的なライブなどを行って踊ることは禁止。(先生の許可が必要なところも)


発表会などで先生が踊った部分はビデオから削除されることも。理由は、自分の振り付けを「タダで盗まれる」から。つまり「私から直接フラメンコを習うこと以外は許されませんよということなのですが・・・。完全に閉じてます。

イマドキの若い先生はここまで厳しくありませんが、あまりいい顔はしない人もいるようです。年配の先生のところでは、これを守らずに「破門された」という人もいるから驚き。ハモンって・・・ハモンセラーノ(生ハム)のことかと思うよ。

ちなみに私の教室はこんなこと一切ナシ。みんないろんな振り付けを取ってきて自分の好きなようにアレンジして楽しんでいます。昨日のライブでも、生徒7人の踊りのうち先生の振り付け部分は全体の約半分。だけどみんなそんな先生のことが大好きで、その先生を囲んでのライブでした。

もともとフラメンコは、アンダルシアのヒターノ(ジプシー)達が、それぞれの親族や親しい仲間うちで楽しんでいたもの。よって、他の仲間のところにいくということは背信行為になります。そんなヒターノの文化が、日本の「師弟関係」と混ざって、「破門」だとかそんな形になったんじゃないかというのが勝手な私の推測。わかんないけど

しかし、まだ日本にフラメンコが入ってきたばかりのころならいざ知らず、日本にも個性豊かな若手アーティストがいっぱい登場している今、「私のフラメンコだけ見てなさい」と強要するのはどうでしょか。

フラメンコにも、新しい踊り方や流行の振り付けというのがどんどん出てきます。しかも、YOU-TUBEで検索すれば、スペイン人アーティストも含めていろんな舞台がカンタンに見られちゃう時代。


こんな時代に「閉じている」のと「開いている」のでは、どちらがよいのでしょうか


舞台での笑顔にびっくりされる

2008-03-25 | フラメンコ
無事ライブが終わりました~

今回のライブには、前の職場の同僚を中心に、行きつけのベルギービールバーで知り合った常連さんたち、SNSで知り合った人たちなど、いろーんな人たちが来て下さいました。ありがとうございました。

最近は舞台慣れしてきて本番で緊張することはなくなりましたが、その分、踊りながら舞台の使い方とか、バックの演奏者の雰囲気などを考えながら踊ることが少しずつできるようになってきました。疲れたし、反省点もいっぱいあるけど、本番は楽しかったな

こんな感じ。
   
私が踊ったのは明るい曲だったので、笑顔、笑顔。半分は笑顔でごまかしてます。

踊り終わった後、みょうに感動している後輩の男性、T岡が言いました。
「こんなに楽しそうな杉ミキさんを初めてみました。」

仕事だって楽しくやってたつもりだったけど、表情が全然違うらしい。昨日の顔トレの成果か?

さらに、私の家で飲みすぎてぶっ倒れたことが2回もある後輩T田が言いました。
「あんなに背すじがピンと伸びてる杉ミキさんを初めてみました。」
げげ
私は前のめり気味になって、手を後ろにして歩くクセがあって「小鳥みたい」とよくT田やT岡に笑われていたのです。良かった、舞台では鳥じゃなくて。

今回のライブでは8人の女性が踊りました。見に来てくれた方々は、思った以上の激しい動きや、それぞれの個性や、一生懸命な感じが良かったとか、パワーをもらった、と言ってくれる人が多くて、「やってよかったな~」と思っているところです。

またやろっと。

ライブに来てくれた高校の同級生のブログ、みやじまんwebsiteにもライブの様子が。

ライブに向けて顔の準備をする

2008-03-24 | フラメンコ
明日は3ヶ月ぶりのフラメンコライブの本番です。
今回は大きなレストランでのライブとなるため、お客さんの数も多く、それだけに気合が入ります。

今日の杉ミキは、ライブに向けて最後の準備です。衣装の準備、体調の準備、顔の準備・・・。

この最後の準備がとても大事なんです。
だいたい、みんなが見てる前の舞台で踊るってとても恥ずかしいこと。それを堂々とやるためには「準備は完璧」「今日のオレってサイコー」という勘違いとか思い込みがないととてもムリ。
それには、本番までの練習量、当日の体調に加えて、衣装や髪型が決まってるか、自分の顔はイケてるか、など全て完璧に準備ができていて、気持ちに余裕がないとだめなのです。そこまでできて初めて「本番で楽しもう」と思えるのです。


本番で、衣装がずり落ちそうになっているような気がして全く集中できなかったこともあるし(大丈夫だったのですが!)、ハナミズが出てきてチョー焦ったこともあるし、「私はなんてブスなんだ」と思ったら帰りたくなったこともありました。

本番前日の今日は、顔の準備を念入りにやりました。
エステに行ってしっかり引き締めてもらった後、姉から誕生日プレゼントとしてもらった「DS顔トレーニング」で顔トレを。なんかこれ、効く気がします
・・・いいんです、効いてなくても。思い込みが大事な時期なんだからっ。
ちなみに肝心の練習のほうは、直前にやると焦って練習しすぎてヘンな力が加わり体が痛くなることが多いのでやめました。

だけど、事前準備をしっかりやることで気持ちに余裕を持たせ、見た目もそれらしく「できる自分」「素敵なオレ」を演出するのって、仕事の大事なプレゼンとかでも同じだよなー、って思ったりします。

これから充分に体のストレッチをして、イメージトレーニングをしながら寝ます。おやすみなさーい。





週末の食卓「あさりとスナップえんどう」

2008-03-23 | Weblog
はっぴばーすでーとぅ~、杉ミキ~ 
というわけで、今日は私の誕生日です。ぱちぱち私の誕生日を祝って桜が咲き初めました

わが「食べすぎ・飲みすぎ一族」による杉ミキ誕生日会は昨夜行われました。またしても有楽町のベルギービールの店「アントワープセントラル」で、またまた倒れるまで牛くんや豚くんや馬くんたちを食べてしまいました。なので今日は質素に魚中心で

■あさりとスナップえんどうの炒め物

「スナップえんどう」は「スナックえんどう」と書いて売ってることもあります。最近「スナップ」に統一されたらしいのですが、なんで2つの名前があるんだろー?私は最初に間違って「スナック」って言った人がいるんじゃないかと思ってます。

【材料】2人分
スナップえんどう 10本くらい(筋を取って半分に)、アサリ10-15個くらい(砂抜きする)、玉ねぎ 1/2個(みじん切り)、とうがらし 1本
サラダ油 適量、酒 大さじ1、みりん 大さじ1、しょうゆ 少々、塩 少々

【作り方】
①フライパンにサラダ油ととうがらしを入れて熱し、みじん切りにした玉ねぎを炒める。
②玉ねぎに火が通ったらあさりを加え、フタをしてあさりが開くまで2-3分火を通す。
③スナップえんどうを加えて、調味料を全て加え、2-3分煮込む。
できあがりっ。

新玉ねぎを使うと甘みが増しておいしくなりますよ

■干しエビときくらげのスープ

干しエビがあれば出汁を取らなくてもおいしいスープができちゃうから楽ちーん

【材料】2人分
干しエビ 大さじ2、きくらげ 4-5枚(水に戻して千切り)、長ねぎ 5㎝(千切り) しょうがすりおろし 少々
水 カップ2、しょうゆ・こしょう 少々

【作り方】
①鍋に水を入れ、干しエビを入れて沸騰させ、3分くらい煮る。
②きくらげ、すりおろしたしょうが、しょうゆ、こしょうを加える。
③最後に長ねぎを加え、火を止める。できあがり~。

いえいかんたんでーす

で、今日はこの2品に、アジの刺身と、キムチをのせた冷奴、ブロッコリー&干し桜エビのサラダ、アジの干物でした。
って、今日もいっぱい食べてんじゃん


今週の心温まるハガキ2通

2008-03-22 | Weblog
以前の会社の後輩と、旧友ウサギヨーコ氏から誕生日カードが同時に届きました。私の誕生日は3月23日。忘れずにいていただいて大変ありがたいこってす。

後輩からのカードはこれ


「お誕生日おめでとうございます杉ミキさんが会社を去られてもうすぐ一年ですね。本当に早くてびっくりです。私ももう入社3年目になります。」

そうかそうか~。彼女が新入社員の時にいろいろと教えていたことを昨日のことのように思い出すなあ。時が経つのは本当に早いですね。

「まだまだ未熟者ですがこれからも頑張ります。また一緒にご飯でも行きましょ~。」

なんと爽やかでかわいらしいのでしょう
彼女と私の誕生日は1日違い(年はひと周り違います)。ちょうど昨年の今頃、私達の誕生日の少し前に、私が4月末で退職するという話が公になりました。新入社員で配属されたときから約1年、私と一緒に仕事をしていた彼女。ショックをうけている様子だったので、こっそり誕生日プレゼントを用意しておきました。当日彼女に渡したら、「実は私もプレゼントがあるんです~!」といって私もプレゼントをいただいたのでした。なんとうつくしい師弟愛
そんなことも思い出しながら、この1年間のことを考えてしまいました。

一方、旧友のウサギヨーコ氏のハガキ。

しぶっムンクの絵だ。

「お誕生日おめでとう。杉ミキのフラメンコや明子のダンスを見てたら私も踊りたくなってきた。スズメ百まで踊り忘れずっていうし。」

ウサギヨーコ氏は、私や、先日ブログにも書いた北村明子氏とともに、高校時代いっしょにダンス部に所属していた友人なのです。

「お互い百歳まで生きるとして、人生まだまだ長いよ

あはは。百歳まで生きるつもりなんだ。1歳年を取ったなんて嘆くこともないってことですね。さすが私と同い年。心得てるというか、それなりの年を重ねた人でなければ言えない言葉です。スズメ百まで踊り忘れず、っていうのも、なんかいい

対照的なこの2通のハガキに、思わず、むふふ、と笑ってしまう杉ミキでした。
どうもありがとうございました~。

「『1日30分』を続けなさい!」は厳しい

2008-03-20 | Weblog
少し前に話題になった本「『1日30分』を続けなさい!」を読みました。

私はこの手の本は本屋で立ち読みですませるのがほとんどですが、読んでみたらちょっと興味を持ったのでBOOK OFFで買ってみました。

毎日30分でも勉強を続けると、1年経てば150時間以上になり、5年10年続ければ人と大きな差がつく。ではどうやって毎日のモチベーションを保ち、どうやって時間を捻出し、効率的に勉強をすればいいのか、そのためにはどんなグッズを使うといいのか、などということが書いてあって、その視点がユニークだなと思ったからです。

私が一番興味深かったのは、「効率的な勉強のための食事」の部分。
あのねあのねっ、食事の後はだるくなって効率が下がるので、私みたいに毎食お腹いっぱい食べていてはだめなんだそうです~。何となく感覚的にわかってはいたんですけど、やっぱりそうなんですね。
食べ合わせにもコツがあるんだそうです。例えば、肉類とご飯類は、一緒に食べると胃への負担が大きく、食べた後にだるくなって仕事や勉強の効率が落ちるため肉×野菜、または、ご飯×野菜、という組合せにしないといけないというのです。

・・・。そんなぁぁぁぁぁ。肉×ご飯だけはやめられないので勘弁して下さい。酒については何も書いてないから飲んでいいのかな?って、書くまでもなくダメなんだろうな。ま、その時その時でメリハリつければいいんだよねぇ、きっと

なあんて甘いこと言ってますが、実はこの本のプロローグにはものすっごくきびちいことが書いてあります。

「あなたの会社内で、使えない上司っていませんか。あなたも彼らのようになりたいですか。」

ぎゃっ。ストレートすぎっ。

「彼らがそのようにビジネスで使えない人間になった理由は明らかです。退社後は同僚と居酒屋、電車ではスポーツ新聞、帰宅すると缶ビールとプロ野球・・・。ビジネス書を読むこともなく、セミナーに通うこともなく、向上心はほぼゼロ。つまり自分自身にほとんど何の投資もしてこなかったのです。」

いたたたたたたた。

「他の人と差が付くのは、(学歴や学生時代の勉強量ではなく)卒業後にどれだけ勉強を続けたかです。」

うーんうーんうーん。でもそれは言える。とにかく今すぐ始めよう。

本とビデオとメルマガと

2008-03-19 | Weblog
今日は、本に加えて、メルマガやビデオを活用して面白かった話。

村上龍を読み始めました。(いまごろ?って言わないで~。)
村上龍は文学はもちろん、音楽、映画、さらに政治、経済、教育、医療など、世の中で起こっているいろんなことに詳しくて、自分の意見もどんどん発信していて、カッコいいオヤジだなあと思います。

私が村上龍に興味をもったキッカケは、図書館で「だまされないために、わたしは経済を学んだ」という本を見つけたこと。このタイトルを見て「経済を勉強するってそういう面もあるよね~と思ったから。

この本は、村上龍が1999年に始めた、金融・経済のプロたちへのインタビューを載せたメルマガ「JJM」に、ご自身が書いていた2年分のコメントをまとめたもの。(今読むなら、1999年から2006年までのコメントを再編集した本「日本経済に関する7年間の疑問」の方をオススメします)そもそもは小説「希望の国のエクソダス」を書くために経済に興味を持ち、こんなことを始めたそうです。メルマガJJMは今でも続いていますよ。

この本が面白かったので、村上龍のHPを見てみました。そこには、過去のJJMのインタビュー記事全てと、今起こっている問題について村上龍が語るというビデオ「龍言飛語」などが掲載されています。
で、この「龍言飛語」が面白いんだぁ~

ある時事問題について、エフエム東京の若手社員N君と村上龍が10分ほど語るわけですが・・・このN君の意見がチョー浅ハカなの!毎回最初の3分で村上龍にめったうちにされ笑えます。でもこれ、N君に日本国民を象徴させているという演出だと思うのです。「バカだよこいつ」と笑いながらも、「あー、でも私もN君と大して変わらないじゃん。」と反省することしきり。

龍「今日はさあ、僕疲れてるから、N君、しきってくれる?今日は何の話しようか?」と始まり
N「えっと、、、アメリカの、大統領選とか、かなあって・・」
龍「あっそう。で、君はどうみてるわけ?」
N「えっとぉ・・・・かくかくしかじか・・・」
龍「え?なんでそう思うの?」
N「あ、ええっと、だって、やっぱりヒラリーは、生意気そうかなーって・・・」
龍「そんなことなの?そんなことじゃないんだよ!(以降どわわーーーーーっと続く)」
ここから全て村上龍ペース。毎回仕切らせてもらえないN君

日銀総裁の話、医療費の問題、などなどいろんなテーマが語られるのですが、こういう時事問題などは、リアルタイムで配信されるメルマガやインターネット上のビデオなどの方がよくわかり、それを後から振り返って「あの事件の意味は何だったんだろう?」と考えるのには本の方が向いているな、なんて思いました。なあんて、N君みたいな浅ハカなことを言って申し訳ない

しかし、村上龍がすごいな~と思うのは、1999年に始まったメルマガから、彼の主張の「軸」がブレていなくて一貫性があることです。それから、経済や政治を語るときにも、身の回りのことや、文化面なども交えながら語るのでその視点が面白いうーん、こんなオヤジに私もなりたいぞ(?!)

本とマンガと現物と

2008-03-18 | Weblog
私が乱読している本の中でハマりつつある作家の1人が塩野七生です。あの膨大な「ローマ人の物語」を始め、数々のイタリアの歴史ものを書いている人です。

最初は「わが友、マキアヴェッリ」を読みましたが、文章が難しいし、歴史上のいろんな人の名前がたくさん出てきて混乱するしで、正直とまどいました。が、読めば読むほど面白くなって止まらなくなってきました。

その理由のひとつは、実際に行ったことのある場所や建物がたくさん出てきて、イメージができるからです。
2年ほど前にフィレンツェを訪れた際、ある方の紹介で、マキャヴェリがフィレンツェの官僚の座を追われて住んでいた山荘(君主論などを執筆したといわれる家。この山荘は実際にマキャヴェリが所有していたワイナリーで、今でも「マキャヴェリ」という名の赤ワインの熟成庫として使われている)を見せていただたいのです。
その時は、「へー、なんかすごい」「マキャヴェリの君主論ってなんだったっけ~?」とかぼんやり思っていた私。それが本の中にあの山荘のことが出てくると、建物の様子がまざまざと思い出され、「あそこでこんなことを思っていたんだろうか」「彼は目の前にあったあの店で飲んだくれていたのだろうか・・」などと思いを馳せてしまうのでした。

山荘にかかるマキャヴェリ社の看板、周辺の葡萄畑(冬に撮影)、マキャヴェリの机、目の前にある小さなレストラン


ハマったもうひとつの理由が、実はマンガ。
マキャヴェリが君主論を書くきっかけともなったというチェーザレボルジアに関する本で、同じく塩野七生の「チェーザレボルジアあるいは優雅なる冷酷」を読もうと思ったのですが、その前に、偶然にもマンガ「チェーザレ」(惣領冬実)を見つけたので読んでみました。
これがまた・・・ハマった~!
マンガだと当時の人々の様子や服装や建物の様子などがよくわかるのです。その後に「チェーザレボルジアあるいは優雅なる冷酷」を読んで、その頃の様子が鮮明に浮かんできて私の頭は中世のイタリアでいっぱいになりました。マンガもばかにしちゃいかんぞっ。
(マンガ「チェーザレ」はモーニングに連載中。時代考証に時間がかかるらしく、不定期掲載になってます)

こういう歴史ものを読むと、「結局世の中は今も昔も人間の欲望で動いているってことよね。」「でも何かあったらすぐ殺される時代より今のほうがいいよね」とか「宗教や民族の違う人たちと昔からこれだけの外交をやってれば日本との外交なんてヘでもないだろーな、あの人たちは。」とか、そんなことを思うわけですが、それより今日言いたかったののは、

だけではなく、マンガを読んだりとか、実物を見てみるとか、そういうことを合わせてみることでより立体的にモノゴトが浮かび上がってくるんじゃないかな~ということでした。

明日は村上龍についてです。

異質な世界の本も読む

2008-03-17 | Weblog
更新が遅れてしまいました。

3/17(月)日経新聞の朝刊15面「仕事術」の欄で、脳科学者の茂木健一郎さんがこう書かれています。

「読書は昔から乱読に近い。読む本は2種類あります。自分がすでに知っている世界をさらによく知るために読む本と、自分がよく知らない異質の世界の本です。知らない世界の本もとりあえず読む。当たりはずれは大きいですが、探索的な本の選び方をしていかないと、自分の世界が広がっていきません。

なるほど
私は最近、いろんな種類の本を乱読しています。なるべく同じ種類の本が続かないようにしたり、電車の中で読む本と寝る前に読む本を分けたりして、なるべくいろんなものに触れるようにしています。
とはいえ、「異質な世界」への恐怖心があるのか、まだまだ自分で選ぶ本にはどこか共通点があります。そこで、たまにダンナが読んでいる本を読んでみます。これが結構面白い。「なんでこんな本読むの?」と思いながら読んでみると意外と面白かったり、全く違うジャンルなのにこれまで読んだ本との共通点があったり。最近ではダンナも私が読む本を読むようになり、共通の会話が増えました。父が読んでいるちょっと難解な本にも挑戦してみたところです。

異質な世界を探索してるときの違和感が大事です。予想がつき安心できるものと、不確実でチャレンジングなものとの組合せが人生を豊かにします。

違和感が大事、というのはわかる気がするなあ
最後に、本の読み方について。

「本の読み方に特別なノウハウはないと思っています。後書きを読んで中身を推量してから読むなどの読書術を紹介した本があるのかもしれませんが、ノウハウというは得てして機械的です。自分の脳にあったやり方とは思えません。

ふむふむ。
私は本の中身によって、ゆっくり読む本と、ざーっと読む本を分けています。また、まず面白そうなことろから読んで、気に入ったら最初から最後まで読む、ということもやったりしていて、「こんな読み方でいいんかいな」と思ってましたが、人それぞれでいいんですね

以上、本を読む人も、全く読まないという人にも少しでも参考になるといいな。

ということで、最近読んだ本の話を続けて書きます。

食欲が止まらない~

2008-03-16 | Weblog
ライブを控えて体を鍛えているせいか、肉が食べたくて仕方ありません。それも大量に。

そこで今週の週末は外食してお肉をたっぷりいただきました。行ったのは先月もおじゃました神楽坂のイタリア肉料理の店「カルネヤ」。またまたお店のイケメン風お兄さんがいろいろアドバイスを下さいました。
「ええっと、・・・それはちょっと、お二人では多いと思いますよ。」
というので、いったんは一皿減らしてみたものの、やっぱりそれじゃ全然足りないっ
肉じゃ肉、肉よこせーっ、がるるるるる~
私のものすごい食欲に驚くダンナを横目にお肉追加。気分は完全に肉食動物です。ああ楽しい。

前回、このお店を紹介してくださった七輪番さんの書き込みで「サンカクもおいしいよ」とあったのでそれも注文。脂がしっかりのっててうま~い
サンカク(写真左)とステーキ(写真右)、カルビ、それからイベリコ豚のパスタを食べました。
 

そろそろデザートかな?というところで
「オレ、ちょっと気持ち悪くなってきた・・・
とダンナがややダウン。

私全然大丈夫~、といって頼んだデザートはこれ。芋焼酎を使ったプリン。芋焼酎の甘い香りがほんのり漂う酒飲みのため(?)のデザートです。

このお肉がしっかり筋肉とエネルギーになってくれることを願いながら、家に帰って熟睡したのでした。

今週の舞台2つ、フラメンコとコンテンポラリーダンス

2008-03-15 | フラメンコ
間近に迫った自分のライブのために、ちょっと感性でも磨いとこか、ということで、今週はフラメンコライブとコンテンポラリーダンスの公演に行ってきました。

フラメンコライブは高田馬場のタブラオ(フラメンコライブを見ながら飲食ができるお店)「ファミリア」にて。私の先生が出演したので見に行きました。
やっぱりプロは気迫が全然違う。どーしてあんな風に体が動くの?どーしてこんなに伝わるものがあるの~?と思いながら見ていました。

コンテンポラリーダンスは、私の高校時代の親友、北村明子率いるダンスカンパニー、LENI-BASSOの久々の東京公演を見にいきました。LENI-BASSOはヨーロッパ、アジアなど海外を中心に活躍しているカンパニーで、友人の明子は振付家でありダンサーでありアートディレクターであり、さらに大学で芸術に関する講師もしている人。すごっ
彼女とは高校時代に一緒にダンス部を作り、彼女が部長で私が副部長だったのですが、舞台を見るたび「私、こんなすごい人と一緒に踊ってたんだぁ。。。」とため息が出てしまいます。昔は一緒に、流行りの音楽に合わせて、手作りの衣装で体育館の小さな舞台でぴょこぴょこ踊ってたのになぁ~

彼女の舞台はこんな感じ。
写真はこちら
YOU-TUBEの動画はこちら
カッコいい

観客はみな静かにホールの席に座り、様々な最新技術を使って社会に対して何かを問う彼女の舞台と、
観客はワイワイガヤガヤ飲み食いしたり掛け声をかけたりと賑やかで、照明効果すらもほとんど使わず生身の人間そのもので表現する土臭いフラメンコ
は対極のものに感じられ、それが私達二人の性格や生き方の違いをそのまんま表しているように思えました。私の方がずっと単純で、わかりやすくて、プリミティブで感情的で、飲んだり食べたりが好きってこと

でもやっぱり同じ舞台であることには変わりなく、どちらの舞台からも「言葉では表現できない何か」をしかと感じとったのでありました