わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

会いたい人に会いに行ったはずが喫茶店と街の魅力にノックアウトされた話〜盛岡に行ってきた

2024-09-09 06:38:04 | コトバ・ニッキ


つい先日、盛岡に行ってきた。いつものように弾丸旅で、滞在時間は20時間ちょっと。せっかく遠出するんだからのんびりすればいいのにー、とか、あちこち近隣もまわればいいのにー、とよく言われるけれど、いっさい仕事はせず、街歩きを満喫した旅らしい旅だったのよ、わたし的には。


なぜこのタイミングで盛岡に行ったかというと、岩手大学と盛岡市からお仕事いただいたのがきっかけ。岩手は広いので、とオンライン開催だったのだけれど、せっかくなので盛岡まで出向いて現地から配信するっていうのはどうだろうか?近隣に住むお友達にも会いたいし、、、と妄想が炸裂して、仕事に絡めて盛岡に行こうと計画していた。
ところが、オットに出張が入り、真次郎を預かってもらうこともできず、仕事に絡めての盛岡行きは断念。けど、こうなると是が非でも行きたいよね、行きたくなるよね、会いたい人には会いたい時に会わなくちゃ!とオットのスケジュールと前後の仕事のスケジュールをうんうん唸りながら調整して行ってきた。


正直、観光はどうでもよくて(おいおい)、お友達に会うことが目的の旅。
盛岡のお隣、滝沢市に住む彼女とはもう20年近くになるお付き合い。福山に住むお友達のブログがきっかけで知り合って、毎年お互いのお誕生日に「おめでとう」を贈り合っている。実はどんな仕事をしているのかもよくわかってないけど、どんなに大変な状況でも頑張ることをやめない素敵なお友達。わたしのやること、決断したことを応援してくれて、遠い親戚のような存在。家族以外で自分のことを無条件に受け止めてくれる人がいるってほんとに幸せなことだと常々思っている。
最後に会ったのは福岡に来る前、仙台で一緒にライブに行って以来だから、もう10年以上になる。「いつか会いましょうって言い続けていればきっと実現できる」って言い続けて10年。その時が来たんだなぁーって感慨深い思いの一方で、10年ぶりだよ、お互いにそれだけ歳をとってるわけだし、「会いましょう」って言ってる時が幸せで、実際に会っちゃったら玉手箱を開けた浦島太郎みたいに夢から覚めちゃうのかもーなんてそこはかとない不安もあった。


そんなドキドキを抱えて盛岡に行ったわけですが、なんと、ご家族が急遽入院されてしまって会うことは叶いませんでした。幸いなことに大事には至らなかったそうで、本当に良かった!彼女に会うための盛岡行きでもあったから、もちろん残念なことではある。けれども、思ったよりもショックではなく、淡々と受け入れていた自分がいた。きっと今はその時じゃなくて、またいつかきっと会える時が来る。10年も待ったんだもの、まだまだ待てるよって。


というわけで、ぽっかり空いてしまった盛岡での時間。さて、何をしよう?
そういえば、ニューヨークタイムズが企画した「2023年に行くべき場所」にランクイン(2位)したって記事を読んだことある!オサレレトロな喫茶店がたくさんあるらしい!幸い歩くことは慣れてるし、思ったよりも暑くないし、天気もいい。と、市内を散策しつつカフェ巡りをしよう!と行き当たりばったり(行き当たりばっちり)旅がスタートしたのでした。

米紙の行くべき街に「盛岡」日本人が知らない魅力

米紙の行くべき街に「盛岡」日本人が知らない魅力

世界有数のメディアであるニューヨーク・タイムズ(NYT)が発表した「2023年に行くべき52カ所」に岩手県盛岡市が選ばれ、ロンドンに次いで2番目に紹介された。「数ある日本...

東洋経済オンライン

 



今回、ヘラルボニーがアートプロデュースを手掛けたというマザリウムのアート部屋が予約できたので、まずはホテルの近くからスタート。
ちなみにお部屋はこんな感じ。こじんまりとしたお部屋で無駄のない動線が居心地良し。お部屋にはシャワーはないけれど、サウナ付きのスパがあるのもポイント。宿泊客以外も利用できるんですって。



マザリウム近くのカフェを検索したら出てきたのがこちら、羅針盤。

え?ここから入っていいの?とちょっと躊躇するような入り口から入ると、なんですかーこの落ち着いた素敵空間!



いただいたコーヒー(オリザ)の美味しいことったら。苦味のなかのスッキリとした味わいがたまらない。一緒にいただいたチョコレートがまたビターで濃厚で絶品!




活版印刷のショップカードも素敵すぎる!




商店街のアーケードからちょっと脇に入ったところにある茶楼車門(しゃもん)



これまた佇まいが素敵すぎる。タブレットで注文なんてことはあるはずもなく、スタッフさんが忙しなく1階2階を行き来していたのも印象的だった。中国からいらしたと思しき観光客にもがっつり日本語で接客してたのも笑




そして中津川のほとりにあるふかくさ



名前の通り、深く草に覆われた喫茶店。席数も少なくママさんと常連さんが楽しげにおしゃべりしていて、いいなぁーこういうのー♡と羨ましがりながらウィンナーコーヒーをいただく。



なんと河原で飲むこともできるんですって!メニューにはビールもある。ちょうど夕暮れ時で、空がきれいなピンクに染まっていたら、ママさんが「きれいな夕焼けよー」と教えてくれた。夕焼け見ながらのコーヒー、最高じゃないかー。


紅茶の老舗にも行ってきた。ガイドブックには必ず載っているリーベ



ものすごく時間がかかるので急いでいる人は頼まないで!って記載があったりと手書きのメニューが味わい深い。そしてメニューの豊富さったら!これは通い詰めたくなるわー。何にしようかひとしきり悩んでシナモンミルクティーをいただく。花柄のカップが可愛い♡




そしてこちら。若草文庫



「本と珈琲とインクの匂い」ですよ。どのテーブルにも本が置いてあって、つなぎの制服を着たスタッフがガラガラとワゴンを引いてサーブしてくれるのもまたよろし。ほぼ開店と同時に行ったらあっという間に満席に。ここもまた住みたいくらい心地よい空間だったわー。



びっくりするくらい大きなカフェオレ。わかるかなー、この大きさ。ミルクとコーヒーを高い位置からとぽとぽと注いでくれるのがパリっぽくてきゅん♡

そしてそして、盛岡に赴任中のはなちゃんにお付き合いいただき、いなだ珈琲舎へ。



初めて会った頃はまだ中学生だったはなちゃんが社会人になり、こうして赴任地で会えるだなんて、とっても感慨深い。前任地の広島でも素敵ティーハウスでお茶したことがあったっけ。どんだけはなちゃん追っかけてるんだ?笑 仕事の話をしたり、最近の面白話をしたり、楽しいひととき。モーニングセットのオムレツがふわっふわで、オリジナルだというミルクがまた美味しくて最高だった。




街中には書店や洋装店など個人経営のお店がたくさんあったのも盛岡ならではだそう。大通り商店街の中にあった老舗の書店「さわや書店」はファサードに盛岡、岩手関連書籍が陳列されていた。宮沢賢治、石川啄木関連が充実していることは言うまでもない。他の観光地ではあまり見ないよなー。文化が根付いてる、って感じがする。



地方都市だからね、そりゃ人通りは少なかったり、シャッターが閉まっている店もある。けど、大型店、チェーン店がひしめくって感じが全くなくて、歩いていてとても楽しい。違いを探そう、何か面白いものを見つけようとしながら歩いているから、って言うのを差し引いても魅力的な街だった。


会いたい人には会えなかったけど、盛岡の街を堪能できて、はなちゃんに会えて、よい旅だった。また行きたい。まだ行ってない・行きたい喫茶店も雑貨屋さんもたくさんあるものー。次は光原社はマストだな。
今度は桜の時期に行こう。その時には会えるかな。きっと会える。桜の下で再開だなんて最高じゃない?


<おまけ>
ガイドブックも可愛い😍




北上川沿いの花巻空港は小さな可愛い空港。福岡からは1日1往復飛んでます。
 
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これといって何かしたわけでも、どこに行ったわけでもないけど、それはそれで悪くない夏休みだった

2024-08-18 22:52:22 | コトバ・ニッキ
あっという間に夏休み終了。今年はカレンダーの並びが良くて(悪くて?)、10日から18日まで9連休。とは言え、8月1週目に仕事が立て込んでいたこともあって、月次のあれこれや事務仕事、さらには連休明け納品の仕事が溜まりまくっていたので、夏休み中にあれこれ整えることにしていた。仕事も何件か入っていたし、わーい、夏休みだー!ってモードでもなかったけど。


ゴールデンウィークのちょっと前からスタートした編集学校「破」コースの最終提出が11日の22時だったので、9日の夜からはひたすら書き続けていた。それまでに溜まりまくっていたお題を一気に片付けるという夏休みの宿題状態。教室の皆さんと励まし合って、なんとか全ての課題を提出して無事に突破できた。
途中何度も、「やめちゃおうかなー、やめても誰にも迷惑かけないしなー」と思ったり、あぁもう無理、って思ったことも一度や二度じゃないけれど、なんとかやり遂げられてほんとよかった。もっとやりようはあったんじゃないか、とも思うけど、この辻褄合わせっぽいのがわたしらしいと言えばわたしらしい。


編集学校があまりにも歯応えがあって、もうこれだけで夏休みの作文的にも十分じゃん、な気分になってしまって、それ以降はなんだかピリッとせずに過ごしてしまったような気がする。


ずっとお天気も良かったので、5時に起きて真次郎との早朝散歩からスタートする毎日で、月次の溜まった仕事を片付けて(片付いてないけどw)、2回目のキングダム見て、キックボクシングのレッスンに3回行って、パーソナルトレーニング行って、本棚の整理して、わおん書房からお取り寄せしてた本を読んで、エフェクチュエーションの読書会に参加して、プロフィールグラレコのインタビューを2件、もといわさんがオフィスに会いに来てくれたり、夏休み前にインタビューした記事を書いて、8月後半の登壇案件の投影資料を作って、おにぎりたくさん作って、オットと3回ほど外食して、給与計算して終わっていった。


イタヤさんを田中圭くんに合わせようプロジェクトでおにぎりたくさん作っている

おやすみ最後の日は晃司とわたしのお誕生日。お腹の調子と相談しながら、ではあったけれど、かねてより行きたいと思っていた茅乃舎レストランでお祝いランチ。美味しゅうございました。
遠くのお友達からプレゼントとおめでとうメッセージが届いて、こうして気にかけてくれる人がいるって本当に幸せだなぁ、としみじみ。
お誕生日おめでとうありがとう。


2回目キングダムはIMAXシアターでこの番号のお席♡ あともう1回くらい観たいなぁ

5月の連休の時にも思ったけど、旅行に行ったり、人にたくさん会ったり、ボランティアしたり、帰省したり、、、、そんなキラキラさは全くないけれど、穏やかに日常が流れていくのは悪くない。今回の休みは適度に仕事して、締め切り抱えていたので、心情的にはあんまり穏やかじゃなかったけど。


9月からは3連休が目白押し。そしてイベントごとも目白押し。ツアーも始まるしね。
健康第一で乗り切りたいー。
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問いの設定ってほんとにだいじ〜ラーニングバーに行ってきたよ

2024-07-24 22:31:59 | オトナの学び
先だって、経営学習研究所主催の【帰ってきたラーニングバー2024】「マネージャーになりたくない問題」の本質とは何か?に参加してきました。内田洋行さんのオフィスの一角のオサレなスペース、その名も協創広場CANVASには100名を超える大人たちが日曜の昼間に集まるっていうね。その熱気ったら!人酔いしそうになったもの笑


ラーニングバーのお作法は
① 聞く
② 聞く
③ 聞く
④ 帰る
じゃないよ、
① 聞く
② 考える
③ 対話する
④ 気づく
だよ、という中原先生の軽妙洒脱なインストラクションで幕を切ったラーニングバー。この日のテーマ「マネージャーになりたくない問題」の本質について、ゲストスピーカーのお話、お近くの人との対話、そしてバーで語らう、という長丁場(しかも地下1階と2階を行ったり来たり)なんだけど、あっという間!なプログラム。


わたしのリフレクションなので、当日のコンテンツを詳細に書き残すことはせず(できないし)、わたしにとっての「!」をつらつらと書き残しておこうと思う。


マネージャーになりたい人だっているはずなのに、「最近はみんなマネージャーになりたがらない」とまことしやかに言われている。けど、それってほんとなのかな?という素朴な疑問はずっと持っていた。登用されて嬉しそうな人、楽しそうに仕事している人はたくさん見てきたし。少なくともわたしは30歳の時にマネージャーになって、そりゃー大変だったけど、仕事の範囲が広くなって、権限ができて、視座が一段上がるって経験ができたことは本当に良かったし、その渦中にいたときは大変よりも楽しいが優っていたんだよね。働くこと、責任を持つこと、プレッシャーをかけられることが苦ではなかった。まぁーマネージャー時代のわたしはほんとにいけすかないヤツだったと思うけど。


話はちょっと変わって。女性のプロジェクトマネージャーの方のこれまでのキャリアをお聞きして記事にする、という仕事をしています。これまで30人近くの人のお話を聞いてきたけれど、皆さんが本当に楽しそうで、プロマネの仕事を誇りに思っていて、好きだ、とおっしゃる。その中でとても印象的だった発言がある。今は執行役員をされている方曰く「プロマネはプロジェクトの責任は持つし、その中での裁量はある。けれど、全体を見て決裁(特にお金面)をすることはできない。だから管理職を目指した」と。そうだよなぁー、偉くなるっていうのは自分で決める、ってことなんだよなー、そこにやりがいや意義があるんだよなーと思った。マネージャー経験があるっていうこともスキルの一つでもあるわけだし。プロジェクトを動かすことは面白くて、組織を動かすことが面白くない、なんてことはなくて、きっとどっちも面白い仕事なんだと思うのね。


今回のラーニングバーでは、立教LDCの修了生である4人がゲストで、うちお一人の会社がクライアントで、3名が外部コンサルタントとして、「マネージャー選抜・育成」の取り組みを行なった事例をご紹介くださった。
(ゲストのみきさんとは2年前からお仕事ご一緒させてもらっていて、しのさんには大学院を修了して間もない頃にインタビューをしていただいて、やすさんとは今年からみきさんところでお仕事をご一緒しているというご縁♡)


よくある話なのかもしれないけれど、「〜〜に困っている、なんとかしなくちゃ」とコンサルに相談する。そうすると、「○○ができますよ」とご自分の得意領域のコンテンツを提案される。うーん、確かにその方法もあるかもしれないけど、それじゃない感が漂う。
どうやったらその課題を解決できるのか?を考える、という至極シンプルな原理原則がなかなか機能しなくなっちゃうのですよ。あるある。
今回は、課題設定からきっちり取り組まれ、しかも調査からめっこりと行なったそう。確かに時間もかかるから、スピード重視の企業活動からするとあまり嬉しくない提案かもしれない。けど、これ、本当に大事。もしも課題設定が誤っていたら、どんな打ち手を打ったとしても効果は期待できない。アインシュタインも言ってたもん、課題解決に20日間かけられるとしたら課題設定に19日かけたいって。そのくらい課題の設定は大事。大事だけど、どうしても目の前のことに囚われてしまって、見切り発車してしまう。ここは肝に銘じたい。
急がば回れ、だな。(ことわざの使い方間違ってる気もするけど)


今回の取り組みのすごいところは、同じ学び舎で学んだ人たちがチームになった、ってこと。学び直しプログラムでも修了してからも、在学中に取り組んだテーマ、プロジェクトをずっとチームで活動し続けている人たちはたくさんいるけれど、その先の姿を見せていただいたような気がするのです。学びと実践が紐づいている、のその先。
クライアントとコンサルタントに共通言語があることも素晴らしいことだし、ちゃんとビジネスにもなっていて、学んだことが実際の企業活動に貢献していることが本当に素晴らしい。研究が人をハッピーにするってこういうことなんだなーって教えてもらった感じ。研究って、誰かのためになるものだし、誰かを幸せにするためのものなんだ、とあらためて実感した。



ところで、今回のラーニングバー。地方在住というハンデがあったとしてもこれまでのわたしなら「はいはいはいはいはーい!」と即、参加を決めていた。けど、今回かなり逡巡した。今回だけでなく、ここ最近はこの手の学びの場に出る時には葛藤がある。


もういい年になって、自分の経験や知識、ネットワークといったものを若い世代に還元していくお役目なのに、いつまでも若造マインドが抜けなくて、わたしが学びたい、わたしが知りたい、わたしが楽しみたい、ってなっちゃうのどうなんだろう?って。
仕事に直接還元する(活かす)わけでもないおばさんが参加するよりも、テーマに興味がある人や、仕事で悩んでいる人(特に若い人)が参加した方がいいんじゃないだろうか?って。
参加者の方との対話でも気の利いた、有益なことも提供できないし。場に貢献できているのか?って自問自答して、うへぇええってなっちゃう。


帰ってくる前のラーニングバーには、中原先生のおっかけをしていたこともあって(!)、常連のように参加しておりました。このブログではどどーんと写真まで載ってる。若い。そして顔丸いw

2010年5月Learning bar報告記:酒井穣さんご講演「ケーススタディで新たな人材開発を構想する」 | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

2010年5月Learning bar報告記:酒井穣さんご講演「ケーススタディで新たな人材開発を構想する」 | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

立教大学 経営学部 中原淳研究室 中原 淳のブログです。経営学習・人的資源開発に関する研究知見、エッセイ、日々の日記が更新されています。

立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

 


その頃は、200人規模の小さな会社で人材開発とか、組織開発とか、総務とか、広報みたいな仕事をしていて、従業員の大半が障害者というちょっと特殊な環境でもあったので、そのまま生かすことはできないけれど、自社にフィットさせるにはどうしたらいいのか?をかなり真面目に考えながら参加していた。


今、こういった学びの場に参加するたびに、なんであの頃のような暑苦しさを持てないんだろう?と自己嫌悪に陥る。会社経営しているのに、コミットできてないことに凹む。


最終的には、みきさんに会いたい!お仕事ご一緒してるのにまだリアルで会ったことがなかった紀藤さんや、素敵なインタビュー記事を作ってくださった秋山さんに会いたい!というそれだけの動機でポチッと申し込んだ。おいおい。


いろんな葛藤と迷いはあるけれど、それでも、今回は行ってよかった、と思っている。
会社員時代のように、インプットしたことを実践する、というわけではないけれど、働く上で、他者と協働していく上でのヒントとなることがたくさんあった。
懐かしい人にもたくさん会えたし、オンラインでは何度もご一緒してる方と初対面できたり、福岡の尊敬するおともだちこんばんはもといわさんとは「奇遇ですねごっこ」ができたし、ひめさんが参加するっていうから申し込んだと言ってくださる方もいて、それだけで十分なんじゃないか、と自分に甘いわたしはそう思うことにしました。てへ。


そして、かつてのラーニングバーでいつもお会いしていたような方(丸の内界隈の怪しい人とか。)があまりいらしてなくて、まぁ、それは人事異動で仕事が変わったりってこともあるだろうし、ライフスタイルが変わったりってこともあるだろう。それこそ10年前は行く先々で知り合いに遭遇していたけれど、今回はそれほどでもなかった。そういう新陳代謝も大事だと思う。わたしもいつまでも若造気分でいないで、次の世代に貢献、継承ができるようなおばさんになりたい。これからの目標にしよう。



この流れで、MALLの皆さんありがとう、みきさん、やすさん、しのさん、藤井さん、ありがとう。会場でお会いした皆さんありがとう。って謝辞で締めるの、ちょっと無理あるよね。
皆さん本当にありがとうございました!
代わりに?中原先生の似顔絵を置いておく。相変わらずひどい似顔絵でごめんなさい。




みきさんのプレゼンにひめさん人形のイラストがこっそり堂々と使われていたのも胸熱♡




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すごい決断をしたわけでも人生が変わったわけでもない

2024-05-19 07:48:59 | コトバ・ニッキ
今週の「虎に翼」を見ていて、書き残しておきたいと思ったので、書いておく。本当はこんなことやってる場合じゃなくて課題の締め切りもあるし、来週以降の授業の準備もしなくちゃいけないんだけれど。仕事も溜まっているし。

【虎に翼 ダイジェスト】第7週「女の心は猫の目?」【NHK朝ドラ公式】 - 虎に翼

【虎に翼 ダイジェスト】第7週「女の心は猫の目?」【NHK朝ドラ公式】 - 虎に翼

2分ダイジェスト動画がご覧いただけます

虎に翼 - NHK

 


未婚の女性である寅子にはなかなか弁護の依頼がつかない。女性であること、未婚であることがこんなにも社会的地位が低く信頼を得られないものなのか、という憤りと落胆。そして花岡がいかにも「内助の功」な婚約者と再登場したことによる、「女が男についていかなきゃいけないのか」問題。


わたしは40代になってから結婚した。仕事も楽しく、それなりの実績も積んでいて、仕事以外でもいろんな活動をして、東京でのシングル生活を謳歌していたから、結婚すると言った時の周りの反応は驚きであふれていた。まさか!びっくり!なぜ???の嵐(笑)


本人は至ってシンプルに決断した。決断ってほどではなく、流れるように、まるでそうなることが必然だったかのように。


けれど、どこかで「既婚」というカードが欲しかったのかもしれない、と思っている。
「負け犬の遠吠え」がベストセラーになった頃、生粋の「負け犬」だったわたしは、その時の生活になんの不満もなかったけれど、不安は確かにあった。病気をしたことで将来の選択肢が狭まったのは事実だし、なんの根拠もなく思っていた「元気でいれば何をしたって生きていける」の前提にあった「元気」が揺らいでいたことも事実。誰かに頼りたい、とは思わなかったけれど、仕事(というか組織の中の立ち位置)で行き詰まりを感じることもあったし、世間の目もそれなりに気にはなっていた。そう、寅子が言うように、未婚であることが未熟と捉えられてしまうことをひしひしと感じていた。バツイチの方が未婚よりもステイタスが高い、そんな空気さえ感じていた。


昔からあまり世間一般の「常識」に当てはめて進路を迫ることをしない両親だったけれど、30代の中盤以降は「結婚」に関するプレッシャーも皆無になっていた。
お墓参りにお寺に行くと、お寺の奥さんから「子供がいつまでも結婚しないのは親の責任だ」と言われてたみたいだけど。家を守っていくお寺だからこその発言なのかもしれないけれど、結婚して家族をつくる、子孫を残すことを望んでいるのであれば、黙って口を出さないのは美徳でもなんでもなく、見合いをさせるなどのレールを敷くことも親の役割よ、ってことが言いたかったんだと思う。
ただ、ある時ふと、「どんな生き方でもいいけど、ともに歩む相手がいてくれたら、と思う」と言われたことがあった。「結婚しなさい」よりもそれは胸に響いた。だからと言ってその時は、結婚しようだなんて1ミリも思わなかったけれど。


それからしばらく経って、縁があって結婚することになった。
東京から遠く離れた福岡の人で、いずれは家業を継ぐことになるだろうことはわかっていた。条件を考えればベストな選択ではなかったのかもしれない。転居しなければならないし、今の仕事も続けられない。同じような仕事が福岡で見つかるとも思えない。けれど、先を考えて思い悩むようなこともなく、サラリと退職して福岡に来た。(ま、辞める≒引き継ぐのはそれなりに大変だったし、持ち家のマンションもあったからやることがたくさんあって大変だったけど)


そして、福岡に来て10年が経った。東京にいた頃の知り合いに会うと「すごい決断だったよね」とか「(結婚で)人生変わったよね」と言われる。


すごい決断だったのか?と言われると、「はて?そうかしら?」となる。多分、いろいろ変えたい時期だったんじゃないかしらと。住む場所と仕事が変わって、生活が変わることで何かを変えたかったんじゃないかしら。何を変えたかったのかはわからないけど、生来の「このままじゃいけない気がする」病をこじらせていた頃だったのかも。


人生変わったと言われることには強烈に違和感がある。確かに、住む場所も変わった。仕事も働き方も変わった。生活のスタイル、リズムも変わった。けれども、どこでどんな生活をしていようと、わたしの人生は続いていて、どんな人生であったとしてもそれは「わたしだけの人生」なのだ。だから、結婚によって人生が変わったと言われると、「はて?」と思ってしまう。生活は変わったし、キャリアも変わった。けれども人生が変わったわけではない。きっとこうなるようになっていたんだと、そう思っている。そのきっかけ、ターニングポイントが結婚であり、福岡に来たことだっただけなのだ。


もちろん、この人とだったらきっと楽しいはず、という確信があったことは間違いがない。それがなかったら来てないよ。そして、今の生活は東京にいた頃には想像もしていなかったけれど、すこぶる楽しい。小さな心配事はあるけれど、大きな悩みも大きな不安もなく、安心して暮らせる毎日は本当にありがたい。


はるさんが寅子に言う
「理由はどうあれあなたが結婚する決断をしてくれたことが嬉しい。あなたにも生涯を支え合う相手が必要」。
同じことをきっと両親も思ってくれていたのだろう。家族が増えたことを何よりも喜んでくれている。それは本当にありがたく、幸せなことだとしみじみ思う日曜の朝なのである。


さ、仕事しよ。


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すこぶる非生産的で地味だったけどこれはこれで悪くない

2024-05-06 22:51:49 | コトバ・ニッキ
今日で連休も終わり。


あと1週間もすれば連休だね、っていう時期にまた腸閉塞になってしまった。どうしても入院したくなくて、家でひたすら寝て、時折氷で喉を潤す、を繰り返して、やっと固形物(と言ってもやわやわのうどん)が食べられる状態になったのが連休直前。もともと旅行などの大きな予定も立てていなかったのは不幸中の幸い。いろいろとやっておきたいこと(主に勉強方面)があったけど、これはもうとことん休め、ダラダラしろ、という神の思し召しと思って、気合を入れてダラダラすることにした。


ちょうど倒れた頃に編集学校「破」コースがスタートした。いきなり怒涛の課題メールがやってきて、あぁああ、体調が今ひとつだと文章読むのもしんどいし、「はじめまして」の人に感じのいいメッセージを送るってことが非常にハードルが高くて開始早々躓く。思えば「守」コースのスタートも療養中だった。「破」ではお題の難易度も上がるし、再回答が必須なの???まぁ、ダメだしの連続だから再回答しなきゃダメだよなぁ、でもしんどいなぁ、となかなかやる気が出ないまま、ヒーヒー言いながら課題に取り組んだ。まぁまぁ締め切りには遅れているけどね。



連休前半は、テンジン大学の授業に参加して(あぁ、これもちゃんとリフレクションしておきたい)、せりかさんとすなちゃんに会ってちょっと元気もらって(久しぶりの街へのお出かけだったので、ものすっごい疲れた)、絵本の泉に参加して、自動録画されていた「素直になれなくて」を見て、Zeppに岡崎体育を見に行った。スタンディング2時間、「観客のボルテージは最高潮に達した!」で一緒に飛び跳ねられたし、徐々に体力は回復してきたみたい。ライブも最高に楽しくて、一生懸命楽しませよう、一生懸命楽しもう、としている姿はほんといいよね、元気になる。



(今回のテンジン大学は赤煉瓦文化館)


連休の谷間はいくつか新しい仕事の打ち合わせをして、いつも通りの月末月初を過ごして、キックボクシングとパーソナルトレーニングを再開した。割といい感じに動けるようになっていたのに、ぜぇぜぇはぁはぁ、ひどいものだった。せっかく腹筋も割れ始めていたのに元通りですよ。筋肉も裏切るらしい笑


連休後半は、倒れる前にインタビューした記事を最終納品して、月次決算の前準備をして、キックボクシングのレッスンに3回行って(4日しかないのに3回も!)、編集学校の課題が全然できなくて(難しいのよ、ほんと。泣きそうになってる。)、いくつか仕事の資料を作って、念願叶って真次郎と大濠公園に散歩に行って、柏餅食べて、ネイルの付け替えに行って、終わった。




驚くほど出歩いてないし、絵日記に書けるような派手なことは何もなかったけど、あぁ、でもこれはこれで悪くない、って思う。ここ最近のわたしにしては珍しく本も読んだし。必要に迫られて、ではあるけれど、メモをとりながら割と真剣に読めたのは、思考が元気になっている証拠かもしれない。




旅行に行ったり、ボランティアに行ったり、人と会ったり、美味しいものを食べたり、作ったり、、、SNSを覗くと色とりどりで華やかなゴールデンウィークを過ごしている人たちがたくさんいる。それと比べてわたしったら、、、と思わなくもないけれど、退屈だー!なんて思うことはまったくなく、それなりに過ぎていった。派手なことは何もなくても、穏やかに日常が流れていくのも悪くないし、こんなふうに過ごせるのは幸せなことなのかもしれない。


大澤会長曰く、次の祝日は7月15日。あと10週間もあるんだって。次の祝日までには元気になっていたいなぁー。もりもりごはんを食べられるようになっていたいなぁー。
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応援団軍師〜4月の孫子女子勉強会のこと

2024-04-26 07:07:48 | オトナの学び
会計士の田中先生が主催する孫子女子勉強会。先月は放課後タイムからの参加につき、2ヶ月ぶりに本編からの参加となりました。
が、あいにくというか、なんというか、前週に腸閉塞を発症してしまい、体調最悪な状態。体力がなくなると気力もやる気も集中力も思考力も何もかもが低下する感じ(あくまで自分比)。まぁまぁ、フィジカル的にはしんどい状態だったので画面オフにして横になりながら、ふむー、とか、そうかー!とか、それいい!とか独言ておりました。




孫子の兵法の一節にあるこちら。



めちゃくちゃざっくり意訳すると

 自分のことをちゃんと知ることが大事、それだけじゃなくて相手のことを知らないと勝てないよ
 勝負には地形や天候なども左右するから情勢もちゃんと見極めないと

なことを言っておられます。これはめちゃくちゃ納得。わかりやすい。


前回の勉強会で「正しい自己評価(自己認識)」の話が出ていたり、イベント「フリーランス塾はじめの一歩」でも、自己評価を正しく行なって強みを活かしつつも足りないものを補強する(これは自らが努力するという意味合いもあれば、他者の力を借りるという意味合いもあれば、勝ち目のある領域を狙うと言う意味合いもある)といったお話がされていたけれど、自分のことって意外とちゃんとわかっていない。強みも弱みも今置かれている環境も含めて客観的に自分のことを理解するって本当に大事だ。けど、難しい。


そして、「彼」=競合を意識することも大事。ただ、どうしても「己」と「彼」にばかり目が向いて「天」と「地」に目が向かなくなってしまう。地形や天候、つまりは情勢を正しく見極めること、それはビジネスを行う上でとても重要なことである。


というのがわたしの理解であったのだが、今回の勉強会では「!!!!」と目から鱗が剥がれまくり、そうだったのかー!と感動すら覚えたのですよ。
そして田中先生、かっこいい!


田中先生は「サービス業は60歳から!」と力説されていましたが、それは、

自分が中心で何かをやろう、と思うのではなく、やりたいことがある人ややりたいことがあるけどどうしたらいいかわからない人、これとこれをくっつけたらもっと面白いこと、世の中に役立つことができるんじゃないか?ってことをサポートできるようになるのはやっぱり歳を重ねてこそ、歳を重ねたからこその人脈や情報、術があるし、信頼も生まれる

ということで、これからはそういう役回りで行こうと思っている、っておっしゃってた。かっこいい。


つまり、「天」や「地」は自分にとっての「「天」や「地」ではなく、相手(彼)の「天」や「地」。そして相手(彼)は競合ではなく、支える相手。これからの未来を一緒に作っていく実働部隊のことなんだ。そして歳を重ねた者にできること、やることは、そうした若者たちを支援することなんだ。



(多分、絵にするとこんな感じ)


いい年になってきているのに、いまだに30代前半くらいの若造マインドが抜けきれなくて、学びたい、体験したい、この経験を活かしたい、って思っちゃうけど、そうだよなぁーこれからは支援する側(支援という表現はどうにも上から目線であまりしっくりこないのですが)なんだよな、そしてサポートできるだけの術や人脈、情報を持ち合わせていることが本物の大人の姿なんだよな。


フィジカル絶不調で、それに引っ張られて気持ちも不調気味になっていたけれど、いやはや精神にきく良薬を頂戴した感じ。放課後タイムのゆるやかで楽しくカラリとしたお話にも癒され、徐々に徐々に回復中。
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訪ねていきたい人がいる、訪ねていきたい場所がある

2024-04-16 21:47:11 | コトバ・ニッキ
つい先日、北陸新幹線開業に沸く福井に行ってきた。ついでに今年の大河ドラマの舞台でもある。越前国守となるのはもうちょっと先の話っぽいけど。


福井駅から程近い「わおん書房」にいきたかったから、というのが福井行きの理由。

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わおん書房はJR福井駅から徒歩6分ほどの商店街にある小さな新刊書店です。コンセプトは『暮らしの中に「!」を』。児童書とアート本を中心に、お客様が「!」(驚き、感動、...

わおん書房

 



それなりの時間と交通費をかけていくのだから、あちこち観光すればいいじゃん、せっかくなんだから泊まって福井グルメを堪能してくればいいじゃん、とわたしもそう思う。けど、今回も安定の日帰り。


昔から、目的地に直行して観光もせずに名物も食べずに帰ってくる、という移動をしていたけれど、進次郎が我が家に来てから、そしてコロナ禍になってからは拍車がかかっている。せっかくだから、あちこち見ておきたい、と思う気持ちもあるけれど、一点集中とばかりに行きたいところに行く、会いたい人に会う、っていう移動(旅)がわたしにとっては最高の贅沢で、最高の旅なのだ。


わおん書房は福井駅ほど近くの新刊を扱う小さな書店。店主のたかこさんがセレクトした児童書やアート関係の本が充実していて、たかこさんのあたたかなセンスに満ち溢れている場。本ってどこで買っても内容は同じ。けど、違うんだよなぁー、どこで、誰から買うか、って大事なんだなぁーってわおん書房に出会ってからことさらにそう思う。とはいえ、ついついAmazonでポチっとしたり、街の大型書店で買ってしまっているけれど。

 
今年は、何かをやりたい人を応援する場でありたいというたかこさんの思いもあって、何かやってみたい人にカフェスペースを開放して小さなワークショップや展示などの催しを行っている。ぉおお、これは!「何かやる」を口実にしてわおん書房に行こう!と、日程も決めずに「何かやりたいですー!」とエントリー。あれこれ予定を調整して、行ける!行けそう!な日を設定してグラレコミニ講座を開催させていただきました。


朝、博多を経って、新幹線開通で巨大になった敦賀駅から在来線に乗り換え、越前市へ。


この乗り換えが物議を醸しているらしくて、サンダーバード車内にはこんなお知らせが。サンダーバードのホームが鬼門で、エスカレーターの本数が少ないから、新幹線→サンダーバードへの乗り換えはエスカレーター待ちの長蛇の列。荷物が少なければ階段でサクサク移動できるけど、これ、旅行者やお年寄りは大変だろうなぁ。




武生駅の待合室にある立ち食いそば屋さんでお蕎麦を食す。この立ち食いスタンド。1畳ほどの小さなスペースで、おん歳80歳近い(もしかしたらもっとかも)おばちゃんが一人で切り盛りしている。腰が90度くらいに曲がっていて、湯切りをするのもしんどそうに見えるけど、いやいや、シャキシャキとオーダーを取り、さっと提供して、戻ってきた丼を洗って、と流れが本当にスムーズ。このおばちゃんの動きを見るだけでも価値がある。しかもかけそば350円よ。たっぷりの鰹節とちょっと粗めに刻んだネギが素朴で美味しかった。


シャトルバスに乗って大河ドラマ館を見学。スタッフは慣れていないながらも、おもてなししようという気持ちが溢れていたけど、いやいやちょっと過剰では?という気もしなくもない。肝心の展示は、うーん、大河ドラマ館ってこんな感じなのかな?ちょっと肩透かしな内容。内容は更新されるのかしら?宇治や石山寺でも開館しているらしいので、機会があったら行ってみよう。


 

駅まで1.5キロくらいなので帰りは歩くことに。公園のすぐ脇にあったおしゃれな文房具店で思いがけず散財。聞けば老舗の文房具屋さんの新業態のようで2周年なんだとか。このペンの陳列とか素晴らしすぎない?





駅までの道は昭和初期、もしかしたらそれ以前の古い建物が立ち並んで、それは風情がある。日曜だからなのか軒並み閉まっていて、人通りもまばらなのがちょっと物悲しくもあったけど、時折行列ができているレストラン(食堂)があったり、駅前のガラス張りのカフェは階段上になっているテラス席が気持ちよさそうだったり、歩いたからこそ見える景色はなかなか面白かった。


新幹線が開通した福井駅は1年前に行った時とは様変わり。お土産が充実していて、ワンダーランド!これは楽しい!
でもお土産は羽二重くるみ一択だけどね。




わおん書房に到着後、講座の準備をしながら美味しいチーズ屋さんの新作チーズケーキをご馳走になる。ゴルゴンゾーラといちじくの相性が素晴らしすぎて、悶絶。あぁあああああ、ずーっと食べていたい!って思えるお味でした。





グラレコ講座にはたかこさんのお友達や、わおん書房のお客様、フリーランス塾のイベントに参加されていた方など、お友達のお友達はみんなお友達だ、な温かな繋がりを感じられて、もうそれだけでほっこり胸熱。
あっという間の90分。初めて描いたって方ばかりだったけれど、みなさんがとっても楽しそうにペンを走らせて、思い思いに豊かに表現してくださっていたのがとっても良かった!(語彙がw) あぁ、やっぱり、わたしには楽しく描く人が増えることが喜びなんだよなぁ、と再確認できて、だから講座をやるのが楽しんだなぁ。


皆さんで、とお持ちくださった山中温泉のお饅頭をいただきながらあれこれおしゃべりして、帰りの道中で読もうとこちらの2冊をいただいて、名残惜しいなぁー、さみしいなーと言い合いながら、わおん書房を後にする。





「ここにあるお弁当、全部3割引でいいよ」と言うおじちゃんに後押しされて、蟹がたっぷり入ったお弁当を買って、北陸新幹線に乗り込み、鬼門の敦賀駅乗り換えを無事にクリアして、京都の乗り換えは安心感があるねーと余裕かましてホームでコーヒーを買ってたら危うく乗り損ねるところだったというネタも。コーヒー抽出するのに2分近くかかるんだもの。いやはや。


また行きます、そう遠くないうちに、きっと。
わたしにとっての旅は、会いたい人に会う、行きたい場所に行く、シンプルなことなんだ、と再認識した1日でした。
たかこさん、ご参加のみなさん、本当にありがとうございました。
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自分のスキルが誰かの役に立つなら、そうやって使っていきたいよね

2024-04-03 22:00:06 | グラレコ


昨年、お友達のもといわさんが立ち上げられたグレイヘアフェスのクラウドファンディング。何かお手伝いができないかなー?とリターン品にプロフィールグラレコはどうかしら?と提案して採用いただいた。支援をいただけて成立、無事に全員分を納品できた。


依頼されてプロフィールグラレコを作成すると、完成に至らないケースがある一定数ある。自分の過去に向き合って辛くなってしまうのか、わたしが出したものがお気に召さないのか。後者なんだろうな、と思うとわたしも人の子ですから、それなりに凹む。画力や編集力は精進するほかないのだけれど、返事がないままフェードアウトするケースもあれば、「ちょっと忙しくて自分に向き合えない」とお伝えいただくケースもある。それがずっと辛く苦しかった。わたしの時間やお金はどうでもいいけれど、作って欲しくて依頼したのに完成できない、ってことに対して申し訳ない思いや疑問、消化不良感をずっと抱えていた。


なので、あまり表立ってサービス提供をしてこなかったのだけれど、それでも作って欲しいというお声を度々頂戴する。この声には応えたい。けれど、完成できない辛さや申し訳なさはもう味わいたくない。
どうやったら解消できるんだろう?そうずっと考えていた。


ちょっと話は変わって。人生後半戦に入って、そろそろお返しする番になったんじゃないの?って気持ちが芽生え始めている。自分のこれまで培ってきたことを仕事として頑張るのではなくて、何か別の形で還元するってのもアリじゃない?と思い始めた。
実家の母は50歳を超えた頃から、地域でボランティア活動を始め、点訳を始めたりと、それはそれは楽しそうだった。今でも小学校の支援級の介助ボランティアは続けていて、楽しそう。そんな母を見てきて、わたしもそうした活動にシフトしていきたいな、と思い始めていた。


この思いが合体。


これからは依頼され対価をいただいて描くのは辞めよう、ボランティアとして描こう、公式に表立って提供することはやめてクラファンのリターン品のような形で提供しよう、そう決めた。


自分のスキルが役に立つ。プロフィールグラレコを喜んでもらえて、プロジェクトにも貢献できる。まさに三方よし。こういう活動をこれからは増やしていきたい。そんなふうに思っている。

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2024年最初の3ヶ月絵日記

2024-03-31 21:21:17 | コトバ・ニッキ


ここ数年恒例となっている3ヶ月絵日記。記憶が正しければ2016年からやっている。
3ヶ月分を10数コマに凝縮するわけだからまぁまぁ濃密な感じで描き残せるし、何よりもこの3ヶ月に何があって、何をして、何を考えたのか、ってことを振り返るよい機会になっている。
楽しかったことや、うぇーい!ってことしか描き残してないから、めちゃくちゃポジティブ。自分のことだけど、うわー楽しそう!ってなるのもいい感じ。(自画自賛)


この形式で行うかどうかはさておき、ポジティブな振り返りはこれからも続けていこうと思っている。


そして、2023年12月21日からブログも毎日書き続けた。今日で101日連続ですって。もちろんめちゃくちゃ薄い日もあれば、ものすっごく深く考えて書いた日もある。一応、公開しているものではあるけれど、誰かに読んでもらおう、とはあんまり思ってなくて、思考と感情のデトックス的要素が強い。大きなイベントが終わった時や、伝えたいことがある時は、誰が読んでも伝わるようには心がけているけれど、自分のために書いている日記を誰かが読める状態にしているに過ぎない。読者を増やそうとか、ページビューを増やそうとか思わず、デトックス、ログ的に書き残すのがわたしには性に合っている。


ただ、誰に約束しているわけでもないけれど、毎日書かなきゃ、読まれてもOKな内容にしなくちゃ、というプレッシャーは少なからずあるので、ちょっと向き合い方を変えようと思う。


このブログはこのまま残して、公に読んでもらいたい時には「記事」として書いて、日々の徒然は別の場所で残そうと思っている。
ひとまず101日間続けられたわたしに「おつかれさま」と言って3月を締めよう。
おつかれ、わたし!


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長崎はやっぱり今日も雨だった〜長崎県美術館でライブ

2024-03-30 22:33:18 | ライブ・イベント
年度末、世の中はバタバタと忙しく過ごしている中、長崎までヒョイっと行ってきました。リレーかもめに乗って博多から1時間半。近い近い。あんまり本数がないのと、同じホームとはいえ途中で乗り換えなきゃいけないのがちょっと残念だけど、この距離感はありがたい。半日がっつり仕事してから移動して、夕方に長崎着。ちょっと遅めのランチ(早めの夜ごはん)に長崎名物トルコライスを食す。ボリューム満点すぎてわたしの胃腸がしんどそうだったけど、ナポリタンのソースがこってり濃厚で美味しかった!


今日の目的は、キョンキョンが作ったユニット「黒猫同盟」のライブ。長崎県美術館のエントランスホールで20時半スタートという、なんとも珍しい形式。夕方までがっつり仕事してからでも行けるじゃん、とチケットを取った。さすがに日帰りはできないから泊まって翌日の朝に帰れば、なんの支障もない(犬のごはん以外w)。


黒猫同盟は、ベーシストの上田ケンジさんとキョンキョンが作ったユニットで、ポッドキャストに使う音楽がない、じゃ、作っちゃえばいいじゃない、ってことで作ったそう。お互いにちょうど黒い保護猫を迎え入れた時だったので「黒猫同盟」。猫の視点で言いたいことを歌っちゃおう、っていう詩があったかくて可愛くって、時折ドキッとして、核心をついてていい。

黒猫同盟 | ビクターエンタテインメント

ビクターエンタテインメントによる黒猫同盟公式サイト。黒猫同盟の最新情報、ライブ情報などを掲載。

ビクターエンタテインメント | Victor Entertainment

 



長崎美術館のエントランスはガラス張りで、遠くに稲佐山が見えて、港の船(軍艦?)も見えちゃったりして、とっても非日常。普通のホールではあり得ないロケーションって、最高のステージセットだなぁ、って思った。美術館のエントランスですから、音響もそれほど良くはないし、照明もステージセットもシンプル。シースルーエレベーターに乗って1階まで降りてきてステージに向かう様子も観客から見えちゃう。バリバリに作り込まれたエンターテイメントとは違うけれど、バンドメンバーは技巧派ばかりで、音の安定感たるや!大人が集まって最高に楽しく遊んでる感じがとっても心地よくて楽しかった。


キョンキョンはやっぱりかっこよくて可愛くて、「かわいいー」の声に「もうそういうのお腹いっぱいなの、他の掛け声ないかな?」「最近は長生きしてね、って言われるの」ってさらりと言っちゃうのもかっこよくて可愛い。つやつやしたお肌に、満面の笑顔。アイドルってこういうことだよね、って58歳のキョンキョンを見てもそう思う。


大御所と言われてもおかしくない年齢、キャリアだけど、面白そうなことを面白がりながら、新しいことをやってるキョンキョン。しかもいい感じで力が抜けているのもいい。そして誰かのお膳立てで立っているんじゃなくて、自分で選んで、自分でやってる感じがまた素敵。こんなふうに歳を取りたいし、キャリアを重ねたい、って思ったよ。


いやはや、長崎は今日も雨だった、と内山田宏とクールファイブも歌っているけど、この日も大雨。ってか暴風雨。長崎は何度か行ってるけど、いつも雨。高校の修学旅行も雨だった気がする。傘さしててもずぶ濡れ。けど、終わった時には雨も上がって、夜風を受けながら駅までてくてく歩く時間もまたよかった。いつか晴れた長崎にも行ってみたいなぁー。




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