1500年の歴史があり日本の国技になっている相撲も最近は柔道と同様に国際化しているが
外国の人から見たら相撲ってどういう風に見えるのだろうか?
又テレビを見るきっかけになった甘いマスクと相撲が上手い遠藤
若 貴時代に九州場所の本場所も見に行った相撲ファンとしては何の違和感も感じずに当たり前のように見ているが
今日は初めて相撲を見に来た外国人の目で観察してみたい
前夜祭 化粧回し 前夜祭で相撲の禁じ手(反則)をユーモラスに表現するしょっきり
頭は江戸時代のままのちょんまげ まわしと言えばカッコ良く聞こえるがふんどし一丁の姿
決してお世辞にもカッコ良いとは言えない体型
勿論強くなる為にはけいこもするのだが…暴飲暴食した後は体を大きくする為ひたすら寝るのが仕事
今は体重を150キロ近くまで上げないと体力負けするので尚更である
本場所(1年に6回)になればそんな体型でプレゼントされた化粧回しを腰に巻いてショーに参加する
その後に相撲のスーパースター横綱の土俵入りがあって本番の勝負となる
勝負と言っても何分もかからない 長くて2 3分の話である そんな仕事って他には見当たらない
どうしてこうなったの? プロレスのとび蹴りが決まった瞬間かな?と思ったよ(笑)
ボクシングの様に体重別でないので大きい人が勝つのが当たり前だと思って見ていると
解説でお馴染み 技のデパートと言われた舞の海対小錦みたいに小さい力士が土俵の中を激しく動き回って勝ったりする
見ていてスカッとする豪快な塩振りの水戸泉 全ての動作が肩に力が入っている角界のロボコップ高見盛
勝敗だけでなく個性的な力士がいると弁当を食べながらの相撲観戦がより面白くなる
では 強くなる為には何が必要なのだろうか? 私なりに考えてひとつだけ言えるのは足腰の強さではないかと
足腰の強さではモンゴル出身の人達には敵いませんね
白鵬を始め横綱だけでも三人 次の横綱候補と言われる照ノ富士 逸ノ城もモンゴル出身である
テレビで見る限りしか知らないのだが…小さい時から野生の馬を調教し草原を乗り回し足腰の強さとバランス感覚は抜群である
又 モンゴル相撲は最初からまわし?を取っているので投げるしかなく総じて相撲が上手い人が多い
モンゴル相撲を外国サイトでパズル風に
他の外人力士は体格も良いし力も有る人が多いのだが腰の位置が高く意外ともろい点がある
琴欧州 把瑠都 一世を風靡したハワイ勢 高見山 小錦等 曙は横綱になっただけあって腰が重い感じがした
映画テルマエ・ロマエに出演した格闘技に転向した曙と琴欧州
それでは日本人の場合はどうだろう? 早くから横綱の期待がかかっていた稀勢の里は
あんこ形でどっしりした体系ではあるが脇が甘く押し込んでいても横に振られると弱い面がある
大横綱の双葉山の記録に追いつかんとする白鵬の連勝を溢れんばかりの気迫で止めた相撲は評価に値する
高安 隠岐の海等 大関候補はいても横綱候補がいないのは何と言っても寂しいと思うのは私ばかりではないだろう
白鵬の記録更新に反して番狂わせもなく結果が解っている相撲なんていつしか見る気もしなくなった
ところが 甘いマスクと相撲の上手さでまだちょんまげも結えない遠藤が出て来て面白くなった
今場所は体力的な違いから組んでも分が悪いと見ると立ち合いは突っ張って行く相撲が多く見られた
残念ながら負け越してしまったが 考えているなと思いこれからが楽しみである
更に 初入幕でいきなり優勝争いに最後まで残った逸ノ城が現れて相撲人気が復活した感がある
兄弟横綱で何かと話題になった若 貴時代以来久しぶりと言っても良いかも?
お姫様だっこに喜ぶ女性 体が大きく力も強い力士は頼もしい存在なのだろう
テレビで見る限り女性ファンが多くなった気がする 今でも前夜祭 福祉相撲 地方巡業等あるが
もっともっとファン(特に女性)が喜ぶ様な企画(イベント お土産等)を考えて欲しい
熊本と大相撲の関わりは深い
江戸時代には勧進相撲が取り行われるようになり吉田司家の19世吉田追風は横綱を考案し免許した
元禄時代赤穂浪士討ち入り後に大石良雄らのお預かりを担当したことで知られる
第3代肥後熊本藩主細川 綱利(ほそかわ つなとし)は吉田司家を肥後に招き当時衰退していた相撲道を後援した
昭和61年5月、司家内部の不祥事により横綱授与の儀式を全面的に協会へと委ね
毎年十一月場所後に司家の土俵での奉納土俵入りが行われていたが廃止となり行われなくなった
現在は熊本市の藤崎宮の傍の敷地内に「吉田司家跡」の石碑が存在するのみとなっている
大相撲の他に足相撲というのもあるらしい 私も含め皆が出来る相撲もある 指相撲である
こちらは泣き相撲というらしい あなたならどっちに軍杯をあげますか? のこったのこったかな?