バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

動物病院にて(再び)

2008年10月29日 | 猫の話
今度はミディ(涙)
しかも健康診断ではない。

以下、大変ビロウな話です。
食事前、食事中の人はそれを済ませてから読んだ方がいいかもよ

事の始まりは金曜日の夕方。
そう、フリスキーを病院に連れて行った、まさに同じ日の夜。

猫という生き物は、毎日グルーミングを欠かさない清潔な動物だ。
食事の後と、排泄の後は、グルーミングも真剣さを増す。

なんとなく、ミディがいつもよりもましてグルーミングを
しているのが気になった。そのエリアが「お尻」ということが
気に入らない。

彼女とはもう長年一緒に暮らしているので、彼女が普段と違うことをすれば
やっぱり気がつくものだ。

何気なく彼女の黄門様を見てみると、さすがにキレイには保たれているものの、
何かが違う。

何が?って聞かれても、これ!って言えない。
やっぱり獣医じゃないから。
でも何かがいつもとは違うのがわかった。

何か余計なものがそこにあるような...。

ハニバニとさらに一緒に凝視してみて、彼もこれ!とは指摘できないが、
やっぱり何か変ってことはわかるらしい。

急病って感じでもないので、月曜日の朝に病院に行く予約を入れると
いうことで、土日は様子を見た。

土日は、金曜ほどしつこく黄門様を舐めることはなかったが、
やっぱり医者の意見を聞くまでは、こっちの気分も収まらない。
実は、進行していて気がつかなかった変な病気だったらどうしよう。
嫌な予感が頭をぐるぐる。

で、月曜日の夕方に予約を入れることができたので
不機嫌な彼女(ミディ)を連れて行ってきた。

病院では、「あれ?金曜日来なかったっけ?」って
いろんな助手に声をかけられた。

検査室では獣医のドクターJに会う前に、彼女の助手のロビンが
簡単に状況を調べていく。

じっと彼女の黄門様を見つめて一言。

「これって肛門のう炎じゃないかな。」

そしてささっとまた検査室に戻る。

『...なんじゃそれは。』と、そこに残された私は
眉間に皺を寄せて彼女の言ったことを繰り返す。

しばらくしてドクターJがロビンと一緒に入ってきた。
「きゃー♪また私に会いに来てくれたの?フリスキーはどう?」
と豪快に言ったあと、私をハグして左の頬にキスまでしてくれる。
いつもながら、超フレンドリーなお迎えだ。

彼女とロビンが再びミディの黄門様を眺める。
ドクターJは、うなずいて言った。

「ロビンの言うとおり、これは肛門のう炎よ。ミディ、可哀想に。」

犬や猫の肛門には、肛門の両脇にすっごい臭い液体をためておく
袋があるのだけど、普段はその液体は、糞と一緒に出てくるらしい。

その液体が出てくる腺がなんらかの形で詰まってしまうと
そこから炎症を起こすそうだ。

普段、やる人はちゃんとやってるらしいが、
「肛門しぼり」ということをした方がいいらしい。



えっとですね、
しっぽを持ち上げて、黄門様の両脇(ちょうど8時と4時の位置)
から上の方に向けて、思いっきりぎゅーぎゅーと押す...
すると、2箇所の穴からクリーム状の液体(強烈に臭いらしい)が
にゅるにゅるとでてくる。

など、インターネットではそう書かれていた。

いつも思うが、どの説明にも「大人しい猫」の姿が描かれている。
「しぼる際、猫が『虎』に豹変します」...などとは一切説明がないのがイケナイ

ただ、ミディはもう炎症を起こしてしまっているので
押すだけでは膿が完全に出ない。

ではどうすればいいか?

ドクターJが「ケイエス、あなたも見ておきなさいよ。
すごいものが出てくるから。」

と、ゴム手袋をはめた彼女は右手人差し指にジェル状の
クリームをつけるとおもむろに、ミディの黄門様にブス。
しかもぐりぐり。

あぁぁぁぁぁ。
そこからはもう、ミディの叫び声やら
ドクターJが取り出した膿(結構硬くなってた)やらで、
私は気が遠くなりそうだった。

ケイエス、まさに



ムンクの叫び状態。 画像、まさかの使いまわし

結局人間の小指の先ぐらいの量の膿が出てきた。
こんなんが黄門様を圧迫してたらやっぱり居心地悪かっただろう。
興味深いことに、炎症を起こした腺から出てくる膿は
全く臭わないのだ。

ドクターJは「腺が破裂する前に来てよかったよ!」と言った。

とりあえず、炎症を抑える痛み止めを貰って家に帰った。

家に帰るともうミディも私もよれよれ。

とんでもない目に遭ったミディは、それでもお尻が
爽快になったからなのか、どこか余裕で伸びをしていたような気がする。

異常に疲れたのは私だ。
よりによって、月曜日だ。

ま、特に変な病気でもなかったし
良かった、良かった。

4週間後にフォローアップでまた病院に連れて行く予定。

「肛門しぼり」、家でちゃんとやってる方々、すごいです。
私にはとうてい出来ない業です。

さて、今日のミディ。
黄門様を見てみると、いつもどおりのキレイで
本来の黄門様の姿がそこにあった。

************
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4 コメント

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お疲れ様です (りん)
2008-10-29 09:27:43
アハハ。。。笑っちゃ行けないんだろうが、ちょっと笑ってしまった(ゴメンナサイ)
そりゃ~いつも以上に大変な月曜日でしたね~。
黄門様が印籠出してたんじゃないっすか~(爆)
しかし、ミディもムンクの叫び状態だったんだろうな~。
そして最後まで読んで、自らの黄門様がモゾッとしたしたのは、私だけだろうか・・・・
(キャッお下品でスミマセン)
返信する
りんちゃんへ (ケイエス)
2008-10-30 01:24:43
あ、いいよ笑って。
だって結果が笑って終わることができたんだから、それはそれで笑ってしまおう♪

ミディもかなりムンク状態だったと思うわ。
彼女のあんな慌てるところ、かつて見たことないかも。気の毒で...

>黄門様が印籠出してたんじゃないっすか~(爆)

ぎゃはははは!!!最高!!!
って、これかなりオゲレツだわよ(爆笑)

黄門様、大切にしませう。
返信する
皆やってるの? (mayumi)
2008-10-30 16:54:01
ミディ、よかったね。ケイエスさんに気付いてもらえて。
家も2匹の猫が居るけど、肛門様絞りはやったことないです。
一匹はいつも綺麗だけど、もう一匹のデブ猫ちゃんの方は
グルーミングするんだけど、腹の肉のせいで肛門様を
グルーミング出来ないような状態。いつも肛門様がカリカリ
してるけど、これって毎回濡れたコットンで拭き取った方が
いいのかな。デリケートなとこだけに、あまり触っちゃ
いけないかなと思ったりもして。素人判断はいけませんね。
ちゃんと相談してみよっと。
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mayumiさんへ (ケイエス)
2008-10-31 01:28:47
やっぱり日ごろから猫を観察することが大切なのかも知れませんよね。
mayumiさんのとこの猫さんってアメショでしたっけ?(違ってたらゴメンね!)
ミディもフリスキーも、日ごろはきれいか、またはカリカリ状態だったりしてます。
そのカリカリがあまりにもデカイ場合(ぶっ)は、もちろんティッシュか、キッチンペーパーをぬるま湯で暖めといて、そのカリカリを少しふやかしてから取ります。でも猫って(誰でもそうかもだけど)、黄門様を触られることにとても恐怖しますので、気をつけてくださいね。うちはハニバニが抑えて、私が掃除するようにしてます。
それから肛門しぼりなんですが、やる人はやってますが、極少ないと思います。
それと、私の獣医は「飼い主が絞ってね」とは言いませんでした。mayumiさんもおっしゃるとおり、とてもデリケートなところなので、素人がつつくのもどうかと思いますね。
拭くぐらいなら大丈夫かと思います。
mayumiさんとこの猫さんもしっかり観察して
お互いに小さな信号を逃さないようにしましょうね!
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