バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

一難去って...

2011年08月31日 | アメリカ生活

今年の夏、ものすごい暑かったものだから
なんとなく嫌な予感はしていたのだけども

大型ハリケーン、Ireneは東海岸で大暴れをして去って行きました。


こちらは思ったよりもインパクトがそれほどでもなかったものの、
それでも暴風域に入ると雨風がすごくて
いつ裏庭の木がうちめがけて倒れてくるんじゃないかと思うと気が気ではなく
土曜日は眠れなかったが


その分日曜日に泥の様に眠った。




そしてハリケーン一過。


もう秋がそこまで?と思わせるような涼しい日々が続いている。
朝なんて寒いぐらいだ。


ほっとするのもつかの間、アトランティックオーシャンには次なるハリケーン(今はまだ温帯低気圧)、


Katia(カティア)


が北西へ移動している。


またもや東海岸へと接近するつもりか。

今の段階の予想では、このまま威力をどんどん強めて北西に進み、
来週中頃にはカテゴリー3になって、サウスカロライナまたはノースカロライナへ接近する見通しであるが
まだはっきりとはわかっていないらしい。


願わくば、このまま北西とは言わず、北へ行ってもらってそのまま消えて欲しい。


私はもう疲れている。


地震の後、目に見えて恐がっていたのはフリスキーと私だといつかの記事でお伝えしたが、
肉体的にストレスを受けていたのはミディと私であった。


フリスキーは実は表向きは恐がりだが
やはり若いせいか、体はしっかりしているようだ。


ではどうしてミディと私が肉体的にストレスを受けていたと判断できたか。



なんと柔便続きだったからである。



お食事中の方、ごめんね。(でも事実なんよ)





地震があった2日後ぐらいからミディが下痢をし、時期を同じくして私もお腹が緩かった。
彼女はそれから4日間マイルドな下痢状態を続けたが、
なんと私も同じような形を留めない便が続いていたのである。


私はこれは絶対にストレスから来るものだと信じて止まない。


それを証拠に、ハリケーンが無事に去ってから
ミディと私の便がもとに戻ったから。



なのに、よりによって、また凄いのがやって来そうだ。



私は今朝その話を聞いた時点で鼓動が早くなり、呼吸なんてのんびりしてられるかという状態にあった。
こういう時こそ、深呼吸!なのに。


頭の中ではお嬢らをケージに詰め込み、車を西へ西へとぶっ飛ばす自分自身を想像する。

ハリケーンのカテゴリーと場所によってはどこかへ避難しなければならないかも知れない。


ハニバニが留守を始めてからたった1週間と少しで、最初は『退屈で嫌だ』と思っていたが、
はっきり言って、一人暮らしは『不便』だ。


あれこれ考えると、不便さに腹が立ってきて、今すぐにでもハニバニに怒りをぶつけたい心境である。


それは理不尽というものだから、
それを沈めるために私は今週末はショッピングに行こうと計画している。


私に平穏は、戻ってくるのだろうか。



*********************


さて。


一人暮らしになってから、食事はシリアルとかワッフルでええわぃと思っていた私も
それだけでは足りないと思うようになってきた。


しかも冷蔵庫の中には今にも腐り行く食べ物がたくさん。


昨日は、今にも腐りそうなプチトマトと、今にも腐りそうなホットドックと
今にも腐りそうなピーマンがあったのでナポリタンマイラブを作ってみる。





今にも腐りそうなものばかりで作ったとは思えない見栄え。



それから今日もまだ今にも腐りそうなものがあるので、
それを使ってオムライスを作ってみた。







材料は今にも腐りそうなハムと、今にも腐りそうなプチトマト(これで使い終わり)、それから
すでに賞味期限がとうにすぎた卵である。


『賞味期限』だから味はもう美味しくないかもだけどまだ腐ってないってば。大丈夫
そう私は理解する。


今にも腐りそうなシリーズで作ったこのオムライス、
お皿まで舐めてしまいたいぐらいの美味しさで、本心びっくりしている。


それにしてもどうしてケチャップって美味しいのだろう。(←胃腸を心配しなくていいのか)


************
ずっと持っていた携帯ラジオ。実はこれ壊れていました。
今東海岸にはラジオの在庫があるお店が見当たらないのでこれからネットで探してみます。
ラジオは必需品ですよ。



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気分 UP&DOWN

2011年08月26日 | アメリカde健康管理

           
            今日は同僚のバースデーで彼女の希望でメキシカンのFood Dayでした。

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黒い珍客があったとか、地震があったとか、長い留守番が始まったとか、
そういう珍しい出来事があったという記事をブログにアップする背景に
実は更新しようとして更新できずにいた出来事があった。


先週の木曜日。


私は前もって予約しておいた、乳がん定期健診に行ってきたのである。
そう、例のマンモグラフィーだ。


このブログを昔から読んでくれている人ならご存知だが
私は生まれて初めてのマンモグラフィーを39歳のときにやったが、
そのマンモグラフィーで引っかかり再検査を要求されたことがトラウマになり
私がいくら健康体だといえど、この乳がん検診に関しては心の底から

結果は絶対に異常なしよ

と、私は確信が持てない。



去年のマンモグラフィーでは再検査もなく、あっけなく異常なし
をいただいて、はっきり言って驚いたぐらいである。



今年も曇ったグレーの気持ちで検査に臨んだ。



痛みが少しでも減少されるよう、検査は絶対に生理の後と決めている。
これは鉄則だ。


初めてのマンモでは何も知らず、生理の直前にやってしまい、
それが原因で胸は張りまくっており、レントゲンにもその「張り」が写ってしまい
再検査を導くことになったのである。


私の今年のマンモグラフィーの担当は、エイミーという日焼けがとっても似合う30代中頃の女性であった。


彼女は私の名前を見るや否や、「この名前はどう発音すればいいの?」と聞いてきて
こう発音するのよと教えてあげると「まあ!とっても素敵な名前ね。どこの国の名前なの?」とさらに興味深く聞いてくるので
ジャパンよと言うと、「そうなの?私10月から日本に引っ越しするのよ。沖縄だけどね。」と言う。


それからは私の乳房を引っ張ったり潰したりしながら
彼女の私生活に関する話をたくさんした。


沖縄に移動するのは夫が海兵隊だからなの。3年ぐらい住む予定なのよ。沖縄は海がとってもキレイなんですってね。
私海大好きだから楽しみなの。あ、2歳の娘もいてね、彼女もきっと喜ぶわ。それとね、チャイナから養子で女の子を
受け入れるのよ。ああ、これからいろんなことが起こるのね、楽しみだわ...

彼女はとても嬉しそうに私に語ってくれる。


もしあの時私がマンモ撮影のためそこにいなかったら...
例えばコーヒーショップで彼女と知り合ったとかだったら、一緒になって喜んであげられただろう。


とにかく彼女の話に集中できない。


いくら生理の後とはいえ、マンモは痛い。


それにしても、あんなに乳房を潰したりして、それによるダメージは起こらないのだろうか。


マンモを撮影するたびに私が思わず『うー。』とか『あー。』とかいう
痛みのため息を漏らすと、心から「そうよね、痛いよね、ごめんねー。」と同情の言葉をかけてくれるものだから
それで私の気分も少しほぐれた。



問題はここから始まる。



「さっき撮ったイメージがちゃんと撮れてるか確認してくるからね。ちょっと待っててね。」
そう言って彼女は笑顔で隣の部屋へと消える。


そっか、彼女はオキナワか。チャイナから養子で女の子をね...。なるほど。


やっと私にも思考できる余裕が蘇ってきたころだ。
いきなりドアが開き、彼女が戻ってくる。
彼女の顔にはさっきの笑顔がない。


「あのね、最初の生理はいつだった?今までにフル周期で妊娠したことある?」


質問に答えると、腑に落ちないという表情で
隣の部屋へと消えていく彼女。


質問の内容ではなくて、彼女の表情に私は嫌な予感がした。


鉛を飲み込んだような気分になったのは彼女の顔を見たときだった。


彼女が消えてしばらくして、目の前のスクリーンに私のマンモの映像が出てくる。


あの表情を見た後だったからなのか、写り出される映像全てが悪いものに見える。
いつかグーグル画像で見た「乳がん」の乳房の映像と同じに見えた。
心臓がドキドキする。


帰ってきた彼女が言ったこと。


「念のためにもう2枚撮らせてね。」


何かヤバイもの写ってましたかと聞くと、「違うの。念のためにね。」と笑ってくれたが
オキナワに思いを馳せるさっきの彼女の笑顔とははるかに違った。


*******************


それからの私は結構動揺していて
病院を出るときに受け取らなければいけない書類も忘れて家に帰った。


「ワタシね、今回絶対に引っかかるわ。映像にね、変なもの見えたし。」とハニバニに言うと
「アナタ、医者じゃないでしょう?マンモ見てもわかるわけないじゃん。大丈夫よ。」と言ってくれた。


その2日後に私はホームアローンになり、一人で何とも言えない不安を抱えて過ごした。


そんなある夜のこと。

録画しておいた『鶴瓶の家族に乾杯~パラオ共和国』を見て
こんな不安をよそにゲラゲラ笑い転げた。

不安な中、こんなに笑える自分が不思議に思えて仕方なかった。


病院を出るときにエイミーが、再検査のときは病院から電話があるけど
それ以外は封書で連絡があると言っていた。結果がでるのは1週間から10日かかるとも。


そして今日その封書が届いたのである。


封書!


喜ぶのもつかの間、初めてのマンモの結果も封書で送られてきたが
それは再検査の予約をするようにと言う内容の手紙であったことを思い出した。


急にまた凹んでしまう。


ドキドキしながら開封する。


結果は異常なし。


これはもうカレーで祝うしかない。



前日の残り物とか言わない




全くこの1週間、気持ちが休まらない。
ドキドキしっぱなしである。


昨夜は余震がなかった。
なのに原因不明の停電が夜中に4回もあり、結局熟睡できなかった。


明日の夜はハリケーンが最も近づくので眠れないだろうから
今晩はぐっすり眠ろう。


明日の朝も少しぐらい寝坊したっていい。


とにかく、眠るのだ。


*******************


すっかり自分らしさを取り戻したフリスキー。



「おい。テーブルに上がるなと言ってるダロ!」


すごく反抗的な顔である。
この態度こそ、普段の彼女を象徴するものだ。



昼間はとってもブサイク


************
今日のニュースで先日のM5.9の地震は
東海岸の過去最大級の地震であったことがわかりました。
東北大震災のM9.0など、想像もつきません。



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地震その後

2011年08月25日 | アメリカ生活

                    


ハリケーン・アイリーンが接近中である。

2日前に「大地震」に襲われた東海岸を、今度はハリケーンが襲おうとしている。

東海岸にいる私たちが何をしたというのだ。




2日前、地震が起きたその日の夜8時ごろ、最初の余震があった。

結構大きかったので昼間のM5.9がフラッシュバックした。

思わずテーブルにしがみついてしまった。


2回目の余震はその夜中の1時ごろ。

揺れはそんなに強くなかったが、私をフリスキーを飛び起こすには十分な揺れであった。

もちろんミディーは寝ている。


昨日はまったく余震がなく、フリスキーも私も久々に緊張から解放されたと思った。

コメンテーターのSolo_Pinさんが『写真を整理していたら出てきたカレー』ということで

カレーを召し上がっておられて、それに刺激されたのと

地震からの開放感で大盛りにカレーが食べたかったのである。

よってカレーを作って祝う。

フライドチキンまで作った始末。



「誰か来るん?」と聞きたくなるような量。





ちなみにフライドチキンは全部食べていません。念のため。




だのに、その夜。



余震は前日とほぼ同じような時間、1時にやってきた。

がばっと起きたらフリスキーも半座りしていて、いつでも逃げることが可能な体勢であった。

ミディはこの時ももちろん寝ている。

その余震は大きくて、揺れ始めてからこれからどんどん揺れが大きくなるのではと

思わせるようなイントロであった。

だから静かに終わってくれたとき、私にはすぐに余裕がもどってきて

フリスキーの体に私の体も寄せて、しばらく彼女を撫でていた。

猫は動揺した気持ちを抑えようとすると、喉が嬉しいときみたいにグルグル鳴るって知ってた?

でももしかしたら私が撫でてあげたこと、うれしく思ってくれたかな。


そのまま無意識にまた眠りに落ちる。



会社に出かけると、その余震の話で持ちきりであった。

どうして前日の余震はそうでもなかったのにこの余震にスポットライトが当たったかというと

その余震はM4.5であり、今までの余震で最も大きなものだったからだ。

大きいと思っていたが、そこまで大きかったとは知らず

改めてぞっとする。


ミディ、あんたよく眠り続けたね...。


こんなわけで、睡眠不足である。

ただの睡眠不足ならまだいいが、心配と恐怖を伴っているので

結構辛い。




と、思ったときにふと、東北大震災で震災された人を思い出した。

あの恐怖とか、不安とか、悲しみとか、絶望に比べたらこんなの甘っちょろい。


しっかりしよう。

これぐらいならまだ大丈夫。


と、自分に言い聞かせる。



一緒になってビビりまくっていたフリスキーも今日辺りから彼女らしさが戻ってきた。



今夜から静かで平和な夜が戻ってきますように...。




<余談>

日本の地震災害避難訓練でよく見られる、地震体験コーナー。
小さな小部屋で待機して、床が震度に合わせて揺れるやつ。

あれって、実際に役に立つんですかね。

確かに揺れはリアルで、震度ごとに揺れの大きさはわかると思うし
それに合わせて人間がどこまで機能できるかを知ることは良いことだと思うのですが
今回の地震で本気で思ったのは、
あの小部屋が揺れるのと、実際にプレートがずれて、地球の一部分が動くのでは
揺れにものすごい違いがあるなということ。

地震、本当に手ごわいです。

できることなら地球を覆っているプレート全部をパッチワークみたいに
糸で縫いこんで、絶対にお互いのプレートがもう動かないようにしてしまいたい...。


改めて思いました。
地球って生きてるんですね。


************
アメリカにお住まいの方、FCIモーニングEyeっていう
フジテレビ系列のニュース番組見てます?
こないだの地震の震源地を報道する久下アナウンサー、なんと彼女、
『震源地はバーモンド州リッチモンド近郊の...』と手元の記事を読んでいました。
バーモンドじゃなくてバージニアよ!!!と叫んだ私。彼女にその声は届きませんでした。



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M5.9 その時人は、猫は

2011年08月23日 | アメリカ生活

恐かった~~~~~~~~~~!!!!!!


何で東海岸に?
何でバージニアが震源地?
何で?
この先、もう大丈夫なん?


先ほど夜8時ごろ、また揺れたような気がします。

走ってくるトラックの音を聞くと緊張が走ります。

今晩は眠れるだろうか...。



東北大震災で大変な思いをされた方たちの恐かった気持ちが痛いほどわかります。


以下は私の午後の様子です。


********************************


実は今東海岸にハリケーン「アイリーン」が近づいており、
オバサマたちとその行方をインターネットでチェックしたりして話に夢中だったころ。


私のいる職場は人の通行が激しいところにあり、
太めの人がドカドカ通るとコンピューターが揺れる。


なんかちょっとかなり太めの人が来るね、しかもゴーとかいう音させて...


そう思ったらいきなり揺れだした。


誰しもそれが地震だなんて思わずにキョトンとしていたら
誰かが『これって地震?』など言い出す。


私も一緒に「まさか。ここで地震なんて」など思った矢先、揺れがひどくなった。


同時に主任のテレサが

『みんな、逃げて!!!』

と私の手をつかんで走り出して、そこで私は一気に恐怖に目が覚めたのだった。



会社全体が避難を始める。


すごい人数だ。


泣いてる人もいた。


私も恐くて泣き出しそうだったが、それよりも震えがとまらない。


いつかユーチューブで見た、地震発生直後の東北関東の動画を思いだす。


30分ぐらいして、避難勧告が解除され、私たちは職場に戻った。


逃げるときには気がつかなかったが、けっこう物が床に落ちている。


テレサに手をつかまれて走った瞬間から気になったことはただ一つ。


お嬢らは大丈夫だろうか...。



***********************


家に帰ってまず最初に驚いたのが、ミディについてであった。


まるで何もなかったかのように普通にドアの前で私を待ち、
餌を催促する。

フリスキーはキッチンにもいなかった。


彼女を探して2階に上がるときにフリスキーがいかに恐怖して狼狽したかが
一目でわかった。

彼女はなんと逃げながら失禁していたのである。


床に点々と見えるおしっこ。


とても恐かったのだろう。


食器類は大丈夫であったが、棚のものが倒れたりしていて
私がぞっとしたのが、倒れないまでも、左右で大きく移動していた物の数々であった。


私が帰宅したことで少し落ち着いたのか、ベッドの下からのそのそと這い出てきたフリスキー。





瞳孔が開いていて、彼女がどんなに恐怖しているかが手にとってわかる。

少しの音にもビクビクする。

お腹がすいてるのに、食欲よりも音に神経が集中されており、なかなな食べてくれない。
食べたと思ったらいきなりすぐに吐いてしまった。


それとひきかえミディの食欲は旺盛であり、いつものように食べ終わると
ケージの上でのんびりくつろぐありさま。






しばらくして、心に少し余裕がもどってきたのか
フリスキーがリビングに現れ、マタタビの刷り込んである爪とぎでのんびりし始めた。





たまにこうやって伸びてみることも出来るまで回復した





...ように思えた。


やはり音が彼女を恐がらせるようで、小さな音にも慎重に耳を澄ます。





音が大きくなるとこうである。





実はケイエスもちょっと音には今まだ弱い。
それとちょっとした振動ね。

少しの振動からぐわーって大きい揺れになった今日の地震を思い出させるから。

フリスキー、怖いのはあんただけじゃないよ...


そのフリスキーがビビっている一部始終を対岸の火事ごとく見つめていたのがミディ。



ケイエス、あの娘はどうしちゃったんでしょう?



どうして立ったり座ったりを繰り返すんでしょう?



あら、あなたまでフリスキーみたいな顔しちゃって。



オハイオ州にいるハニバニも揺れは感じたようで、
とても広範囲に渡る地震だったということだ。


しかもこの地震。100年に一度と言われる大地震だそうだ。


そう。この辺でM5.9だなんて、大地震なのである。


私が体験した地震の中でも今日のが一番大きかったと言える。


アメリカ東海岸だからと安心していたのが馬鹿だった。



ハニバニの留守が始まってまだ一週間も経ってないのにこんなハプニングがあるとは。



彼の帰宅の日までが、一層長く感じられる。



フリスキーと私のビビリの日々はまだ続きそうである。


************
今回の地震でわかったこと。
我が家はとりあえずこれぐらいの地震では崩れない、ということ。
それからいかに東海岸が地震の心配がいらなかったかといういこと。
うちの会社に「地震災害避難マニュアル」がない(爆)


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Home Alone

2011年08月22日 | アメリカ生活

                 




それにしても退屈である。



こんなことを書くと、「1週間もブログを放置しておいて何が退屈だ」と
きっと誰かが思うに違いないと思うが



実は何もすることがなくて退屈というのではなく、
心にぽかんと穴が開いたような、何かこう『つまんねーーー!ぐれてやる』みたいな、そういう退屈。



マイ・BFF(ビーエフエフ)が2ヶ月半という
長い期間のプログラムで学校に入ってしまった。


しかも場所がオハイオ州である。



あ、日本人で『ビーエフエフ』と言われてもなんやそれと思われる方のためにご説明を。

est

riend

orever

要はベストフレンド永久保存版つーことやね。



土曜日の朝に出発した彼。

はっきり言って長期の出張なら今までだってたくさんあった。
9ヶ月の出張、(単身赴任よりは短いので出張なのである)に比べると屁である。


こんなに慣れた私であるが、やっぱりいきなり一人になると変なもんで。


家の中で自分の声がエコーするようである。


ところでドラマチックなお見送りがあったかというとそうではなく、


ケイエス『いってらっさい。』

ハニバニ『向こう着いたら電話するね。』

ケイエス『友達たくさんできるかな。』

ハニバニ『遊びに行くんじゃないよ。』

ケイエス『ほんじゃね。』


こんな感じであった。



いくらクールに見送っても、なんかこう今まで一緒に遊んでた友達がそれぞれ家に帰ったあとで味わうような
なんとも言えぬ淋しさがある。(ってメールで友人のエムに愚痴った)



こうなったら「一人暮らし」を堪能するしかないね。


というわけで、いきなり一人暮らしのキックオフ、である。





土曜の昼はチャイニーズを食べて、あまりの量に夕飯は抜こうと思ったが(これもちろん完食)




夜の8時というとんでもない時間(私の夕飯は5時なんよ)に空腹なり朝食を作って食べた。



その後、彼の不在に腹が立ってきて、ちょうど腐りそうなバナナもあることだしと思い





バナナブレッドを作ってみた。不機嫌で作ったわりにはこれが美味かった。



そういえば日曜日の夜食べてみたインドのビーンスープ。




アメリカのチリに似ていてどこがインディアなんだかわからないが、とても美味しかった。



今晩はちょっと野菜が食べたくなり、



メキシカンホットドッグを作ってみる。



なんだかんだですごい食欲だ。



自分で食べたいものが作って食べられることや、
面倒臭ければシリアルで済ますことができるのが一人暮らしの楽しいところであるが
やっぱりハニバニがいるほうが生活がうんと楽しい。


だから余計にね、彼の不在の生活が『つまんねー。ぐれてやる』なんよ。


彼が帰って来るころ、ハロウィーン到来でっせ。


うー、長いのぅ。



************
さっき誰かから電話があり、ハニバニ?と思い受話器をとったところ彼のパパでした。
久しぶりだったので話しに花を咲かせたのですが、もしかしたら『ヨメは酔っ払っているのかも』と
思われたかも知れません。


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黒い珍客

2011年08月13日 | アメリカ生活


日本はお盆休みだとかで、うらやましい限りである。


お盆というのは先祖や亡くなった人たちの霊を祀る行事だということであるが
亡くなった人たちと聞いて気になることがある。


いつだったかここの常連コメンテーターのSolo_Pinさんも同じことを言っていたのだが
最近、やたら亡くなる人が多いと思うのはSolo_Pinさんと私だけだろうか。


つい昨日(私は今日知った)、アメリカで80年、90年でヒット曲を飛ばしたWarrentというロックグループの
ジェイニー・レインが亡くなった。47歳の若さでよ。


記憶をたどっていくと、東北大震災の後でキャンディーズのスーちゃんを筆頭に
亡くなった芸能人は今年は多いような気がしてならない。


気のせいだろうか?


ネットのニュースで訃報を読むたびにしみじみ思うことは
健康管理は自分しか出来ないのだから、気をつけてやっていこうということ。


「いつもと違うな」と思ったら病院へ行こう。


***************************


ところで今朝、黒い珍客があった。


ハニバニがキッチンから『来て来て来て!早く来て!カメラ持って来て!!!』と
2階にいる私に大声で呼ぶ。


あまりに大騒ぎだったので何事かと思って急いでキッチンに行くと
キッチンの窓から裏庭を覗き込むハニバニの姿を目撃。


また可愛らしいウサギかなあと思って私も一緒に庭を覗き込むとそこには







黒いヘビ、である。


まるで自転車のタイヤのチューブみたいな蛇である。


ヘビが大嫌いな父がオネエ言葉で『ひゃぁぁぁぁぁ』と
悲鳴を上げて逃げてく様子が頭に浮かんだ。


私が悲鳴を上げずに「おぉぉ。」と静かに観察できる理由に
この黒ヘビ、この地域では非常に出現率が高く、何度も目撃していることが上げられる。


数年前もうちの裏庭にいた。


ただそのときはまともな姿かたち、というわけではなく
誤って冷房の室外機に入ってしまい、無残にもちぎれたカタチで、であった。


毒性はないらしい。(が、掴んでみようという気は全くない。)


この写真ではヘビ特有のあの舌が出ているのが見える。





わかるだろうか。


進行方向が我が家を目指していたので、
「あのさー、窓とか開いてないけど、まさかうちに入ってこんよね?」と聞いた私にハニバニは言う。


『大丈夫、大丈夫。
家の中にいたとしてもコウモリが家に入ってくるよりかはましでしょう?』



ちょっと受け答えに反応が鈍るケイエスであった。



**************************


昨夜トンカツを作って食べたのだが、久々に食べたからなのか、とても美味しかった。





いつぞやりんちゃんに送ってもらったトンカツソースで頂きました。
トンカツソース、美味しいね。



************
アメリカではあのリーマンショックの悪夢を
思い出させるような株価の暴落です。
ダレカタスケテ...。


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僕の移り香

2011年08月07日 | アメリカ生活

職場のロケーションが全く離れてしまったGLGGケビンとは
話す機会もぐっと減ってしまったケイエス。

そんな金曜日の午後、ケビンが久々に私のキューブに立ち寄ってくれたかと思うと
いきなりハグしてくれて、

『んもー!すごい久しぶり!!またランチデートしないとね。
楽しい週末を過ごすのよ、いい?』


と言い、久々の再会を祝う小動物のような彼。

彼からはとても甘い香りがする。



「ケビン、いい香りがするね。」と言ったら、聞かれたことがとっても嬉しいかのごとく、

『わかる?ブリトニースピアスなの!!!』

そう言って、彼は春一番の突風みたいにさっと来て、さっと逃げてしまった。



その後。

私の服には先ほどの彼からの熱いハグから移ってきた『移り香』
私は少々甘い困惑を覚えた。

もしも私がシングルで、20ぐらい若かったとして、しかもケビンがストレート(ゲイではない男)だったら
たちまちのうちにフォーリンラブである。


確かにその香りは女性用の香水ではあったが、移り香の威力を思い知ったのだった。


そういえば私とハニバニがまだ知り合ってすぐのころ。


私はシャネルのクリスタルを愛用していて、
ある日ハニバニがこう言った。

「ケイエスが家に帰っても僕の服に香水が残っててね、まだずっと一緒にいるような
錯覚を覚えたよ。」

ここで終わるとロマンチックだが、必ずその後で、

「何をするにも背後から見られているような気がしてぞわっとすることもあった。」

というので実にコメディーである。


話をケビンに戻そう。


ちょっと前に一緒にランチをしたときのことだった。


「ケビンは本当に女の子にはもうドキドキとかせんのん?」と聞いたことがあった。
いくら彼がゲイと言っても、見てくれは100%男である。

「そうだねー。やっぱり男の人のがいいや。」とケビン。


「じゃ、例えば、今私が素っ裸になって『さあ!』(←何が「さあ!」なんだか)と言ったとしても
全然ムラムラとかはせんっつーこと?」とさらに聞いてみるケイエス。

好奇心むき出しである。


するとケビンは今までこんなに笑ったことないですといわんばかりにゲラゲラと笑い出し、

『もー、ケイエス。あんた変態ね。
そんなことしたらお尻ぺしぺし叩くわよ!』
だと。





彼はほんまにゲイじゃわ。





と痛感したのであった。





ついでに痛感したことと言えば、
その車の中での会話の途中で、衛星放送でMCハマーのU Can't Touch Thisが流れたときのこと。


「あー!!!ケビン、これね1990年、私がハタチのときに大ヒットした曲でね、
みんなこれで熱くダンスしよったんよ!!!懐かしー!!!!」


と言った私に、ケビンは言う。
















『だったら、僕は1歳になったばかりかー。』





彼はなんて若いのだろう。


そして私の20代、30代はどこへ消えていったのだろう。



*********************************



さて、気を取り直そう。


こないだ誕生日プレゼントにりんちゃんからもらった食品の中に入っていた
タラコスパのソース。





先週ハニバニが出張でいなかったときに、会社の友達の庭に出来たトマトと一緒に
食べてみた。





これね、すっごく美味しいよー。


簡単だし、タラコの風味がとっても新鮮なのです。


食べながら、これを職場で食べてみたらすごいブーイングが起こるだろうと思ったね。
日本人には快く受け入れられるこの香りも、アメリカ人にはそうとう臭かろう。


このソースは2回分入っていて、
あまりの美味しさに、次の日もタラコスパにして食べました。


りんちゃん、ご馳走さまでした♪



************
こないだ友人のエムとケビンの話をしていて
『誰に似てる?』と聞かれました。彼の社員証は彼そっくり。



ジャスティン・ビーバー

でも実際はあんまり似てないです。
ジャスティンをもう少し眠たそうにして邪悪にした感じがケビンです。




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Ugly American

2011年08月01日 | アメリカ生活

誕生日も過ぎてみればまるでクリスマスが去ったホリデーのように閑散。


夏バテじゃないのだけど、とにかく眠たい。


夏バテじゃないと言い切るだけの余裕がある理由は毎日の食欲にある。


週末なんて食べては眠り、起きてまた何かを食べてはうとうと...の連続であった。


疲れているから眠たいっていうのではなく、
何ていうのだろう。


その安心感に包まれた空気で
眠くなるっていうのかね。


まるで陽だまりの猫状態だったよ。


心地よいカウチ(それはまったく新しくも高価でもないカウチだが)で
自分が一番心地よくいられる体勢で、ただとろとろと惰眠を貪るのはとても幸福である。


こういう楽しみを味わえるから、どんなに仕事をもう嫌じゃ!と思っても
辞めたくないと思わせる。


神様、あなたは飴と鞭の使い分けがうまいですね。



**********************



さて、土曜日の昼過ぎのことである。


私とハニバニは、金曜日に浴室のタイルを全部張り替えてもらったのだが
余分にタイルを購入していたので使わなかった分を返品しにHOME DEPOへ行ってきたときのこと。


Refund (返品)カウンターで、40代半ばの男が不平不満をぶちまけている。


どうやら返品をしたいのに店員がしぶっているらしい。


何を返品しているのかと、その品物を見るや否や、私とハニバニは顔を見合わせて



まじで??!!



と言ってしまった。



彼がまさに返品したがっている品物とは少なくとも1年は
使用しているであろう水道ホースであった。


しかもかなり使用度が高いらしく、汚れている。



彼と店員の会話を聞いていたのだが、こうである。



男はホースを買ったが、使っていると壊れた。
買ったときに「保証」があって、その保証は一生保証がついていたから新しいのに取り替えろと一点張り。


店員は、その保証はメーカーが請け負っている保証なのでHOME DEPOではなく、直接
メーカーに問い合わせて欲しいと言う。


男は『だがおまえんとこで買ったんだ。おまえんとこがメーカーに返品を要求すればいいじゃないか。
さっさと新しいの、もってこんか!』と聞かない。


困った店員は、さらに上のマネージャーを呼びにそのカウンターを離れた。


その会話を途中まで聞いていた私とハニバニは、とても気分が悪くなった。
常識知らずにもほどがある。


さりげなく軽蔑の視線を送ったら、自分は全く悪くない。どっちかと言えば
不良品を買わされた被害者だ。
ヅラを返してきた。


アメリカは返品大国である。


以前、サンドイッチショップでバイトしていた女の子が
パーティー用にサンドイッチのオードブルを注文を受けて作って、その客が持って帰ったところ
「これは注文したサンドイッチじゃない。金を返せ」と数時間後に戻って来たと言う。


そのサンドイッチのオードブルの80%は食べつくされていたらしい。


それでもお金を返してそのお客には退散してもらったということだ。


私らがその男を目撃したHOME DEPOでも、それ以上事を大げさにするよりは
新品を与えてさっさと店から立ち去ることを願ったマネッジメントが
常識知らずの馬鹿男にその場を譲ることになっただろう。



後で、その男の対応をしていた店員にその後どうなったのか聞いてみると、
予想したとうりに彼は新品のホースを手に入れて帰ったという。


「こういうことは本当はあってはいけないんです。」


と、その店員は真っ赤になって不満げであった。


わかる。

わかるよ、その気持ち。


「彼はまたそのホースを1年ぐらい使って、また返品しに来るんですよ。
いろんなケチをつけて。」


そういう嫌悪するに値するアメリカ人はUgly Americanって呼ばれる。


その言葉をあまり使いたくないが、彼はそう呼ばれるに素晴らしく値するよねと
ハニバニとHOME DEPOを去ったのだった。



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気を取り直して、土曜日のランチを見せびらかす時間がやってきました(←なにそれ)。






ハニバニのオーダーしたFish & Chips。
イギリスのスナックっぽいね。
チップスじゃなくてフレンチフライなんだけど。
この魚のフライがさくさくして美味しかったよ。





私はナチョスにしたんだが、ハニバニに『適当にお皿にぶちまけた感じが可笑しいね。』って言われた。


ナチョス、美味しかったけど、MOE'sで食べるナチョスのがずっと美味しいと思う。



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明日からハニバニが出張なので、私は家にあるもので適当に食べて行こう。
りんちゃんからもらった日本の美味しい調味料(っていうの?)があるので
それを食べてみようかとも思っている。

楽しみだ。



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つい最近になってGacktっていう人を知りました。
最初、この人苦手かもって思ったのに、もしかしたらひきつけられるタイプかもとも思うようになってきたんですよ。
あの人がGLGGだったらすっかりトリコになってるワタクシ。確かにグッドルッキングのところは必要条件に合ってますけど。



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いつもありがとう。


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