バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

武器にしよう

2011年06月22日 | お仕事


       
出勤途中で撮影。朝は希望の香り。





あと1時間ぐらいで帰宅できるというときに電話が鳴った。


電話の主は、メリルという、私の直の上司ではないが、
提出する数々の月末レポートの一つが彼女の部署に提出されるため
何か問題があったりすると彼女から電話がかかってくることがある。


その問題も最近はなかったので
私は電話の主が『ケイエスさん、こんにちわ。メリルだけど』と言って私が「どうも」と言い、
その後彼女が堰を切ったように話す傍らで、

『はて。メリル。誰だったっけ?』

と、私は必死で記憶の中の『メリル』を探した。


レポートの数字がね、と彼女がいい、そこでやっと「ああ、彼女か」と思いつく始末。


どうも彼女の部署が最終的に提出した数字と、海外にいるエージェントのマネージャーの
数字が合わないらしい。


『もう一度、4月と5月分のコミッションのレポートをやってもらうわけにいかないかしら。
エクセルにコピーしてね、新規のセールスは13%、更新は11%のコラムを作ってね、それから...』


そこまで彼女が話したところで私はいきなり割り込んだ。


相手が話しをし終わらないのに割り込むとは、いささか無礼なことだが
割り込まずにいられなかったのである。


『メリル。そのレポートなら4月も5月もエクセルにコピーして
しかも新規13%、更新11%でコラム入れて提出してるじゃないですか。』



私はそこまで言って、ダムが崩壊した音を聞いた。
もう止まらない。


『また提出しろとおっしゃるなら何度でも提出しますけど
ちゃんと分析も入れてレポートを作成しているんです。そのレポートはシンプルに見えますけど
情報を収集するのに時間がかかるんです。
その私にとっては大掛かりなレポートが毎月ちゃんと目を通されていないなんて
毎月時間をかけて作成する意味が全くないじゃないですか。』



うわ。言っちゃったぜ。


と、気がついたときは私とメリルの間には気まずい沈黙があって。


気まずいのぅ...と思いながらも、


『指示をして下さい。それに従いますから。』


と、彼女に指示権を与えた。


結局4月と5月分のレポートを再度提出することで話は落ち着き、
メールで送るときに例の分析した結果に今度は太文字&アンダーライン付きにしておいた。


電話を切った後、腹立たしさが再びこみ上げてくる。


しかし、彼女に直接牙をむき出しにして怒りを露わにするのは禁物なのだ。


なぜかというと。


職種上、この先、もしかすると彼女の部署に移動になった場合、
私の上司になるかもしれない相手に私の感情的な部分を見せつけておくのはアンプロフェッショナブルであり、
私の弱点を見せ付けることにもなる。


腹が立ってもここは会社であり、彼女は未来の上司(かも)なのだ。


そうとわかってはいても、むかつく。


気分は炎上というよりも、
ぷすぷすとゆっくり煎られているコーヒー豆みたいにじっとりと燃えるような怒りが残る。



腹立つことに、彼女は私よりもずーーーーーーーーーっとたくさん給料をもらっている。

さらに腹立つことに、彼女は私よりも若く、キレイで細い。(おぃ)



糞でも食らいたまえ


略して


糞食らえ


英語で言うと、



Eat Shit!



...なんじゃ。英語も日本語もそのままじゃん。


と思ったら、ふふふと笑いがこみ上げてきた。


そうやって笑える分、私にもまだ精神的に余裕があると思えた。


家に帰って、お嬢に餌をやった後、地下室のトレッドミルの上を軽くジョギングした(今ハニバニは出張中)。


汗を滝のように流したら気分がすっとする。


仕事してれば嫌なこともたくさんあるけど、結局お給料もらってるし
「ま、いっか」と思えてくる。


走りながら思ったことだが、私がメリルに強気で言えたのは
私が自分でやっている仕事(レポート)に対して自信があったから。


数字がどういうことでああなって、こうなっているから結果から判断されることがこうだ
と、自信を持って言える。


Knowledge is power (知識は力なり)


これ、本当だよ。


だからみんなも自分が持ってる知識に自信持ってね。


先で絶対に役に立つんだから。



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ハニバニが出張中、こんなものばかり食べてます。





走ったすぐ後で食べるのでとにかく簡単で消化がいいもの。
これはグリルドチーズサンドイッチ(ハム入り)です。緑色のドリンクは青汁のミルク割り。


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いつもありがとう。



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