バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

多忙とレバノン

2010年09月21日 | アメリカ生活
このところ非常に忙しい。

先週はボブから急に頼まれた新しいプロジェクトで頭を抱えていたところ、
木曜日の夜に休養中のレベッカが死にかけた。

そうなんよ、あの子死にかけたんよ。

術後の経過が思わしくなく、微熱が続き、どうしたものかと思っていたのだが
木曜の夜になったところで、このままでは娘を失ってしまうと思った両親が
あわてて救急病院に連れて行ったところ本当に危ないところだったという。

切断した小腸大腸が炎症を起こし、大出血した。

輸血を繰り返し、とても強力な抗生物質の投与でなんとかこっちに戻ってきたレベッカ。

様態が落ち着いてから、金曜日の夕方に病院に飛んでった。

当の本人はのんきにテレビなんぞ観ていたが、
私を見るなり、イタズラがばれた子供みたいに微笑んだ。

「もー、あんた一体ここで何しよるんねー」

と言って思わず力が抜けた私に、最初はえへへと笑っていたが、
彼女は右手の人差し指と親指がぎりぎりくっつきそうになるところで

「これぐらい。本当にこれぐらいヤバかったんだって。」

と言い、いきなり泣き始めた。
よほど恐い思いを味わったのだろうと思う。

相手が泣き始めると連鎖反応で私も泣けてくる。
こういうときでも伝染するものは伝染するんよ。(関連記事はここ

つーか、私も恐かった。
よかった。
レベッカ、あんたにはまだまだお迎えは必要じゃないんよ。

2人でしばし、感動の再会を祝った。

本当に彼女にはいつもびっくりさせられる。
やれやれ。

一命を取り留めて、
ようやく自分自身を取り戻したのと、気分が大変良くなったことで
顔色も良くなった彼女。

私は土曜日も日曜日も彼女を見舞った。

日ごとに元気になってゆく彼女だが、まだ油断はできないと思う。
本人は早く家に帰りたいと言うが、今日もまだ病院にいるんじゃないかな。
あとで電話してみよう。


*************


日曜日はやっと私も安心したのか、気分が良かったので
以前からハニバニが行きたいと行っていたレバノンへ行ってきた。

いつものことで、何のことはない。
レバニーレストランへ行ってきただけだ。

レバノンという国を知っているかな?

知らない人のために言うが(そんな人いるのか)
レバノンという国は中東にある。

私の知識ではこれが限度だ。

中東ではラム肉をたくさん食べる。

私は大のラム肉嫌いだ。

ラム肉は臭い。

ラム肉のあのワキガのような臭いが食欲どころか
生きる意味を追求してゆく意欲をなくす。

ということで、私は行きたくなかったのだが
クウェートから帰ってきてからというもの、あっちの食べ物が
食べたくて食べたくてしょうがなかったハニバニが
ネットで探してきたレストランに今度こそ行こうぞということになったのだった。

ネットのメニューではチキンもビーフもあるらしいので
私の重い腰が持ち上がったというわけだ。



とてもこじんまりとした感じのレストラン。
壁のレバノン風な絵画がなければちょっとしたイタリアンレストランともとれる。





前菜1
これはサービスで出されたものだがとても美味しかった。
レバノンスパイスがふり掛けられたクラッカーのようなものをオリーブオイルとハーブのかかった
クリームチーズらしきディップでいただく。つけ合わせのオリーブの塩辛さが絶妙に合った。





前菜2
これはタブーリと呼ばれるサラダ。サービスで出された焼きたてのピタと一緒に食べるととても美味しい。
どんなサラダかと言うと、パセリ、トマト、玉ねぎ、それから小麦の乾燥したやつをオリーブオイルとレモン汁で合えただけのもの。
とてもヘルシーなサラダのひとつとも言われているらしい。





前菜3
右上から:
ファラフェル(ヒヨコマメのコロッケでベジタリアン料理)
キッベ(ひき肉と小麦の乾燥したものを混ぜたコロッケ)
ちなみにこの2品は外側が香ばしく、中身がしっとりで日本でもウケそう。
ミハシー(スパイスの効いたひき肉と野菜を葡萄の葉で巻いた料理)
葡萄の葉っぱって結構酸味があるけど、日本の水菜に味は似てると思った。
ハマス(ヒヨコマメのすり潰したのをレモン汁とガーリックそれからオリーブオイルを
レバノンスパイスで味付けしたもの)
豆とは思えないぐらいクリーミーで濃厚で美味。






KS: ビーフシシカバブ
ビーフの串焼き
ヨーグルトソース添え






ハニバニ: チキン、ビーフ、ラムシシカバブ
鳥、ビーフ、それからラム肉の串焼き
ヨーグルトソースとガーリックソース添え




そして明らかにオーダーしすぎ(食べすぎ)でデザートは持ち帰りすることにした。


レバノン銘菓 バカラ
バカラと書いたが、どうやら正しくはBaklava(バクラバ)と言うらしい。
これは日本人の口に合うかどうかは疑問だ。
なぜならば最高に甘いから。
バターとハチミツとナッツをふんだんに使ったミルフィーユという感じか。
歯ごたえが最高にいい。それから甘いものが平気な人びと(ワタシラだ)
にはありがたい美味しさ。ぶっ




恐る恐るではあったが、非常に料理は美味しく、ここは絶対にリピートありだと思う。
驚いたことは、あれだけ臭い臭いと悪口ばかり言っていたラム肉が
ミントや他のハーブで上手に味付けされていたからなのか、ここのは全く臭わなかった。
なかなかやるね。



今日は大人しく、こないだりんちゃんに送ってもらったクックドゥーの
中華を作ってみた。





これも非常に美味しかったです。

りんちゃん、ご馳走さまでした。


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というわけでケイエス
なんだか不慣れな多忙でお疲れです。
今夜はさっさと寝ます。おやすみー


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いつもありがとう。



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