バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

伝染

2010年09月06日 | アメリカ生活
日曜日、午前7時30分。


横で寝ているハニバニの突然の嗚咽で目が覚めた。

ちょうど彼に背中を向ける状態で寝ていた私は
びっくりして体を半回転さてて彼の様子を窺がう。

何で泣いているんだろう...。

彼の顔を見てさらにびっくりした。

嗚咽だと思っていたのは、実は彼の突然の笑いで、
しかもあんなに大笑いしているにもかかわらず
本人が覚醒する様子などちっともなく

目を閉じたまま、とにかくこれ以上の可笑しい出来事は
今まで生きてきてありませんといわんばかりに笑うのだ。

涙が今にもあふれ出そうなぐらい、
顔を歪めて笑う彼を見ながら
私を静かな眠りから引きずりあげた理由の正体がこれかと思うと
怒りがメラメラと沸いてきたのだが、
笑いというものは面白いもんで

前にもどこかの記事で書いたことがあるのだが
誰かがいきなり笑い出すと、理由もわからないのに
こっちまで釣られて笑い出してしまうことがある。

彼の変な笑い顔と笑い声を連続で聞いていると私は
不機嫌なはずなのに、突然愉快な気分になってきた。

気がつくと、不覚にも一緒に笑っているのだ。

と、

不意をついて彼が笑いながら目を覚ました。

バツが悪いので、とっさに不機嫌顔を作り

よくも睡眠を妨害してくれたわねどうしてくれるの

と、目が訴えているような白い眼を彼にぶつけた。

なのに、まだその『笑える』夢の余韻が強いせいか
彼にとっては見るもの全てが可笑しいらしく
いつまでも笑い続けていて、
やっと落ち着いたかと思うと
今度は思い出し笑いの段階にいるのか
再び変な顔をしてゲラゲラ笑うのだ。

迷惑そうな顔を彼に投げかけた手前、
一緒に笑うことなどプライドにかけても無理だ。

でも最高に可笑しい。

私を良く知る人ならご存知だろうが
私は世間一般に言われるところの笑い上戸だ。

しかも枕言葉に『強度の』、がつく。

私がどういう思いで一緒に笑い転げるのをコントロールしていたか
おわかりだろうか。

呼吸器がおかしくなるかと思った。

仕方ないので、とりあえず彼に背中を向けて
そして口をシーツで覆って声が漏れないようにして、笑った。

理由がわからぬままに、こんなに笑えるのは一体何なんだろう。


同じベットに横たわりながら、理由は別でも笑い転げる2人。


ちょっとシュールな感じがした。

笑い転げたら身も心もすっきりしたのか
2人はそのまま再び深い眠りに落ちてゆき、
8時半に目が覚めたときに
激しい空腹感を覚えた。


後にその出来事を彼に伝えると
彼は夢の中でコメディー映画を見ていたらしく、
そのキャスティングがまた豪華ハリウッドスターばかりだった。
その映画に私も本人も含まれていたらしく、
それがまた楽しくて可笑しくて、あんなに面白い映画をみたのは
久しぶりだったと、また思い出し笑いを始めたので

「で。一体どういう内容だったん?」と聞くと



『それが全く覚えてないんよ。』


とハニバニ。

ただ余韻で笑えるらしい。


彼も私も不思議な経験をしたもんだ。

でも

笑いが伝染するは、私は全く嫌いではない。
むしろ、何だか得した気分にもなったりして。


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昨夜はメキシカンで胃を満腹にし


ハニバニのチキンディッシュ


私のタコス&エンチラーダセットケイエスのが大食らいとか言わない

それから今夜は急にカレーが食べたくなったので
急遽家でホームメイドカレーを作ってみた。



本格的インドカレーには負けるけど、ハウスバーモンドカレーもなかなか素晴らしいです。



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レイバーデーで明日は祝日!
最高に嬉しいんですよ。たくさん眠れるから。
妨害されなきゃいいけどね。


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いつもありがとう。
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