さて、8月にやると言っていた日本熊森協会のおかしな所を指摘する「ここがおかしい熊森協会」を始めていきます。第一回目は外来生物に対する熊森の見解を見てみましょう。
【外来種問題に対する熊森見解】
ここにある熊森の主張を一部引用します。
>(熊森の主張 )
在来生態系からの全頭排除が可能なもの
⇒捕獲して飼育
在来生態系からの全頭排除が不可能なもの
⇒世界的に見ても根絶殺害は不可能。
新生態系が形成され、落ち着くのを待つしかない。
ただし、そのうち
(1)人間への被害が大きいもの
→被害防止、被害補償を中心とした対策を実施すべき
(2)在来希少種を絶滅させる恐れがあるもの
→在来希少種の方を、囲い込み等により保護すべき
できもしない根絶駆除を目指して外来動物を殺害し続けることは、生命軽視思想以外のなにものでもない。手を緩めると、また元の生息数にもどるので、無用の殺生、税金の無駄遣いである。
捕獲して飼育はいいとして誰が飼育設備や資金を捻出するんでしょう?熊森さん自身がやるなら別にいいかもしれませんが。
それよりも僕が環境保全として問題と考える熊森さんの主張があります。
>(2)在来希少種を絶滅させる恐れがあるもの
→在来希少種の方を、囲い込み等により保護すべき
孤島に生息する希少種の場合どうするんですか?また、囲い込みを外来生物が突破してきた場合は?これらの事例はあり得ないことではありません。世界でも外来生物の被害を受けやすいのは大陸から離れた島々ですし、日本でも小笠原諸島でグリーンアノールなどが固有種を絶滅に追いやっています。とくに疑問に思うのですがアノールのように小さい外来生物に突破されない隔離ってどうやるの?飼育するという手もありますけど、一般に飼育できる数には限界がありますし、そもそも飼育方法が確立されていない種や飼育下での遺伝的劣化はどうするのでしょう。
また、前提への質問になりますが、命を脅かされているのは外来生物の侵略を受ける在来生物も同じなのにどうして在来生物だけが一方的に生息域を狭められなくてはならないのでしょう。希少種の場合、生息域が狭まるのは絶滅を促進させる要因にもなるのですが。
次に今後の熊森の方針について見てみましょう。
>熊森の外来種問題に対する今後の方針
「特定外来生物法」に対して
1、外来野生動物の輸入規制をさらに進め、原則全種輸入禁止とする。
2、その動物が外来種だからという理由だけで殺害される平成の残虐法「特定外来生物法」を改め、外来動物の生命も在来種並みに尊重されるように変える。
3、外来動物の飼育者に対する飼育規制が常軌を逸した厳しいものであるため、生きものとして飼えなくなって捨てる人が続出している。善意の飼育者が、飼育している外来動物の寿命を全うさせるまで飼い続けられるように、規制を緩和していただくよう動く。行政や地元に対して無用の殺生を回避し、被害防止、被害補償を中心とした対策の推進をお願いする。
2の主張が全く謎です。そもそも外来生物法は外来生物というだけですぐさま駆除を許可するという法律ではありません。外来生物のなかでも特定の条件を満たした一部の外来生物の対策をするというのが外来生物法です。法律の趣旨を勘違いしているとしか思えない主張です。また、外来生物の命を在来生物と同等に扱わなくてはならない理由もここでは述べられていません。
3では飼育者に対する規制が常軌を逸した厳しいものと主張していますが、具体的な例が全く挙がっていません。飼育の許可というのは基本的にその外来生物が逃げ出さなければいいはずです。
とくに放逐が心配されている水棲外来生物や昆虫類を飼うのに使われることの多い水槽に関する環境省の記述を見てみましたが、僕が見る限りでは特に厳しいものとは判断できませんでした。記述を見る限りでは室内で飼う場合は壊れていない水槽にちょっとしたショックで外れない蓋をしていれば問題ないように僕には思えます。
そもそも、すぐに飼っている動物が逃げ出すような設備で飼育している人を一般にまともな飼い主とはみなさないでしょう。これ以上規制を緩和しろということは逃げ出すような設備で飼うような飼育者にもOKを出せということでしょうか。それでは外来生物がいままで以上に拡散する温床になってしまうと考えますがいかがでしょうか。
【外来種問題に対する熊森見解】
ここにある熊森の主張を一部引用します。
>(熊森の主張 )
在来生態系からの全頭排除が可能なもの
⇒捕獲して飼育
在来生態系からの全頭排除が不可能なもの
⇒世界的に見ても根絶殺害は不可能。
新生態系が形成され、落ち着くのを待つしかない。
ただし、そのうち
(1)人間への被害が大きいもの
→被害防止、被害補償を中心とした対策を実施すべき
(2)在来希少種を絶滅させる恐れがあるもの
→在来希少種の方を、囲い込み等により保護すべき
できもしない根絶駆除を目指して外来動物を殺害し続けることは、生命軽視思想以外のなにものでもない。手を緩めると、また元の生息数にもどるので、無用の殺生、税金の無駄遣いである。
捕獲して飼育はいいとして誰が飼育設備や資金を捻出するんでしょう?熊森さん自身がやるなら別にいいかもしれませんが。
それよりも僕が環境保全として問題と考える熊森さんの主張があります。
>(2)在来希少種を絶滅させる恐れがあるもの
→在来希少種の方を、囲い込み等により保護すべき
孤島に生息する希少種の場合どうするんですか?また、囲い込みを外来生物が突破してきた場合は?これらの事例はあり得ないことではありません。世界でも外来生物の被害を受けやすいのは大陸から離れた島々ですし、日本でも小笠原諸島でグリーンアノールなどが固有種を絶滅に追いやっています。とくに疑問に思うのですがアノールのように小さい外来生物に突破されない隔離ってどうやるの?飼育するという手もありますけど、一般に飼育できる数には限界がありますし、そもそも飼育方法が確立されていない種や飼育下での遺伝的劣化はどうするのでしょう。
また、前提への質問になりますが、命を脅かされているのは外来生物の侵略を受ける在来生物も同じなのにどうして在来生物だけが一方的に生息域を狭められなくてはならないのでしょう。希少種の場合、生息域が狭まるのは絶滅を促進させる要因にもなるのですが。
次に今後の熊森の方針について見てみましょう。
>熊森の外来種問題に対する今後の方針
「特定外来生物法」に対して
1、外来野生動物の輸入規制をさらに進め、原則全種輸入禁止とする。
2、その動物が外来種だからという理由だけで殺害される平成の残虐法「特定外来生物法」を改め、外来動物の生命も在来種並みに尊重されるように変える。
3、外来動物の飼育者に対する飼育規制が常軌を逸した厳しいものであるため、生きものとして飼えなくなって捨てる人が続出している。善意の飼育者が、飼育している外来動物の寿命を全うさせるまで飼い続けられるように、規制を緩和していただくよう動く。行政や地元に対して無用の殺生を回避し、被害防止、被害補償を中心とした対策の推進をお願いする。
2の主張が全く謎です。そもそも外来生物法は外来生物というだけですぐさま駆除を許可するという法律ではありません。外来生物のなかでも特定の条件を満たした一部の外来生物の対策をするというのが外来生物法です。法律の趣旨を勘違いしているとしか思えない主張です。また、外来生物の命を在来生物と同等に扱わなくてはならない理由もここでは述べられていません。
3では飼育者に対する規制が常軌を逸した厳しいものと主張していますが、具体的な例が全く挙がっていません。飼育の許可というのは基本的にその外来生物が逃げ出さなければいいはずです。
とくに放逐が心配されている水棲外来生物や昆虫類を飼うのに使われることの多い水槽に関する環境省の記述を見てみましたが、僕が見る限りでは特に厳しいものとは判断できませんでした。記述を見る限りでは室内で飼う場合は壊れていない水槽にちょっとしたショックで外れない蓋をしていれば問題ないように僕には思えます。
そもそも、すぐに飼っている動物が逃げ出すような設備で飼育している人を一般にまともな飼い主とはみなさないでしょう。これ以上規制を緩和しろということは逃げ出すような設備で飼うような飼育者にもOKを出せということでしょうか。それでは外来生物がいままで以上に拡散する温床になってしまうと考えますがいかがでしょうか。
なかなか深いお考えですがあなたは何か行動は起こされてるのでしょうか?
何かを読んで上げ足とりするだけならちょっとそれ系の本でも読んだら出来るのでは?
あなたが日本熊森協会を超える団体を立ち上げて在来生態系を守ってくださることを強く強く期待しております。
いらっしゃいませ。
>なかなか深いお考えですがあなたは何か行動は起こされてるのでしょうか?
何かを読んで上げ足とりするだけならちょっとそれ系の本でも読んだら出来るのでは?
出来ると思うのでしたらどうぞやってください。鋭い批判であればこちらで紹介させていただくかもしれません。僕の場合は、論理学、保全生態学、外来生物関係の本を50冊以上読んでおいたら意外とできるものでした。
行動が何を指すのかいまいちわかりませんが、仲間と一緒にメダカの系統保存などをやっています。
でもそれじゃ実際に進行してる自然荒廃はとめられないでしょ?
本を50冊読んでも自然は復元されないですよね?
誰かが作った団体に対して難癖つけるならそれに対抗できる団体を作ってみては?
熊森という団体を批判するのであれば、それに匹敵する団体を作らなければ批判する資格がないと。こういうことでしょうか。
この理屈ですと政治家の失策を批判できるのは政治家だけで一般市民には批判すら許されないということになりませんか?
もう少し抽象的に言うと、ある人物ないし団体Aを批判するにはその批判対象と同等格ないし同規模でなければ批判する資格がないということです。あなたの言うことは一見正論のようでいて内容は批判の封じ込めですね。それほど熊森批判をされると不都合があるのでしょうか?
こういうことをやってますから、あなたみたいな実践こそが何にも勝るというような方が来るだろうとは想定していました。
実践は確かに重要でしょう。しかし、間違いを間違いだということとはまた別の話というだけのことです。
というか僕自身があなたの要望にこたえる義務は無いんですが。
それは理解できますよね?
熊森が批判されることは私にとって不都合もクソもありませんが、まかりなりにも実践してる(と言ってる)団体に対して間違ってると批判するのであればその代案もしくは代りになる活動をやってみろと書いてるんですよ。
>僕自身があなたの要望にこたえる義務は無いんですが。
その通りですね。
しかしこんな不特定多数の方が読むことが想定されるネット上でここまでの批判をされるんであれば熊森に代わる有効的な考えをお持ちなのかと期待してたのですが…
ただの無責任感な垂れ流しなのかな?
残念です。
住所や年齢等、特定できないので無理でしょうが一度、荒廃する山の中でお話がしてみたいものです。
まぁ、あなたにとってみればそんな義務はないのでしょうが。
私は、ワイルド・マネージメント、特に外来種根絶作戦が正しいとは思えません。なぜなら、モノ言えぬ野生動物たちの問題になると、人間が一方的に野生動物を悪者に仕立て上げた不公平なモノが殆どだからです。
そもそも野生動物を島国の日本に入れたのは、人間です。理由は、食用・材料化など金儲けや愛玩、人間の欲望に発したことばかりです。
それを放置した人間が、根絶するなど、生物の命を還り見ない弱いものいじめに走っているだけの対処療法です。ある面から侵略的「害」に見えても、別の側面から「益」となっているなど、不完全な人間が判断できることではありませんから。
まず、根本原因を止める。・・・輸入禁止!消費者は「買わない」「欲しがらない」「飼わない」ことです。
次には、今、入って自然界に既に存在するものをどうするか?大きく分けると(1)自然に任せる(放置)・・・歴史から見ると、一見強者であっても、全て食いつくし癌のように自己主張し過ぎて自然そのものを我がものに破壊するなんてあり得ません。どこかで生態系がバランスをとって落ち着くようです。こればかりは、人知では分からないところでしょう!
(2)捕獲して飼育・・・生態系から取り除くことができるもの、存在や数を確認しやすい生物です。例えば、ワニやトラなどです。
外来種ではありませんが、日本熊森協会では、根本的には「熊」も野生に戻す、棲み分けによって共存という考え方ですが、「親」を殺されたり一度人間に飼われた経験のある「熊」は、自然では生きられないので個人で飼う、自治体(村)で、動物園で飼うようにしてきた例があります。
★在来種を守るために、日本の自然を守るために、外来種根絶は絶対必要ないと思ってます。
ワナを仕掛ければ、在来のタヌキやキツネなど誤捕獲・捕殺していまうこともあります。
どうしても、根絶が必要とするなら、日本熊森協会が自分たちのお金で森を再生しようとしているように、外来動物根絶論者、研究者は、行政の予算が付くまで何もしないのでしょうか?
方法論は、解からないことばかりです。しかし、自然といっしょに野生動物と共存する方法を考えていく、この姿勢にブレはみられませんよ。
法律は運用によって、変わるもの。簡単に駆除許可しないと仰っていますが、それは建前、現実を調べてみられることをお勧めします。後先考えず安易な方法よって使われていますから。これが、現場に出向けば解かることです。
昨日はエイプリルフールでしたか。管理人はあいにく下手なギャグが好きではなく、のり突っ込みもできませんのであしからず。
いちいち熊森のコピペレベルの内容を引っ張ってくれて恐縮ですが、せめてもう少し内容をひねってくれませんかね。あるいは僕の論理展開のここがおかしいと指摘するとか。
今回はエイプリルフールにちなんだネタということで見逃しますが、これ以上やるというなら改めてお相手します。
垂れ流し管理人さ~ん♪
他人の事なんで首突っ込むこともないけど…
ガイアプランさんのコメントに
『ギャグですか?』
なんて(笑)
逃げてるんですか(^^)?
やっぱりね!!
ワイルド・マネージメントを信じ、それで管理調整できると思ってる人は、「自分のため」の視点からしか観ることができないので、結局、自然界の深遠さ、「人間も自然の一部」であって、全ての生命が繋がっていることが理解できないんですね。
貴方がいう論理とやらも、生命を軽視した観点から展開してることに気が付いていないから、単なる批判好き、何も共感を得られないんです。
答えを聞いて、がっかりしましたよ。
>あなたが机上でぐだぐだ文章を書いてる間にも森の荒廃が進んでるのは事実ですよね?
そうでしょうね。
>熊森が批判されることは私にとって不都合もクソもありませんが、まかりなりにも実践してる(と言ってる)団体に対して間違ってると批判するのであればその代案もしくは代りになる活動をやってみろと書いてるんですよ。
要するにあなたは批判には必ず代案をつけるべきとお考えなのですね?
>逃げてるんですか(^^)?
論破済みのことをわざわざ持ち出される意味がわからなかっただけのことですよ。