しばらく身の回りが忙しくブログの更新ができませんでした。これはおかしいよ熊森協会はもうしばらく続きます。今回は熊森のドングリ運びについてです。おそらく熊森がしでかしたことの中で生態学者内でもっとも有名なのがこのドングリ運びでしょう。一応知らない人のためにかいつまんで説明しますと、ドングリ運びとは2004年に熊森がクマの生息域にドングリをまくために全国からドングリを持ってくるよう募ったことです。これの賛否が生態学者、一般を巻き込んで起こりました。僕の知る限りではこのドングリ運びを肯定した生態学者はゼロです。熊森側の見解としてはあくまで一時的なものであり批判は杞憂、不当であるという見解を表明しました。この行為が本当に生態系に影響がないか追試した研究もあり、そこではドングリ運びに否定的な結論が出ましたが熊森の見解は変わらないままです。この組織らしいですね。
ここ最近やっている形跡は熊森のHP上を見る限りではないです。
前置きが長くなりましたが本題です。 ドングリと森の生き物との関係を調べた研究に以下のものがあります。
「堅果とアカネズミとの関係」(これにはグラフなどがなくわかりにくいかもしれませんので同じ研究者の別の報告をリンクしておきます→野ネズミにとってドングリは本当に良い餌か?)
これはドングリに含まれるタンニンという物質がアカネズミに与える影響を調べたものです。この研究によればタンニンを含まない餌(コントロール)とドングリ2種類の3グループに分けて飼育したところドングリを与えたグループではネズミの体重が減少してしまいました。
どうやらタンニンが体内の窒素を外に出してしまい、それが原因で体重の減少が起こっているようです。
これにどうやってネズミが順応しているかというと、少量ずつタンニンを摂取しながらタンニンへの耐性をつけているようです。ただしいきなりタンニンを摂るとその後死亡しやすいこともこの研究では報告されています。さらに後日の研究ではドングリごとに含まれるタンニンに違いがあることもわかってきました。これを突き詰めて考えるとタンニンの含有量に地域差がある可能性も否定できないでしょう。ということはその地域のものでないドングリをばらまくということはネズミたちにとって毒を撒くのに等しい影響を与えるリスクがあります。さらに、仮にタンニンの影響が無視できるものだとしても遺伝子撹乱の問題もあります。こういうことを考えると熊森のドングリ運びというのはいたずらにリスクだけを増やす方法です。だいたいクマがドングリを食べたと熊森は言っていますがそれがどの程度クマの生存に影響を与えたのか報告がないじゃないですか(具体的にはどれだけドングリが食われたのか、何頭のクマが利用したのか等)。地域ごとの差を考慮するというのは生物多様性の保全の基本ですが熊森はそれを軽視しすぎです。
ここ最近やっている形跡は熊森のHP上を見る限りではないです。
前置きが長くなりましたが本題です。 ドングリと森の生き物との関係を調べた研究に以下のものがあります。
「堅果とアカネズミとの関係」(これにはグラフなどがなくわかりにくいかもしれませんので同じ研究者の別の報告をリンクしておきます→野ネズミにとってドングリは本当に良い餌か?)
これはドングリに含まれるタンニンという物質がアカネズミに与える影響を調べたものです。この研究によればタンニンを含まない餌(コントロール)とドングリ2種類の3グループに分けて飼育したところドングリを与えたグループではネズミの体重が減少してしまいました。
どうやらタンニンが体内の窒素を外に出してしまい、それが原因で体重の減少が起こっているようです。
これにどうやってネズミが順応しているかというと、少量ずつタンニンを摂取しながらタンニンへの耐性をつけているようです。ただしいきなりタンニンを摂るとその後死亡しやすいこともこの研究では報告されています。さらに後日の研究ではドングリごとに含まれるタンニンに違いがあることもわかってきました。これを突き詰めて考えるとタンニンの含有量に地域差がある可能性も否定できないでしょう。ということはその地域のものでないドングリをばらまくということはネズミたちにとって毒を撒くのに等しい影響を与えるリスクがあります。さらに、仮にタンニンの影響が無視できるものだとしても遺伝子撹乱の問題もあります。こういうことを考えると熊森のドングリ運びというのはいたずらにリスクだけを増やす方法です。だいたいクマがドングリを食べたと熊森は言っていますがそれがどの程度クマの生存に影響を与えたのか報告がないじゃないですか(具体的にはどれだけドングリが食われたのか、何頭のクマが利用したのか等)。地域ごとの差を考慮するというのは生物多様性の保全の基本ですが熊森はそれを軽視しすぎです。











里山保全に興味があるので、それ系の知人の催した熊森の講演会やどんぐりまきに参加したことがあります。こちらの熊森批判を拝見して後悔している最中です。思考停止していました。
講演では杉の人工林は保水性が「ない」とか、熊森系の子どもたちが植樹祭前に天皇陛下にお手紙を差し上げたために植樹するのが落葉広葉樹になったとかおっしゃっていて、ちょっと変かなとは思いました。あとで山にくわしい人に聞いたらちがうと言っていました。
講演の途中の休憩時間に質問に行き、なにかで少子化の話題になったら「人間が少なくなるのはいいことです!」と力説なさったのでちょっと引いたのも懐かしい記憶です。
どんぐりまきは、違う県からもきたドングリもまいたりして、えー、いいのかなー?と思いつつも、知人がいいんだよというのでそんなもんかなと思ったりしました。ネズミには毒なんですね。知りませんでした。
身近にいる熊森系の人たちって、良心のかたまりみたいで、思わず名前の上に「聖」をつけたくなるような人ばかりです。トンデモには気をつけていたつもりですが、まだまだです。熊森でググることさえしていませんでした。
これからも精進したいと思います。良質のエントリーをありがとうございました。
始めまして。ちょっとこの記事のドングリがネズミに有害になることについては詳しい方から論理構成が荒いとご指摘をいただいておりまして、いまはドングリとネズミの関係性を詳しく把握するために勉強中です。ドングリにしてもすべてが毒となるわけではなく、その地域のものよりタンニン含有量が高かった場合にネズミにとって害となるはずです。
僕の書き方が悪かったです。すみません。
ただ、仮にタンニン等の影響がないとしても、ドングリまきによって、そこの地域のキャパを超えてネズミが増えてしまうと生態系に何らかの影響があると思われます。
熊森とは何の関係もないですが
一方的に避難するのはおかしいと感じます。
熊が絶滅したら 森の維持育成は不可能に近いと思います。
針葉樹ばがり植えてきた国の責任を隠すために 熊が増えているとあり得ない嘘も平気で流すのが今の国家です。
単純に、熊を殺してはいけない、だから維持時的にどうしようもなく 栗やドングリを置いてきているのではないでしょうか。
お腹がすき過ぎて 熊は苦しんでいるはず。
人間だって飢えたらどうなりますか。
苦しんで苦しんで飢え死にするか 熊はその上迷いでては射殺されていきます。
同じ命を持ったヒトとして、森を育ててくれた熊を救いたいと思うのは自然の行為です。
もちろん生態系への影響も考えながらですが、緊急の時なのです、
理解できます。
>熊森とは何の関係もないですが
一方的に避難するのはおかしいと感じます。
熊が絶滅したら 森の維持育成は不可能に近いと思います。
ほぉ、こう言いながらも、
>針葉樹ばがり植えてきた国の責任を隠すために 熊が増えているとあり得ない嘘も平気で流すのが今の国家です。
国を一方的にウソツキと断じ批判しているあなたは何なんでしょうね?
思いますとかはずとか全体的に推測の域を出ないことばかりですね。そんな浮ついた考えで何がしたいんですか?鉄火場に飛びこむなら相応の知識がないと怪我するだけですよ。
同時に補殺に反対するのも当然の現象。
相対的なものがなければ何も存在しない。
いくらそれが反対意見の間違ったことであっても。
第一生態系を壊したのは人間ですよ。先剥き、は人間が払うべき。
対症療法的なことでも、それに対する理論を講じたところで、生態系が壊れたままなのは変りません。これだけ科学や文明が発達しているのでしたら、代替法を考えるべき。
殺すのは一瞬。後悔は一生。まぁ安易に殺す側は後悔しないでしょうが、生態系という非常にデリケートなものを壊した罪は大きいですよ。
それはあくまでも人間側の言い分。
基本的にあなたの言うことは僕にとって「あっそう。それで何が言いたいの?」ですね。
>これだけ科学や文明が発達しているのでしたら、代替法を考えるべき。
熊森のドングリ運びについてと解釈して返答しますが、そもそも余計なお世話だから何もしなくていいですね。代替案すら必要ない。
そもそも、代替案を出す必要がある時ってそれがある程度効果があるときでしょう?効果があると口先だけで、実証したデータを公開しない熊森のドングリ運びにそこまで配慮する必要があるんですか?
あと文章が全体的にわかりにくいです。
たとえば、
>それはあくまでも人間側の言い分
のそれはどこにかかっているんですか?