ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

まとめておくか

2009-11-10 20:03:31 | 外来生物
 来週あたりから武田氏の言っていることのどこがおかしいのか検証を始めていきたいと思います。その前に半月ほど前にあった論争のまとめをします。武田氏という汁気たっぷりの獲物の前では雑事に等しいですが。
コメントをしますと自分から言っておきながら半月以上もコメントをしないのなら、コメントをする意思なしとみなしてこちらで勝手にまとめを始めてもかまわないでしょう。

・彼の主張(言いたいこと)
 一言で彼の主張をまとめてしまえば“外来生物を殺すな”でしょう。というよりもそれ以外の主張が存在しません。いたってシンプル。ただし後述する問題点により一気に複雑怪奇な論理になります。

・論理がわからん
 彼の論理は根拠を説明することを省いているため他者が見て理解不能な主張が多いです。たとえば

>動植物の根絶政策の上に、鉱物と人間を同列に取りあげて考えてみた場合どうしてもナチスの虐殺政策に重なる場合があります

といった主張です。そこでどうして鉱物と動植物を同一のものとして語れるのかこちらにはまったくわかりませんでした。
こちらもこれ以上書くのは疲れるのであとはコメント欄や先方のHPで探してみてください。あまりの多さに僕はめまいがしました。

・対案に無理がある
 彼は自身がきちんと外来生物問題を解決しようと考えていることを示すために対案を出してきますがどれも薄っぺらです。たとえばマングースなどに対しては不妊手術を用いるというのが彼の主張ですが、駆除する側をナチスと言い出しておきながら不妊手術はないでしょう。ナチスが身体障害者などに対し行った強制断種の事実を知らないのでしょうか。ここから言えるのは彼は論理の副作用に注意を払わない論理的思考ができていない人間ということです。


・もろもろ総合すると・・・・・・
 どうも彼はその場の思いつきと好みで論理を組み立てて、事実関係や整合性は二の次とする人のようです。ぶっちゃけオレ様理論家。で、つっこまれると反論もできずに「あなたはわかっていない」とかいった捨て台詞を吐いてトンずらすると。僕がこの人に言いたいのは「理屈こねる前に図鑑よんだら?」ということですね。もう「外来種ハンドブック」読んで理解しろなんて高度なことはこんな人に要求しません。小中学生向けのハンドブックタイプの薄い図鑑がリバーフロントなどから配布されていますから、まずはそれから読んで外来生物の事例を知ってください。あと、思想的根拠とやらが知りたきゃ環境倫理学でも勉強したら?あなたに理解できる答えがあるかどうか知らんけどね。

ブクマなりコメント欄で要望があればもう少しやるつもりです。

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