ベルばら♪オスカル編

2006-05-08 21:02:40 | ・映画・ドラマ・舞台
ベルばら 雪組オスカル編を観てきました。
朝海ひかるが演じるオスカルは、
キリリとしたなかにも女心のかわいらしさがうかがえて、
なかなかピッタリよかったと思う。
今回、役替わりのアンドレは水夏希でした。

うーん、でもやっぱり、ベルばらと言えばワタクシ的には、
マリーアントワネットとフェルゼンの組み合わせが一番好きだな。
オスカル編だとふたりはこれっぽっちも出てこないので、
分かってはいるけれど、なんだかつまらない。
マリーは華麗な紅き薔薇、オスカルは清楚な白薔薇なので、
色的なゴージャス度からいっても、ちょっと控えめに感じる。
ロザリーだとやはり真紅に及ばずピンクになる、若々しさはあるけれど。
物語のなかで、オスカルに対するロザリーの秘めたる熱い想いが、
クローズアップされていたのには、少々驚きながらも、
舞風りら、彼女のセリフ回しや歌声など表情や雰囲気はよく出ていた。
でも、なんだろう、昔ながらのあのベルばらオーラと言うべきもの、
ワクワク感や圧倒される迫力みたいなものは残念ながら弱いと感じた。
全体的に少しおとなしめでものたりなかった。もっと酔わせて。
もちろんあくまで私の個人的な感想なのですが。
シーンシーンの場面にもう少し余韻があってもよかったのではないかと思った。
舞台の展開が少しばかり早いように受け取れた。
オスカルとアンドレの抱擁シーンもあと2・3秒ひっぱってほしかった。
今宵一夜は、せっかくの大事な見せ場なのにすぐに幕になったのは惜しい。
それはペガサスのゴンドラに乗ったふたりのエンディングにも同じことが言える。
それに私としては、せっかく専科の歌のウマイ矢代鴻が出ているのに、
今回は歌のソロパートがなかったのがとても残念だった。
そう思ったのは私だけじゃないはず。過去のベルばらでは聴かせてくれていた。
オスカルの母親役の艶のある演技を楽しめただけでもよかったのだけれど。
あの魅惑的な歌声が聴きたかった。もはやベテランすぎて出る幕がないのか。

話題作だけに、どうしても過去の舞台のできあがりと比べられてしまう。
それだけ輝ける歴史がベルばらにはあるのだから、いたしかたあるまい。
タカラヅカの古典名作であるベルサイユのばらはやはり特別なのだ。
これからも、後世大事に継承していってもらいたい。
そして、観るものを魅惑の世界へと誘って楽しませてほしい。

ところで、もしも生まれ変わったならば、私はエトワールになりたい。
大階段のエトワール、一度でイイからやってみたい。
もちろん♪青きドナウの・・
セーヌの岸辺に咲く 美しい薔薇の面影 いつまでもいつまでも
変わることなく・・・

その想いはずっとかわらない・・・だから、生まれ変わったらのお話ね。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
♪恋する人の祈りにも似て (美)
2009-05-23 00:49:37
あら、ここにも書いてる、生まれ変わったらエトワールって、
そうよ、一度でいいからさ。


薔薇の歌手 矢代さんのを見つけたわ。
  ↓
http://www.youtube.com/watch?v=M4RQ_Hpwy0E&feature=related

♪薔薇の花 永遠にその色を変えず~
ねね&あゆ (美)
2012-07-31 23:26:53
宝塚歌劇団史上初!姉妹でトップ娘役就任☆彡
こりゃすごい、素敵だね。
お母さんお父さん、うれしいだろうなー。

文字通り お姉さんのねね、ブロマイドだけでも惹きつける魅力的なオーラあるわね。
舞台を観たいな。

そして、100周年に向けて、来年、ベルばら再演なのね。
夢の世界、タカラヅカよ永遠に☆彡

コメントを投稿