日曜日、我が家で同居するお姑さんの米寿のお祝いをした。
米寿などのお祝いと言うのは、もしや数え年でやるのかもしれないのだが、お姑さんが今月88歳のお誕生日を迎えるということに気がついて、急遽「米寿祝賀会」をすることに決めた。
一緒にお祝いをしてもらうために、夫の姉達とその伴侶や子供たち(お姑さんからすると孫)、そして、その子供の伴侶まで総勢10名が集まった。
本当は孫やらひ孫やらとまだ大勢いるのだが、とりあえず近郊にいる者たちだけでお祝いをしようということになったので、この人数になった。
さて「祝賀会」はお昼からと決めて、朝からオードブルやお寿司、飲み物などを用意した。
そして、88歳になった今も毎日料理を作るお姑さんは、かぼちゃの煮物とおからの煮物を作ってくれた。
この二品は、さすが年の功という感じで本当に美味しい。
かぼちゃの煮物などはまるでスイーツのようで、小さな子供にも人気がある。
そのほかに義姉たちがケーキと花束を用意してくれて、なんとお姑さんに着てもらう山吹色のちゃんちゃんこと帽子まで持ってきてくれた。
さっそくお姑さんに山吹色の米寿セットを着てもらい、まるで大黒様のようになったお姑さんに花束を持ってもらっての写真撮影会。
あちらこちらからカメラが向けられて、お姑さんは嬉しくて泣き笑いをしていたが、しっかりポーズは決めていた(笑)
そんな感じで始まった米寿祝賀会だったが、笑いが絶えない楽しい集まりになった。
笑いの中心は、何と言っても夫の一番上の姉夫婦。
60代の夫婦なのだが、これがまさにボケとツッコミの掛け合い漫才を見ているかのように面白い。
多分、本人達はウケをねらって話しているわけではなく、ごくごく自然体なのだが、のんびりゆっくりと話をする義兄の横で、機関銃のような早口で義兄の話を先回りして、さらに細かい説明も付け足しながら話していく義姉。
話の内容よりも、二人の掛け合い漫才風の様子が面白くて、周囲は大爆笑だった。
しかし主役のお姑さんには、話が早過ぎて何を話してみんなが笑っているのか、さっぱり分からなかったと思う。
それでもみんなの笑い声のなかで、にこにこと嬉しそうにしてくれていた。
ところで、書き忘れたが、祝賀会を行った場所は我が家のリビングだった。
お姑さんの部屋は大勢が入るには狭いということで、うちのリビングで行うことになったのだが、お客さんたちが来る前に掃除をしながら、ふと「片付けようかな、どうしようかな」と思うものがあった。
それは、私が毎日手を合わせているご先祖を供養するための短冊と香炉だった。
リビングの目立つ場所に置いてあるので、私がやっていることを分かっている妹などは別として、来客がある時は必ず見えない場所に移動させていた。
別に悪いこと、恥かしいことをしているわけではないが、変に思われても嫌だし・・・と勝手に想像して片付けていた。
でも今回は親戚ばかりだし、何よりめでたい米寿のお祝いの席だ。
ご先祖さまにも一緒に参加して頂きたいなぁと言う気持ちで、今回は移動せず、そのまま置いておくことにした。
それについては、そこで供養をしていない夫も異論はなく「片付けなくてもいいんじゃないの」とさえ言ってくれた。
先祖供養を始めた頃は「何をまた怪しいことをやって」と言っていた夫だったが、今はすっかり理解を示し、毎日する線香供養がきっとご先祖に届いているのだろうという風に考えが変わってきた。
そして、それと関係があるのか無いのかはよく分からないが、私はもうすっかり夫の家の人間になったのだなと感じる。
結婚して何年間かは、夫の親族に会うと緊張してしまい、それが嫌で、夫側の親戚に会うのはなかなか苦痛でもあった。
でも今は、夫の親戚達との会話を心から楽しんでいる自分がいる。
供養セットも自然に、そしてごく当たり前にそこに存在していた。
「あ~楽しかった!ありがとう。久しぶりにお腹がよじれるくらい笑ったわ」と帰り際に姉達や姪たちにお礼を言われた。
いえいえ、こちらこそです。
お腹がよじれるくらい笑わせてもらったのは、こちらの方ですから。
ご先祖のみなさんも楽しんでいただけただろうか・・・
米寿などのお祝いと言うのは、もしや数え年でやるのかもしれないのだが、お姑さんが今月88歳のお誕生日を迎えるということに気がついて、急遽「米寿祝賀会」をすることに決めた。
一緒にお祝いをしてもらうために、夫の姉達とその伴侶や子供たち(お姑さんからすると孫)、そして、その子供の伴侶まで総勢10名が集まった。
本当は孫やらひ孫やらとまだ大勢いるのだが、とりあえず近郊にいる者たちだけでお祝いをしようということになったので、この人数になった。
さて「祝賀会」はお昼からと決めて、朝からオードブルやお寿司、飲み物などを用意した。
そして、88歳になった今も毎日料理を作るお姑さんは、かぼちゃの煮物とおからの煮物を作ってくれた。
この二品は、さすが年の功という感じで本当に美味しい。
かぼちゃの煮物などはまるでスイーツのようで、小さな子供にも人気がある。
そのほかに義姉たちがケーキと花束を用意してくれて、なんとお姑さんに着てもらう山吹色のちゃんちゃんこと帽子まで持ってきてくれた。
さっそくお姑さんに山吹色の米寿セットを着てもらい、まるで大黒様のようになったお姑さんに花束を持ってもらっての写真撮影会。
あちらこちらからカメラが向けられて、お姑さんは嬉しくて泣き笑いをしていたが、しっかりポーズは決めていた(笑)
そんな感じで始まった米寿祝賀会だったが、笑いが絶えない楽しい集まりになった。
笑いの中心は、何と言っても夫の一番上の姉夫婦。
60代の夫婦なのだが、これがまさにボケとツッコミの掛け合い漫才を見ているかのように面白い。
多分、本人達はウケをねらって話しているわけではなく、ごくごく自然体なのだが、のんびりゆっくりと話をする義兄の横で、機関銃のような早口で義兄の話を先回りして、さらに細かい説明も付け足しながら話していく義姉。
話の内容よりも、二人の掛け合い漫才風の様子が面白くて、周囲は大爆笑だった。
しかし主役のお姑さんには、話が早過ぎて何を話してみんなが笑っているのか、さっぱり分からなかったと思う。
それでもみんなの笑い声のなかで、にこにこと嬉しそうにしてくれていた。
ところで、書き忘れたが、祝賀会を行った場所は我が家のリビングだった。
お姑さんの部屋は大勢が入るには狭いということで、うちのリビングで行うことになったのだが、お客さんたちが来る前に掃除をしながら、ふと「片付けようかな、どうしようかな」と思うものがあった。
それは、私が毎日手を合わせているご先祖を供養するための短冊と香炉だった。
リビングの目立つ場所に置いてあるので、私がやっていることを分かっている妹などは別として、来客がある時は必ず見えない場所に移動させていた。
別に悪いこと、恥かしいことをしているわけではないが、変に思われても嫌だし・・・と勝手に想像して片付けていた。
でも今回は親戚ばかりだし、何よりめでたい米寿のお祝いの席だ。
ご先祖さまにも一緒に参加して頂きたいなぁと言う気持ちで、今回は移動せず、そのまま置いておくことにした。
それについては、そこで供養をしていない夫も異論はなく「片付けなくてもいいんじゃないの」とさえ言ってくれた。
先祖供養を始めた頃は「何をまた怪しいことをやって」と言っていた夫だったが、今はすっかり理解を示し、毎日する線香供養がきっとご先祖に届いているのだろうという風に考えが変わってきた。
そして、それと関係があるのか無いのかはよく分からないが、私はもうすっかり夫の家の人間になったのだなと感じる。
結婚して何年間かは、夫の親族に会うと緊張してしまい、それが嫌で、夫側の親戚に会うのはなかなか苦痛でもあった。
でも今は、夫の親戚達との会話を心から楽しんでいる自分がいる。
供養セットも自然に、そしてごく当たり前にそこに存在していた。
「あ~楽しかった!ありがとう。久しぶりにお腹がよじれるくらい笑ったわ」と帰り際に姉達や姪たちにお礼を言われた。
いえいえ、こちらこそです。
お腹がよじれるくらい笑わせてもらったのは、こちらの方ですから。
ご先祖のみなさんも楽しんでいただけただろうか・・・