先日、Kさんから電話があり、
「堅曹さんのお軸がネット・オークションにでてるけど、どうする?」
「えー本当!!」
ネットですぐにみてみると、堅曹さんの真筆ッぽい。
オークションの画面から
大きなお軸だ。
文章を読んでみると、差し上げた方の名前も知っている人だ。
これは入手するしかない。
すぐにKさんに落札を頼んだ。
我が家には堅曹さんの遺品はほとんどないので、
少しづつ何かしら集めたいと、常日頃おもっている。
ネット・オークションは会員にならなければ入札できなくて、
結構競り方のコツのようなものがあるらしい。
Kさんによれば、最終日の最後30分くらいが勝負らしい。
私はパソコンの画面の前で、刻一刻とその金額の入り方をみつめていた。
誰かが新しい金額を入れると、間髪いれず、ちょっと上乗せした金額がはいる。
ドキドキしてきた。
居ても立ってもいられず、部屋のなかを歩きまわり
「Kさん、落として~!」と叫んでいた。
時計を確認、あと10分、5分、緊迫の画面です。
Kさんがちょっと高めの金額を入れた!
誰もついてこない!
画面に「終了」の文字。
やった~、Kさん落としてくれた~。
すぐにKさんに電話して、お礼をいう。
うれしい。
堅曹さんの真筆に会える。
我が家に届く日が楽しみだ。