散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

南房総・くじら祭り

2013年11月18日 | ☆千葉県

11月は、くじらのお祭り。
17日に「全国勇魚グルメまつり」に、道の駅・和田浦WA・O!に行ってきた。

この人がキーマンらしくて、やたらとマイクで呼び込みをしていた。


さてさて、オープニングの10時開始とともに、行列ができる。
しょっちゅうイベントをしているわけではないから、いろいろぶっつけ本番という感じで、なんとなく微笑ましい。
これが都会だったら、ギャースカわめく人が必ずいる。


売り物の看板が食券売り場のすぐ手前にある。
ここでハタと考え込む。
どれもなじみがないので、想像できないし、ここで買い逃して、また並ぶのもいやだし・・・。
やっぱり時間がかかる。
そこでチョイスしたのは、
浅草・駒形どぜうの「くじらめし」に、和田・おかみさんの会「くじら寿司」「竜田揚げ」(見出し写真)。


くじらめしは、柳川鍋のどじょうをさらしくじらで代用したもので、くじら寿司はくじらの刺身を漬けにして、ショウガがアクセント。
竜田揚げは、給食の定番メニュー。
と思っていたら、地方によって違うらしいことを最近知った。

一方、別のコーナーでは、くじらのフライ3枚300円を販売。
ソースも、タルタル、サウザンなどお好みをかけるのだが、千葉だけにキッコーマンソース。
私的には、ブルドックソースだな!


道の駅の売店には、鯨製品がいろいろ並んでいる。
くじらの焼肉、カツ、さんが焼、南蛮漬け、コロッケ、メンチ、そぼろ・・・。


鯨カツのアレンジでは、カツサンドに、カツロール、カツバーガーがあり、いずれも300円程度で、堪能できる。


WA-O!のマスコットマークは「クーちゃん」というらしい。
さすがにチョコマシュマロに鯨肉は使っていない。


同じ施設にあるレストランで、ソフトクリームを購入。
プレミアム、落花生、はちみつの3種があり、はちみつを食べた。
JAF会員証提示で、50円引きになる。おいちい。


(内部)


(外観)




千葉県南房総では、沿岸捕鯨が伝統的に行われている。
四国から、紀伊に、そして房総へと鯨捕りの漁師が移り住んだとされ、南房総が安房(あわ)国と名づけられたのも、移住して一国を形成した徳島県=阿波(あわ)の国の一族が国名を奏上したところ、別の字をあてたのではないか、といわれている。
鋸南町勝山や南房総市白浜に、鯨塚があることや、古文書や浮世絵からも、東京湾内でも鯨を捕っていたことをうかがい知ることができる。
江戸時代に、外国船が日本に頻繁にあらわれ出したのも、灯油や石鹸などの油脂原料として使われる鯨油と、ドレスやコルセットに必要な鯨のヒゲを取るため、はるばる日本近海まで鯨を追いかけてきた捕鯨船が食料と水の補給を求めたことによる。
鯨は、歯のあるハクジラと、歯の代わりにヒゲ状になっているヒゲクジラに大別される。
一説には、鯨を肉食していたものの、近海捕鯨で捕り尽くしたために、欧米では早くから肉食のための捕鯨がなくなったとされ、蒸気船の登場で操船が容易になるに従い、遠洋捕鯨で乱獲、幕末のころには、今以上に鯨、特にヒゲクジラ類の頭数は激減していたともいわれている。
日本のように、余すところなく鯨を利用していた文化と比較すれば、油脂とヒゲを取った残りは海に捨てていた欧米の捕鯨の歴史は無視できない。
鯨が捕れないとなると、灯油の原料として石油が注目され、採掘技術が確立するとともに、鯨油のニーズがなくなってしまっただけのこと。

鯨=哺乳類=人、という図式で、捕鯨が残酷で野蛮な行為というのは、外交上の一手法と考えると、声高に叫ぶ国が畜産輸出国であることに気づかされる。


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