今週からちゃっぷのDay-care通いが始まった。
まず初日の月曜日。
前日の夜から私がドキドキそわそわ。
「この子は私から離れた事がないので、きっとしばらく泣くと思います」
と校長先生や担任の先生に話していたものの、裏を返せば私だってちゃっぷから離れるのはこれが初めて。
(もちろんダンナや実家に数回預けたことはあるが)
ちゃっぷの心配をする前に私が泣いたりして・・・と不安になるほど。
一方ちゃっぷはもうすぐ辛い別れがあるとは露知らず朝から上機嫌。
行きの車の中では「かーちゃん♪」「かーちゃん♪」と大サービス。
呼ばれる度に胸が痛む母。
しかしDay-careの建物の中に入ると、何か嫌な雰囲気を察知したらしく
私にしがみついて離れない。
ちゃっぷが入るのは2歳児クラス。
遅めに登園したので、すでに10人くらいのクラスメイトが遊んでいる。
太って貫禄のあるMiss Robinとひょろっと背の高いMiss Tanyaが担任の先生。
ちょうど今からGym(体育館)へ行く時間だというので、一緒に移動。
みんながボールで遊んでいるのに、ちゃっぷは私にべったり抱きついてシクシク。
"Why don't you play with your friends?"とか言ってみたものの離れる気配なし。
するとMiss Robinが"It's easier"と、おもむろにちゃっぷを自分の手に抱き上げ私には帰るように言った。
お母さんが傍にいるといつまでも泣くから、さっさと離した方がうまくいくということだろう。
名残惜しむ間もなくちゃっぷは私の手から奪われ、先生に抱かれて泣きながら遠ざかって行ってしまった。
もう少し様子を見ていたいが、先生に迷惑をかけてもいけないと思い、後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去った。
帰りの車の中でも家に帰っても、真っ赤な顔で私の方に両手を差し出して泣いているちゃっぷの顔が頭から離れない。
でも、ちゃっぷが居ると引越の片付けがはかどらないから預けたのだ。
ちゃっぷも頑張っているのだから、心を切り替えて片付けに専念しよう!と作業開始。
いやぁ、はかどるの何のって、午前中の2時間だけでちゃっぷが居る場合の3日分くらいの仕事が終わった。
お昼頃一度様子伺いの電話を入れる。
「お母さんが帰ってしばらくは泣いていたけど、そのあとは大丈夫。今はお昼寝中です」とのこと。
ありゃりゃ、これは案ずるほどのこともないのか?
お昼寝の時間が終わっておやつを食べる頃に迎えに行ったら、私の顔を見るなり「うわ~ん!」
でも車に乗せたら泣き止み、家についたとたん何事もなかったかのように上機嫌で遊び始める。
夜泣きするんじゃないかと恐れていたが、夜もちゃんと寝てくれた。
水曜日、2回目の登園。
当然一昨日のことを覚えているので、教室に入ったとたんに大泣き。
またもや私から引き剥がされて先生が抱っこしている間に、母はそそくさと退散。
この日は迎えに行ったとき、教室のドアの窓からそっと様子を覗いてみた。
子どもたちは床に散らばったおもちゃを拾って箱の中へなおしている。
どうやらお片付けの時間のようだ。
しかし、皆が忙しく歩き回る中ちゃっぷは一人で部屋の真ん中に座り込んでもじもじしている。
家でも、日本で通っていたスイミングでも、言えばちゃんとお片付けができていたちゃっぷ。
思うに先生が英語で「お片付けしましょう」と言ったのが理解できたかったのでは?
もしくは、みんなの様子でお方付けだとは分かっても、出遅れてしまって動けなくなったのかも。
(きっとみんながてきぱき動いている中自分だけ取り残されてどうして良いのかわからないんだろうなぁ。がんばれ~!)
と見ている間に「うわ~ん!」と泣き出した。
大人だって、初めての場所で何をして良いのかわからないそんな状況は辛くて居心地が悪い。
変な言い方だが、こないだまで赤ちゃんだったのに、ちゃんとそんな複雑な心の変化もできるようになったんだなぁ、成長したなぁ。
と、私が妙な感慨にふけっていると、たまたま振り向いたちゃっぷとバッチリ目が合ってしまった。
もう少し観察していたかったが、泣きながら走ってくるちゃっぷを抱き上げ先生のところへ。
前回は最初と最後だけだったが、今日は何度も泣いていたらしい。
初日は訳が分からず戸惑っているだけだったが、2回目は自分のおかれている状況がわかっているだけに、辛さも倍増したのだろう。
案外早く慣れてくれるかもと期待したが、そう簡単には行かないらしい。
そして今日、3回目の登園。
駐車場に車を止めた段階で半べそ状態。
抱っこで教室へ連れて行く間に既に大泣き。
それでも先生が両手を出すと、泣きながらも先生の方へ自分から抱かれに行った。
ここに来たらいくら泣いても絶対にお母さんは行ってしまうと観念しているのか。
今日も朝8時半から午後2時半まで、家事も買い物も感動的にはかどってお迎えに。
教室に近付くと外からもはっきりちゃっぷの泣き声が聞こえる。
「日に日に悪化しているわね・・・」というのが先生の報告。
ず~っと泣いていたらしい。
校長先生曰く、毎日来ていたら2週間ほどで慣れるけど、週3日なのでなかなかリズムがつきにくく
1日おきに環境が変化して戸惑うので慣れるのに時間がかかるらしい。
水曜にも同じことを言われていて、ダンナとも相談した。
早く慣れる方がちゃっぷにとって楽なのであれば、それまで毎日(月~金)のコースに変更しようか。
しかし確かに慣れるのは早いかもしれないが連日辛い思いをさせるのと、1日おきに心安らかな日をつくってあげてじっくり慣らしていくのと、結果的にちゃっぷの心の負担が少ないのはどっちなのか?
迷って答えが出せない。
今日もう一度担任の先生と校長先生と相談して、とりあえず来週は毎日コースにトライすることに決めた。
毎日、帰る時に日誌のようなものを先生からもらう。
といってもフリーコメントなどはなく、オムツを替えた時間、お昼のメニュー、そして“happy, friendly cooperate, curious, sleepy...”などと印刷してある中からその日の子供の状況に当てはまる様子にチェックがしてある簡単なもの。
“teary”の欄にチェックが入らなくなるのは、果たしていつになることやら。