memo

東京の看護師。
日常のメモ。
泣いたり笑ったりしている。

対岸から

2010-04-25 11:04:20 | Weblog
現状は何とか漕いでいるとでもいうべきか。

今回の不妊治療というのは、スケジュール的にも精神的にももういつでもうんざりという側面に堕ちてしまいそうになるけど、一方でわたしに新しい視点をもたらしてくれている。

おとといから4日間の予定で排卵誘発剤のゴナールエフという皮下注射がはじまった。
注射ときいて筋注だと思っていたので、少しほっとした。
ペン型でインスリンと同じような手技でできる。わたしは1年目の時から患者さんに説明していたから解っている。

初回なので看護師さんの監視のもとで、解っている、というスタンスで手技を確認しつつ最大限にスムーズにやった。
ところが針で刺すときに怖くて手が震えてしまった。
数分の躊躇の末、実施した。
私ならこの場合この注射針は32Gだけど、33Gまで細いのも開発されていてそういうの発明なんですよ、だいぶ痛くなくなったんです。と説明していた。

これまでのそのような機会の中で一度でも共感しようとしたことがあったのだろうか。



わたしはいつも対岸に居た。それは無意識でいつも望んでいたことでもあった。
対岸から小声で「大丈夫ですか?」、「できるだけがんばってくださいね。」
と投げかけていることだった。

Tに話したときに、別に話さなければよかったと感じた、期待と違ったライトな返答にたいする自分の諦めの反応と、注射の度の極めて小さな痛みは、これまで何も共感しようとしなかったという自分の態度への驚きも、間違いなく確かな糧になっている。

8:2の法則に照らして考察

2010-04-19 23:49:05 | Weblog
新ICUのTさんはスタンダードな人である。

一方わたしはどの組織、サークル、人数配分でもよくて2割、悪くて1割程度、実測値はもっと下かも、の人としかうまくやれない。

ということに気がついた。
この前夜勤の前にミヤネ屋みてて、焼き肉屋のおかんが8割の人においしいとおもってもらえたらええねん的なことを言っていて、それだ、と思った。

ピンときた。もうずっと長い間どうもやりにくいと思ってた世間での活動も数字で示すと受け入れられる。

そして迷いがあり孤独である。
問題は多いけどまだ内省的すぎない訳は昨晩の睡眠が十分だった所為とおもう。

多くのTODOよまた明日

火山灰

2010-04-19 06:38:45 | Weblog
アイスランドの火山が噴火してヨーロッパ中の飛行機が飛ばないようになっている。



また12時間位ねてしまったんだけど、何かの規則なしに、主体的に起きることはできないのだろうか。


現実に対峙

2010-04-17 22:34:32 | Weblog
近くのトレーニングにはTも巻き込んで何とか通えている。
力こぶしをみると筋肉が増えていっている、のかもしれないと思う。
オリンピックのフィギュアースケートで(まだ言ってやがる)ショートで真央ちゃんがパーフェクト的な演技をした。そのあとリンクに入っていくキムヨナをみて、この人あんなに細い体の中に、ほかの人とは決定的に異なる何かを備えているのだ。と思うと不思議な気持がした。
華奢な身体に中特別なものが在る。と感じたことが好きとか嫌いとか差し置いて印象に残っている。

わたしは生きている。それなりに幸せで安定した生活を送っている。しかしここには漂着しただけなのかもしれない。

主体性というものが決定的に欠けている。
いつも観客みたいだ。


1Q84③読んだ。
以前感じたような違う世界を見せてくれるような、読後もまだ酔っているような感覚はそこになかった。

だからってどうしたいのか、今それをずっと考えている。
詰らないとおもわれるのが怖いか、それを考えている。

予測された痛み

2010-04-04 21:20:52 | Weblog
筋肉痛が辛くて日常生活(更衣、カップを口元まで運ぶなど)が障害されているし、時間ごとに辛くて深い痛みになっている悲しい現象が自分の身におこっている。

3日勤はすごく長くて果てしない道のりなのに、3連休は瞬時に黙って通り過ぎる、これって老化現象なのかしら。

ここ2日はTの実家に泊って今日は三浦半島をTの両親とドライブした。楽しかった。
昨夜台所ですごく迷いながら義母に不妊治療中であることを告白した。
結婚してもうすぐ2年位経つし、わたしは長男の嫁であることもあるが、Tの両親は一言も初めての孫についての催促?のようなものを口にしたことがなかった。だから言った。

帰り、横須賀でハンバーガーを食べた(ハニービー、おいしかった)。
Tが会社の上司に、転勤になる方々への餞別に所謂DVDを購入するようミッションを与えられていたが、そういうお店を発見して安心していた。

興味本位で連れられて入ったら、女子10人位の入浴のやつがあったからYさんにはこれにしようかな、とか言ってた。
わたし学生時代こういうお風呂に毎日入ってた。ほんとに女体の群れみたいな。
半年に一度の部屋替えで4階になった時、必ず筋肉痛になっていたこと思い出した。

揺れる

2010-04-03 08:25:26 | Weblog
昨日はほんとうに待ち遠しかった休日だった。
嵐だった。
この後5日勤続くのでぜひリラックスしたいと色色思案していた。
マッサージでもしてこようと思ったけど気が乗らず、スポーツセンターでの運動を思いついた。
初めて利用したので登録した後かわいいお姉さんがマシンの使い方を丁寧に教えてくれた。
筋肉痛覚悟だけどとてもさっぱりした。
夕方だったけど色色な人がいた。だけど何より部活帰り後らしき格好いいお兄さんの身体が美しくて、目が合った時には思わず目を背けてしまった。

帰り際色色教えてくれたかわいいお姉さんは休憩中だった。あと30分位でもどるそうだった。
フロアをでたところ、スポーツなどやる準備は全くなさそうな若いお兄さんが2人、券売機の前で悩み中だった。

「なんかいないみたいだな、せっかく来たのに。せっかく来たからやっぱり会いたいから。」
「会うだけのために200円払うのかよ。」
とかいって券を買ってジムの方に入って行った。

ピンときたから「今いませんよ」と言いたいところだったけど厭な予感してやめた。

2時間歩く

2010-04-02 07:40:22 | Weblog
新しい生活が始まる人が薬屋さんとかからでてきて、そういう季節だということに気がつく。
彼岸過ぎても寒すぎて寒すぎて春をずっとまってた。
不況かもしれないけど期待隠しきれないで新入社員てやっぱり楽しそう。


わたしは治療している。
子宮卵管造影した。この前の雨の日。
痛くないですか?と聞かれ、痛い、っていったけど、頑張ってくださいといわれただけで別になにがどおなるわけでもないのだ。ということを気づかせてくれた。ボルタレンが効いていたことが救いだった。
そういうことには気がつかなかった。健康故の傲慢さだ。
と反省して起き上がったらひどい顔していたらしく、気分は悪くないか聞かれた。大丈夫と答えた。
すると一日で写真を撮らなければならないから2時間頑張って動いてきてくださいといわれた。

東京都現代美術館にとりあえずいった。別に特に興味がないので駅に戻って木場から日本橋まで歩いて電車で戻ったコーヒーを飲んだ。
その後とった写真は言われた通りに頑張った所為かすごくくっきりとしている、ようにみえる。
それがロールシャッハテストのようだった。