メカロクの写真日記 2

草花のマクロ写真など いわゆる ネイチャーフォトを 中心に据えた 写真日記です

伊豆半島-5(恵比須島自然公園-1)

2007年01月15日 | 花マクロ
「伊豆半島」シリーズの5日目は、下田の須崎にある「恵比須島自然公園」です。

翌日の朝は、白浜の「アロエの里」で、朝日に輝くアロエを撮りたいので、あまり西に行かずに夕陽を撮れそうな場所を探して、恵比須島に辿り着きましたが、日の入りまでに少し時間があったので、島の頂上まで登って見ました。

1.伊豆・恵比須島自然公園 070104
  スイセン(水仙)
  OLYMPUS E-300
  SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO EX DG HSM <F4.0>
この季節、太陽の高度が低くて、未だ15時過ぎなのに、まるで夕方のような感じです。


2.伊豆・恵比須島自然公園 070104
  ツバキ(椿)
  OLYMPUS E-300
  SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO EX DG HSM <F4.0>
椿の落花を見つけました。私はこれが大好きで、一冬の間に、何回もレンズを向けます。
今回は、夕陽のように低い陽の光が、地面に敷きつめられた落ち葉に反射して、うまい具合に丸ボケができそうですので、如何に綺麗な丸ボケを作るかに注力しました。
このレンズは、絞りを開け過ぎると口径食で丸ボケがイビツになるし、絞り過ぎるとはっきりした9角形の丸ボケになるので、その兼ね合いから、最近では、丸ボケを意識するときは、ほとんど F4.0 で撮っています。


3.伊豆・恵比須島自然公園 070104
  ツバキ(椿)
  OLYMPUS E-300
  SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO EX DG HSM <F4.0>
№2.よりも少し近づいただけで、絞りは同じでも、丸ボケの大きさは、こんなに変わります。


4.伊豆・恵比須島自然公園 070104
  ツバキ(椿)
  OLYMPUS E-300
  ZUIKO DIGITAL 35mmF3.5 MACRO <F4.0>
このレンズ、安価なのに円形絞りを奢っていますし、口径食の影響も認められず、丸ボケの明るさにも偏りがなく、ホントに綺麗な丸ボケを作ってくれます。
ただ、今回は光源(偽光源=落ち葉の反射)が近過ぎたこと、F4.0 まで絞ってしまったことで、丸ボケが少し小さ過ぎたようです。


5.伊豆・恵比須島自然公園 070104
  ツバキ(椿)
  OLYMPUS E-300
  NIKKOR 50mmF1.4+E2
このレンズは、絞りを開けるとボケボケ画像になるし、絞るとはっきりした7角形の丸ボケになるし、丸ボケの明るさに偏りがある(周囲に光が集まる傾向と、斑になり易い傾向がある)し・・・と、綺麗な丸ボケはなかなか得にくいレンズです。


6.伊豆・恵比須島自然公園 070104
  ツバキ(椿)
  OLYMPUS E-300
  TAMRON SP AF90mmF2.8 Di MACRO+E2
今回の旅行で撮った写真の丸ボケの中では、この写真のものが、私の一番のお気に入りです。
9角形がややはっきりしているものもあるけれど、白だけでなく色の付いた丸ボケもあるし、明るさが均一で、周囲の輪郭が余りはっきりせず周囲に溶け込む感じなど、何とも素直で好ましい丸ボケだ思いますが、どうでしょうか?


7.伊豆・恵比須島自然公園 070104
  ツバキ(椿)
  OLYMPUS E-300
  TAMRON SP AF90mmF2.8 Di MACRO+E2
№6.と同じレンズを使い、やや近いものの、同じような角度で撮っているのに、丸ボケの様子はこんなに違います。
イヤァ~、難しいものですね。