明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

明治グループ創業100年のこの年に、浅野茂太郎会長の勇気ある明治乳業争議解決の決断を求める。

2016年06月01日 17時56分44秒 | お知らせ


5・27全労連・東京地評争議支援総行動  明治ホールディングス社前行動


連帯挨拶 千葉労連議長 松本悟さんが明治HD社前で訴える!

 明治乳業争議解決を求める社前要請行動にお集まりのみなさん、お忙しい中ありがとうございます。
 私たちが明治ホールディングス社前に来た目的は、浅野茂太郎会長と松尾正彦社長に32年経過のこの争議の話し合い解決を求めに参りました。
 この長期争議を解決しなかったため、明治ホールディングスはどうなっているのか。
 一言でいうと、ブラック企業になったと言うことです。たたかう労働組合を潰した結果、利益第一、安全第二の経営になり、2000年以降、セシウム入り粉ミルクを販売するなど、食品事故を33件引き起こしています。また、事故死は7人です。2000年には21歳の山中穂奈美さんら、二人の臨時社員が事故死しました。この間、人権侵害や賃金差別などの労働争議は11件引き起こしています。
 その結果、明治乳業と明治製菓が統合しても相乗効果に失敗し、2020年売り上げ目標は絶望的です。また、今年度は減益予想です。
 他の同様の大企業争議は、すべて労使の話し合いで解決しています。
 なぜ、明治乳業争議だけが解決しないのか。それは、たたかう労働組合を潰すために不当労働行為を実行した当事者が、浅野茂太郎会長自身だからです。会長自身が、明治乳業市川工場門前で、ならず者、生産疎外者、アカムシなどと書いたビラを配布していました。
 浅野茂太郎会長、あなたもいよいよ、この6月に会長を退任されます。すでに、あなたと同年配の争議団員の12名が、ならず者のレッテルを貼られ、人眼扱いされないまま無念にも他界しています。
浅野茂太郎会長、後継者にトラブルのリスクを残さないため、争議解決の腹をくくり、企業の社会的責任を果たして下さい。トラブルを抱えての企業運営は必ず破綻します。三菱自動車や東芝やシャープのようになる前に、この争議を解決し、安全な食品をつくり、人権を守るまっとうな会社になることを15000人の社員も消費者も願っています。
 浅野茂太郎会長、私たちは解決するまでたたかいつづけます。立つ鳥跡を濁さず、明治グループ創業100年のこの年に、浅野茂太郎会長の勇気ある決断を再度お願いし訴えとさせていただきます。ありがとうございました
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明治HD会長浅野茂太郎代表取締役は退任する前に争議解決の当事者責任を果たせ!

2016年06月01日 07時02分34秒 | お知らせ




5・27全労連・東京地評争議支援総行動
明治ホールディングス社前行動

連帯挨拶 埼労連議長 伊藤 稔 さん挨拶をご紹介します。

労働組合と企業との関係で一番大切なのは、対等・平等の話し合いで合意を 

ご紹介いただきました埼玉県労働組合連合会議長の伊藤です。埼労連を代表しまして激励のご挨拶をいたします。

 労働組合は、一義的には労働者の生活と権利を守るための組織ですが、労働組合の存在は企業にとっても利益をもたらすものであると言われます。労働組合が労働者の声を集約し、使用者との台頭・平等の話し合いによって合意点を探り、賃金や労働条件、労働環境の改善に向けて企業とともに努力することは、労働者のみならず、企業にとっても大きな利益になるはずだからです。労働組合もなく、不満が募っている職場でいい仕事が出来るわけがありません。労働者がいやいや働いて、自分の会社を悪しざまにいうような会社が発展するとは思えません。しっかりとした労働組合の存在は、産業・企業の発展にプラスになるということです。その際、労働組合と企業との関係で一番大切なのは、対等・平等の話し合いで合意をはかっていく意思があるかということではないでしょうか。

 1960年の安保闘争の後、労働組合つぶしをねらって、企業内部にインフォーマル組織がつくられ、いわゆるユニオンジャックが横行しました。争議も多数ありましたが、明治乳業以外の企業はすでに話し合いで解決しています。
 明乳だけが、30年たっても、そして争議団64名中12名の方がすでに他界されてもなお解決していないのです。これは、明治乳業の側に話し合って解決使用とする意思がないことにそもそもの問題があるのではないでしょうか。

 さて、特定秘密保護法、戦争法の強行によって、今、安倍政権に対する怒りが、国民の間に広がっています。もちろんその中身がひどいからですが、さらに国民が怒っているのは、安倍政権が独裁的手法で法案を成立させたことです。国民の理解が得られていないと言いながら、国会の多数を頼んで採決を強行する。あるいは、国民に対して説明していきたいと言いながら、国会議員の要求によって憲法上は招集しなければならないのに臨時国会招集をネグレクトする。それでいて、自分を雲の上まで持ち上げてくれるテレビにはちゃっかりと満面の笑みで出演していました。今開かれている通常国会でも、野党の質問に対しては、覚えてきた答弁をまくし立てるばかりで、およそ審議になっていない。安倍内閣は勝手に決めて、勝手に執行する内閣です。これを独裁政治と言います。

 問題は、安倍首相がこのような手法をどこで学んできたかと言うことです。安倍首相は、自分のことを日本株式会社のCEO、最高責任者であると思っているのではないかと言われます。実際に自分のことを最高責任者と言ったり、先日は立法府の長だと言ったりしていた。外遊には日本の大企業の役員を連れて行って、日本製品の売り込みをしています。安倍首相のこの手法、真似しているのは、労働者の声を聞かず、労働者の代表と話し合う意思のない明治乳業のような労働者管理ではないでしょうか。

 国民は、今や、このような政治運営にへきえきしています。30年前、明治乳業の皆さんは、おかしいことはおかしいと声を上げました。今、日本の主権者も、おかしいことはおかしいと声を上げ始めています。おかしいと思ったとき、主権者は声を上げていいのだと言うことが、確信として国民の間に広がっています。
 明治乳業争議団の皆さん、国民の各層に起こりつつあるこの変化を力と勇気にして、勝利に向けてたたかい抜こうではありませんか。埼労連としても引きつづく十分な支援を表明して激励のご挨拶とします。ともに頑張りましょう。


連帯挨拶 神奈川労連副議長 山田 浩文さんの挨拶をご紹介します。




社会的に通用しない恥ずかしい対応をやめ、話し合いのテーブルに着くことを経営者に強く求める。

行動参加者の皆さん、お疲れ様です。
私が、明治ホールディングスの経営陣に言いたいのは、もう恥ずかしいことはいい加減にやめなさいということです。
 この間、私は原告団の方とともに、横浜にある役員宅に数回伺っています。そこでは、ご夫人が門まで出てきて、きちんとこちらの要請を聞いてくれています。それに比べ、この本社前での対応は何ですか。警備員を配置し、面会することに拒絶する。これが大企業のやることなのかと言いたい。社会的に通用しない恥ずかしい対応をやめて、話し合いのテーブルに着くことを経営者に強く求めたいと思います。

 言うまでもありませんが、争議団の皆さんに対して行ってきた明治乳業の仕打ちは、明らかな人権侵害です。多くの大企業は、同じような人権侵害を反省し、とっくに争議を解決しています。世界的にも、企業の人権侵害には厳しい目が向けられる時代です。
 この争議の人権侵害を放置したままでは、明治ホールディングスは日本でも世界でも信頼を得ることは出来ません。本当に企業を発展させたいと経営陣が考えるのであれば、何よりも先ず争議を解決させることが必要です。
人権侵害という、最も恥ずべき行為を反省し、直ちに争議の解決を決断することを求めて、私の発言とします。参加者の皆さん、解決までともに頑張りましょう。



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