明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

中労委に事件解決への労働者救済機関としての使命を求める共同宣伝

2014年07月26日 13時36分57秒 | お知らせ
中労委に事件解決への労働者救済機関としての使命を求める共同宣伝


2014年7月16日

 今年2月の第3水曜日を定例とし始めました中労委共同宣伝は、明治乳業争議団、東京私教連・鶴川高校教職員組合、全労連・全国一般昭和ゴム労働組合、建交労・京王新労働組合の4団体でスタート。
その後、茨城私教連・土浦日大、東京公務公共一般労働組合も参加の6団体で実施されています。
 それぞれ団体から、中労委へ事件の問題点を示し救済に向けた審査をしっかりと行ってほしいと訴えています。

明治乳業は、1960年代からの「アラ探し」資料をしっかり保管し、
肝心な「賃金関係資料」は廃棄して存在しないとする主張は、「ウソ八百」


 明治乳業争議団は、会社の「資料廃棄」はウソ八百として、都労委が会社の責任を不問に付したことから、集団的格差判断には不可欠条件であり、開示の有無は命令の「正否」を分ける重大な問題として、再度、会社に資料開示を求めました。

 先の第3回中労委調査期日で申立人側は改めて、会社が持ち得る資料の「開示請求の申立て」をおこないました。
 都労委段階でも申立人側は、集団的格差の有無を審査するために必要な資料提出を会社に求めました(求釈明)。ところが会社・明治は「廃棄してしまい存在しない」などとして提出を拒否しました。
 そして事も有ろうに、都労委は「不提出」をもって集団的考察による比較・判断ができなくなったとして、身勝手な個別立証に走り、結論は会社の不当労働行為を免罪したのです。
 
 中労委には、再び都労委の二の舞を演ずることなく、会社がどのような難クセ、ウソ八百を並べようが毅然とした態度で提出をせまる指揮を執られることを強く求めるものです。
申立人らが求めている資料のなかには、在職中はもちろん退職後も退職金起算など一般的事務においてもなくてはならないものであり、廃棄などは犯罪に値する行為です。
 ちなみに会社は、同種の資料を市川工場事件では、東京高裁に提出しているのです。
逆に都労委では、申立人らを低位に査定する「仕事のミス」などを書きつらねた資料は大量に保存し提出しています。基本的な資料は廃棄して副次的な資料は残しているなどという本末転倒な話はありません。
 
 さらに今回は、会社が相当数保有するという「報告書」などの提出を求めており、相対比較でより客観的真実を追及する覚悟です。
求めている資料は、集団的格差を判断するには必要不可欠なものであり、開示の有無は「命令」の正否をも左右することになります。
 再審査である中労委には、都労委のような妥協は許されません。
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明治HD 松尾新社長よ「負の遺産」と手を切り新たな出発を求める!

2014年07月23日 08時51分31秒 | レポート
新しいチャンネル


30年にもなる労働争議に終止符を 問われる「経営能力」と判断、経営資質の問題

2014年7月8日定例の宣伝

 明治HDの新社長に就任した松尾正彦氏は、傘下に異常企業体質をもつ㈱明治を抱える地位となったことを自覚するべきです。
 ㈱明治の前身、明治乳業の中で労働組合をつぶすため、差別・排除の嵐が吹き始めてから半世紀がたちます。この間、現在までに10件もの労働争議が途絶えることなく続き、現在でも3件の事件が争われています。
 社長交代を機に、これまでの社風を一新し、すべての争議解決を英断することが社会的信頼をかち取り、2020ビジョン達成への大きな礎となるものです。
 20世紀から引きずる大企業の大型争議は明治だけとなっているのです。松尾新社長の経営手腕が問われています。

みずほ銀行、警備会社を通して不当な干渉か「抗議行動」として見ていた

 大手町タワー前での宣伝は、本店業務が内幸町から5月7日に完全移転したことから5月から宣伝も移動して行っています。
当初から、拡張されている歩道部分(公道化)に立ち入らないようにと警備員に注意させる、6月もそうでした。
7月8日宣伝も同じでしたので、敷地と云ってもすでに公道として一般人も通行帯として活用しているではないかと問いかけると、なんと、「抗議行動」に関する人たちが対象ですと応えてきました。
 私たちは、筆頭株主のみずほ銀行に争議解決への努力を求め、不祥事を繰り返す経営姿勢を指導せよと「要請」のための宣伝行動と説明しても、頑なな警備員とみずほ銀行に対し抗議の意を、マイクを通しておこないました。

食品一般ユニオンからの訴え

正規も非正規も不安なく働ける職場と社会を
明治の非正規率は、明治HD38・4%、食品事業44・2% (2014年3月31日現)

全国平均より高い非正規雇用率 ― これぞ低賃金の温床 ―

 今や2000万人を超える非正規労働者、雇用者全体の36%、3人に1人以上といわれます。
 ところが明治HD全体の非正規労働者は38・4%。その内、食品事業関連では44・2%(今年3月末現)にもなり、いずれも全国平均を上回っています。正規労働者と比べ賃金・労働条件などには大きな差があります。
 みなさんの雇用のあり方はどうなっていますか。本来は「同一労働同一賃金」が当たり前のはずです。
 パート・臨時者というだけで差別を容認することは、憲法にも労働関係法にも反するものです。
 いま非正規を正規に、最低賃金を大幅に引き上げよう、ブラック企業をなくそうという運動が広がっています。日本経済を良くするためにも、みんなで声を上げましょう。
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どこから見ても ブラック企業・(株)明治 3つの異常を告発宣伝

2014年07月20日 12時00分56秒 | お知らせ


絶えない製品事故・労働争議・・・明治
  「それでもあなたは買いますか!」の横断幕に注視の姿が!


 北千住駅 2014年7月19日(土)13時~14時

 明乳争議支援共闘会議・争議団は、地元足立区労連の支援をいただき9団体19名の参加で北千住駅西口広場に於いて、チラシを挿入したテッシュペーパーを配布宣伝しました。買い物や荒川花火大会に向かわれる浴衣姿の多くの方々に、用意した千枚のチラシを予定時間前に配布することが出来ました。
 支援共闘会議から菊池事務局長、野中幹事、足立区労連の大滝議長、宮下事務局長から連帯挨拶をいただきました。争議団を代表して、小関団長から支援者へのお礼と明治の企業の異常を訴えさせていただきました。
 以下、チラシの内容を掲載します。

明治は「食の安全」「働く者の生命・人権」をないがしろ! 

1)21世紀後 26件以上の製品事故が!

(株)明治の製品事故・不祥事は尋常ではありません。2000年、雪印乳業がおこした大食中毒事件、このとき乳業・食品メーカーは2度と事故を起こさないことを確認しあいました。
 ところが㈱明治は、それ以降26件(マスコミ報道)もの製品事故を起こしています。最近でも放射能セシウム汚染の粉ミルク40万缶無償交換、飲用ヨーグルトに異物混入で100万本回収などと続きます。明治は「食の安全」に本気で取り組んでいるのでしょうか。

新会社 明治になった以降もつづく事故・事件(健全な企業活動どこへ)
⦿ 学校給食用牛乳から放射性セシウム6ベクレル/kgを検出
   (低線量内部被ばくなど幼児の不安に回答なし)

⦿ 乳幼児用粉ミルクからセシウム30.8ベクレル/kgを検出
   (暫定基準値200ベクレル以下であるとして不誠実な対応に終始)

⦿ 防衛医大への粉ミルク落札で官製談合
   (会社ぐるみの反社会的行為に会社は責任を不問)

⦿ 「明治ミルクプリン」細菌汚染で23万個の自主回収
   (原因が二転三転し、いまだにはっきりさせていない)

⦿ 飲用ヨーグルト3種に異物混入で100万本自主回収
   (回収公表の数日後も店頭に並ぶなど不徹底な対応)

※ 世界保健機関(WHO)が定めるセシウム基準値
   大人10ベクレル/kg、子ども8ベクレル/kgです

2)この半世紀 絶えること無い労働争議!

(株)明治(旧明治乳業)では、1960年代から現在まで労働争議が途切れることなく10件も続いています。解雇・賃金昇格差別・権利侵害・パワハラなど・・・。その多くは労働者側が勝利和解しています。明治の人権否定の証といえます。
 現在も3件の事件が争われており、早期解決にむけ会社を包囲しています。職場からは、人権無視・パワハラが日常的に横行しているとの告発もあります

⦿ こんなひどい人権無視がありました
 
食の安全」を願い、そのために職場環境や労働条件の向上を求めて会社と交渉するなど活動を続けてきた人たちを、会社・明治は「ならず者」などと嫌悪。賃金・昇格、仕事などに徹底した差別と排除をしてきました。
 下記の項目は、会社が一人の労働者を差別と排除する相談をし指示した秘密文書の一例です。
明治乳業のなかでは、こんな人権否定が半世紀にもおよんで続いてきたのです。こんなことが許せますか。

一人の社員を村八分に

*8月1日よりQCから脱退させる
*朝夕の挨拶をやめよう
*一緒に飯を食べない
*極力話をしない
*話されても話さない
*レクレーションはさそわない
*金は貸すな、借りるな
*物はやるな、もらうな
*飲食の行動はしない
*仕事上の技術は教えない
*仕事に差をつける
*早出を増やす
*仕事にケチをつけ指導書をとる
*技術研修には参加させない
*残業は極力させない
 ◆以上8月1日より実施する

3)35年間に7人もの死亡災害!

(株)明治では記録に残るものだけで、この35年間に7人もの労働者が労働災害で命を失っています(関連会社を含める)。3年前には戸田工場で入社間もない21才の女性が、会社の安全軽視による1人作業で、機械に挟まれ死亡しています。
 食品会社としては、あまりに多い死亡事故です。
明治は働く人の生命をどう考えているのでしょうか。
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明治HD放射能セシウム検査数値公表拒否、独自努力せず厚労省・自治体におんぶに抱っこ

2014年07月14日 09時40分58秒 | お知らせ
求める消費者に目を向けない明治の経営姿勢、これまで「隠ぺい」し続けもうけ本位の体質が危険!

牛乳・乳製品などの放射能汚染への対応に関する質問

 経営基盤を揺るがす不祥事・不正行為が残念ながら後を絶たない状況であり、収益が伸び悩んでいる最大の要因でもあります。特に、食材の放射能汚染問題は、子どもたちの健康と未来に関る長期的な課題であり、食品企業の社会的責任とモラルが厳しく問われています。

1)増加が心配される放射能汚染による健康被害をどのように受け止めているのですか。
 今年5月19日、福島県「県民健康管理調査」検討委員会は、事故発生当時18歳以下だった
子どもを対象に実施している、甲状腺検査の結果を発表(今年3月末現在)しています。結果は、
50人が甲状腺ガンと確定され、さらに「ガンの疑いがある」と診断された39人を加えると、
実に89人にもなる深刻な事態にあります。放射線汚染の広がりの実態からみても、この健康被
害は福島県内に止まるものでないことは十分に予測されます。
 特に、牛乳・乳製品を含む食材からの低線量内部被爆への不安が、子育て中のお母さん方に広
がっています。チェリノブイリ原発事故以後の事例でも明らかなように、「安全・安心」を提供
すべき食品企業の責任は極めて重大ですが、経営陣の認識を明らかにしてください。

2)消費者は、基準値に対し「それ以下なら安全」とは判断せずに具体的な汚染数値を知り、特
に子育て中の消費者は安心して商品が選べることを望んでいます。

 貴社は「基準値以下の汚染なら健康被害はない」と判断しているのですか、明らかにしてください。
 ⦿基準値以下でも数値を公表し、消費者の選択権を保障することを改めて提案したいと考え
ますが、経営陣の判断を明確にしてください。
  
3)低線量内部被曝から子どもたちを守ることは長期に及ぶ課題ですが、原乳の汚染検査をクー
ラーステーションだけではなく酪農家単位でも行い、学校牛乳や粉ミルクなど乳児用製品の安
全性を高めることについて、経営陣の考え方を明らかにしてください。
 ⦿学童・乳児向け製品の安全性をより高めるため、酪農家単位の汚染検査の復活をメーカー
  として行政に提起することを提案します。経営陣の判断を明確にしてください。

事前質問書への回答
加藤 株式会社明治取締役

 株式会社明治の品質保証体制と牛乳、乳製品に対する放射性物質の現在の対応についてご説明申し上げます。
株式会社明治は、明治製菓と明治乳業の時代からそれぞれの品質保証体制を構築し、おいしく安全安心な製品をお客様にお届けしてまいりました。
 2012年には、株式会社明治としての全社品質保証システム明治品質コミュニケーションを新たに設定いたしました。
開発から販売までの全ての工程にわたって、法令の順守はもとより様々な企画基準、あるいは、お客様の声などにもとづき製品の安全と価値を確保するための基準を明文化するなど全社的な品質体制の確立を行ってまいりました。
 そして、プラン、ルー、チェック、アクションのいわゆるPPCマネージメントサイクルを展開し、常に調査改善を進めお客様の信頼と満足が得られるよう努め明治ブランドの価値向上を目指しております。
 次に、現在の放射性物質の検査体制ですが、牛乳、乳製品の原料となる製品につきましては、各自治体によるモニタリング体制が整っており生乳の安全性が確保されるような運用がなされております。


会場株主質問

 先ほども回答があったのですが、放射能汚染問題、特に、牛乳や乳製品、食べ物からの低線量内部被ばくに対する若いお母さんなどを中心とした不安、不信が広がっています。3月発表された福島の子どもたちに限っても、すでに50名が甲状腺ガンというふうに宣告されています。疑いがあるというのが39名、これは大変な数字で不安の広がりがある。
 そこでいま、先ほどの回答後のズレを感ずるのは、消費者の方々が知りたがっているのは、基準値以下であろうとも一体この製品がどれだけの放射線セシウムが含まれているのか、これを本当にうちの子どもに飲ませていいのか、こういう不安なのです。このことに残念ながら明治は応えていない。基準値以下ですということで、一切この数値を公表しないこの間、教育委員会からの質問に対しても答えていない。この姿勢が消費者離れを起こしているのではないでしょうか。この問題についての認識をお伺いしたい。

浅野社長回答

 放射能の色々な検査等については、先ほど一括回答でお答えした通りであります。
 どこまでホームページに載せるかは、ホームページを良く見ていただければ、検査の過程すべてを載せています。ただ基準以内であるとか基準以外とかいうのであれば、やはり政府、あるいは自治体等の取組みと歩みをなどとですね、同じような対応をしていくということです。放射能の問題で当社の業績がどうなのかということでございますけれども、ご心配の赤ちゃんの粉ミルクにつきましては、現在の私どものシェアは、2011年の放射能問題の以前のトップシェアの数字を現在はクリアをしてさらに伸びているところでございますので、どうぞご安心いただきたいと思います。
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明治HD浅野社長、社長退任を機に争議解決の質問に「意に沿うことはできない」と一蹴

2014年07月11日 14時58分02秒 | お知らせ
株主総会会場質疑

株主からの質問
労働争議を引きずって解決できない、これはもう経営陣の経営能力の問題

 先ほど回答がありましたが、29年も労働争議を引きずって解決できない、これはもう経営陣の経営能力の問題、これが問われているのだとおもいます。   
 例えば皆さん、日立や東芝や石播島あるいは同業では雪印乳業、明治と同じような労働争議を本当に多くの企業が闘ってきました。しかしどの企業も自らの経営者の経営判断として収拾したのです。それは21世紀を迎えるにあたって、国際社会に出ていくには労使紛争を抱えている企業では駄目だとこれが経営判断として、労働争議が次々と終結した背景なのですね。
明治は何故引きずっているのか、これは浅野社長、貴方自身がこの争いの長期に関わってきた当事者、すなわち、当事者決意と経営決意がいま問われているのではないでしょうか。こういうことがいま問われている、私は、こういう経営体質が結局、消費者や国民が受け入れがたいこうゆうことになっているのだと思うのです。こういう経営体質のあり方について、経営のあり方について改めて質問したいと思います。


浅野茂太郎社長からの回答

不当労働行為を働き労働組合を支配介入し、差別してきた自らを棚上げ 

 労働争議が長くなっているのをどうすんだと云いますけど、間違へていては困るのですけど、これは、私どもが提起した案件ではございません。私どもは訴えられましたので、公正な裁判所の段階で真摯に会社の主張をいままでも繰り返し、はじめの市川工場の労働事件につきましては、最高裁までいきまして、一貫して会社の主張が認められ申立は全て却下されているのであります。
 もう一つの全国事件のいわれるものにつきましても、先日、東京都労働委員会で却下という命令が出ております。
その後、申立の方は、中央労働委員会に上げましたけれども、会社はその場でも同じように、真摯に会社の状況、会社の反応も、ですねしていきたいなと考えています。一括回答で答えた通りでございますので、これ以上の回答は差し控えさせていただきたいと思います。


株主からの質問

浅野さん辞める前に争議を終えてください。

浅野茂太郎社長からの回答

えー、残念ながらご「意向には添えない」というのが先ほどらい会社側の一貫した答えであります。

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