宇宙のめいぐると

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家族ゲームU.S.A.

2009年05月23日 00時42分38秒 | CINEMA
レイチェルの結婚」、ル・シネマにて。
アン・ハサウェイが今年のアカデミー主演女優賞にノミネートされてましたね。
そして私の大好きなデブラ・ウィンガーが久しぶりに出演しています!!
監督は「羊たちの沈黙」「フィラデルフィア」のジョナサン・デミ。


姉レイチェルの結婚式に出席する為に実家に帰ってきたキム。
彼女は麻薬中毒の更正施設から一時帰宅したのだった。
久しぶりの再会の喜びもつかの間、
いつものように家族の関係はギクシャクし始め・・・。

家族が一堂に会した賑やかさの中に見え隠れする
憎しみや愛を静かに見つめた作品。
そういう意味で是枝監督の「歩いても 歩いても」に
全体的なトーンは似ています。

登場人物の会話や仕草で彼等の過去が
徐々に浮き彫りになっていく脚本は秀逸。
この脚本は巨匠シドニー・ルメットの娘ジェニー・ルメットが書いたホン。
カメラもホームビデオ風でありながら、
表情の微妙な機微を逃さない。

私にとってのジョナサン・デミは何と言っても「ストップ・メイキング・センス」!!
その音楽のコネクションを通じて数々のミュージシャンが本作には参加。
単なるBGMではない、生活の中にある音楽を聴かせてくれます。
レイチェルの婚約者にはTV On The Radioのボーカル、トゥンデ・アデビンペ。

全編を通じて臨場感溢れる作品ですが、
特に結婚式での祝祭ムードがまるでそこにいるかのような錯覚さえ覚えます。
聞くと式の参列者は皆監督の知人を集めたそうですね。
なるほど、だからあそこまでアットホームな雰囲気が出たんでしょう。

エンディングに向けて何か答えが出るワケではありません。
人生の中の数日を切り取っただけ、
しかしその一瞬がかけがえのない時間だという事を教えてくれます。



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