第2章 届かなかった警告
『自由民たちにとって不幸だったのは、本来、けたたましいサイレンの音とともに異常事態の発生を伝えるはずのシステムである防災行政無線が全く作動しなかっちことだった。』
防災行政無線の故障は地震で『小さな金属片が無線放送受信装置の内部に入り込んで電源回路に落下し、回路に過電流が発生して焼きついてしまったことだとされている。』
防災無線ががんがん鳴っていれば逃げた人もいたんだ . . . 本文を読む
『巨大津波 その時ひとはどう動いたか』
NHKスペシャル取材班
岩波書店
テレビでNHKの同番組を見ていたので、こちらも読んでみた。
第1章 なぜ人びとは逃げなかったのか
『一心不乱に片付けを続け、迫り来る危機に気づくのが遅れてしまうという:悲しい事例は、決して商店を営む方々にだけ見られたわけではない。しかし、生活のためなるべく早く店を復旧しさせたいという思いに駆られる自営業の方々か . . . 本文を読む