めご の ひとりごと

ほぼ ひとりごと と おぼえがき

危険な世界史 血族結婚篇

2012-01-09 | よむ
『危険な世界史 血族結婚篇』
中野京子 角川文庫


★★★★★
ザッハトルテとメッテルニヒ

『1832年のある日メッテルニヒは、料理人見習いでまだ16歳のフランツ・ザッハーに、何か新しいスイーツを作るように命じた。
フランツは大急ぎでチョコレートケーキを仕上げるが、これが現代にまで続く極上の銘菓ザッハトルテの誕生であった。
まもなくフランツはケーキ販売で富を築き、四十年後には息子エドアルトが豪華ホテルを創設、ザッハー一族は順調なる発展をとげました』

16歳・・・。

『一時ホテルが経営難に陥ったときのこと。
一族は、ウィーン菓子の老舗デメルに資金援助をあおいだ。
その過程で門外不出のはずのザッハトルテのレシピが、なぜかデメル側に流出してしまったのだ。』

この話は有名。

名前差し止め訴訟でザッハーが事実上敗訴し、両者とも販売権が認められ『ザッハーが「オリジナルのザッハトルテ」、デメルのは「デメルのザッハトルテ」として売られている。』
『扇形のトップに載っているチョコレートメダルが、ザッハーのは丸型、デメルのは三角形だ。味はあんずジャムの入れ方でごくわずかながら違いがある』

ザッハトルテ食べたくなってきた!!
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紫式部の欲望 つづき2

2011-12-27 | よむ
後半は宇治十帖。
これも宝塚月組『夢の浮橋』を思い出す。

★★★★★

ここから()は薫の年齢(数え年)

42 匂兵部卿 におうひょうぶきょうのみや(14〜20歳)
光源氏の亡き後、女三の宮が産んだ息子・薫と、明石中宮が産んだ今上帝第三皇子であり光源氏の孫の匂宮が宮廷で人気に。生まれつきいい香りがする薫に対抗し、匂宮はお香を愛用する。

43 紅梅 こうばい(24歳)
故柏木の弟・紅梅大納言(按察使大納言)は、娘の一人を匂宮に縁付かせようとするが、宮は大納言の妻の連れ子の姫君の方に気があった。

44 竹河 たけがわ(14〜23歳)
未亡人となった玉鬘は、三男二女を育てていた。夕霧の息子・蔵人少将は、碁を打つ玉鬘の長女を覗き見て、一目惚れする。しかし、姉は冷泉院、妹は今上帝のもとに入る。

45 橋姫 はしひめ(20〜22歳)
宇治山の阿闍梨から八の宮の話を聞いた薫は、しばしば宇治に通ううち山里で仏道修行する叔父・八の宮と意気投合するも、その娘・大君と中の君を垣間見て、一目惚れ。八の宮からは姉妹の行く末を頼まれ、同家に仕える老女からは、実父が柏木と知らされる。

46 椎本 しいがもと(23〜24歳)
匂宮も八の宮の娘たちに興味津々、中の君と手紙のやり取りをする。八の宮が娘たちの後見を薫に託して亡くなり、薫は大君に告白するものの、相手にされず。

47 総角 あげまき(24歳)
薫は大君に言い寄るが、大君は自分の代わりに中の君との結婚を薦める。薫は中の君と匂宮を近づけることに成功するが、その仕打ちに大君は心を閉ざす。匂宮への不信から中の君を気遣いながら、大君死去。

48 早蕨 さわらび(25歳)
中の君は匂宮のもとに迎えられ二条院に入る。薫は大君が忘れられず中の君を訪ねる。

49 宿木 やどりぎ(25〜27[26]歳)
匂宮は、夕霧の娘・六の君と結婚。中の君は苦悩しつつも、匂宮の子を産む。薫は、中の君に未練を残しつつ、今上帝の女二の宮と結婚するが、大君によく似た浮舟が現れ心を移す。

50 東屋 あずまや(27[26]歳)
浮舟は、異母姉・中の君のいる二条院に一時的に身を寄せるが、事情を知らぬ匂宮に言い寄られ姿を隠す。その浮舟を今度は薫が宇治に囲う。

51 浮舟 うきふね(28[27]歳)
匂宮は薫のふりをして、浮舟と契りその後も逢瀬を重ねる。それを知った薫は浮舟を責める。それを知った薫は浮舟を責める。煩悩した浮舟は宇治川への入水を決意。

52 蜻蛉 かげろう(28[27]歳)
遺体が見つからないまま浮舟の葬儀が執り行われる。匂宮は病気になり、薫は新たな女に惹かれたりするが、自分の女運のなさを実感する。

53 手習 てならい(28[27]〜29[28]歳)
死んだはずの浮舟は、宇治で倒れていたところを横川僧都に助けられ、素性を明かさぬまま出家していた。僧都から話を聞いた明石中宮は、浮舟だと思い薫に伝える。

54 夢の浮橋 ゆめのうきはし(29[28]歳)
薫は横川僧都のもとにいる浮舟に手紙を送るが突き放され、浮舟に男がいると邪推する。
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紫式部の欲望 つづき

2011-12-27 | よむ
私の中で源氏物語というと、宝塚月組の『新源氏物語』(『新源氏物語』田辺聖子著)。
♪こじゅうよじょう〜♪

★★★★★
19 薄雲 うすぐも(31〜32歳)
光源氏は、明石の君の娘を紫の上の養女とする。藤壺が亡くなり光源氏は泣き暮らす。実父は光源氏と知った冷泉帝は、光源氏に譲位を持ちかけるが辞退。
20 朝顔 あさがお(32歳)
光源氏はいとこの朝顔の君を訪ね求婚するが断られる。光源氏の行動に紫の上は思い悩む。

21 少女 おとめ(33〜35歳)
夕霧(源氏の息子)と雲居雁(内大臣となった頭中将の娘)は幼馴染で相思相愛だったが、娘を東宮に嫁がせたい内大臣に引き離される。夕霧、元服。光源氏は、完成した六条院に、紫の上、花散里、秋好中宮、明石の君を住まわせる。

22 玉鬘 たまかずら(35歳)
光源氏は、かつての頭中将と故夕顔との子・玉鬘を、養女として六条院に引き取る。

23 初音 はつね(36歳)
正月に、光源氏は六条院の女たちを歴訪。二条東院に引き取っていた末摘花と空蝉にも挨拶する。

24 胡蝶 こちょう(36歳)
多くの男たちが玉鬘に夢中になる中、養父である光源氏までが言い寄る。

25 蛍 ほたる(36歳)
光源氏は玉鬘に惹かれつつも、弟の蛍兵部卿宮と玉鬘のデートでは蛍を放つという演出をする。

26 常夏 とこなつ(36歳)
夕霧と雲井の雁の結婚を巡り、光源氏と内大臣が意地を張って対立。玉鬘の素性を知らないまま娘を探していた内大臣は、娘として名乗り出た近江の君が粗暴なので困惑する。

27 篝火 かがりび(36歳)光源氏は玉鬘に執心し、玉鬘も心を開く。

28 野分 のわき(36歳)
台風の見舞いに六条院を訪れた夕霧が、紫の上を垣間見て一目惚れ。嵐にまぎれ、光源氏と玉鬘が抱き合っているところまで覗き見る。

29 行幸 みゆき(36〜37歳)
大原野に行幸した冷泉帝を見て、玉鬘は憧れる。光源氏と内大臣は仲直りし、玉鬘の裳着(もぎ)では内大臣が介添えする。

30 藤袴 ふじばかま(37歳)
玉鬘は、尚侍としての参内が決まる。玉鬘が実の姉ではないと知った夕霧は早速言い寄る。

31 真木柱 まきばしら(37〜38歳)
玉鬘を手中にしたのは、髭黒大将。大将の最初の妻は嫉妬のあまり大立ち回りを演じ離婚となる。予定通り宮中に出仕した玉鬘は、光源氏と引き離したい髭黒大将に強引に呼び戻される。

32 梅枝 うめがえ(39歳)
光源氏と明石の君との娘・明石の姫君の東宮への入内が決まり、光源氏はその準備に忙しい。

33 藤裏葉 ふじのうらば(39歳)
内大臣は夕霧を藤の花見に招待し、夕霧は晴れて雲居雁と結婚。光源氏は准太上(じゅんだいじょう)天皇の地位を賜る。

34 若菜 上 わかな じょう(39〜41歳)
病のために出家を決めた朱雀院は愛娘・女三の宮処遇に苦慮。光源氏は彼女が藤壺の姪という理由で降嫁を承諾。紫の上は苦悩する。明石女御が東宮の若宮を出産。六条院で蹴鞠をしていた柏木は憧れの女三の宮を垣間見る。

34 若菜下 わかな げ(41〜47歳)
冷泉帝が退位、明石の女御が産んだ皇子が東宮に。紫の上が危篤となるも祈祷で一命をとりとめる。その間に柏木が女三の宮と密通。女三の宮は妊娠する。光源氏は、二人の密通を知る。柏木は光源氏を畏れるあまり病気になる。

35 柏木 かしわぎ(48歳)
女三の宮は薫を出産するが、光源氏に冷たくされ、父・朱雀院に願い出て出家。柏木は夕霧に遺言を残し死去。夕霧は柏木の未亡人・落葉の宮を見舞い心惹かれる。

36 横笛 よこぶえ(49歳)
夕霧が落葉の宮の母、一条御息所に柏木の形見の横笛をもらった夜、夢枕に柏木が立つ。夕霧に相談された光源氏は、柏木の笛を薫に伝えるべく預かり、柏木の遺言について聞かれてもはぐらかす。

37 鈴虫 すずむり(50歳)
光源氏は女三の宮の御殿の庭で野原風に仕立てて、夕霧や蛍兵部卿宮と合奏していると、冷泉帝から月見の誘いがかかる。

38 夕霧 ゆうぎり(50歳)
夕霧は落葉の宮に言い寄り、朝まで過ごすがことには及ばず。落葉の宮の母・一条御息所が心配して夕霧に手紙を出すが、雲居雁に奪われて返事が遅れ、御息所は悲嘆のうちに死去。夕霧は落葉の宮と強引に結婚。怒った雲居雁は実家に帰る。

39 御法 みのり(51歳)
病状悪化の紫の上が、光源氏と明石中宮に看取られて亡くなる。光源氏は悲嘆にくれる。

40 幻 まぼろし(52歳)
抜け殻状態となった光源氏は出家を決意、紫の上の手紙などを焼く。

41 雲隠 くもがくれ
題名だけで、本文がない帖。光源氏の死を暗示する。
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紫式部の欲望

2011-12-27 | よむ
『紫式部の欲望』
酒井順子
集英社

前に立ち読みしたんだけど、映画を見て気になったので再読。

あとがきの『平安時代の女性も今を生きる私達も、実は同じことを考えていた』と、54帖のあらすじが面白かったのでメモ。

★★★★★
()内は光源氏の年齢(数え年)

1 桐壺 きりつぼ(1〜12歳)
桐壺帝の第二王子を産んだ桐壺更衣が死亡。残された皇子は権力争いを避けるべく臣下に降ろされ源姓を賜り「光源氏」となる。帝は桐壺更衣に似た藤壺を女御に迎える。光源氏は元服したその夜に、左大臣家の娘・葵の上と結婚。

2 帚木 ははきぎ(17歳)
光源氏の前で、葵の上の兄である親友の頭中将らが、女性談義に花を咲かせる。翌日、方違えした先で出会った人妻・空蝉と強引に契りを交わす。

3 空蝉 うつせみ(17歳)
空蝉に拒まれた光源氏は、強行突破を図るも、空蝉は寝床に薄衣を残して消えていた。

4 夕顔 ゆうがお(17歳)
夕顔の咲く家の女と、光源氏は互いの素性を明かさぬまま逢瀬を重ねるが、女はもののけにとりつかれ急死する。

5 若紫 わかむらさき(18歳)
光源氏は藤壺に似た少女(後の紫の上)を発見。藤壺の姪である少女を手許に引き留ることに。一方で、憧れの藤壺とついに一夜を過ごし、藤壺は妊娠する。

6 末摘花 すえつむはな(18〜19歳)
亡き常陸宮の姫君の噂を聞いた光源氏は、期待して娘と会うが、髪だけは美しくとも鼻が末摘花(紅花)のように赤い醜女だった。

7 紅葉賀 もみじのが(18〜19歳)
朱雀院への行幸で光源氏と頭中将が青海波(せいがいは)を舞って評判に。藤壺が光源氏の息子である皇子(後の冷泉帝)を出産する。源氏と生き写しの皇子を前に、実父が光源氏だとばれないか、藤壺とともに怯える。

8 花宴 はなのえん(20歳)
桜の宴の後、藤壺を求めながら後宮を徘徊していた光源氏は、弘徽殿の細殿に忍び込み、見知らぬ女と一夜を過ごす。東宮(後の朱雀帝)の婚約者・朧月夜だった。

9 葵 あおい(22〜23歳)
桐壺帝が譲位、朱雀帝が即位し、藤壺と光源氏の子が東宮となる。葵祭では、光源氏の愛人・六条御息所の車に、葵の上の供人が狼藉をはたらく。夕霧を産んだ葵の上は、六条御息所の生霊に取り殺される。喪が明けて、光源氏と紫の上が結ばれる。

10 賢木 さかき(23〜25歳)
六条御息所、娘の斎宮と伊勢に下向。桐壺院崩御、藤壺は出家。光源氏の手がついたために、格下げされ尚侍(ないしのかみ)として朱雀帝のもとに入った朧月夜は、光源氏との密会を父である右大臣に目撃される。怒った右大臣派は光源氏追い落としをもくろむ。

11 花散里 はなちるさと(26〜27歳)
光源氏は、故桐壺帝に仕えた麗景殿女御(れいけんでんのにょうご)とその妹・花散里を訪ね、昔を懐かしむ。

12 須磨 すま(26〜27歳)
右大臣一派から流罪の決定が出される前に、光源氏は自ら須磨へ下る。宰相中将となった親友の頭中将だけは、右大臣の婿でありながら須磨の光源氏のもとを訪れる。

13 明石 あかし(27〜28歳)
暴風雨に襲われ光源氏は、明石に移る。明石の入道の娘・明石の君が光源氏と結ばれ妊娠。一方、都では朱雀帝が眼病を患い、右大臣から出世していた太政大臣が死亡。光源氏を重んじるようにとの桐壺院の遺言を守らなかったためと反省した朱雀帝は光源氏を都に呼び出す。

14 澪標 みおつくし(28〜29歳)
朱雀帝が譲位。藤壺と光源氏の子が即位し、冷泉帝となる。光源氏、内大臣へ昇進。女児を産んだ明石の君のもとに乳母を派遣する。紫の上が明石の君に嫉妬。六条御息所が死に、光源氏はその娘(後の秋好中宮)を養女に迎える。

15 蓬生 よもぎう(28〜29歳)
光源氏は、通りがかりのあばら家が末摘花の家と知り訪問する。長らく放っておいたことを反省。

16 関屋 せきや(29歳)
夫の東国赴任が終わって帰京する途中の空蝉は、逢坂の関で石山寺詣での光源氏と偶然に再会。

17 絵合 えあわせ(31歳)
故六条御息所の娘が冷泉帝に入内、梅壺女御(後の秋好中宮)となる。梅壺女御(源氏の養女)派と弘徽殿女御(権中納言となった頭中将)派とが、絵を持ち寄って競い合う。

18 松風 (31歳)
光源氏は二条東院を建てて花散里を住まわせる。光源氏の娘を出産にもさ都に呼ばれる明石の君さ遠慮して郊外に住む。
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ウイグル族の文化

2011-12-09 | よむ
『食と住空間にみるウイグル族の文化 中国新彊にいきづく暮らしの場』←彊の字は弓編の中に土
熊谷瑞恵 昭和堂

専門書ということで最初は読みづらく進まなかったが、我慢して読み続けると、面白くなってきて、そこから一気読み。
女性ならではの視点からかかれた人類学、女性ならではの深く入りこんだフィールドワークで書かれた人類学・・・面白いぞ。
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