○×のいびつな三角形

つれづれなる○×氏の日記

『魯迅――東アジアを生きる文学』

2011年05月30日 19時43分55秒 | 読了
 藤井省三著『魯迅――東アジアを生きる文学』を読む。

 東洋史特講Ⅱのリポートを書くための参考資料として読んだのだが、これが意外に面白い。

 太宰治の『惜別』はあまり評価が高くないが、竹内好が酷評したからだとの由。拙は『惜別』を面白く感じたので新潮文庫版の奥野健男の解説が心外であったが、奥野は竹内の評をほぼそのまま踏襲したらしい。
 新潮文庫版の太宰の小説の解説が主に奥野だったのでその評価が人口に膾炙したようだ。

 著者は東アジアにおける「魯迅読み」の歴史をこの書の主題の一つにしているので、最後に村上春樹の「魯迅読み」を考察している。

 村上春樹、読んでみようかと思ったが、『魯迅』という著作を読んで、村上を読んでみようかとはチト違うような気もする。

 ともあれ拙の魯迅観が若干変化した著書ではありました。

科目習得

2011年05月29日 20時15分33秒 | 大学へ…
 昨日、ゴールデンウイーク中に受講した東洋史入門の結果が来て、「合格」と相成った。

 これにより科目習得も相成り、「A」という成績となった。喜ばしいことである。

 一体何ヶ月やっているのかとツッコミを入れられそうな日本史特講Ⅱもようやく論旨が固まった。しかし、400字詰め5枚に収められるよう調整せねばならない。現在6行ほどオーバーしているのだ。
 かなり至難であるがナントカせねばリポートが提出できん。

 亀の如き歩みであるが、進めていかねばなりません。

 ま、それが面白いところなのでございます。

冬季夜間スクーリング合格

2011年05月25日 19時29分02秒 | 大学へ…
 冬季夜間スクーリングの東洋史入門の結果が来た。

 「合格」との由。

 受講中に東日本大震災が起き、1日休講になってリポート提出対応になったりして苦労しましたが、合格してよかったです。これでゴールデンウイーク中の同科目が合格していれば、めでたく科目習得なのだが、まだわからない。なので成績もわからない。

 なかなか単位が取れず、なんともはや、亀の如き歩みでございます。

ようやく…

2011年05月19日 21時12分07秒 | 大学へ…
 大学の成績確認はいまではインターネットで見られるので、毎日のように学生専用サイトにログインしていた。もちろん気にしていたのは先日試験をし、リポートに苦労した西洋史入門である。
 昨日ログインすると、オオ、成績が出ているではないか。

 「B」との由。

 ウウム、合格取得できてよかったとは言え、70点代か。

 帰宅して戻ってきたリポートを見ると「教材の理解度」、「論旨の一貫性」などの個別評価は全部 A だったが、不覚にも誤字があった。
 第一分冊では誤読を指摘されたので、そこも問題だったかも知れない。
 ともあれ単位取得にこれほど苦労するとは思わなかった。やはり仕事がネックだノォ。土曜日曜休みナシという状況が常態化している中、本を読みノートを取るという時間をナカナカ取れんのがツラいです。

 ナントカ局面打開せねばなりませんナ。

科目習得試験結果来たる

2011年05月15日 12時02分00秒 | 大学へ…
 先月の科目習得試験(西洋史入門)の結果が昨日届いた。

 「合格」との由。

 しかし、その前に提出したリポート第二分冊の結果が出ていないので、科目として合格なのかどうかはまだわからない。
 毎日、郵便受けを覗いて、まだかまだかと思っているが、結構懐かしい感覚である。今では用件はメールで済んだりして、郵便を待つということはトンとない。

 今は便利でいいけれど、以前のようなノンビリズムを懐かしく思い出すこともありますナ。

川越へ行く(その2)

2011年05月08日 21時06分26秒 | どうでもいい話
…つづき

 オット、時の鐘や菓子屋横丁に入る前に重要物があったのです。

〈埼玉りそな銀行川越支店〉

 旧第八十五国立銀行の建物で、今でも現役とのこと。
 10年ほど前までは三菱銀行横浜支店の建物も近代的建造物で、かつ支店としても使われていましたが、のちの銀行大合併で使われなくなり、さらにどっかの不動産屋に売却されたらしく、上にマンションを建て増され、非常に無粋な建物になってしまいました。非常に残念でした。

 ところで菓子屋横丁でヒルメシを食ったあと、川越市立博物館に入りました。しばらくして学芸員が館内の説明を始めたのですが、オヤジギャク連続大炸裂で、苦笑いするしかない聴衆の方々を相手にメゲずに大炸裂させてました。

 そして博物館を出ると予想に反して激しい雨。
 今回の主目的である川越城本丸御殿は博物館に隣接しているので快速度で向かいました。本丸御殿が残っているところはここを含め、全国で2カ所しかないのだとの由。川越城ではごく一部のみ奇跡的に残ったのだそうな。とは言えなかなかヨイ建物でございました。

〈川越城本丸御殿〉

 雨宿りも兼ね、しばらく本丸御殿でボーっとしていましたが、止む気配もなく、閉館時間も迫ってきたので出ることにしました。拙も親友氏も傘を持ってきていなかったので、本川越駅までハンカチを頭に掛けて濡れつつ戻ったのでございます。

 親友氏は上着を着ていたのでそうでもなかったようだが、拙はデニムのシャツのみだったので、帰りの西武電車内では寒くて閉口しましたです。
 というワケで新宿経由で戻ってきました。

 親友氏の予定では喜多院にいくことになっていたようですが、雨に降られたので中止になりました。

 ともあれナカナカ楽しい小旅行でありました。

川越へ行く(その1)

2011年05月04日 19時26分48秒 | どうでもいい話
 先日、親友氏と埼玉県川越へ行ったのである。氏は2度目の来訪との由。

〈自販機も川越バージョン〉


〈蔵のまち川越〉


〈時の鐘〉

 ちょうど12時になったので鐘の音が聴けました。今はゼンマイ仕掛けだが、以前はオジサンが登って鳴らしていたとの由。

〈菓子屋横丁〉


 川越はサツマイモが名産とのことでアイスやおまんじゅうなどが売ってました。麩菓子や飴などレトロなものもたくさんありました。関東大震災で東京の菓子業者が供給できなくなったとき、代わりに供給したのだとの由。
 オミヤゲにおまんじゅうを買いました。

…つづく

東洋史入門

2011年05月01日 18時31分08秒 | 大学へ…
 4月29日から今日5月1日まで春期東京スクーリングに出席した。科目は「東洋史入門」である。
 先日4月7日まで毎週木曜日に行われた冬季夜間スクーリングと同じ科目で先生も同じだが、講義内容は異なる。なのでなかなか楽しい講義であった。

 先生はこの科目に関して、半分は卒論につながる実際的な作業、半分は通常の講義というように授業内容を組み立てておられるようで、実際的作業の部分は冬季では一次資料のコピーである明治初年の新聞記事を読み、今回の春期では国立国会図書館へ行き、卒論のテーマ(仮でも可)に基づいた文献目録を各受講生に作らせる、ということを行った。

 文献目録の作成というのは卒論のテーマが決まればすぐにできそうだと考えていたが、意外にも時間のかかる作業であった。
 何がしかのものを作成するには、その前段階の「作業時間」をいかに最短化するかということが重要である、と感じる実地研修であった。

 先生が学生のころは毎月一回、国会図書館へ行く日を決めて通っていたとおっしゃっていたが、拙もやってみようかとも考えた。

 というワケで非常に有意義な授業でありました。