結婚披露宴司会者「みずの歩」オフィシャルブログ

ブライダルを通じて感じた、かけがえのない出会いや感情を素直にお話しております。

娘との時間

2013年03月11日 01時02分30秒 | 雑談
なんだか最近、お父様の言葉に心を動かされている、みずの歩です。

週末司会をさせていただいた披露宴。

新郎家はお母様のみということで、ご両家でご相談されたところ、

両家代表謝辞は新婦のお父様が述べることになっていました。

その謝辞の中でのひとこと。


考えてみたら、娘とは、わずか27年間しか一緒にいられませんでした。

これからはどうか、○○家(新郎家)の皆さん、お母さん、

娘が近所の皆さんにかわいがられるよう、馴染めるよう、

どうか…どうか…、よろしくお願いいたします。



「わずか」27年間。


私の娘は今10歳で、先日「二分の一成人式」というのを学校で行いました。

その10年間を考えても、あっという間だったなと思っていたのに。

やっぱり子供と一緒に過ごせる時間というのは、短く感じるものなんですね!

これは親にならなければわからない感覚かもしれません。


新婦がお手紙の最後に声を震わせながら、しぼりだすように言った言葉。

「お父さん、お母さん、大好きです。ありがとう。」

もう、これが全て、ですよね!


人の感情が動いて、それが披露宴をつくるのだと思っています。

新郎新婦、ご家族、ゲストの方々に寄り添える司会者でありたいと改めて感じた瞬間でした。