結婚披露宴司会者「みずの歩」オフィシャルブログ

ブライダルを通じて感じた、かけがえのない出会いや感情を素直にお話しております。

演歌もありだ(笑)

2009年11月25日 17時33分30秒 | 演出

先日の披露宴、本当に新郎新婦からのおもてなしというか、感謝の気持ちが伝わった披露宴でした。

どうやったらゲストに気持ちを伝えられるかというのは、披露宴をする上でとても重要なポイントだと思います。
でも、どちらかというと新郎新婦本位になりがちではありますよね。
そんな中、お手本のような新郎新婦でしたのでご紹介させていただきます。

まず、披露宴はご親族のみ。
友人とは後日、会費制のパーティーを開催するとのことでした。
というのも、このご時世、ご祝儀に3万円包ませるのは大変だろうというお気遣いから。

披露宴はご親族のみ、ということからどうしても出席者の年齢は上がってしまいます。
そこで考えたのが、「年配の方が喜ぶこと」でした。
最近はカラオケを入れたくない、という方もいらっしゃいますが、「カラオケ飛び入りは大いにお願いいたします!」とおっしゃってくださるお二人。
いかに来てくださったゲストに気持ちよく過ごしてもらえるかを徹底していました。
まずは、新婦がお色直し退場後、新郎が氷川きよしさんの「玄海船歌」を披露。
普段はカラオケで演歌など歌わないとのことでしたが、この歌ならみんなが喜んでくれるんじゃないかということで一生懸命練習されたそうです。
とても気持ちの良い熱唱で、ゲストも大喜び。
自分が歌ったら、ゲストも歌いやすいかな・・・とおっしゃっていた新郎の読みどおり、新郎お色直し退場後は、早速カラオケの飛び入りが次々と入ってきました。
最終的には時間いっぱいまでカラオケ(笑)
酔っ払ったご親戚を説得することで、私とスタッフは大わらわでした。あはは。

各卓で鏡樽を開きながらの入場では、石川さゆりさんの歌をBGMに使っていたお二人。
なによりも私が素晴らしいと感じたのは、ゲストがカラオケを歌っている最中、一番手拍子をしたり拍手をしたりして盛り上げているのが、新郎新婦だったことです。
私も負けじとMCで参加しました(笑)

という先日の披露宴。
たくさん演出があったわけではありません。
しかし、新郎新婦の感謝の思いが、たくさんたくさん溢れていました。
学生時代はちょっとやんちゃだったという新郎。
ご両親様にも感謝の気持ちをちゃんと言葉で伝えてくれたので、ゲストの皆様も涙涙でした。

披露宴は一生に一度の新郎新婦のステージではあります。
その進行を考える上で、ぜひ来て下さるゲストのことも思い浮かべてみてください。
友人だけでなく、上司や親戚の方もこられますよね。
ゲストのことを知っているのは、お二人です。
来てくださった皆様へのおもてなしのお気持ちを忘れないようにすれば、披露宴は必ず成功すると私は信じています