ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

国際原子力ロビーがかける罠『放射能の免罪』=『エートス・プロジェクト』

2012年07月21日 | 日本とわたし
ミッシェル・フェルネックス博士に聞く [ビーデルタル 2012年6月28日]



↓ビデオの翻訳文が見えにくい部分があったので、以下、文字に起こしておきます。文章を少し校正してあります。

『私が多少動向を見ていた、エートス・プロジェクトについて、あなたは触れられましたが、どのような結末か知っています。

ベルラド研究所による、類似の計画が提案されたのと同じ時期に、このエースト・プロジェクトが出されたのは明らかです。
私は、ベルラド計画の方が、ずっと価値あるものと思いました。

この際に、組織として圧力をかけ、欧州をエートス・プロジェクトに従わせたのはCEPNです。
CEPNは、私ども『チェルノブイリ/ベラルーシの子供たち』と同じNGOなのですが、ここが欧州に対し、エートス計画を擁護したのです。
このCEPNは、社会的に有利なEDF(仏電力公社)・CEA(仏原子力庁)にAREVA(アレヴァ社)が合流し、
私たちに比べれば巨大といえる、上記の三組織によって設立され、エートス計画を欧州連合に承認させ、融資も受けました。


ベルラド計画は見捨てられたのです。

彼らは、政治的手段をもっていますよ、おわかりでしょう。
彼らは、お金など必要ないだろうと思っていたのですが、お金をものすごく使い、人材派遣した先方の多くの大学に、財政援助を行ったので、私はびっくりしました。
で、彼らはいったい、現地で何をしたのでしょう?

汚染地区でどう生活するかを、人々に教えたのです。
例えば、森からとってきた薪を燃やして、料理に使う所では、残った灰は、全放射性核種を含むので、以後、サラダ菜の畑に撒いてはだめ。
サラダ菜は、年々汚染度が強くなってしまう、と教えました。
あの道は通ってはいけない。放射能の量が多いから、というふうに、皆に忠告を与えました。
さらに、人を快適な気分にさせる、社会的役割を果たしました。
有名な農学教授を呼んできて、どんな時期にどんな肥料を撒いたらいいか、畑をする人に説明させました。
確かに、その方法でやっていれば、じゃがいもに含まれる放射能の量は、市場不認可の濃度から、市場認可の濃度へと変わります。
でもそれは、汚染無し、なのではなく、市場に出荷可能な濃度のことです。
人々は、ジャガイモを売れるので、満足していました。


一方、福島の農家の人たちは、自作のお米の汚染度が高いので、誰も買わず、自分たちが食べるしかない。
汚染され過ぎたのです。

ところで、その事業の6年後に、彼らは総括をしました。
私は招かれて出席しましたが、会場は立派に準備されていて、皆、満足している様子でした。
一人一人が発表し、巨大なスクリーンに、コンピューターの画像が整然と、完璧に、映し出されました。
二カ国語で行われましたから、誰もが理解できました。
そこでの最後の発表者は、女の人でした。
地域の子どもを診ている小児科医でした。
彼女は、コンピューターも映像も使わず、手書きで、グラフの曲線を描いたのです。
いろいろなことを説明していました。
私は彼女の発表を聞きました。
例えば、過去6年間に、悪くなり始めた健康事情が、徐々に、さらに、非常に悪くなっている、というものです。
上昇カーブの中にいたのです。
チェルノブイリ後、何年か安定した年があり、87~88年頃までは、悪化状態に変化が無かったのが、その後悪化し始め、どんどんひどくなって来ていた。
エートスのチームがやって来た時には、少なくとも、安定期に入るだろうと期待しましたが、安定期は来なかったのです。
あらゆる病気、出生児の子供の病気の悪化を示す曲線が、上昇するばかりでした。


したがって、この計画のどこがよかったのでしょう?
最後に、この女医は、入院患者数を示した表を見せました。
86~87年頃に、あるレベルに達していたのですが、エートスがやって来てから、それが上昇を辿り続け、
重症入院患者数は、チェルノブイリ事故の直後に比べ、10倍にも上がっていました。

患者数が減った時期など、一時もありませんでした。
エートスが発表した最終報告を私は見ましたが、健康問題に関しては、今後も研究を続ける必要がある、というものでした。

ところで、6年後にエートスが引き揚げた後、どうなるのか研究しようとしたベルラドの人たちがいます。
援助を願い出た時、エートスは、「そのお金はもうない」と答えたのです。


ーで、このエートス・プロジェクトは、ジャック・ロシャール氏ともども、日本に上陸してくるわけです。

もし、ロシャール氏が指揮を執るのだとしたら、前の計画の指揮を執ったのも彼ですし、
その上、過去数年の間に、彼はCEPNの会長となり、キャリアを立派に積んできましたから、
以前よりさらに権威のある人となり、また何年か後に、新たに、放射能問題に携わるでしょう。
今度はじゃがいもではなく、多分お米でしょうが。
もし私が誤解していなければ、プロジェクト後も、福島では、重症入院患者数は、増加し続けるでしょう。
これが、彼が提案する計画案だとするなら、いずれにせよ、彼が実現した案は、健康被害の最悪のもので、
たとえそれが、料理の成功であっても、どの部分か知りませんが、ある意味で成功もあったのでしょう、皆が満足している様子でした。
誰の誰(多分誰が誰?)だか知りませんが、住民が少々いましたよ。
とにかく、その小児科医は、健康のパラメータがすべて、とどめなく悪化し続けていることを示してくれたのです。
放射能災害後の健康の悪化は、新生児以外は、先程述べましたように、ある期間が経ってからです。
福島では、3~4年後に病気が増え始め、その後急上昇することになるでしょう。
そしてエートスに問題を取り組ませても、彼らが立ち去るちょうどその時に、増加率はとても高くなる
でしょう。
彼らがまた、研究を続けるためのお金はもはや無い、と言わないように望んでいます。
私にとって大切に思えるのは、将来がどうなるかを認識することです』





日本に上陸しつつある『エートス』プロジェクトとは何か?

昨日、コメントをしてくださったういこさんから、この、エートス・プロジェクトという言葉を初めて聞いた。
初めてやからワケが分からずに、なんのこっちゃと、さっそくネットで調べてみた。
モニターの画面にわんさか現れた情報の中には、エートス・プロジェクトチームの人達によるブログまであった。

ふむふむ……。

まずは、たろじいさんのブログから、転載歓迎という記事を転載させていただくと……。

「エートス・プロジェクト」とは何か?

コリン・コバヤシ@パリです。(コリン・コバヤシさんという方は、上のビデオの日本語訳をしてくださったフランス在住のジャーナリストさん)
以下、転載歓迎です。

ーーーーーーーーーーーーー

現在、福島県で動き始めている「エートス・プロジェクト」が、原子力ロビーを背景にして動いている計画であるにもかかわらず、
あたかも,住民が必要な、住民と対話し,住民が参加する、優れた国際的な復興支援計画のように語られている事態
に対して、
看過しているわけにはいかない
ので、以下に、画像、テキストなどアップしました。

「エートス」計画の主体を担っているのは,仏原子力ロビーの仏電力公社、仏原子力庁、アレヴァ社、IRSN が創設し、
運営にかかわっている、いわばロビーの民間向け窓口のNPO,CEPN(原子力分野における防護評価センター)です。
 
このCEPNの代表ジャック・ロシャール氏は、ICRPの委員も兼任していて、ICRPの主催の会議に彼が出て来る背景が分かります。
こうしたプロジェクトによって、「善意の」大学人、研究者はことごとく利用され、
原子力ロビーの目的遂行に,結局は協力していることになってしまうのです。

「エートス」などという、倫理的な言葉や美辞麗句と、多額の助成金がちらつくとき、
また、住民が、帰郷の願望と再建の念に燃えているとき、人々はそれらを、つい受入れてしまう
のです。
ここで、事実をもう一度、確認しておくことが必要です。

ベラルーシでの「エートス・プロジェクト」を見て来たミッシェル・フェルネックス/バーゼル大学医学部名誉教授の、取材インタビュー日本語字幕付き画像(上に掲載したビデオ)

同氏が 10 年前にクリラッドの機関紙 22 号に掲載した「エートス・プロジェクト」糾弾論考和訳

私の「エートス」問題に関する簡単な解説コメント

@また、国際原子力ロビーのひどさは、ウラディミール・チェルトコフ監督 「真実はどこに?」 を御覧頂ければ、一目瞭然です。

(転載はここまで)

(関連記事)

ドキュメンタリー映画 『真実はどこに?』 DVD 販売開始

「エートス・イン・フクシマ」 

NHK福島放送局はすでに、「エートス・プロジェクト」と連動して動いているように思われます。(紹介者のコメント)
http://ethos-fukushima.blogspot.jp/2012/07/nhk-icrp.html


こうした原発事故の後の対応は、たしかに「放射線防護だけでなく精神的、社会的、経済的、政治的、倫理的な面から成る複雑な過程」(ロシャールの説明)だが、
何より、健康問題が中心的課題となるべきところ、後者の精神的、社会的、経済的、政治的、倫理的な面に主題がすり替えられている。
これらの側面は、実際、福島や周辺県で、真摯に、長年に渡って農業や漁業に打ち込んで来た生産者や住民にとって、感じやすい部分であり、
また彼らの思いが、帰郷、復興、再開に向けて募っているとき、ジャック・ロシャールの語る<住民参加型の復興>の思惑にスッポリと重なるのである。
それこそが罠なのだ。
原発事故後の様々な健康障害は、実は放射能ではなく、精神ストレス、経済的、社会的な様々な原因によるのであって、
放射能によるものではない、というのが、国際原子力ロビーの、主要な主張
なのである。
つまり、放射能を免罪すること。
これこそが、彼らの目的であり、それは、真実を覆い隠すことで成立している、戦略なのである。




確かに、ネットで調べてみたら、福島ではもうすっかり始まってた。
このエートス・プロジェクト、これからもっと掘り下げて調べてみようと思う。

けど、ほんまになんなんやろう。
この核にしがみついてる連中っちゅうのは。
どこまで世界を牛耳ってしもてるんやろう。

なんでもとにかく、物事や人は、まず疑うてから。
そういう習慣がまるで無かったわたしやけど、日本から出て、アメリカに暮らすようになり、少しは学んだこともあると思てたけど、
原子力で一儲けしようと思てる連中が、世のため人のためと大ウソついて、実は世を汚し人を殺してるのに全く平気でいられることを知り、
これはもう、この件に関しては、徹底的に、初っぱなから大いに疑いまくらなあかんと決心した。

もう頼むから、被ばくで苦しんでる人達を、これ以上痛めつけんといて。

最新の画像もっと見る

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
エートス・プロジェクト (ういこ)
2012-07-22 21:47:18
まうみさん、こんばんは。

素早い対応! とりあえずたたき台になる情報をまとめられたのですね。こんなに短時間の間に、素晴らしいです! とはいえ、う~~~ん、なかなか一筋縄ではいかない感じですよね。信頼できるソースをもっと見つけて、いろいろな角度から検証できればいいなと思っていますので、まうみさん、今後ともよろしくお願いいたします。
返信する
ういこさんへ (まうみ)
2012-07-23 14:36:51
まだまだこの件については、しっかりと見ていかなければならないと、調べれば調べるほど、そういう気持ちになりますね。
現地で活動されている方々も、ツィッターなどで懸念されていることをご存知で、
その意見に対する反論ツィートを発信しておられる方もいます。

現地に実際に身を置いて、どういう活動をされているのか、
どういうところと連携されているのか、
もっともっと詳しいことが知りたいのですが……。
返信する
エートス・プロジェクト (ういこ)
2012-07-23 15:10:38
まうみさん、昨日から眼がしょぼしょぼになるくらいPCの前で踏ん張っています。(仕事場でも、、、マズイ)おっしゃるように、調べれば調べるほどいろいろ出て来て、ある種の混乱も起こっていて、ますますきちんと押さえるところを押さえておかなければと強く思っているところです。市民と科学者の内部被爆問題研究会・牟田おりえ氏の論文は読まれましたか? この論文を「陰謀」とおっしゃる方もますし、、、。で、今のわたしの気持ちは、これはチェルノブイリで起こったこと、いままだおきているところのことをきちんと学ばないといけない、というところへ来て、アマゾンで何か読むべき本がないかと検索しましたところ、近々発売予定の今中哲二氏「低線量放射線被爆ーチェルノブイリから福島へー」(仮題)をみつけて早速予約したところです。それと、在ドイツのフリージャーナリストの方のブログ「明日うらしま」も合わせて読ませていただいています。まうみさん、twitterフォローさせていただきますね。
返信する
ういこさんへ (まうみ)
2012-07-24 12:22:46
ういこさん、あんまりムチャをしないでくださいよ。
目をあまり疲れさせてしまうと、肝臓に響きますよ。(これは鍼師の旦那からの忠告です)

ところで、今中氏のその本のこと、それから「明日うらしま」も、どちらも知らなかったので、ありがたいです、またわたしも読んでみます。

牟田おりえ氏の論文は、今読んでいる途中です。
陰謀って……。
う~ん、ほんとにそれぞれの取り方があって難しいですね。

twitter、ういこさんとわかるように、DMでまた知らせてくださいますか?
よろしくお願いします。
返信する
Ms (Mia June)
2012-07-25 08:34:09
ういこさん、まうみさん、こんにちは。 もしかしたら、お役にたてるかなと、長くなってしまいましたが。。。
内部被爆問題研究会については、沖縄大学の矢ヶ崎教授と広島のお医者さん肥田俊太郎さんが委員になっているので、私は、ここから、でている情報は、信じられると思います。矢ヶ崎教授は、原爆投下後に移動して被ばくした人たちも含めて、広島長崎原爆被爆者を、賠償へと勝利を導いた方です。 それまで、日本の政府は、[放射能の数値を定期的には調べたが、治療はしないこと]で、知られている放射線影響研究所(もとABCC)の見解を、都合のいいように、利用してきました。 肥田先生は、長崎広島原爆後の被爆者がたどった歴史について、また、アメリカ軍の占領下で、アメリカ軍により、被爆者の体験談を、話してはいけない、お医者さんも、記録をとってはいけないと脅されて、今の医者が、勉強する教材は、存在していないことも、いろいろなyoutube動画で、説明されています。 その当時の状況を、知っておられるお医者さんは、彼だけです。広島長崎原爆被爆者の1/3は、内被ばく者とおっしゃています。 それから、内被ばくの危険さや、チェルノビル事故で、被爆した子供達に関しては、チェルノビルの子供の保養活動を、19年間、されてきた野呂美加さんの意見を、私は、尊重しています。 彼女の講演内容は、たくさんのYoutube動画で、知ることができます。Photoジャーナリストの広河隆一さんも、参考にしています。  チェルノビルの事故後、被爆状況を、隠ぺい工作してきた歴史があり、今まさに、同じことが、ありとあらゆる方法で、福島で、繰り返されていることを、もっと、たくさんの人に、知っていいただきたいなと思っています。  

チェルブイリ』50回取材の広河隆一氏の福島原発報告①
ww.youtube.com/watch?v=TfMls4aHqAk
それから、最近、初めて、放射線影響研究所(もとABCC)から、発表された文献があります。 多分は、原発推進派には、都合が悪くて、隠していた情報だと思います。 私のブログにも、のせました。英語ですが、参考までに、
、☢ Low-Dose Radiation ☢ NEW A-Bomb Study
http://www.youtube.com/watch?v=-VAncqK6bl0
New Goddard’s Journal: Landmark study presents “strongest evidence to date that cancer risk not only exists at low doses of radiation, but may be even greater per unit of dose than at higher doses” (Video 16min)
New atomic-bomb survivor study This data is disclosed to the public for the first time.
http://www.rrjournal.org/doi/pdf/10.1667/RR2629.1
The Radiation Effects Research Foundation (RERF), and its predecessor the Atomic Bomb Casualty Commission (ABCC), has conducted a mortality study since 1950 …….
The most important finding regarding the late effects of A-bomb radiation exposure on mortality is an increased risk of cancer mortality throughout life …..
返信する
Mia Juneさんへ (まうみ)
2012-07-25 11:06:02
ありがとうございます。
このエートス・プロジェクトの件は、よほど慎重に様子を見ていかなければならないと思うのですが、
やはり、あの場に身を置いて、いろいろな人達と接し、それぞれの思いを聞く、というようなことができないわたしには、
できることとできないことがあり、それがとても歯痒いです。

一番の問題は、放射線量が居住に向いていない所におられる方々の、
希望と願望、そして絶望の狭間に、国際原子力ロビーの不穏な手が差し延べられているのではないか、ということです。

自主的に、とおっしゃっていますが……。

低線量被ばくのビデオをありがとうございました。
あと、PDFの方は、膨大な量の英論文なので、これはもう、頭から湯気を出しながら、がんばって、ぼちぼち読ませていただこうと思います。

エートス・プロジェクトの本元は、フランスにあると思います。
欧州にはかなり影響を与えたと思うので、またなにか、気がついたことがあったら教えてください。
返信する
Mia Juneさんへ (ういこ)
2012-07-25 21:22:52
まうみさんのブログ上でお礼を述べさせていただきます。貴重な情報をありがとうございます。実は、現時点で、私自身もそのあたりが信用できる情報源なのではないかと、くんくんと注意深くにおいを嗅ぎ回りながら学習しているところです。「内部被爆の脅威」肥田舜太郎・鎌仲ひとみ(ちくま新書)も読みました。明日、7月27日(金)夕方から、ふくしまの子どもたち集団疎開裁判の方達主催の抗議行動があるとのこと。仕事のあと間に合えば駆けつけたいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。
返信する
Ms (Mia June)
2012-07-27 08:16:32
他のエートス計画に関する情報を、見つけました。 もう知っていらっしゃるかもしれませんが、念のため。 このブログに、1986年から、1989年にかけて、ベラルーシ共和国で、エートス計画が実施されたことの報告書です。 これと、ミッシェルフェルネックス博士の動画を、見て、感じたことは、現在、福島県で、行われている、[国民健康調査]と調査の意図が、似ている感じします。 放射能がどれだけ、人間に、悪影響を、及ぼすかを、調べてはいても、早期発見、早期治療には、つながっていないこと。 彼らにとって、必要のないことは、する必要がないという考え方。 福島県では、しこりがあるのに、血液検査を、しない、なぜなら、金銭面で、余裕がないからと。。。 そして、WBCの検査も、個人が、他県で、検査をできないように、福島県から、指示されているらしいです。 福島県と宮城県は、全国の健康調査から、外されています。 なぜなら、お金になる貴重な調査になることと、隠ぺい工作ができなくなるからではないでしょうか。 肥田先生によると、広島長崎原爆被爆者の健康調査もより良い原爆をつくる目的のために、検査しつづけ、ある程度の結果が分かった後に、そして、実は、人体に、かなり、危険であるということがわかったから、そのことを、みなに知られると、原発推進ができなくなるので、隠ぺいしつづけ、ある時期から、アメリカ軍の方で、必要なことは、調べたので、援助を、打ち切っています。 
ベラルーシ共和国は、チェルノビルからの死の灰の70%位、風邪と雨で、汚染されました。 政府は、そのことを、知っていたにも、関わらず、3年間は、国民に知らせていませんでした。 このブログによると、ちょうど、エートス計画が、終わった時期が一致しています。 野呂美加さんは、このベラルーシ共和国の低汚染地域{関東地域位の汚染地帯}に住む、子供の保養活動をしていました。 彼女によると、ベラルーシでは、ほとんどに人が、自給自足の生活をしていて、汚染された地域で、採れた食べ物を、食べざるおえない状況らしいです。 広瀬さんは、講演で、日本とベラルーシの食べ物の汚染基準値を比べて、かなりの違いがあると、警告していらっしゃいますが、[汚染されている食べ物]を食べざるおえないため、基準を、厳しく、取り締まると言う規則を、作ったようです。 そして、農家の方は、作付の前に、土地の線量によって、食べ物をつくるのか、ビールの原材料をつくるのか{口に入るときに、汚染がさがっているから}、農地にはできないけど、居住地域にはなるなど。。。 ただし、牛乳は世界で、一番安いらしいですよ。 だから、多分、各国に輸出されているのではないでしょうか。  
各国の食べ物の放射能汚染基準を、みると、日本のセシウム500の数値がそんなに高く見えません。 でも、他の国の基準{日本も含めてと思いますが}は、輸入品に当てはまる基準。  つまり、輸入品は、全体の食べ物の約10%くらいの消費というもくろみがあって、チェルノビル事故後、各国が、基準を設けました。 つまり、自分の国では売れなくとも、基準の緩い他国に、輸出できるから、そこで、経済援助がお互いに、できるという構図が見えてきます。  ようするに、ぎりぎりのところで、どこまでなら、国民の健康を害しても、経済発展が可能かという考え方で、なんとか、原発を続けていきたいということですよね。  こんなこと考えたくないですが、いろんな情報を読むと、彼らの思考回路が見えてきます。 
ところで、去年、カレイドさんのサイトで、見つけた情報ですが、http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-960.html
市民グループが作成した利用価値の高い被曝者手帳
被曝者を救おうと精力的な講演活動を行っている、放射線の著名な専門家・崎山比早子氏、木村真三氏、市民学者の高木学校、その他、大学関係者の監修の下、福島の市民グループの人たちが企画・編集した「被曝者手帳」2種。
山下氏が指揮している[健康調査]に反して、市民のたちばを、考慮して、あとで、線量がわかるように、とっておく、髪の毛を入れるところもあったり、内被ばくの知識が載せてあったりと、市民の立場を、考慮しています。 去年の10月に見つけた情報ですが、その後はどうなったか、全然、聞かないのですが、知りたいです。 私が、企画しているチャリテイコンサートのイベントの寄附金について、こに、送りたいと思っているのですが、まうみさん、ういこさん、何か、知っていたら、教えてください。 ういこさんは、福島の子供裁判の抗議行動に参加される。。。 もしかして、福島に住んでいらっしゃるのですか? がんばってくださいね。 それから、福島県在住の医療ジャーナリスト、藍原寛子さんを、ご存知ですか?  彼女なら、きっと、この市民による健康調査のこと、何か、知っているのではないかと思うのですが。。。
まうみさん、私も、実は、PDFの資料は、かなり、専門的で、ざっと、目をとおしたくらいなのですが、下記のYoutubeで、その資料つくりにかかわったJanette Shermanさんがインタビューされていて、大まかなら、理解できますよ。 またまた、長らく、おじゃましました。 又、つい夜更かしをしてしまっています。 

http://www.youtube.com/watch?v=Oc72kT_gFNQ
Chernobyl a Million Causalities

返信する
Ms. (Mia June)
2012-07-27 08:18:54
前回のコメントで、肝心のブログの情報を、忘れたので:
ベラルーシエートス計画{英文と和文}
https://docs.google.com/document/d/17TBRBpw3yjbDYPlA6fWpCq7pNlPs0KRGSUA3syOK74U/edit?pli=1
Olmany村{人口1300人)で、実施された。 ベラルーシの法律による、[自発的移転区域} 移転したい場合は、金銭的支援を得て、移転を希望するっことができる。 ここの汚染は185-555kBQ/m2.個人線量1-5mSv/年。 エートスチーム、ベラルーシのチェルビル省、ストイリン地区、Olmanyむら{人口1300人)で、実施された。 ベラルーシノ法律による、[自発的移転区域} 移転したい場合は、金銭的支援を得て、移転を希望するっことができる。 ここの平均的な知行面汚染は185-555kBQ/m2.個人線量1-5mSv/年エートスチーム、ベラルーシのチェルビル省、ストイリン地区、Olmany村当局の間で、計画開始時点において、今日両区のための規則を定めた協定が結ばれた。村当局の間で、計画開始時点において、今日両区のための規則を定めた協定が結ばれた。
1996年から1998年にかけてベラルーシ共和国で、実施されたエートス計画
返信する
Mia Juneさんへ (まうみ)
2012-07-27 11:55:33
またまた、すごい量の情報を、本当にありがとうございました!
カレイドさんのあの記事、わたしも読んだ記憶はあるのですが、今回の件と結びつきませんでした。
なので、改めて今読ませてもらっています。
この手帳については、ネット上では、あの11年の10~11月以外には載っていませんね。
これはもう、直接、手帳の製造元か、主催者にメールで尋ねるしかないのではないでしょうか?

でも、これもまた、検査を本当にしてもらえるのだろうか?
ニーズに合うだけの、検査機器がそろっているのだろうか?
あの詐欺知事がまた、福島の人達を囲ってしまってないだろうか?などの疑問は多いに残りますが……。

最後の英文&翻訳文の資料、まだ読んでいませんでした。
これからベッドに持ち込んで、じっくり読もうと思います。
Mia Juneさんも、ういこさんも、くれぐれも調べに没頭し過ぎたりしないでくださいよ!
目や肩が痛みます。体調を崩してしまったら意味がありませんから。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。