ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

今年5月に配られていた、異様な、教員向け『放射線等に関する副読本』

2012年10月21日 | 日本とわたし
『みんなのカルテ 保管庫便り』というブログの、2012年5月8日火曜日に書かれていた記事、
配布されている異様な教員向け放射線等に関する副読本に、本当に異様な写真が掲載されていました。

↓これです。






指導上の留意点

100ミリシーベルト以下の低い放射線量と病気との関係については、明確な証拠はないことを理解できるようにする。
放射線から身を守る情報について理解できるようにする。
◎がんの発生には、色いろな原因があることを理解できるようにする。


学習のポイント

◎平常時においても、様々な方法で地域の放射線が測定・管理されていることを学ぶ。
◎事故後しばらくたつと、それまでの対策を取り続けなくてもよくなることを学ぶ。


指導上の留意点

◎事故後しばらくたつと、放射性物質が地面に落下することから、それまでの対策を取らなくてもよくなることを理解できるようにする。


著作・編集

放射線等に関する副読本作成委員会(肩書略、敬称無用)

【委員長】中村尚司
【副委員長】熊野善介
【委員】飯本武志、大野和子、甲斐倫明、高田太樹、長野祥夫、野村貴美、藤本登、諸岡浩、安川礼子、米原英典、渡邊美智子



これはいったいなんでしょうか?
もう、だいぶ時間が経ってるので、あの副読本は間違いでした。申し訳ありませんでしたの謝罪文とともに、
正しい副読本が配布されてたりするんでしょうか?

この、上記の人達は、この副読本を教員に配り、読ませ、その内容をそのまま子ども達に教育せよと、本気で思っているのでしょうか?
そうやとしたら、これはもう、違反なんとちゃいますか?
なんに対しての違反?
大人として、教育に関係してる者として、子どもの健康と命に関わる言葉を伝える立場の人間として。
この人ら、訴えられてもええのとちゃいますか?
訴えなあかんのとちゃいますか?

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2 コメント

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教育が一番大切ですね。 (じゅんこ)
2012-10-22 13:15:06
 まうみさん

安倍政権で教育の憲法といわれてる教育基本法が変えられてから、ますます通達とかだけで生徒指導をするようになったのではないでしょうか?

職員会議で挙手して意見を言うこともできなくなったっていうし、先生たちはどんどん追い詰められてるみたいですね。

でも、それ以前に一握りのエリートとその他大勢の従順な人間を作るって言った人や、ニッポン中の公立学校に日の丸を掲げ君が代を歌わせるって言った当時の教育者がいるわけだから、その時代に育った人たちが成長して今の先生や親になってるとしたら、そのまま素直に受け入れることになるのでしょうか。

自分の頭で考えられない、人と違うことができない、仲間はずれが一番怖いっていうような人間はいっぱいいるような気がします。
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じゅんこさんへ (まうみ)
2012-10-23 00:19:25
わたしは、原発のことと同様、この教育のことについても、ただただ、流れに任せて、傍観してきました。
なので、どこでどう間違ったのか、どうして今のような形ができたのかを、話すことができません。

教育基本法などという法律も、その時の悪党に都合の良いように作られたのかもしれませんね。
職員会議で挙手して意見を言えなくなった?
本当ですか?
それは、一律にそんなふうになってしまったのですか?
学校や、その職員の方々の質の良し悪しに関わらず、ですか?

前にも何度かブログに書いたんですが、
この自由の国とかなんとか言われているアメリカ(住民はいつも、この自由の国というのを言う時、思いっきり皮肉を込めて言いますが)で、
どこの学校も、毎朝、決まった時間に、国への忠誠を誓う言葉が、校内放送で流れ、皆、一応起立して一緒に誓います。
もちろん、言いたくない子は言わないけれど、起立だけはします。
国旗は、アメリカが勢力的に人殺しをしている土地で、はたはたと風にたなびいていますが、
どこの学校にも、町にも、店にも掲げられています。

それは国の方針であり、それを受け入れる人、受け入れない人、
異国人、同国人、移民として法律上守られている人、どういう立場であれ、自分の思いを持ちつつ、
それでも、周りの状況を観察して、それを抑えたり、表現して生きていくしかないのだと思うのです。
そしてそれは、日本も一緒なのだけれど、やはり、異国を知らない、触れる機会が極端に少ない、
単一国民として、異物を異端としてしまう文化が、根強く蔓延っているのかもしれませんね。
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