わたしたちは、どこにでもいる、普通の母親でした。
子育てしている町に、放射性物質が降るまでは…。
母親たちの願い
「関東の汚染地域の子どもたちに、健康調査を」
2011年3月11日
東日本大震災発生。
福島第一原発が爆発。
それでも、何事もなかったかのように、さくらは咲き、何も知らず、子どもたちは遊んでいました。
市や県に電話しても、県央にあるモニタリングポストで判断し、
「数値は正常です」
「放射能汚染はありません」
という回答でした。
異変に気づいた市民が、測定器を購入し、放射線を学び、測定をはじめました。
母親たちも、子育て目線で、測定を始めました。
事故前の線量は、0.03Sv/h。
測定してみたら…、
2.3Sv/h。
4.5Sv/h。
柏市、松戸市では、子育て世代が中心になって、放射線測定と除染を要望する署名が集められました。
国からの指示待ち…という行政。
母親、父親たちが、自らスコップを持ち、除染をはじめました。
どうしてこんなことになったのか、悲しくて、悔しくて、涙が出ました。
公園は、近くのマンションの住人が除染。
松戸市内、大勝院幼稚園園庭。
半年後、文科省が、汚染マップを発表。
やはり、茨城県や千葉県北西部は、汚れていました。
母親たちは企画した、放射線被ばくに関する勉強会や講演会は、母親たちでいっぱいになりました。
どれだけ汚れているのか?
安心な遊び場はどこなのか?
知りたいと思い、市民の手で、土壌汚染調査を始めました。
土壌採取のために、たくさんの母親たちが集まりました。
茨城県と千葉県北西部で、市民が集めた土壌サンプルは、17市町、1000サンプル。
松戸市での土壌汚染沈着は、平均でも6~8万Bq/㎡。
ちなみに、一般の人の立ち入りを禁じる『放射線管理区域』は、4万Bq/㎡。
一般の人の立ち入りを禁じる『放射線管理区域』4万Bq/㎡を超える地域が、
茨城南部~千葉北西部のあちらこちらにみられました。
政府は、茨城県19市町村、千葉県9市、埼玉県2市を、汚染状況重点調査地域に指定。
原発事故から1年が過ぎ、公園には、放射線量が書かれた看板が立ちました。
焼却灰や汚泥は、たまる一方。
2012年3月末、汚染値が高い小学校から、放射能汚染の低減作業がはじまりました。
防護服を着た作業員が、土を削り取る日常…。
引っ越していった友だちも、たくさんいます。
汚染された地域で、子どもの健康への影響を減らすために、除染をしたはず…。
それなのに国は、関東の汚染地域の子どもたちに、健康調査をしていません。
原発事故から1年半後、通学路でもある町内を、測定してみます。
調べれば、線量が高い場所が、あちらこちらに残っています。
内部被曝をさけるために、食品も牛乳も測定しました。
大規模除染後も、定期的に、低減作業を続けている、大勝院幼稚園。
事故後、2年経ちますが、1日3回の測定を、毎日続けています。
作業のおかげで、園庭は、0.08Sv/h。
それでもまた汚れてしまい、除染を繰り返します。
子どもたちのため、本気で努力しているのは、国ではなく市民です。
原発事故後、2年半経ちますが、いまだにホットスポットはあります。
除染済みの公園で、ふたたび線量が高くなっていることも判明しました。
二度目の除染作業も行われています。
千葉県北西部の子どもたちに、健康調査は行われていません。
母親たちは、子どもたちの甲状腺検査や、血液検査、心電図検査を、自費でし始めています。
そして、子どもたちの健康調査をするために、『関東子ども健康調査支援基金』を立ち上げました。
市民による土壌調査をきっかけに、茨城、千葉北西部、埼玉南東部の母親たちがつながりました。
母親たちは、復興庁、環境省など、関係省庁との対話交渉を続けています。
国会議員の事務所もたずね、説明をしています。
母親たちの声をうけ、千葉県葛の9市も、復興庁に要望書を提出しました。
街頭での署名集めを開始、幼稚園でも、署名が集まっています。
請願書名を国会に提出しました。
関東や東北の汚染地域だけでなく、全国各地の自治体からも、『原発事故子ども・被災者支援法』への意見書が、提出されています。
『子ども被災者支援法』成立から1年2ヶ月。
2013年8月30日、復興庁が、基本方針(案)を発表しました。
しかし、支援対象地域は、福島の33市町村のみ。
関東や東北の『汚染状況重点調査地域』は、支援対象地域に含まれなかったのです。
そして、母親たちの声を聞き入れないまま、閣議決定されました。
あきらめません。
20年、30年後、子どもたちが大きくなって、
「健康に何も影響はなかった」と言える日まで。
『汚染状況重点調査地域』を支援対象地域として、
子どもたちに、長期にわたり、健康調査を!
汚れていない場所での保養や、まだ残るスポットの除染も必要です。
法律で決められた被ばく限度は、年間1ミリシーベルトです!
わすれないでください。
みなさんも声を上げてください。
復興庁も環境省も、健康調査をしない理由を、
「有識者が必要ないと言っている」と。
有識者ではなく、汚染地域の子どもたち、ひとりひとりをみてください。
子どもたちに、何の検査もせずに、放射能の影響はないと言えるのでしょうか?
あの日、何も知らずに被ばくした子どもたちを、守っていきたいのです。
放射能からこどもを守ろう関東ネット
http://kodomokanto.net/petition
加盟団体
小美玉市の子どもを放射線から守る会
子どもの未来を守ろう@うしく
子どもを守る結城市民の会
下妻市の子どもたちを守る会
常総市の子どもたちを守る会
常総生活協同組合
生活クラブ生活協同組合 取手支部
つくば・市民ネットワーク
とりで生活者ネットワーク
古河市の子どもたちを守る会
放射能汚染から子どもを守ろう@つくば
放射能汚染から子どもを守ろう@守谷
放射能汚染から子どもを守ろう@竜ヶ崎
放射能からいのちを守る茨城ネット
放射能NO! ネットワーク取手
八千代町の子どもたちを守る会
我孫子の子どもたちを放射能汚染から守る会
鎌ヶ谷市放射能対策 市民の会
環境とエネルギー・柏の会
郷土教育全国協議会
こども東葛ネット
自給エネルギーの会
白井子どもの放射線問題を考える会
ちば放射能対策支援ネットワーク
流山・東深井地区の子どもたちを放射能から守る会(東深井子ども)
流山の子どもたちのために放射線対策をすすめる会
放射能から子どもを守るママたちの会・野田
東日本大震災被災者支援・千葉西部ネットワーク
放射能汚染から子どもたちを守る会・野田
松戸市PTA問題研究会
SCRmisato
↑以上、文字起こしおわり
そして、ビデオの中にも出てきた松戸市では、甲状腺超音波検査を実施していて、先月の23日に、その結果を公表しました。
松戸市甲状腺超音波検査判定結果より引用
↑引用おわり
検査を受けた子どもは39人。松戸市には約80000人の子どもがいると聞いています。
その中の、たった39人を検査し、その39人のうちのほぼ9割の子どもたちに、A2の判定結果が出たということになります。
もう本当に、四の五の言っていないで、きちんとやるべきことをやれ!と、政府に命じなければなりません。
それを命じるのは、ほんの一部の、それも被害を受けている当人たちではなく、
日本に暮らす大人も子どもも、それをやらなければならないと、自覚するべき時が来ていると思います。
いろいろありますが、国は民間団体や研究機関など
の申し出を全て断ったそうです。
除染に巨額のお金が動いているからで、国民の
命よりお金が大事なようです・・・
あと身近なところでは、重曹が放射能除去に
高い効果があるそうで、神の粉なんて
言われているそうです。
自分は岐阜県などで食品だけに気をつければ
いいのですが、念のためフルボ酸入りの
ドリンクを飲んでいます。
そして奴らは、叩いても叩いても、ニヤニヤ笑って、また違う穴から出てくる。
ほんとにもう、二度と出てこられないような、巨大な金槌で、ぺちゃんこにしてやりたいと思います。
重曹や酵母、そしてなにより、規則正しい生活と、よく噛んで食べること。
わたしはよく噛むことぐらいしか、まだ実現できていませんが、心がけるようになりました。
自衛と共闘、これが今後の世界市民の信念ですね。
国は、危険でないと言い、出だしをしない。
これが凶か吉か?福島に酵素が有効だと長野からでかけたグループが居ます。でも、国は認めようとしません。自分たちが行う手で掻き取る除染方法が、一番だとの権威からです。
皆さままで、その方式に右へ倣えは?立ち止まって考えましょう。
自由に、良いと言ってるグループを試してみれば、意外と早く簡単に除染ができるのかもしれません。
一つは、比嘉教授のEM大量投与です。長野のグループは大廣建設の宮原さん、酵素の泥を撒くと除染可能といっています。エコのアベイの由良さん、スプレータイプの除染液です。3名呼んで試したらいかがでしょうか。
酵素を撒くと、動物や植物の微生物は、不要な金属は排出してしまうので、地上環境では、重金属は存在している受容体がないので、重いので徐々に、地下に向かって落下していきます。そうした理論で放射能は遠くに下がっていくのです。撒くだけでいいのです。呼んでみてください。
もし国が、本当になんとかしなければと考えていれば、こんな4年半以上も過ぎてまだ、このような状態であるはずがなく、だから汚染地域についても人任せ(特に知識や経験の無い一般の方に押し付けて)になったままです。
EM菌や酵素を用いた除染方法は、これまでに何度か目にしたことがあります。とにかく試してみること、これしかないとわたしも思っています。
未知の、未曾有の汚染であり、その影響は今後も長々と続いていくことは必至なのですから。
アイディアをありがとうございました。自分にできる方法で、伝えていきたいと思います。