ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「寒さで震えている人に『毛布を買う金がいるから、その上着を脱いでよこせと要求する』消費税増税」斎藤氏

2016年06月11日 | 日本とわたし


上着か毛布か 斎藤美奈子(文芸評論家)

「消費増税を延期したんですね」
「おかげで社会保障もパーですよ」

みたいな話になっているのが腑に落ちない。

だいたい、消費税を上げて社会保障費に充てるっていう、発想自体がおかしくない?

寒さで震えている人に、
「毛布を買う金がいるから、その上着を脱いでよこせ」と要求しているようなもの。


上着を渡して(消費税を上げて)、毛布(社会保障)を待つか。
いまのままで我慢するか。

究極の二択だ…。って、べつに究極に二択じゃないですよ。
そういうときは、上着はもちろん取り上げず、ぬくぬく暮らしている人の所から、毛布を調達してくるんですよ。

実際、2%の増税は、家計をまちがいなく直撃する。
増税の延期で、ホッと胸をなで下ろした人は、少なくないはずだ。

なのに、民進党の岡田克也代表いわく、
「公約違反だ。アベノミクスの失敗だ」

そんなだから、有権者にそっぽを向かれるのよ。

「増税延期は評価してやるが、社会保障は予定通り実施しろ」とでも言っときゃいいのに。

その点、
「消費税10%増税は、先送りではなくきっぱり中止」
法人税減税や、大企業への優遇税制をやめて、財源に充てよ、と要求している共産党はさすがだが、
「きっぱり中止」じゃまだ弱い。

消費税は5%に戻して、景気回復を目指す。
毛布に加えて、上着ももう一枚の発想だ。
暖かくなれば、人は動くよ。




このコラムを読んで、『北風と太陽』の話を思い出しました。
その北風を、ビュンビュン吹き散らしている安倍政権を、正すどころか、したい放題にさせているのが、この連中です。


何度見ても、本当にムカムカします。
日本の国会は、前々から伝えてある内容でないと質問できず、だから答える方にも聞く方にも、緊張感というものはまるでありません。
それでも答えるのに窮する閣僚に、後ろから指図をしたり答え方を伝えたりする黒子まで居て、これほどの茶番国会は、世界でも珍しいのです。
だから寝ていられる。
ここまで開けっぴろげに、堂々と、悪びれることもなく、居眠りができる。
こんな連中を税金で養っていることに、もっともっと怒るべきです。

国会の質疑は、先立って報告する義務を無くし、応答する側の人間は、どんなことを聞かれても答えられるようしっかりと知識をつける。
当たり前じゃありませんか?

まず、居眠りをしたら減給。
もちろん、前にここでも書いたような、携帯いじりや読書などはもっての他。
何度も続くようなら解職。
わたしたち有権者は、いつまでも甘やかしていてはいけません。

消費税は5%に戻し、景気回復を実現させると同時に、法人税減税や、大企業への優遇税制をやめて、財源に充てる。
それはできないと言うのなら、政治の舞台から降りてもらいましょうよ。

アベノミクスもボロボロだし、


米軍には、湯水のように金を貢ぐし、


こんな政権も政党も、もう日本にはいらんわ!

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