ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ホールボディカウンターを出してこい!

2011年05月26日 | 日本とわたし


この動画も、いつの間にか消されていたのを、有志の方によって再度アップされたものです。
どうして消されたのか、また、いったい誰が消したのか、それは定かではありません。
けれども、今の時期に、急に消却されていたことの意味は、みなさんにもわたしにもわかりますよね。

この動画の中には、放射能汚染を全身的に計る『ホールボディカウンター』という器機が登場します。
そしてこの写真は、その動画からの抜粋です。


チェルノブイリ事故が起こった時に、日本政府の援助によって、この器機がロシア各地を回り、避難民やそこに住み続けている人達の、放射線による汚染状況を調べたのでした。
それによって、長年に渡り汚染され続けていると、その線量がたとえわずかであったとしても深刻な影響が出てくること、
汚染というのは円状には広がらず、その日その時の雲、風、または雨などで、局部的に、しかも全く想像もしていない方向に影響を及ぼすということなどがわかりました。
ロシア政府の、情報隠匿の性質を非難し、市民の健康を守る為に海を越えて協力した良心は、今どこに消えてしまったのでしょうか?
この報道を特集したのはNHKです。
あの頃は、こういう援助ができた政府を誇りに思い、日本にはこういう機材があることを伝えたかったのだと思いますが、今や、証拠隠しに必死のようです。

日本は今、あの時のロシア政府以下の、愚鈍で不誠実で嘘つきな態度をとり続け、一日一日と、国民の健康を蝕んでいます。
それと同時に、未来の命をも軽視し、子供達の深刻な病の発生を未来に約束しています。
ここまで情けなく、無能で非情で愚かだとは思いませんでした。
もう少しはマシなところを見せてくれるだろうと、毎朝わずかな期待をしながらニュースを読んできました。
けれども、もうそろそろ本当に目を覚まして、この国は自分達を守ろうというつもりは一切無いんだ、ということに気がつかなければならない。
わたしは心の底からそう思います。

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