ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

Manikin Mob in Manhattan June 18 2016

2016年06月18日 | 日本とわたし
快晴のマンハッタンでマネキン モブ!
わざわざこのために、神奈川から弾丸ツアーでやって来てくださった鍋さんの指導を受けて、さあ開始!

まずはタイムズ・スクエアで。


ドレスコードは白黒と、かなり厳しく言い渡されていたのですが、それを見落とした男の子が若干一名。










はーい、お疲れさま。


あっちぃのなんのって。
鍋さんほど似合う人はいない!ということで、サインではなく、お太鼓を持っていただきました。


記念写真だから、もう笑っていいよ〜。


上の写真の、右側上段で、緑の傘をさしてるあかる君。
いつだって、あっこ母ちゃんと一緒に、平和運動や抗議活動に参加してくれる、未来を担う男の子です。
マネキンになった母ちゃんを、ツンツンしたり話しかけたり。
5分って、待ってる側には長いもんね♪


さて、撮影が終わってちょっと脱力していると、「あなた、韓国の方?」と、年配の女性の方から聞かれました。
「こちらの韓国の方々からは、いつも同じことを聞かれるのです。どうもわたしは、韓国人らしい顔をしているようですね」と言うと、
「ほんと、そうとしか思えないわ」と大笑い。
ああ、まただ…と苦笑いしていると、「これはどういうことのためにやってるの?」と聞かれたので、「選挙の投票を促しているのです」と答えました。
すると、別の女性が、「これ、ほんとにその通りね」と、わたしのカバンに付けていたステッカーを指差して言いました。
そのステッカーは、赤い文字で『NO WAR / NO ABE』、その文字の上に、金魚さんが毛筆で、『アベ政治を許さない』と書いてくれたものです。
彼女たちはどちらも、安倍政権が人権をおろそかにしていることを知っていて、「今回の選挙、日本の民主主義を取り戻すために頑張ってね、応援してます」と、手を握って言ってくれました。



次はグランド・セントラル駅で。

















ここでは、広場の要所要所に、銃を携帯した兵士や警官が立っていましたが、何の問題も無くホッとしていたら、突如、二人の警官のうちの一人が、「コンニチハ」と声をかけてきたのでびっくり。
エスカレーターでの撮影が終わって、最後の場所に移動しようと思ったら、その声をかけてきた方の警官が、「これは何のためにやってるの?」と聞いてきました。
それで、来月の7月に行われる参議院選挙の投票を促すための運動です、と答えたら、なんとなんと、彼は、次から次へと歴代首相の名前を言い始めるではありませんか?!
どぉ〜してそんなに詳しいの?と聞くと、いやあ、コロコロコロコロ変わるからさ、なんか覚えちゃったと。
ほんでもって、一番好きなのは小泉だね、と言うのです。
そして、安倍さんがこっちに来て演説した時に警備したけど、英語が話せるから通訳がいらなかった。大したもんだ、という話になって、
でも、わたしたちは、今回の選挙で、何としてでも、安倍内閣の力を削ぎたいと思っていると言ったら、どうして?と聞くので、
憲法のことや緊急事態条項、言論の自由の侵害、そして原発推進のことなどを話すと、
「原発は必要だよ。ここだってもし、インディアンポイント原発が停止したら、マンハッタンは大変なことになる。そして何より、電気代が10倍になるんだ」
と、ガンガン言葉が返ってきました。
10倍って…それ、誰がそんなこと言ってるの?
止めてみて、それでそういうデータが出たの?
今みたいな電気の使い方を、これからもずっと続けることが良いのかどうか、考えたり想像したりしたことあんの?
事故が起きたらどうなるか。
事故が起きなくても、稼働しているだけでどれだけの汚染が発生するのか、使用済みの燃料の処理のために、どれだけのお金が使われていて、それを誰が負担してるのか、
なんだかもう、言いたいことが頭の中にぶわっと湧いてきて、クラクラしそうになったのですが、
でもわたしだって、あの福島原発の事故が起こらなかったら、考えたことも無かったことばかりだよなと思ったり。
だから、アメリカで生まれ育った彼に、いきなりダダダッと言い返すのはどうかと思い、彼は警備に、わたしはマネキンに、戻ることにしました。
「いい話ができてよかった」
どんな話の流れが発生しようと、そう言いながら笑顔で別れられるのは、ここで学んだ良いことのひとつ、かな?


どうしても、エスカレーター・モブがやりたくて、お願いした動画です。





暑かったし、5分静止のポーズに戸惑ったりもしたけれど、ほんっとに楽しかった!
撮影してくれたジョージさん、荷物係と水分補給に専念してくれたシズコさん、とっても助かりました、ありがとう!
そしてそして、いつも総括と日本とのつなぎに精出してくれる我らがリーダーのわかこちゃん、ありがとう!
そして何より、このモブのために、なんと日本から飛行機に乗って、わずか二泊三日の弾丸渡米をしてくださった鍋さん、ありがとう!
お土産の播磨屋の朝日あげ、涙をチョチョ切らせながら、ありがたくいただきました。相変わらず美味かったぁ〜!
日の丸、いや、日の❤️の旗、これからの運動に使わせていただきま〜す!
わたしたちに、そして世界に、愛だよ愛❤️