12月も半ばを過ぎ、パーティーシーズン真っ只中。
パーティーに欠かせないスパークリングワインを飲む機会も多いことでしょう。
そこで、とっておきの1本を紹介します。
Champagne TAITTINGER Comte de Champagne Blanc de Blancs 2002
シャンパーニュのランスに1734年に創業した、テタンジェ社のトップ・キュヴェである、
「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2002」です。
コント・ド・シャンパーニュ の“コント”は“伯爵”の意味ですので、 “シャンパーニュ伯爵”という名前になります。
ランス市の重要な歴史遺産となっているシャンパーニュ伯爵邸の建物は13世紀に建てられ、フランス王の戴冠式がランスで行われていた時代、代々のシャンパーニュ伯爵はここに滞在しました。
その中でも、13世紀のシャンパーニュ伯爵、チボー4世はシャンパーニュの歴史を語る上で非常に重要な人物です。彼は十字軍遠征に参加した際、キプロス島からシャルドネ種の先祖となるブドウの苗木とバラのダマスクローズを持ち帰った(1240年)、といわれています。
シャンパーニュ伯爵邸は、現在、テタンジェ社が所有しています。そこで、チボー4世への敬意を表して、同社のトップキュヴェに“コント・ド・シャンパーニュ”の名が付けられました。
コント・ド・シャンパーニュは、コート・デ・ブラン地区のグラン・クリュのシャルドネを用い、天候に恵まれた特別な年のみに仕込まれるプレステージ・シャンパーニュです。
約10年セラーで寝かされてからリリースされます。
コント・ド・シャンパーニュの最初のヴィンテージは 1952年 でした。
それからちょうど 50年目となる2002年ヴィンテージ が、先月発売されました。
新ヴィンテージ発売を記念し、テタンジェ社の取締役輸出部長であるクロヴィス・テタンジェ氏(1978年5月12日生まれ、テタンジェ社ピエール・エマニュエル・テタンジェ社長の長男)が来日し、プレゼンテーションを行いました。
クロヴィス氏によると、
「2002年のシャンパーニュ地方はよい年。コント・ド・シャンパーニュ2002は、アヴィーズ、シュイィ、クラマン、メニル・シュル・オジェ、オジェの5つのグランクリュ畑から。ピュアだが、いい意味で野性的で、限界を感じさせない。控えめなトースト香があり、フレッシュ感ある出来上がり。軽やかで、エレガントで、飲み疲れしない、21世紀のシャンパーニュ。美的で、品質の良さが現れている。グラスの中でどんどん表情が変わっていき、力強さが出てくる」
発酵はステンレスタンクで行い、その後、5%だけオーク樽の新樽で4カ月熟成。
「5%という数字はテタンジェの伝統として尊重している。トースト香やバター香など、ちょっとしたチャーミングな面、色のタッチ、野性的な感じを加えていると思う」とクロヴィス氏の談。
実際に飲んでみると、まず、若々しいアロマの中にほのかな香ばしさを感じます。泡はキメ細かくふわっとしているけれど、非常に元気。酸がしっかりし、フレッシュでイキイキとし、ジューシーでふくらみがあります。酸の余韻が長く続く中に、きれいな甘みも感じます。まだまだ熟成しそうです。
クロヴィス氏は、アペリティフ、シーフード料理、トリュフなどとのマッチングを勧めていましたが、アペリティフにしてはもったいない気がします。
飲む温度も、最初の1杯は低くてもいいですが、少し上げ、空気に触れて開かせながら飲んでいくと、深みのある複雑な味わいが楽しめると思います。
最後に、コント・ド・シャンパーニュの“伝説的ヴィンテージ”を紹介します。
1952 1961 1979 1982 1985 1995
古いヴィンテージを探す時の参考にしてください。
※現在、現実的に入手可能なのは、1995、1996、1998、1999あたり
前述したように、今回リリースされた2002年は50年目の記念すべきヴィンテージであり、今年2012年から見ると、ちょうど10年前です。
10周年のお祝いごとを迎える方にもピッタリのシャンパーニュだと思いますので、特別な時に楽しんでみてはいかがですか?
※日本には1500本のみ
3Dボックス が面白い! ―膨らんでいるように見えますが、触るとフラット
※テタンジェについてもっと見る → コチラ
(輸入元:日本リカー株式会社、希望小売価格:26,250円)
パーティーに欠かせないスパークリングワインを飲む機会も多いことでしょう。
そこで、とっておきの1本を紹介します。
Champagne TAITTINGER Comte de Champagne Blanc de Blancs 2002
シャンパーニュのランスに1734年に創業した、テタンジェ社のトップ・キュヴェである、
「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2002」です。
コント・ド・シャンパーニュ の“コント”は“伯爵”の意味ですので、 “シャンパーニュ伯爵”という名前になります。
ランス市の重要な歴史遺産となっているシャンパーニュ伯爵邸の建物は13世紀に建てられ、フランス王の戴冠式がランスで行われていた時代、代々のシャンパーニュ伯爵はここに滞在しました。
その中でも、13世紀のシャンパーニュ伯爵、チボー4世はシャンパーニュの歴史を語る上で非常に重要な人物です。彼は十字軍遠征に参加した際、キプロス島からシャルドネ種の先祖となるブドウの苗木とバラのダマスクローズを持ち帰った(1240年)、といわれています。
シャンパーニュ伯爵邸は、現在、テタンジェ社が所有しています。そこで、チボー4世への敬意を表して、同社のトップキュヴェに“コント・ド・シャンパーニュ”の名が付けられました。
コント・ド・シャンパーニュは、コート・デ・ブラン地区のグラン・クリュのシャルドネを用い、天候に恵まれた特別な年のみに仕込まれるプレステージ・シャンパーニュです。
約10年セラーで寝かされてからリリースされます。
コント・ド・シャンパーニュの最初のヴィンテージは 1952年 でした。
それからちょうど 50年目となる2002年ヴィンテージ が、先月発売されました。
新ヴィンテージ発売を記念し、テタンジェ社の取締役輸出部長であるクロヴィス・テタンジェ氏(1978年5月12日生まれ、テタンジェ社ピエール・エマニュエル・テタンジェ社長の長男)が来日し、プレゼンテーションを行いました。
クロヴィス氏によると、
「2002年のシャンパーニュ地方はよい年。コント・ド・シャンパーニュ2002は、アヴィーズ、シュイィ、クラマン、メニル・シュル・オジェ、オジェの5つのグランクリュ畑から。ピュアだが、いい意味で野性的で、限界を感じさせない。控えめなトースト香があり、フレッシュ感ある出来上がり。軽やかで、エレガントで、飲み疲れしない、21世紀のシャンパーニュ。美的で、品質の良さが現れている。グラスの中でどんどん表情が変わっていき、力強さが出てくる」
発酵はステンレスタンクで行い、その後、5%だけオーク樽の新樽で4カ月熟成。
「5%という数字はテタンジェの伝統として尊重している。トースト香やバター香など、ちょっとしたチャーミングな面、色のタッチ、野性的な感じを加えていると思う」とクロヴィス氏の談。
実際に飲んでみると、まず、若々しいアロマの中にほのかな香ばしさを感じます。泡はキメ細かくふわっとしているけれど、非常に元気。酸がしっかりし、フレッシュでイキイキとし、ジューシーでふくらみがあります。酸の余韻が長く続く中に、きれいな甘みも感じます。まだまだ熟成しそうです。
クロヴィス氏は、アペリティフ、シーフード料理、トリュフなどとのマッチングを勧めていましたが、アペリティフにしてはもったいない気がします。
飲む温度も、最初の1杯は低くてもいいですが、少し上げ、空気に触れて開かせながら飲んでいくと、深みのある複雑な味わいが楽しめると思います。
最後に、コント・ド・シャンパーニュの“伝説的ヴィンテージ”を紹介します。
1952 1961 1979 1982 1985 1995
古いヴィンテージを探す時の参考にしてください。
※現在、現実的に入手可能なのは、1995、1996、1998、1999あたり
前述したように、今回リリースされた2002年は50年目の記念すべきヴィンテージであり、今年2012年から見ると、ちょうど10年前です。
10周年のお祝いごとを迎える方にもピッタリのシャンパーニュだと思いますので、特別な時に楽しんでみてはいかがですか?
※日本には1500本のみ
3Dボックス が面白い! ―膨らんでいるように見えますが、触るとフラット
※テタンジェについてもっと見る → コチラ
(輸入元:日本リカー株式会社、希望小売価格:26,250円)
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