先週、イタリア・ロンバルディア州のオルトレポー・パヴェーゼ保護協会 によるワインプロモーションが、日本で初めて開催されました。

オルトレポー・パヴェーゼ - Oltrepo Paveseは、イタリアワインに詳しい人でも、ピタリと場所を言い当てられない産地ではないでしょうか?
ロンバルディア州の州都はミラノ。
オルトレポー・パヴェーゼは、ミラノから80kmほど南にあるワイン産地で、ロンバルディア州のワイン生産量の約62%を産出しています。

アルベルト・スカラーニさん(左)
今回は同協会の会長の都合が付かず、来日した生産者「カ・モンテベッロ」のアルベルトさんが、イタリア大使館 貿易促進部 展示室で行なわれたワインセミナー「ピノ・ネロの魅力を探るーオルトレポー・パヴェーゼ」で講師を務めました。
ガイド役は、日本におけるイタリアワインの第一人者、林 茂さん(ソロイタリア代表)(右)
オルトレポー・パヴェーゼはロンバルディア州南部にあり、緯度は北緯45度。ブルゴーニュなどと同じです。
紀元40年に書かれた資料に登場する歴史のある産地で、現在、ブドウ栽培面積13,500ha、年間6,000万本のワインを生産しています。

オルトレポー・パヴェーゼには、1つのDOCG、7つのDOC、1つのIGTワインがあります。
さまざまなブドウ品種が栽培され、白品種はリースリング、モスカート、ピノ・グリなど、黒品種はバルベーラ、クロアティーナ、ピノ・ノワールなど。
かつては225という土着品種が植えられていたそうですが、現在の主要品種は12ほどで、それでも、古い土着品種を栽培し続けているワイナリーもあるようです。

今回の日本プロモーションで彼らがフォーカスした品種が、ピノ・ノワールです。
イタリア式にいえば、ピノ・ネロ(Pinot Nero)。

赤ワインはもちろん、辛口のロゼ、白ワイン、瓶内ニ次発酵のスパークリング白、ロゼ、シャルマ方式のスパークリング、微発泡のフリッツアンテの白、ロゼ、甘さを残したタイプ等々、ピノ・ノワールだけで10タイプものワインが造られています。
その中でも、私が特に気になったのは、唯一のDOCGワインで、瓶内二次発酵のスパークリングワインDOCGオルトレポー・パヴェーゼ・メトト・クラシコのロゼです。




ピノ・ノワールの白仕立てのメトド・クラシコもありますが、黒ブドウのベリーのニュアンスが表現されたロゼがとても魅力的だと思いました。

それらのロゼのラベルに「CRUASE」とあるので、アルベルトさんに尋ねると、DOCGオルトレポー・パヴェーゼ・メトト・クラシコでピノ・ノワールを85%以上使ったロゼに限定された名称だそうで、「クルアゼ」と呼ばれます。瓶内二次発酵は18カ月以上。

クルアゼの条件を満たしたロゼスパークリングだけに許されたキャップ

ロンバルディア州には、フランチャコルタという瓶内二次発酵のスパークリングワインがあり、イタリア最高峰スパークリングと評されていますが、フランチャコルタはシャルドネがメインです。
一方、オルトレポーの方はピノ・ノワールが主役を張っています。
どちらがいいか?
それはもう個人の好みによるでしょうが、食べ物との相性でいうならば、酸が穏やかで、よりフルーティー感のあるオルトレポーのピノ・ノワールのスパークリングの方が使いやすいかもしれません。
価格的にも、フランチャコルタよりは買いやすいです。
今回はオルトレポーのピノ・ノワールに焦点を当てましたが、ピノ・ノワール好きな日本人には、ピノ・ノワールから入って行くのが、たしかにわかりやすいかもしれません。
【参加ワイナリー】
Ca' Montebello (カ・モンテベッロ) ※輸入元:ノルレェイク・インターナショナル
Terre d'Oltrepò (テッレ・ドルトレポー)
Prime Alture (プリメ・アルトゥレ)
Rossetti& Scrivani (ロセッティ&スクリヴァーニ)
Torrevilla (トッレヴィッラ)
F.lli Guerci (フラテッリ・グエルチ)
Monsupello (モンスペッロ)
※そのほかのワイナリーはインポーター募集中

このプロモーションとは関係ないのですが、たまたま、ロンバルディアのパヴィア(Pavia)に出張することが急に決まり、本日これからイタリアに向かいます。
嬉しい偶然です
Oltrepo Paveseの産地、ワイナリーも訪問予定ですので、現地を実際に見てきたいと思います。

オルトレポー・パヴェーゼ - Oltrepo Paveseは、イタリアワインに詳しい人でも、ピタリと場所を言い当てられない産地ではないでしょうか?
ロンバルディア州の州都はミラノ。
オルトレポー・パヴェーゼは、ミラノから80kmほど南にあるワイン産地で、ロンバルディア州のワイン生産量の約62%を産出しています。

アルベルト・スカラーニさん(左)
今回は同協会の会長の都合が付かず、来日した生産者「カ・モンテベッロ」のアルベルトさんが、イタリア大使館 貿易促進部 展示室で行なわれたワインセミナー「ピノ・ネロの魅力を探るーオルトレポー・パヴェーゼ」で講師を務めました。
ガイド役は、日本におけるイタリアワインの第一人者、林 茂さん(ソロイタリア代表)(右)
オルトレポー・パヴェーゼはロンバルディア州南部にあり、緯度は北緯45度。ブルゴーニュなどと同じです。
紀元40年に書かれた資料に登場する歴史のある産地で、現在、ブドウ栽培面積13,500ha、年間6,000万本のワインを生産しています。

オルトレポー・パヴェーゼには、1つのDOCG、7つのDOC、1つのIGTワインがあります。
さまざまなブドウ品種が栽培され、白品種はリースリング、モスカート、ピノ・グリなど、黒品種はバルベーラ、クロアティーナ、ピノ・ノワールなど。
かつては225という土着品種が植えられていたそうですが、現在の主要品種は12ほどで、それでも、古い土着品種を栽培し続けているワイナリーもあるようです。

今回の日本プロモーションで彼らがフォーカスした品種が、ピノ・ノワールです。
イタリア式にいえば、ピノ・ネロ(Pinot Nero)。

赤ワインはもちろん、辛口のロゼ、白ワイン、瓶内ニ次発酵のスパークリング白、ロゼ、シャルマ方式のスパークリング、微発泡のフリッツアンテの白、ロゼ、甘さを残したタイプ等々、ピノ・ノワールだけで10タイプものワインが造られています。
その中でも、私が特に気になったのは、唯一のDOCGワインで、瓶内二次発酵のスパークリングワインDOCGオルトレポー・パヴェーゼ・メトト・クラシコのロゼです。




ピノ・ノワールの白仕立てのメトド・クラシコもありますが、黒ブドウのベリーのニュアンスが表現されたロゼがとても魅力的だと思いました。

それらのロゼのラベルに「CRUASE」とあるので、アルベルトさんに尋ねると、DOCGオルトレポー・パヴェーゼ・メトト・クラシコでピノ・ノワールを85%以上使ったロゼに限定された名称だそうで、「クルアゼ」と呼ばれます。瓶内二次発酵は18カ月以上。

クルアゼの条件を満たしたロゼスパークリングだけに許されたキャップ

ロンバルディア州には、フランチャコルタという瓶内二次発酵のスパークリングワインがあり、イタリア最高峰スパークリングと評されていますが、フランチャコルタはシャルドネがメインです。
一方、オルトレポーの方はピノ・ノワールが主役を張っています。
どちらがいいか?
それはもう個人の好みによるでしょうが、食べ物との相性でいうならば、酸が穏やかで、よりフルーティー感のあるオルトレポーのピノ・ノワールのスパークリングの方が使いやすいかもしれません。
価格的にも、フランチャコルタよりは買いやすいです。
今回はオルトレポーのピノ・ノワールに焦点を当てましたが、ピノ・ノワール好きな日本人には、ピノ・ノワールから入って行くのが、たしかにわかりやすいかもしれません。
【参加ワイナリー】
Ca' Montebello (カ・モンテベッロ) ※輸入元:ノルレェイク・インターナショナル
Terre d'Oltrepò (テッレ・ドルトレポー)
Prime Alture (プリメ・アルトゥレ)
Rossetti& Scrivani (ロセッティ&スクリヴァーニ)
Torrevilla (トッレヴィッラ)
F.lli Guerci (フラテッリ・グエルチ)
Monsupello (モンスペッロ)
※そのほかのワイナリーはインポーター募集中

このプロモーションとは関係ないのですが、たまたま、ロンバルディアのパヴィア(Pavia)に出張することが急に決まり、本日これからイタリアに向かいます。
嬉しい偶然です

Oltrepo Paveseの産地、ワイナリーも訪問予定ですので、現地を実際に見てきたいと思います。

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