先週、イタリア・ロンバルディア州のオルトレポー・パヴェーゼ保護協会 によるワインプロモーションが、日本で初めて開催されました。
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オルトレポー・パヴェーゼ - Oltrepo Paveseは、イタリアワインに詳しい人でも、ピタリと場所を言い当てられない産地ではないでしょうか?
ロンバルディア州の州都はミラノ。
オルトレポー・パヴェーゼは、ミラノから80kmほど南にあるワイン産地で、ロンバルディア州のワイン生産量の約62%を産出しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/00/a5b6f03fa29e15b657b5bac8a4d046cb.jpg)
アルベルト・スカラーニさん(左)
今回は同協会の会長の都合が付かず、来日した生産者「カ・モンテベッロ」のアルベルトさんが、イタリア大使館 貿易促進部 展示室で行なわれたワインセミナー「ピノ・ネロの魅力を探るーオルトレポー・パヴェーゼ」で講師を務めました。
ガイド役は、日本におけるイタリアワインの第一人者、林 茂さん(ソロイタリア代表)(右)
オルトレポー・パヴェーゼはロンバルディア州南部にあり、緯度は北緯45度。ブルゴーニュなどと同じです。
紀元40年に書かれた資料に登場する歴史のある産地で、現在、ブドウ栽培面積13,500ha、年間6,000万本のワインを生産しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/ba/d59e06ab161d0e29c29e9b0c7ad05890.jpg)
オルトレポー・パヴェーゼには、1つのDOCG、7つのDOC、1つのIGTワインがあります。
さまざまなブドウ品種が栽培され、白品種はリースリング、モスカート、ピノ・グリなど、黒品種はバルベーラ、クロアティーナ、ピノ・ノワールなど。
かつては225という土着品種が植えられていたそうですが、現在の主要品種は12ほどで、それでも、古い土着品種を栽培し続けているワイナリーもあるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
今回の日本プロモーションで彼らがフォーカスした品種が、ピノ・ノワールです。
イタリア式にいえば、ピノ・ネロ(Pinot Nero)。
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赤ワインはもちろん、辛口のロゼ、白ワイン、瓶内ニ次発酵のスパークリング白、ロゼ、シャルマ方式のスパークリング、微発泡のフリッツアンテの白、ロゼ、甘さを残したタイプ等々、ピノ・ノワールだけで10タイプものワインが造られています。
その中でも、私が特に気になったのは、唯一のDOCGワインで、瓶内二次発酵のスパークリングワインDOCGオルトレポー・パヴェーゼ・メトト・クラシコのロゼです。
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ピノ・ノワールの白仕立てのメトド・クラシコもありますが、黒ブドウのベリーのニュアンスが表現されたロゼがとても魅力的だと思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/5b/36b46d20ba882d3cd4729ecedd10bbb7.jpg)
それらのロゼのラベルに「CRUASE」とあるので、アルベルトさんに尋ねると、DOCGオルトレポー・パヴェーゼ・メトト・クラシコでピノ・ノワールを85%以上使ったロゼに限定された名称だそうで、「クルアゼ」と呼ばれます。瓶内二次発酵は18カ月以上。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/dc/814c9a83272790fa48cfab37a2de70b1.jpg)
クルアゼの条件を満たしたロゼスパークリングだけに許されたキャップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/26/865ac6140b78d1c861fb9e8cc25bff09.jpg)
ロンバルディア州には、フランチャコルタという瓶内二次発酵のスパークリングワインがあり、イタリア最高峰スパークリングと評されていますが、フランチャコルタはシャルドネがメインです。
一方、オルトレポーの方はピノ・ノワールが主役を張っています。
どちらがいいか?
それはもう個人の好みによるでしょうが、食べ物との相性でいうならば、酸が穏やかで、よりフルーティー感のあるオルトレポーのピノ・ノワールのスパークリングの方が使いやすいかもしれません。
価格的にも、フランチャコルタよりは買いやすいです。
今回はオルトレポーのピノ・ノワールに焦点を当てましたが、ピノ・ノワール好きな日本人には、ピノ・ノワールから入って行くのが、たしかにわかりやすいかもしれません。
【参加ワイナリー】
Ca' Montebello (カ・モンテベッロ) ※輸入元:ノルレェイク・インターナショナル
Terre d'Oltrepò (テッレ・ドルトレポー)
Prime Alture (プリメ・アルトゥレ)
Rossetti& Scrivani (ロセッティ&スクリヴァーニ)
Torrevilla (トッレヴィッラ)
F.lli Guerci (フラテッリ・グエルチ)
Monsupello (モンスペッロ)
※そのほかのワイナリーはインポーター募集中
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/airplane.gif)
このプロモーションとは関係ないのですが、たまたま、ロンバルディアのパヴィア(Pavia)に出張することが急に決まり、本日これからイタリアに向かいます。
嬉しい偶然です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
Oltrepo Paveseの産地、ワイナリーも訪問予定ですので、現地を実際に見てきたいと思います。
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オルトレポー・パヴェーゼ - Oltrepo Paveseは、イタリアワインに詳しい人でも、ピタリと場所を言い当てられない産地ではないでしょうか?
ロンバルディア州の州都はミラノ。
オルトレポー・パヴェーゼは、ミラノから80kmほど南にあるワイン産地で、ロンバルディア州のワイン生産量の約62%を産出しています。
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アルベルト・スカラーニさん(左)
今回は同協会の会長の都合が付かず、来日した生産者「カ・モンテベッロ」のアルベルトさんが、イタリア大使館 貿易促進部 展示室で行なわれたワインセミナー「ピノ・ネロの魅力を探るーオルトレポー・パヴェーゼ」で講師を務めました。
ガイド役は、日本におけるイタリアワインの第一人者、林 茂さん(ソロイタリア代表)(右)
オルトレポー・パヴェーゼはロンバルディア州南部にあり、緯度は北緯45度。ブルゴーニュなどと同じです。
紀元40年に書かれた資料に登場する歴史のある産地で、現在、ブドウ栽培面積13,500ha、年間6,000万本のワインを生産しています。
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オルトレポー・パヴェーゼには、1つのDOCG、7つのDOC、1つのIGTワインがあります。
さまざまなブドウ品種が栽培され、白品種はリースリング、モスカート、ピノ・グリなど、黒品種はバルベーラ、クロアティーナ、ピノ・ノワールなど。
かつては225という土着品種が植えられていたそうですが、現在の主要品種は12ほどで、それでも、古い土着品種を栽培し続けているワイナリーもあるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
今回の日本プロモーションで彼らがフォーカスした品種が、ピノ・ノワールです。
イタリア式にいえば、ピノ・ネロ(Pinot Nero)。
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赤ワインはもちろん、辛口のロゼ、白ワイン、瓶内ニ次発酵のスパークリング白、ロゼ、シャルマ方式のスパークリング、微発泡のフリッツアンテの白、ロゼ、甘さを残したタイプ等々、ピノ・ノワールだけで10タイプものワインが造られています。
その中でも、私が特に気になったのは、唯一のDOCGワインで、瓶内二次発酵のスパークリングワインDOCGオルトレポー・パヴェーゼ・メトト・クラシコのロゼです。
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ピノ・ノワールの白仕立てのメトド・クラシコもありますが、黒ブドウのベリーのニュアンスが表現されたロゼがとても魅力的だと思いました。
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それらのロゼのラベルに「CRUASE」とあるので、アルベルトさんに尋ねると、DOCGオルトレポー・パヴェーゼ・メトト・クラシコでピノ・ノワールを85%以上使ったロゼに限定された名称だそうで、「クルアゼ」と呼ばれます。瓶内二次発酵は18カ月以上。
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クルアゼの条件を満たしたロゼスパークリングだけに許されたキャップ
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ロンバルディア州には、フランチャコルタという瓶内二次発酵のスパークリングワインがあり、イタリア最高峰スパークリングと評されていますが、フランチャコルタはシャルドネがメインです。
一方、オルトレポーの方はピノ・ノワールが主役を張っています。
どちらがいいか?
それはもう個人の好みによるでしょうが、食べ物との相性でいうならば、酸が穏やかで、よりフルーティー感のあるオルトレポーのピノ・ノワールのスパークリングの方が使いやすいかもしれません。
価格的にも、フランチャコルタよりは買いやすいです。
今回はオルトレポーのピノ・ノワールに焦点を当てましたが、ピノ・ノワール好きな日本人には、ピノ・ノワールから入って行くのが、たしかにわかりやすいかもしれません。
【参加ワイナリー】
Ca' Montebello (カ・モンテベッロ) ※輸入元:ノルレェイク・インターナショナル
Terre d'Oltrepò (テッレ・ドルトレポー)
Prime Alture (プリメ・アルトゥレ)
Rossetti& Scrivani (ロセッティ&スクリヴァーニ)
Torrevilla (トッレヴィッラ)
F.lli Guerci (フラテッリ・グエルチ)
Monsupello (モンスペッロ)
※そのほかのワイナリーはインポーター募集中
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このプロモーションとは関係ないのですが、たまたま、ロンバルディアのパヴィア(Pavia)に出張することが急に決まり、本日これからイタリアに向かいます。
嬉しい偶然です
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Oltrepo Paveseの産地、ワイナリーも訪問予定ですので、現地を実際に見てきたいと思います。
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