ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

3月4日は「バウムクーヘンの日」です

2011-03-04 15:57:32 | 甘いもん
少し前に新聞の新商品欄で、ドイツ菓子の「ユーハイム」3月4日の「バウムクーヘンの日」を記念して発売する限定バウムクーヘンのことを知りました。

「3山のバウムクーヘン」+「チョコレートでカバーされたバウムクーヘン1個」に、
「バウムクーヘン型のストラップ」が付いて 1,050円

早く手に入れねば!と思いつつも、なかなか買いに行くチャンスに恵まれず・・・
明日こそは、と思っていますが、ここであまり宣伝しすぎると完売になる恐れがあるかも?(笑)



さて、バウムクーヘンの日ですが、バウムの形◎のイメージからは、「3月3日」や「8月8日」あたりの方がなるほど、と思えるのですが、なぜ「3月4日」なんでしょう?




それには、ユーハイムの創始者であるカール・ユーハイム氏の歴史が深く関わっていました。


中国の青島(当事のドイツの租借地でした)にあったドイツ人経営者の菓子・喫茶の店に就職したカール氏は、その店を継いで独立(1909年、23歳)。
しかし、第一次大戦の勃発で1914年に青島が陥落すると、その翌年、カール氏は日本の広島県似島の収容所に移送されます。

この収容所でカール氏が焼いたバウムクーヘンを、広島県物産陳列館(現在の原爆ドーム)の収容所俘虜らによる製作品展覧会に出品したのが1919年3月4日だったというのです。

このことから、ユーハイムは3月4日を日本で初めてバウムクーヘンが焼かれた「バウムクーヘンの日」として日本記念日協会に申請。
2010年から「3月4日」がバウムクーヘンの日となりました。



ユーハイムの初期の時代にカール氏が焼いていた 「ピラミッドケーキ」 のことは以前に紹介したことがありましたが、日本で初めてバウムクーヘンが焼かれた裏には、カール氏の青島時代からの辛い日々があったんですね。

カール氏に感謝しながら、この後お茶を入れてバウムクーヘンをいただきたいと思います。



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4 コメント

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それはゲットしないと(笑 (たむねこ)
2011-03-04 17:08:36
こんにちは、まゆさん!
バウムクーヘンの日なんて、まゆさんには欠かせない記念日ですね(笑

ユーハイムがそんな限定のお菓子を出すとは知らなかったです。
あたしも今度の休みに見に行かないとーっ☆
返信する
はじめまして(o^-^o) (ユウサク)
2011-03-04 23:46:48
ユーハイムは以前渋谷勤務時によく東急でスイーツを買い求めたクチです、ユーハイムはそこそこ安価で美味しいですよね♪
私が「ワインなささやき」を知るようになったのは自分の飲んだワインを検索したら行き当たりました、その的確なささやき、人柄に惹かれて読ませていただいていましたが初めてカキコミさせていただきます(笑)
これからも頑張ってください!
今日もすこぶる安価なワインを自宅で開けましたがワインキャップシ-ルはすべて剥がしましたw
有意義すぎる世界中の食酒文化の伝道師として楽しみに読ませていただきます
またお邪魔しますね(o^-^o)
返信する
期間限定すぎ(苦笑) (まゆ@管理人)
2011-03-05 22:10:16
たむねこさん

今日のブログにも書きましたが、
限定バウムは昨日までだそうで・・・(苦笑)

今日なら、と思って買いに行ったのに、残念!
せめてこの土日までは販売してほしかったですね
返信する
今後ともよろしくお願いします (まゆ@管理人)
2011-03-05 22:14:24
ユウサクさん

コメントありがとうございます。

また、よく読んでいただいているとのこと、
重ねて感謝です!

飲物、食べ物、特に甘いもの系が多いので、
息抜きに覗きにいらしてください
返信する

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