『さらば愛しき友』
内容
星野(香川照之)倉持(木村拓哉)を中心とした11人の越冬隊は、
設置したばかりの「昭和基地」での越冬を開始する。
が、いきなり、食料の一部を失い、現地調達を開始。
一方で倉持は、隊員それぞれがテーマを考え、研究をすることを提案する。
たとえどんな事であっても、南極研究の糧になると。
そして倉持自身は、鉱物採取などを考えるのだが、
どうしてもやりたいことがあった。
それは父(渡瀬恒彦)の夢でもあるボツンヌーテンへの登頂だった。
そんななか、犬たちの訓練をしていた折、ベックに異常が見つかる。
医師の谷健之助(志賀廣太郎)によると腎臓病だという。
その後、ベックを残し、
星野とともにボツンヌーテンへの経路の探索に出かけた倉持のもとへ
犬塚(山本裕典)から連絡が入る。ベックが危篤だと。。。。。
またその犬塚に。。。。
敬称略
たくさんのことを描きすぎて、メリハリがなくなり
盛り上がっているのかどうかが、サッパリ分からなくなっている今作。
今回など、序盤で、犬の様子がおかしくなったと思ったら、
20分過ぎには、死亡。
悪いことに。夢だ、研究だと
そんなコトばかりをみんなが連呼するため、
犬を描いているようで、犬のことなんて、ほとんど描けていない状態。
そのうえ、犬を擬人化して表現してきたわけでもないので
感動も中途半端。
たとえ、犬好き、動物好きであっても、これで感動しろってのが無理な話だ。
いっそ前回、叫んでいた“リキ”が、死んだり、負傷でもしていたほうが、
よっぽど感動的だったろうに。
たしかに“犬”が主人公ではないお話なので、仕方ないと言えばその通りだが
だったら、
その直後に、大事故が発生するのだから
そっちの方だけで、盛り上げれば良かっただけである。
実際、犬塚を慰める内海など
“タロ、ジロ、リキ”である。、、、、ベックは?(苦笑)
今作、色々な事柄を劇的に描こうとしている意志は感じ取れますが、
描き込みが少なく、描く時間まで短いような事柄を
どれだけ、劇的に描いたところで、
そんなモノに“感動”なんて感じることが出来るわけがないのである。
しっかし、なぜ、犬塚だけに集中させないんだろうね。。。。
最終的に良いこと言っているのにね。
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第4話