日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

最低賃金から最高賃金へ、今がその時だ!何とかしようじゃないか!

2023-10-10 21:52:10 | 社会
はじめのことば

幸福のもっとも大きな障害は、過大な幸福を期待することにある
                                                                ベルナ-ル・フォントネル (フランスの思想家)

賃金格差

勤務先のマンションの夜間警備士は茨城県、霞ヶ浦から通っています。東京がいくら通勤圏になったといっても、近くに仕事するところがあれば、毎日”遠足”することもないのになぁ、と思っていました。引き継ぎ時間数分、『異常なしです』、会話はそれだけで、身の上話等はしません。わざわざ、東京まで稼ぎにくるのか疑問におもっていました。今、その答えがみつかりました。それは、東京と地方の最低賃金額の差です。1113円と953円、1時間当たり160円以上、10時間働くと、一日1600円、月48000円、年では50万円以上給料額が違います。それじゃあ、1時間以上かけてもくるわけです。電車に乗り、スマホをいじっていればあっという間に着いてしまいます。自分の中では、茨木県はローカルというイメージでしが、認識を新たにしました。別の警備士の住まいは神奈川県座間市から通っています。私も東京在住ですが、通勤時間1時間弱、2時間が当たりまえの時代になりました。そういえば、山手線の電車内の厶一ビーに”宇都宮”のCMがながれていました。下にアップしてあります。地方が生き残る戦略を実践する宇都宮市、ほかの地方都市も地元のすばらしさをアピールすれば創生につながり、東京一極から脱皮でき、経済回復の一つの対策になるかもしれません。それには、最低賃金の金額を東京基準に合わせられるよう、大企業の誘致、そして産業を興すことが必要条件になります。そのような環境を整えるのが政治家の役割です。

参考記事

最低賃金、1円の上げ幅競う自治体 パート勤務地左右
最賃1000円の宿題(上)
         日本経済新聞2023年10月4日 0:00 [会員限定記事]

茨城県土浦市在住の学生(23)は「アルバイトは断然、千葉。JR常磐線で東京まで行ってもいい」と話す。周辺の最低賃金は10月から東京都が1113円、千葉県は1026円で茨城県は953円。この差はバイト時給の相場にあらわれ、若い働き手は都市に向かう。

岸田文雄首相は最低賃金を「30年代半ばまでに全国平均1500円」と打ち出した。最近では知事選の公約に引き上げを掲げる候補者もいる。


賃上げの継続は企業が生産性を高め、収益力を上げることが前提となる。法政大の山田久教授は「経営者がついていけない賃上げでは意味がない。行政が主導して生産性が上がる仕組みをつくるべきだ」と指摘する。1円の賃上げを巡る競争は、地域の成長戦略の優劣を問う。






きょうはこれでお仕舞です。ご訪問くださいましてありがとうございました。


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