さて 熊野古道"紀伊路"の Report 忘れないうちに いってみよー
Day.ZEROは 22：00に梅田で 蓼科仙人と待ち合わせ 二人でボクの実家へ
前回の大峯の時も寝不足だったので 『今回は 程程に…』 なんてイイながら またまた痛飲…
ふと氣がつくと 05：20 イカン!!!寝過ごしてしまった!!! 飛び起きて 急いで支度
天王寺駅から汽車にノリ込み 出発シンコー 遅延は なんとか 40分くらいにおさめた
07：00 山中渓駅到着 昔は"山中宿"とも呼ばれていた ビリビリに冷え込んで 氣温は－3度 顔が痛い
駅は無人 荷物まとめて レッツラゴー 本当に寒い 全然あったまらず 大峯の大森山を想い出す
07：35 日本最後の仇打ち場跡 安政4年に 切り捨てられた武士の息子が 紀州藩に仇討を申し込んだ
幕末の紀州藩では 仇討ちは御法度のため 県境で待ち伏せして 大坂側で成し遂げたらしい 武士の本懐である
ひっそりと建つ祈念碑の脇には これまたひっそりと 葛城修験道の行場があった ここもまた 修験の地なのである
07：45 中山王子跡 阪和線の踏切に お馴染みの青い看板ハケーン!!! 今回は 王子の萬漢全席だからね
ココは 紀州に入って最初の王子だけど 今は 鉄道の建設などで 往時の王子を偲ぶ事は難しい
08：35 山口王子 山を抜け 集落に出るあたりから 陽射しがさしてきた
山口神社が見えてくる ここからは 交通量の多い県道を行く事になる 路肩が無く マジで危険を感じる
09：50 川辺王子 車に引かれそうになりながら歩行 ワカヤマンローカルは 車の運転 ちょと荒いネ
ロストしながら王子を巡る なんだか 不自然な迂回が多く 直線距離だとすぐの処も 時間がかかる
10：10 中村王子跡
10：40 川辺橋で 紀ノ川を渡る
11：05 吐前王子 "ハンザキ"って確か オオサンショウウオの 昔の呼び方の事なんだけど
しかし 語源的には "在崎"と吐前とかき違えた説が有力で サンショウウオはカンケーねー感じ
11：25 川端王子 いりくんだ集落の路地裏をいく 疲れてきたので 路端のイスで休憩
12：30 和佐王子 ここから Trailで 矢田峠を越える
13：10 平緒王子 この時期 紀州では 道端に 無人の産直があり みかんが袋一杯￥100で売られている
ひとつ買い求めて 仙人と半分ずつ分ける 口に含むと 甘酸っぱい冬の香りが 口いっぱいに広がる
13：40 伊太祁曽神社 "いたきそ"と読む かなり古い漢字だ そして かなり立派 参詣する
15：12 奈久智王子跡 黄泉の由来は諸説あるが 旧紀州東部を名草郡といい その入り口なので名口（なくち）
15：40 松代王子跡 舗装路の汐見峠を越えて いよいよ海南市へ 相変わらず舗装路はタイクツ
16：00 調べてあったMarketが出てきたので 今夜のィ夕食の準備をする ナニを食べようか 考えるのが樂しい
16：45 菩提房王子跡を経て 全国200万の鈴木さん お待たせしました 鈴木家のルーツの屋敷跡へ
昭和17年に 122代が没して 今はひっそりと 木造屋敷が 保存されています
17：15 藤白王子 熊野5体王子のひとつです 立派な社殿が残され ィ夕闇せまる中 参詣
ココから 約1時間弱の山登りで 今夜のキャンプ地です モウちょと ガムバろう おー
18：15 御所の芝 真っ暗の山の中を 行燈(ランタンですね)照らして のんのんずいずい
モウ 仙人は ぐうの音も出ないほどに 疲れていたけど なんとか到着 40k近く歩いて 疲れた
shelterを張りながらBeerをぐいっと ウマウマ王!!! 今夜のshelterは BlackDiamondのBetaLight
明日は雨模様になりそうなので 居住性を考えて 二人用のshelterをチョイスした次第
ウマくペグも刺さって 風もなく ぶっ飛ばされる氣配もナシ 眼下には海南のィ夜景が 美しく広がる
今夜のィ夕食は サラダに御惣菜に メインは トントロ焼に ケンミンの焼ビーフンで ツルツルツー!!!
寒くなってきたので 二人でボクのshelterへ 宴会開始!!! そして 今回のビックリドッキリメカー!!!
っと ヤッターマン風に取りだしたのは "茶こし" これをひっくり返して AlcoholStoveにとりつけたら
あらま!!! 簡易のStoveで暖をとることができる で ためしに実験クンしてみた
火を付けると 火柱が10cmほど上がるが 茶こしのおかげで 横方向への放熱が すばらしくあたたかい
そして めちゃくちゃ温度が上がる アツいほどニダ!!! しかし… 火が消えると 途端に冷え込む
モウこれは"マッチ売りの少女"だ 寒さに震えて 火を燈している時だけ あたたかい氣持ちになれる
燃料がMOTTAINAIので 適当な処で シュラフに入って 就寝 明日は ィ湯浅まで歩く
