私の大好き

原村大好き!その記録です。
仕事はきついけど、大好きでいたい!

念願の「吉野の桜」

2017年04月21日 14時26分00秒 | お出かけ・お散歩
「退職した年に吉野の桜を見に行く」と、何年前から言い続けていたでしょう。
実際は、退職したら長女の産後のお手伝いをすることになったので、吉野の桜の実現は微妙かなと思っていました。


2番目の孫は、16日に無事に生まれてくれました。
私のお手伝いの出番は退院後の20日からになりました。

行けちゃうかも~~~~💓

家の都合もあり、わたしに与えられた日程は19日のみ。
天気予報は晴れ☀
吉野に朝早く到着するためには…?
高速バスを予約しました。
かつてはよく利用していましたが、高速バスは疲れるので、乗らなくなっていました。
でも、背に腹は変えられない❗

ということで、17日にスマホからバスとホテルを取りました。
便利な時代です。

18日の23時45分に八王子を出発して、朝の6時に京都着です。
バスは3列シートの割りに安いなと思ったら、シートがぎゅっとつまっていましたね。
あんまりリクライニングがきかないの😓
座席にコンセントがついているとか、カーテンで仕切られているとかは、昔と違うけど。
分かっていた事とはいえ、夜行の高速バスはきついね。


京都についたら、すぐに近鉄で吉野に向かいます。
ちょっと乗り換えでミスったけど、9時前には吉野に到着!
近鉄電車の中で、我が家のご近所さんに会いました。長女の保育園で一緒だった方です。近くに住んでいてもほとんど会わないのに、奈良で会うなんて😲

吉野で大きな荷物をコインロッカーに預けて、身軽になっていざ「吉野の桜」へ。


まずは、日本最古のロープウェイに乗ります。
鉄柱の錆びかたとか半端ないよ。
ユッサユッサ揺れるしね…。




参道を歩き始めます。

まずは、金峯山寺。
国宝・仁王門、大修理中。



国宝・蔵王堂



秘仏本尊(金剛蔵王権現)特別ご開帳をしていました。

全く予備知識がなく、会った瞬間ドーンって、やられました。
泣きそうになった。
「怒りんぼ系」(と私は呼んでいる)は、あんまり好きではないと思っていましたが、改めます。ごめんなさい!
誰でも怒られるのは好きじゃない…なのに、なんで怒るの?と思っていました。

ここ吉野は、修験者の地の空気が漂っていて、その空気と鮮やかな青の「怒りんぼ系」が、ピタッとマッチしています。
優しく見守られるだけでは乗り越えられない世界があるように感じました。
ご本尊のすぐ下に背の低いついたてで区切られているスペースがあり、一人ずつ入れてもらえます。
懺悔の場所ですね。

入れていただきました。
しかも、2回…。(3体のご本尊をよく見るために左右両方に入りたかったのです。)
正座して、大きなご本尊を見上げると、「ごめんなさい。頑張ります」って気持ちになりますよ。
誰だってなるって‼



さて、またまたお店の並ぶ参道を歩きます。
しばらく歩くとバス停がありました。
バスにのって奥千本まで上り、歩いて下ってこようかと思いましたが、バスは1時間20分は待つと言われ断念。

歩いて上を目指します。
結局、2時間近い山登りになりましたが、吉野の桜を満喫しました。







写真の上、中央より少し右側に小さく写っているのが「金峯山寺」です。
大分、登ってきたのがわかります。
でも、まだ登ります。



吉野水分(よしのみくまり)神社



高城山展望台から。
この展望台へ登る階段もきつかったな…。
でも、頑張ると良い景色に出会えます。







まだまだ、登ります。

金峯神社









もう少し歩くと、西行庵でしたが、山道をさらに25分歩く元気が残ってなかったです。

ちょうど来ていたバスに乗れました。
下で乗るのを断念したバスです。
小さいバス、すれ違うのも大変な細い山道を走るバスです。



バスを降り、再びゆっくり参道を下りました。
お土産に葛餅を買って、ついでに「食べ歩き用」も。



吉水神社にも寄りました。
「一目千本」



吉水神社は、源頼朝に追われた義経、静御前が弁慶と共に隠れたという「潜居の間」があったり、後醍醐天皇が「南朝の皇居」とし後に秀吉が修理した「玉座の間」があったり、秀吉が盛大な花見の宴をした際にもちいた金屏風があったり。
深い山の中ですが、歴史の舞台となった場所です。



ロープウェイで吉野の駅まで降りて、吉野の桜見物を終えた満足感とともに、近鉄電車に乗り込みました。