06/15 まるチャンの「何だ、これ!?」 (88)
嘘ツキ村への通行証
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嘘ツキ村からの離脱
やあ、ボク、まるだよ! ワン!!
やあ、ボク、まるだよ! ワン!!
みんな、元気?
この前は、"嘘ツキ村" へ行く問題、解いてもらったよね?
その後、無事に辿り着けた?
ほら、分かれ道があって、片方は "嘘ツキ村" に、もう一つ
は "本当ツキ村" に通じているんだ。 貴方は、"嘘ツキ村"
に行きたいんだよ? そこに案内人のX氏が居るんだけど、
「どちらの村の人なのか、解らない…」っていう、あの問題の
ことなの。
もしX氏が "嘘ツキ村" の住民だと、道を訊かれても嘘しか
答えない。 反対に"本当ツキ村" の人なら、本当のことだけ
答えるんだけどね。
その、どちらの人か解らないX氏に質問できるのは一度だけ!
問題を忘れちゃった人は、もう一回見てね?
→ 『嘘ツキ村はどっち?』
どう? 嘘ツキ村に潜入、出来た?
え…? 問題は解けたけど、まだ歩いている最中なの?
あら~。 着いてないんだね? 嘘ツキ村へは…。
しょうがないなー…。 じゃぁ、ボクもお供するから、一緒に
行こうね? ワン!
それにしても、厄介な問題だったな。 2回質問してもいい
なら、もっと簡単に解けたんだけどね。
おまけに、変な案内板が立っててさ、「そこで君の使命だが
…」なんて、書いてあるんだもんね。 そんなの、ないよー。
あれ、誰が建てたんだろうなー? 一体。 ひょっとして、
maru のやつかな?
でも今のところ、何とか順調に来てるみたいだね。 もう
すぐ嘘ツキ村に着くはずだよ。 ボク、楽しみだな~♪
おや、また案内板があるぞ! でも分かれ道なんか全然
無いのにね、今度は。 何の案内だろうね~?
「おはよう、Fさん、それに、まるチャン。」
あれ? ボクの名前まで書いてある! 誰が教えたんだー?
それに、今回のは電光表示板だ! 嘘ツキ村は、ずいぶん
ハイテクなんだね~。 交付金でもたくさんあるのかな…。
「この先に、最後のチェックポイントがあり、そこを通れれば
"嘘ツキ村" に入ることが出来る。」
チェックポイント って、なんだ~?
「関所のことだよ、まるチャン。」
あっ、表示が変わったぞ! どこで操作してるんだ?
「チェックポイントと言っても無人で、駅の自動改札機の形
をしている。 そこに通行証を入れれば、ゲートが開き、村へ
入れるようになっているのだ。」
へえー…。 でも通行証なんて、どこで手に入れるんだ~?
「後ろに券売機が設置してあるので、買えばいい。
一人一回3,000円だよ。」
エッ! 高いな~…。
「"スカイツリー" だってそうじゃないか。 でも犬は
無料だ。 下をくぐればいい。」
変なの…、ワン…。
本当だ、駅の券売機に似てるね。 でも、2台もあるぞ。
それに、人間まで2人居て、前に座っている!
「販売機①、②のうち、正しい通行証を発行してくれる
のは、1台だけ。 それがどちらなのかは、嘘ツキ村の
住人以外には解らないようになっている。」
じゃ、もう一方にお金入れると、どうなるの?
「自動通報システムが設置してあり、不審侵入者と
して、嘘ツキ村警察に連行の上、即決裁判で処理
される。 もちろん 3,000円は没収されるよ。」
…、何だかひどいなー…。 冗談じゃないよ~。
「財源確保と成績向上のため、止むを得ないのだ。」
それで、券売機の前にいるのは、どういう人なの?
「本当ツキ村の住人A、嘘ツキ村の住人Bだ。 例に
よって、それぞれは真実、あるいは虚偽しか答えない。」
それじゃ、①の前にいるのがA、②の前にいるのがBなの?
「案内人は日替わりで、A、Bの、どちらが①、②の前に
座っているかは不明である。」
ウ~…。 正しい券売機も解らず、どっちの人間がA、B
なのかも解らないなんて…。 で、質問は何回できるの?
「もちろん1度だけだ。」
えー! そんなの、無理に決まってるじゃないか!? 反則
金を盗った上に連行しちゃうなんて、ひどいよ、ひどいよ!
「警告しておくが、今から引き返そうとしても無駄だ。 キミ
たちは無人カメラで監視されており、挙動不審者として、即
現行犯逮捕される。 ほら、もと来た道は、嘘ツキ村警察の
パトカーで封鎖され、中には警官が2名いる。」
エ? 本当だ…。 まるで "販売機荒らし" の"でっちあげ"
だよ…。 それじゃ "嘘ツキ警察" じゃないかー!
それに警官は、"犬のおまわりさん" だぞー! ワン…。
「繰り返す。 キミたちの使命は、券売機①、②の、どちらが
正しく通行証を発行するのかを判断し、チェックポイントを通過
し、嘘ツキ村へ潜入することだ。 券売機それぞれの前に座って
いる案内人の、どちらがA:本当ツキ村、B:嘘ツキ村の住人かは、
不明である。」
…、…。 『貴方の後ろの券売機は、ちゃんと通行証を発行
してくれますか?』…なんて訊いても、駄目なんだねー、ワン…。
困ったな~…。
「質問は1回だけ。 それでは成功を祈る。 例によって、キミ
たち二人が虚偽の容疑で逮捕されても、当局は一切関知しない
から、そのつもりで。 なおこの案内板は、特殊音声とともに、
自動的に消滅する。 シュー……、♪」
ワ~ン、そんなの、無いぞーー。
…というわけで、それぞれの "券売機" の前に座っている
どちらかの人間に一度だけ質問して、正しい券売機を
当て、"嘘ツキ村" へ行けるようにね?
失敗すると、ボクも逮捕されちゃうから、よろしくね?
ほら、もう時間が無い! じゃ、成功を祈るよ、ワン!
今回も、正解は書かないでおくからね?
またいつかね、ワン!
解答編 → 『嘘ツキ村の券売機』