12/06 頭の体操 (63) 漢字クイズ
これまでの『音楽演奏・体の運動』目録 です。
(28) ハイ ポジション (b) 八一歩似四四
この言葉、私たちは主に、「弦を押さえて高い音を取る」
意味で用います。 弦を押さえない "開放弦" は、その
弦の最も低い音が出るので、手指がその位置にあると
"ロウ ポジション" ということになります。
あちらでは、"higher positions"、"lower positions" になる
のでしょう。
Violin などでは、「ハイ ポジションの方が難しい」と、一般
的には言われます。
もちろん、「高い音程を取るのが易しい」とは言いません
が、だからと言って「ロウ ポジションが易しい」とも、決して
思いません。 左手が、最も遠くにあるからです。
初心者用の教則本では、"ロウ ポジション" からスタート
するようですが。 "当然のこと" として。
「左手が遠くにあるのと、近くにあるのとでは、何が違って
くるのか…?」 これ、考えてみると、非常に重大な問題を
含んでいるように思うのですが…。
12/06 頭の体操 (63) 漢字クイズ
『これまでのカタカナ語句』には、
カタカナ部分のみが 各回ごとに載っており、
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『頭の体操 漢字クイズ』 カテゴリーでは、
『問題・解答』の全文が直接ご覧になれます。 こちらは
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09/09 ~ 09/17 に登場した外国語の人名、地名、用語が、
カタカナ表記で (1) ~ (28) に、登場した順に並んでいます。
また、(A) ~ (b) に並んでいるのは、それぞれを漢字で
表記しようとしたものですが、どう読めばいいでしょうか?
(1) セリオーソ (2) マエスト―ソ (3) マエスター (4) オペラ セリア
(5) セリエタ― (6) サロマ湖 (7) マレ-シア (8) インドネシア
(9) ボルネオ島 (10) ジャワ島 (11) オークション (12) ヴァイキング
(13) トレイ (14) バック ミュージック (15) アルツハイマー
(16) ロビー (17) プレコンサート (18) マカーブル (19) レクィエム
(20) 鎮魂ミサ曲 (21) ベルリオーズ (22) ラフマニノフ
(23) グロテスク (24) シロフォン (25) コル レ―ニョ
(26) ワイパー (27) スコルダトゥーラ (28) ハイ ポジション
(A) 露媚 (B) 頭冷 (C) 舞星 (D) 迫襲 (E) 前素通
(F) 尾減後 (G) 競獲多 (H) 稀餌幸 (I) 掘根父
(J) 車輪凍 (K) 大布団 (L) 馬鹿焙 (M) 歯六本
(N) 凝例女 (O) 愚露手空 (P) 鈴狸小豆
(Q) 齢狗家無 (R) 触金鎖痕 (S) 歩尽這今
(T) 不合金具 (U) 隠止寝皺 (V) 猿尾巻尾
(W) 罰汲湯児苦 (X) 楽不満犬負 (Y) 我萎父嗚呼
(Z) 過凝駄頭俺 (a) 珍献味先送 (b) 八一歩似四四
[解 き 方]
・ 漢字を読み、主にその音を用いて、原語での発音を表わそうと試みた
ものです。
・ 音読み、訓読みが混ざっています。 必要な場合は、濁点(゛)、
半濁点(゜)、送り仮名を補ってください。
・ 従来のカタカナ表記による読み方とは、必ずしも一致しない場合が
あります。
・ 音ではなく、単語の意味を外国語に置き換え、その発音を用いる
こともあります。 「星 → スター」、「太陽 → サン」のようにです。
今回は4か所あります。
・ 口語的、俗語的にくだけた読み方をすることもあります。
(例) 「汚 → きたねぇ」、「社長 → ボス」。
今回は2か所あります。
・ 漢文もどきに、順番を入れ替えて読む場合もあります。
(例) 「不読 → よまず、よまん、よまない」。
今回はありません。
・ 人名漢字の中には、“姓”、”名” ともに含まれている場合もあります。
姓に加えて "first name" をご自分で補ってください。
(例) 「ヨーゼフ・シュトラウス」。
今回はありません。
・ 音や意味とは無関係で、漢字から連想しないと解けないものも!
今回はありません。
・ 厳密に見るといい加減なものもありますが、そこは冗談の世界。
お見逃しくださいませ。
解答
↓
以下、「09/09 『"Serioso" は "厳粛に" か?』」より
(1) セリオーソ (D) 迫襲
"Serio" なら、「まじめな、本気の、しっかりした、物事を
深く考える、信頼できる…」ですが…。
こちらは "Serioso"。 「まじめくさった、もったいぶった、
しかつめらしい」を表わします。
「信頼できない、怪しい、考えの浅い、真面目なフリを
した…」。 まるでこのコーナーみたいです…。
(2) マエスト―ソ (E) 前素通
九十度の最敬礼をしようが、土下座をしようが、無視するような
威厳の高さを表します。 何しろ "素通り" なんだもの…。
お客さん、議員、貴族、権力者、気位の高い異性…。 色々な
場合が。
貴方には、どれか思い当りますか?
(3) マエスター (C) 舞星
名詞で、「威厳、荘厳、壮大、気高さ、堂々たること」を言います。
大スターに「舞え!」と命令するほどだから、大変なもの。
そう言えば、似た名前の車もあり、600~800万円。 とても買え
ないな…。
「ウチなんか、ベンツなのよ」…なんて言われて素通りされたら、
太刀打ちできない。 何て答えようかな…?
そうだ! こう言おうっと! 「ウチなんか…、ヴィッツなんだぞ!!!
凄いだろ…。」
(4) オペラ セリア (F) 尾減後
尾は、後ろ (リア) にあるものと決まっているので、こう書かれる
ようになりました。 "尾前" と書かれても想像できませんから。
「オマエも口の減らないヤツだ」…なんて、言わないでね…?
(5) セリエタ― (G) 競獲多
その名詞形で "serieta"。 まじめさ、真剣さ、誠実さ…です。
イタリア語には、"ア" で終る名詞が多いですね。
そう言えばちょうど先日、イタリア、トリノ "AURORA 社" 製の、
万年筆をいただいてしまいました…。 私には似つかわしくない
ほど高級なものです。
購入された販売店の名も、"Forma merceria"。 何て訳すん
だろう? 直訳すると "形" + "小物店" だけど。
以下、「09/11 『想い出の沼と湖』」より
(6) サロマ湖 (V) 猿尾巻尾
オホーツク海に接する大きな湖。 面積順では日本で三番
目ですが、「海水と淡水が入り交じっている」汽水湖 (きすいこ)
としては最大です。
上空から見ると、砂州が出来たために、海と区切られて
しまったのがよく解りますね。 周囲は約90km あるのだそう
です。
同じ仲間には秋田県の八郎潟があり、共に潟湖 (かたこ、
せきこ) と呼ばれます。
同様に "海から出来た湖" には、"内陸に取り残された"
ものもあります。 気候の寒冷化などにより、海水面が下がっ
てしまうために出来るわけですが、日本には見当たりません。
これらは "海から形成された" ために、海跡湖 (かいせきこ)
と呼ばれますが、河から出来た代表的なものには三日月湖
(みかづきこ)、ないし河跡湖 (かせきこ) があります。
さて、"猿尾巻尾" なんていう表記は、もちろんインチキ。
アイヌ語に由来するこの湖は、佐呂間湖、猿澗湖などと
書かれ、付近には北海道常呂 (ところ) 郡 佐呂間町があり
ます。
ところで湖沼に関係したコショウ (呼称) には、様々な側面
がからんでいます。 カルデラ湖 (形成要因)、淡水湖 (水質)、
深水層 (温度)、冨栄養湖 (栄養度)。 さらに色、透明度…。
え? 「もう、うるさい! 黙れ!」…ですか…!? それでは
そろそろ退散します。
尻尾、巻いて…。
以下、「09/12 『Violin の 虫 ?』」より
(7) マレ-シア (H) 稀餌幸
決してウチのまるチャンのセリフではありませんよ。
これじゃ、あまり餌をやってないみたいだもの…。
→ 関連記事 『星に願いを』
(8) インドネシア (U) 隠止寝皺
隠すのを止める? 寝る? 皺?
これ、どういう場面なんでしょうか? 髪の毛の
"寝癖" なら解るんだけど。
"隠止寝幸" ?
(9) ボルネオ島 (I) 掘根父
先日は、「生えて来たタケノコを掘ってもいいか?」という話が
出てきたけど、私がタケノコ掘りをしているわけではありません。
→ 関連記事 『空中戦と地下組織』
その逆に、成長してしまった竹を、切り倒すのに大変なほど
です。 地面すれすれに切っても、数年経つと、どういうわけ
か盛り上がってしまう。 仕方が無いので、周囲を少し掘り
下げてから、5センチほどのものを幾つも切り取っています。
そうしないと、躓 (つまず) いてしまって…。
人生にはしょっちゅう躓いていますが…。
「どういう風に?」…なんて、訊かないでね。 "根掘り葉掘り"…。
(10) ジャワ島 (J) 車輪凍
熱帯雨林気候のジャワでは、こんなことはありません。
積雪で車輪が凍りついたら、どうしようかな? 東京
でも経験したことがあるんです。
やっぱり、"煮我湯" だろうな……。
(11) オークション (K) 大布団
オークション (競売) と言えば、最近はやりの ネット オークション。
私も一度だけ参加し、落札したことがあります。
でも問題点も多く、危険なことには変わりありません。 商品
の実物も、相手も見えないんだから。
深入りすると、身ぐるみはがれ、ハックション。 危ないから、
布団かぶって寝よっと。
これを書いているのは、冬。 すでに布団の欠かせない季節
になっています。
以下、「09/15 『若者は BRAHMS が…』」より
(12) ヴァイキング (T) 不合金具
「スカンディナヴィア半島を中心に荒らし回った、10世紀前後
の勇猛な海の部族。」 「彼らは大食漢だったので、いわゆる
"食べ放題" の意味でも使われる言葉になった…。」
…そう私はこれまで勝手に解釈していましたが、どうも違う
ようです。
まず、人間の "ヴァイキング"。 「海賊だけを指すのでなく、
一帯に居住していた温和な人々をも含む」と言うのが、最近
の研究による定義なのだそうです。
…知らなかったな。
また "ヴァイキング料理" は、日本人の犬丸徹三氏が使い
始めた言葉だということも。 帝国ホテルの支配人をしていた
この方が、"インペリアル・バイキング" と名付けたレストランを、
1958年に開いたのだそうです。 …知らなかったな。
ただし、その由来にも幾つか説があります。
説 ① 「デンマークに渡航した際、「好きなものを、自分の分
だけ取って食べる」現地の食事スタイル(スモーガスボード)」に
感銘を受けた。」
説 ② 「ホテルのそばの映画館で、たまたま "バイキング” と
言う映画をやっていて、これだーと思って名付けたと記憶して
おります。」
これ、どっちが本当なんでしょうね?
ところで、映画の 『ヴァイキング』 なら、私も知っているのです。
と言っても我が国で公開されたのは、私の小学生高学年時代の
こと。 映画好きの両親のどちらかに連れられて観に行きました。
細かいアヤは理解できませんでしたが、何しろアクション場面
が豊富。 荒筋を読み直してみると、幾つかのシーンが浮かんで
きます。 カーク・ダグラス、トニー・カーチス、ジャネット・リー、
アーネスト・ボーグナイン…の懐かしい名前をご存じの方も多い
ことでしょう。
え? 「聞いたことが無い」? もはや私も古い世代なのかも
しれません。
「サヨナラ、サヨナラ…?」
(13) トレイ (B) 頭冷
中には、ペニーオークションといって、手数料のかかるものも
あります。 メール宣伝がよく来ますが、貴方のところはいかが
ですか?
"割安"、"安全" が売り文句ですが、落札できないとその分は
帰って来ず、市価より割高になることさえあります。 インター
ネットだと、とにかく相手が見えず、万一の際は追及が困難。
人間、燃えているときには隙があります。
(14) バック ミュージック (W) 罰汲湯児苦
「教室の外で、立っとれ!」 バケツの水を両手に持たされ、
歯を食いしばる悪ガキを想像しますね。
でも、水汲みの重労働に耐えている児童が、世界では
たくさんいるのだそうです。 かく言う私も、その姿をじかに
目撃したことは無く、自身では、水道蛇口の無い経験も
ほとんどしたことがありません。
そんな大変な地域で、注目と感謝を集めているのが、日本
を始めとする、井戸掘りの技術支援です。 それが紛争地域
である場合も多いとか。 助ける方も命がけ。
でも、「だからこそ、やらなければいけない」…と語る方を、
テレビで眼にしたことがあります。 身の危険を省みない、
不動の信念。 あの強さはどこから来るのだろう…? 清潔
な水が手近にある幸せ。 それをほとんど意識しない私たち。
そう言えば、「アフリカの友だちに靴を送ろう!」という運動を、
やはりテレビで観た覚えがあります。 裸足で怪我をするばかり
か、細菌感染で命を落とす例が、いまだに絶えないのだとか。
日本の子供たちが、家の隅にある古靴を集めてみたら、大変な
数になったそうです。 …とりとめが無くて済みませんが…。
私が幼児期を過ごした、今の東京西新宿。 当時そこでは
井戸が幾つも見られました。 「**チャンちの井戸水、おいしい
から飲みに行こうね?」…などと、連れ立って行ったものです。
都会では死語になってしまった "井戸"…。
(15) アルツハイマー (S) 歩尽這今
「私が歩けなくなり、這っている様」だとお考えでしょ? どうせ。
そのとおりなんです! よく解りますね! で、原因は?
そうなんです! アル中ハイマーです! よく解りますね?
先日、「ある伝統芸能の若手が酔って殴られ、TAXI で明け方
に帰宅する」…という事件がありました。 その後詳細が判明
するに連れ、落ち度は彼にあるのではないかと推察されるよう
になっています。 "高い" クラブを渡り歩いて飲み歩き、自分
から絡み回ったのではないか…? 少なくとも、お金が有り過ぎ
ると、こういうことになる。
歩けないなら這って帰ればよかったのに。 TAXI など使わず。
そこへ行くと、私なんぞ、第3のビール。 渡り歩く場も無く、
"住めば都" の我が家に腰を落ち着かせ、誰にも絡まず。
こんな事、書いてばかりいて…。 (本当はお金が無い…。)
「解ってたら止めろ…!」ですか? ハイ、ハイ。
以下、「09/16 『Rossini の 繋ぐ ワ』」より
(16) ロビー (A) 露媚
これ、考えようによると意味シンです。 "露" は裸ですから。
気になるのは、私の老後の "路費"…。
まるチャンはいつも "露尾" ですが…。
(17) プレコンサート (R) 触金鎖痕
金属アレルギーというのがありますね。 接触した部分の皮膚
に微電流が生じ、金属のプラスイオンがアレルギーを起こすもの
です。
ただし、私には縁の無い "金" はアレルギーを起こしにくいそう
です。 また、先日は歯のインプラント手術も二度ほど受けました
が、埋め込んだチタンも同じだそうです。
チタンと言えば、最近よく話題になるレアメタルの一種ですね。
腐食性などが極めて少なく、また軽いことでも知られています。
レアアースになると、名前からして私にはレア。 スカンジウム、
ユウロピウム、プロメチウムなど、ヨーロッパに由来する名称も
見られます。
なお、金属アレルギーが見られる例として、ピアスがあります。
私のような古い人間には無縁…。 およそ想像を絶する部位に
まで穴を開け、加工する。
無許可の人間に依頼し、挙句の果てに炎症や感染症まで
起こしたり…。 どうなっているのでしょう。
以下、「09/17 "Musique macabre"」より
(18) マカーブル (L) 馬鹿焙
フランス語の "macabre" は "薄気味悪い、不気味な" です。
あんまり "馬鹿ぶり" をこのコーナーで発揮していると、貴方に
"薄気味悪い、不気味だ" と言われてしまいますね。 そろそろ
"年貢の納め時" かな…?
でも今年の分、納税したら、また頑張ろうっと。 来年も。
(19) レクィエム (Q) 齢狗家無
"死者のためのミサ曲" と呼ばれる、この Requiem。
"レクィエム" ではなく、"レクィエム" です。
これ、元々は曲の最初に聞かれる言葉でした。
意味は "安息"。
ミサ曲全体は幾つかの部分からなりますが、普通
はまず "入祭唱" (Introitus)があります。 その冒頭が
"Requiem æternam"、「(主よ、) 永遠の安息を (彼らに
与えたまえ)」で始まるので、これが曲全体の名称になり
ました。
(20) 鎮魂ミサ曲 (a) 珍献味先送
レクィエムの、またの名がこれ。 「魂を鎮める、慰める」に
重点を置いた訳語です。 "鎮恨味先送" ではありません。
ところで、お歳暮、来ないかな…。
(21) ベルリオーズ (P) 鈴狸小豆
この作曲家、実際は "オーズ" より、"オズ" に近く発音
されるようです。
大豆を "オーズ" と読んではいけませんよ? タヌキさん。
(22) ラフマニノフ (X) 楽不満犬負
決してウチの、まるチャンのことではありません。 あんなに
素直で、いい犬はいません (大きな声で)!
万一、夕食を抜かされても、不満一つ言いませんでした。
まるチャン、ごめんね? 一度だけ、夕食やるの、忘れたこと
があったよね? それなのに、あんなに静かにしてて…。
(23) グロテスク (O) 愚露手空
"手空き" は、ヒマで余裕があること。 長い人生には大事
なことです。
"手隙き" は、することがなくて暇なこと。 あれ? 微妙に
違いますね。
"愚弄手隙" と言われないようにしようっと…。
(24) シロフォン (M) 歯六本
"歯の抜けた櫛" という表現がありますね。 人数など、
本来無ければならない物が揃わないと、まったく役割を
成さない様を言います。
シロフォン、すなわち木琴が "歯抜け" だったら、面白い
でしょうね。 "ヨナ抜き音階" どころか、音がほとんど
無い音階になりかねません。
"ファ" と "シ" しか無い音階。 もしあったら、どうなる
(鳴る) でしょう? ファ シ ファ シ ハ シ ハ シ…。
あれ? 歯 歯 歯 歯 歯 歯…。 歯ばかりになっちゃった…。
英語の "xylophon" は、"罪露反" と発音する場合の
方が多いようです。
(25) コル レ―ニョ (N) 凝例女
さて、女性の登場です。
これ、"女が" でしょうか? それとも、"女に" ? それ
次第で、全体の文脈がまるで違ってきます。
ところで、貴方はどちらを思い浮かべましたか? 人間
は、「自分が今、置かれている状況にしたがって、曖昧な
文章を解釈する」と言いますが…。
「じゃあ、お前はどっちなんだ!?」 …困りましたね…。
それが、どっちでもないんです。
強いて言えば、"もう懲りた" でしょうか…。
(26) ワイパー (Y) 我萎父嗚呼
次、行きましょう…! ノー コメントです…。
(27) スコルダトゥーラ (Z) 過凝駄頭俺
"Scordatura"、"変則調弦"。 手元の辞書によれば、
「楽器の調子が狂っていること、不協和音」とあります。
元の単語、"scordare" は、「楽器の調子を狂わす、
音程が狂う」の意味で、"corda" (弦) に由来している
のは明らかです。
ところが同じ"scordare" には、「(を) 忘れる」という
意味もあります。 ただし語源はまったく違うようで、
綴りが偶然一致したと思われます。
こんな事に凝ってちゃ、いけませんよね? 忘れましょ。
(28) ハイ ポジション (b) 八一歩似四四
この言葉、私たちは主に、「弦を押さえて高い音を取る」
意味で用います。 弦を押さえない "開放弦" は、その
弦の最も低い音が出るので、手指がその位置にあると
"ロウ ポジション" ということになります。
あちらでは、"higher positions"、"lower positions" になる
のでしょう。
Violin などでは、「ハイ ポジションの方が難しい」と、一般
的には言われます。
もちろん、「高い音程を取るのが易しい」とは言いません
が、だからと言って「ロウ ポジションが易しい」とも、決して
思いません。 左手が、最も遠くにあるからです。
初心者用の教則本では、"ロウ ポジション" からスタート
するようですが。 "当然のこと" として。
「左手が遠くにあるのと、近くにあるのとでは、何が違って
くるのか…?」 これ、考えてみると、非常に重大な問題を
含んでいるように思うのですが…。
お疲れさまでした。